USでSeason6を放送中のSupernaturalにハマっています。日本ではまだ未放送の部分についてのネタばれが満載ですので、未見の方は十分にご注意ください。記事を読まれる場合は、その点をご了解のうえ、お読みください。

2008/05/21

Supernatural 3 Ep16 Final Episode No Rest for the Wicked

ご注意ください!海外ドラマに関する日記では、常にネタばれしています。
ここから先は、大きな思い込みと勢いだけで書いています。 おまけに私のいい加減な英語能力では間違い、勘違い、思い込み等が大量に含まれている可能性があります。妄想も炸裂するかもしれませんので、その辺のことご理解の上、よろしく(^^)
でも今回は妄想が炸裂する余裕はあんまりなかったかも、泣くのに忙しくて。
その辺のことご理解の上、許すわよっという心の広さで読んでいただけるとありがたいです。

もちろん、詳細にわたってネタばれです(^^;











Supernatural Season3 Ep16 No Rest for the Wicked Final Episodeの感想文です。
まだ、Ep15の感想文もまだ書いていないんですが、今回1話すっ飛ばしちゃいますがどうかお察しください。 Final Epを終わらせないと、どうにも落ち着きません。
Ep15 Time is on My Sideの感想文は後回しにしますのですみません
m(__)m

皆さんもそうだと思うんですが、この回だめだめだったでしょう?あんなDeanの姿を見せられるなんて・・・(泣)つらくて、生活に支障が出ています(涙)
まだ、たいしたことは書けませんが、とにかく一度気持ちを落ち着かせるためにもお話を追ってみます。支離滅裂になってると思いますがご容赦ください。







冒頭、Deanは、森の中を逃げています。背後にはHellhoundsの唸り声が迫って、とうとう追いつかれ引き裂かれたところで、彼は目覚めます。Deanは、調べ物の最中に眠ってしまっていました。

この場面、Promoで見たときから、これはDeanの夢かSamのビジョンだと思っていました。だって、この時期にDeanが一人のはずないもの。いくらなんでも、どんな状況でもSamがDeanの側にいないはずない。

そこへSamが少し嬉しそうな顔でやってきます。

“何かいい考え思いついた?”
“いや、何も”
“実は、Bobbyがついに見つけた。Lilithを見つける方法を”
“わお、あとちょうど30時間だ”

Deanに残された時間は、あと僅か30時間。笑おうとするDeanの表情が頼りなげで開始早々、じわっときます。
SamはDeanの横に腰を下ろして言います。

“Dean、おれたちが追い詰められているってことはわかってる。でも、やってみよう。大丈夫、地獄になんかおれが行かせない。約束する”

やさしく声をかけるSamを振り返ったDeanが見たものは、Demonとの取引が迫っている人間が見る恐ろしい幻覚。Samの顔が死人のような、恐ろしいゆがんだ姿に見えます。でも、Deanはちょっと表情を変えただけで目をそむける事もせず、“Yeah, Okay”と頷きます。

この世で一番大事に思うSamの顔までもこんな風に見えてしまうなんて・・・。でも、そのことを、決して言わない。どんなときでもDeanはSamのことを一番に考え彼を心配させまいと行動する。
この兄弟はお互いがいつもそう。
相手を思いやるばかりに、結局はつらい思いをすることになる。

Bobbyは、地図上で振り子のような道具を使ってLilithの居場所を特定できるという。町はおろか、通りの名前まで。
Bobbyが、呪文を唱えると振り子がゆっくりと回りだし、一箇所で止まった。

“New Harmony, Indiana,”

Samはすぐに出発しようといいますが、Deanがそれを止めます。

“どうして?”
“どうしてかって?何から言えばいい?まず第一にLilithが俺の取引を握ってるって言うのも本当かどうかわからない。Belaがそう言っただけだ。第二に、たとえLilithにたどり着いたとしてどうやって捕まえるんだ?おまけに、そいつはお前を殺そうとしているやつと同じじゃなかったか?もっと続けるか?”

確かにそうです。コルトがない今、例えLilithを見つけたとしても殺すことは不可能に近い。そして彼女は強力な力を持っているんです。でも、そのLilithがなんとしても始末したいSamって、いったいどんな力を持っているっていうんでしょうか?

今思い当たるのは、唯一Demonを殺せるRubyのナイフ。
Samは、Rubyを呼び出してナイフを手に入れようと考えていました。

“言い合いしてる場合じゃない。おれはRubyを呼び出す”
“いい加減にしろ!俺たち今までも散々話してきたろ!”
“そのとおり。で、時間も選択のどちらも手に入れられなかった”
“おい、あいつは嘘つき女としてはミスユニバース級なんだぞ!あいつは、俺を救うことが出来るとお前に言った。嘘だったろ!あいつはLilithについて何もかも知ってるようだけど、俺たちには言わなかった。いいか?Lilithは俺の魂を握ってるんだぞ!”
“OK、Rubyは嘘つきだよ。でも、彼女はあのナイフをまだ持ってる”
“あいつはLilithのために動いてるんだ!”
“じゃあ、他にどうすればいいか教えてくれよ!Dean!”
“Samが正しい”

Bobbyが一言だけ言います。

“ダメだっていってるだろ!!”Deanが大声で叫びます。
“もう二度と過ちは繰り返さない。俺を助けたいなら、他の方法を見つけてくれ”

Deanは、そう言って話を終わらせます。
当然Samのことですからそのままでは終わりません。Rubyを呼び出すため一人納屋のようなところで魔法円を描いています。最後に炎が燃え上がるとすぐにRubyが現れました。

“Deanの契約はLilithが握ってる”
“ええ、知ってたわ”
“それが重要だと思わなかったのか?”
“準備が出来ていなかったでしょう”

戦う準備が出来てもいないのにそのことを教えていたら、無謀にも戦いを挑んであっという間にそのかわいい顔の皮をはがされていただろうといいます。
Samは、今は準備が出来ているのでそのナイフが必要だと言いますが、Rubyはもちろん渡しません。

“私は、あなたの兄弟を助ける方法を知っているわ”
“Deanには、出来ないって言ったんだろ!お前はずっとおれに嘘をついていた!とっととナイフを渡せよ!”
“あなたに嘘を言ったことはないわ”
“ああ、お前は兄貴を助けられるんだよな”

Samが皮肉をこめて言うとRubyはついに切り出します。思うに、彼女の目的は最初からこれなんじゃないかと思います。

“いいえ、私にはできない。けど、あなたにはできる”

Samは一瞬何を言われているのか判りません。

“あなたには、神様から贈られた才能があるでしょう。ああ、神様じゃなかったか。でも、言いたいことはわかるわよね”
“サイキックのことか?あれは、YEDが死んで以来無くなった”
“いいえ、無くならない。眠ってるだけ。それに、ヴィジョンだけじゃないわ。Lilithがなぜあなたを恐れると思う?あなたがやろうと思えば、指先一つで彼女をこの世から消し去ることができるのよ”
“お前の言うことなんか信じられるか”

追い詰められなければ話を聞かないと思って今まで言わなかった。あなたは、Deanに普通と違った目で見られるのを嫌ってたから。でも今、それをやらなければならないし、私たちにはできる。ビッチと呼んで憎んでもいいけど、今まであなたに嘘をついたことはない。あなたはDeanを救うことができる。そして私はその方法を見せる事が出来る。

Rubyはこんなような事を言って、Samに揺さぶりをかけます。
でもね、これどう思います?
確かに、Samにある種の(Godからか、Evilからかは置いといて)能力があって、たぶん今もそれは彼の中で眠っているんだと思う。Rubyがそれを呼び覚ます方法を知っていたとして、どうして彼女はそこまでするのか。
人間だった時の事を憶えているからって??冗談でしょう?
Deanが言うように、信用しちゃいけない。
自分に何の見返りもなくDemonが人を助けるはずない。と私も思う。
RubyはSamの、「お兄ちゃんを助けたい」という弱みに付け込んで、邪魔なLilithを始末しようとしてるんじゃないかな?なぜ邪魔なのか、それもわかんないけど。
この話に乗って力を目覚めさせたら、そのあとSamがどうなるかには一切触れていないし、やっぱり怪しすぎる。と思うのは、勘ぐりすぎ?

Samがためらった顔をしているところにDeanがやってきます。

“お前が?俺たちの淫乱Yoda”

YodaはもちろんStar Warsに登場するForceを操るキャラクターです。でも、淫乱がつくところがDeanらしい(笑)

“お前が来ることはわかってた。Samが、言うこときくはずないからな”

さすがお兄ちゃん。弟の行動はお見通しです。この時のSamのバツの悪そうな表情。

“お前のやることは、俺にそのナイフを渡すことだけだ。そして、お前が来た汚水の中へでも戻って、二度と俺たちを煩わせるな。わかったか?”
“あなたの弟は爆弾を抱えてる。それを使わない何て馬鹿じゃないの?”
“Dean・・・”

Samが何か言いかけますが、Deanが有無を言わさず遮ります。

“黙ってろ!いい加減にしろよ!お前見えてないのか?騙されてるのがわからないのかよ!こいつはお前が、馬鹿げた悪魔のサイキックに屈するのを望んでるんだ!つまり、こいつのかわいい反キリストのスーパースターになることをな!“
“私はLilithに死んでほしいだけよ!”
“なぜ?”
“もう言ったわ!”
“ああ~そうだった。人間だったんだよな。ビーチを散歩するのが好きな”
“もうあなたに説明するのはうんざりよ!!自分ひとりでやってればいいわ!!このうすのろの×××野郎!”

Deanも口は悪いですが、Rubyも相当なものです。一様元は女の子のはずなのに・・・。
怒ったDeanはRubyを殴り、お互い殴り合いになります。止めようとしたSamも殴られて吹っ飛ばされてます。でも、これはDeanの作戦だったんですね。殴られて蹴り飛ばされて床に転がったDeanが笑っています。“何がおかしいのよ”と言うRubyに、“何かなくしてないか?”と言って見せたのは例のナイフ。
殺してやると言って、近づこうとしたRubyは、足止めされます。
頭上にはDevil’s Trap。
これもDeanの作戦。
たぶん、Samが自分に隠れてRubyを呼び出すのはこの場所しかないと見当をつけて予め用意していたんでしょう。作戦勝ちです。
あんたなんか地獄に言って当然よ、あんたの肉がジュウジュウいって焼けるのを見ることができる場所に居られるように願ってる、なんていう叫び声を背に2人はRubyを置いて立ち去ります。

この場面でRuby自身が「Lilithに死んでほしいだけ」言っていますが、だからどうしてなの?Deanでなくても納得するには難しい。「人間だったから」って事だけじゃ。何かもっと深い理由があれば別だけど・・・。



2人は部屋で出かけるため武器の準備をしています。
Samは不安そうな表情でDeanに聞きます。

“Dean、もしRubyが正しかったら?おれがLilithを倒せるとしたら?”

DeanはSamを睨みつけます。

“そんな風に見ないでくれよ。Rubyが何の事を言ったか判んないけど、話を聞いてみてもいいんじゃない”
“Sammy、お前が望んだナイフを俺が手に入れてやったろ?”
“Dean、聞いてくれよ。この前Lilithは指先一つで30ものDemonを呼び寄せた。なのにおれたちには、この小さなナイフ一本だけだ。確実な方法があるならそれについて話し合わなきゃ”
“Sam、俺たちはもう二度と同じ過ちを繰返すつもりはない”
“さっきもそう言ったけど、それ、どういう意味なんだよ?”
“おまえ、このパターンが見えてこないか?おやじの契約、俺の契約。それで今これだ。俺たちはいつも気が狂ってる。誰かがもう一人のために魂を売ることを願うなんて。Rubyは道の上で待ちかまえてる。それが何で準備されてるか、どうなるか、お前はわかってるだろ?”
“Dean、何が起こるか恐れてるの?でも、これはおれのことだよ。おれにそれが出来て、Deanを救うことが出来るなら・・・”
“なんでそんな危険を冒すんだ?”
“だって、おれたち兄弟だろ。自分だって同じことをするだろ?”
“ああ、そうだな。で、それがどういう結果になったか見てみろ。・・・Sammy、俺が言ってるのは・・・、そう、お前は俺の弱点なんだ、お前が…。・・・俺がお前のものだから・・・”
“そんなこと・・・、俺たち家族じゃないか”
“わかってる。そしてあのくそ野郎らもそれを知っていて攻めてくる”
“じゃあなに?お互い気にするのをやめるって?”
“違う、俺たちは犠牲になるのをやめるんだ。このナイフを取って、俺たちの道を行く。親父に教えられたやり方でな。それが空振りなら倒れるだけだ。どうだ?”
“「Eye of the Tiger」を詰め込んでいかなきゃな”
“おい、ふざけんな。完璧にこのスピーチの練習をしたのに”

そう言ってDeanはSamをちょっと笑わせます。そうね、でもこれをやるには、Rockyのテーマソングぐらいじゃ役に立たないと思うけどね、Sam。

しかし、この場面、だめだった。Deanの表情が切なすぎて涙で画面が見えなくなったよ。
パパと自分がやってしまったこと、家族を助けるために自分を犠牲にすること、何があってもSamにはやらせないっていう固い決意が見えました。地獄に行く事はとてつもなく恐ろしくて絶対に行きたくないけど、Samに何かを犠牲にさせるくらいなら自分が地獄に行く方がましだっていうこと。パパも同じ気持ちだったと思う。やっぱり、DeanのSamへの思いは母親の愛に一番近いんですね。いや、それ以上なんだろうけど。自分はSamのものなんだって、本気で思ってる。Samのためなら死ねるってね。Deanは、自分の弱点がSamだってこと、ちゃんとわかっています。でも、SamにとってもDeanが弱点だってこと、本当に理解してる?Ep15 Time is on My Sideでも、Samはなりふり構わずDeanにImmortalなってくれるよう頼みましたよね。Ep11 Mystery Spotでも、Samは決して諦めませんでした。たぶん、あの最後の場面で本当に一ガロンの新鮮な血が必要だったとしたらSamは躊躇わずそれを調達したと今では思います。
それほどまでに、SamにとってDeanは何物にも代えがたい存在なんです。だからこの後が心配です。Deanが地獄に行ってまで守ろうとしたSamの人間性が崩壊しないか。Deanがいなくなったらどうなっちゃうんだろ、Sammy。



場面は変わってNew Harmony, Indianaの休暇中のLilithです。
Demonの休暇がどんなものかよくわかりませんでしたが、こうやって人間をいたぶって楽しむことなんでしょうか?とにかく前回とは違う金髪の少女に乗移っています。お爺さんが郵便受けで会った隣人にこっそり渡したメモには、「Help US」と書かれていました。玄関先にはベビーシッターの死体が転がって蠅がたかっています。Lilithは気に入らないとすぐに人を殺します。まさに我慢のきかない子供そのものです。少女のパパ、ママ、お爺さんは自分達のかわいい少女が違うものになってしまったことにとんでもない恐怖を感じていますが、恐ろしくて逃げ出すこともできず、怯えながら暮らしています。


DeanとSamはImpalaで出発しようとしますが、エンジンがかかりません。そこへBobbyが車の部品を手に現れます。2人が自分を置いて行くことを見越して、車が動かないように細工しておいたのです。ほんと、Bobbyもよくわかってる。

“どこへ行くつもりだ”

仕方なく2人は車から降ります。

“ナイフを手に入れた”
“で、目的のものを手に入れたからって、俺を置いて行くつもりか?プロムデートじゃあるまいし!”
“ちがうんだ、Bobby”

Samが言います。

“これは、俺の問題だ、それとSamの。あんたの戦いじゃない”

とDeanが言いますがBobbyは怒ってDeanに詰め寄ります。

“そうじゃないだろ!!家族ってのは血の繋がりだけがすべてじゃない!!・・・それに、おまえには俺が必要だ。苦しんでるんだろ?”
“Bobby”
“言ってみろ。これまでどのくらいの幻覚を見たんだ?”

SamはDeanがそんな幻覚で苦しんでいるなんて知らなかったのでびっくりします。

“どうしてわかった?”
“Hellhoundsに狙われてる奴はそれを見るからだ。それに俺は頭がいい”

Bobbyは、自分は後からついて行くから、10分ごとにおしっこする為に止まるんじゃないぞ、なんて言ってます。


もうすっかり夜です。Impalaの中で、SamはDeanに話しかけます。

“Hey, Deanもしこれがうまくいかなかったら、知っておいて欲しいんだ”
“No No No No No No No、湿っぽいGood-bye Speechはごめんだ。これが俺の地球最後の日だからか?気まずくなりたくない”

Deanはそう言って、音楽をかけます。かかった曲は、Bon JoviのDead or Alive。
そして、一緒に歌い始めます。Samにも歌うように強制して、珍しくSamも歌い始めますが、ステレオとSamの歌声が響く中、黙り込んだDeanの表情は何かを覚悟したような悲しげな顔でした。
しばらく行くと、パトカーが横道から出てきて、2人の車を留めます。テールランプが片方壊れていたせいだとDeanはSamに言います。

登録証を渡して警官の顔を見上げたDeanの表情が変わります。テールランプは直そうと思ってたんです、と言いながらDeanは突然ドアを開けて警官を突き飛ばし続けざま殴ったかと思うと、例のナイフで喉を刺して殺します。警官はDemonでした。

“なにがあったんだ?!”

遅れてきたBobbyが聞きます。

“DeanがDemonを殺したんだ。でも、どうしてわかったんだ?”
“ただわかったんだ、その下に、本当の顔が見えた”

この時のDeanの声、少し震えてます。Demonの本当の顔が見えるなんてDeanにとっては嫌な能力でしょうが、Bobbyはそんなに驚くようなことではないといいます。Deanの残された時間は5時間。取引成立の時間が近づいてきているので向こう側のやつらの正体が見えるようになったんだと。

“お前がもうほとんどHell’s bitchだから、他のHell’s bitchが見えるんだろう”

なんて言われてDeanは思いっきりいやな顔でThank youといいます。
Samはそれがかなり役に立つかもしれないと考えます。

“俺の救いようのない運命も何かの役に立ててうれしいよ”
“それは正しいな。Lilithは町中にDemonを隠しておいただろうからな。ここにいるとわかっていたら、もうとっくに殺されてる”

とBobbyが言います。

“凄い計画だ。自分がその一部で嬉しいよ”

Deanはこんな時にもDeanです。


Lilithのいる家では、彼女の要求通り毎日誕生日を祝っています。
ところが、お爺さんが助けを求めた先ほどの隣人、どうやらLilithの護衛だったようで、助けを求めたことが筒抜けでした。Lilithは、空中で手をひねるだけで、お爺さんの首を折って殺してしまいました。彼女は無邪気にママにアイスクリームをねだります。

Dean達はその様子を、外から見ています。

“あの少女だ。なんてひどい顔なんだ”

周りの人間もみんなDemonにとりつかれています。Samは、Deanだけでなくみんな助ける方法を見つけないと、といいます。

Lilithは2階でママに絵本を繰り返し読ませています。

Bobbyが水道管の水を聖水に変えている間に、近くにいた郵便配達人と隣のDemonをおびき出して始末していると、なんと自力でDevil’s Trapを抜け出してきたRubyにDeanがフェンスに押し付けられます。

“私のナイフを返さないとその首の骨を鶏のようにぽきんと折るわよ”
“Deanは持ってない。落ち着けよ”

後ろからナイフを突き付けながらSamが言います。
Rubyの本当の顔を見たDeanが思わず目を背けます。

“わお”
“なによ?”
“いや、別に。前はわからなかったけど、お前って醜いな”

Deanってば、面と向かってそんなこと言ってますが、いったいDemonてどんな顔なんだ。
Deanもそうなっちゃったらどうすんのよ!人ごとじゃないんだから。
Rubyは怪我しないうちにナイフを返せとSamに言いますが、Samは後で返すと言って当然返しませんが、Rubyはもうすでに遅いといいます。Deanは死ぬと。
ビッチ、ベイビーなんて2人が言い合いをしているとDeanがキャットファイトは後にしろと言います
もう周りはすでにDemonに囲まれていました。
3人はLilithのいる家に向かって走ります。Samがカギを開けている間もDemonが迫ってきますが、Bobbyが仕掛けておいた聖水スプリンクラーが動き出して奴らを足止めします。この時のDeanの嬉しそうな様子、ちょっと泣けてきます。


家に入ると、玄関では1人死んでいます。
パパを捕まえて娘がどこにいるか聞くとママと一緒に2階にいることを話しますが、Deanが地下に隠れているように言っても、ママが心配だからと言って行こうとしません。仕方なくDeanはパパを殴って気絶させて自分で運びます。
その間に、SamとRubyは2階にあがって別々に部屋を探します。寝室に入ったSamがカーテンをそっと開くと、その向こうに恐怖のため固まったまま横たわるママと眠る少女を見つけます。ママはSamに小さな声で“やって!”と何度も言いますが、ここへきてSamはかわいい少女の姿を間近に見て躊躇します。
気配を察した少女が目を覚まして叫びます。Samはあわててナイフを振りおろそうとしますが、すんでの所でやって来たDeanに止められます。少女は泣きながらママに抱きついています。すでに彼女の中にLilithはいませんでした。

Deanは2人に地下に隠れているように言います。
SamはRubyにどうすればいいか聞きますが、彼女はもう遅すぎるといいます。

“チャンスは有ったのにそれを台無しにしたのよ。スイッチを入れるのとはわけが違うのよ。やるには時間が要るわ”
“でも、何か方法があるだろ!”

時計の針はもうあと2分か1分で12時になろうとしています。Samは完全にパニックに陥って、止めるDeanを振り払います。

“おれは、Deanを地獄になんか行かせない!!”
“ああ!そうだ!!”


Deanは叫んでSamを止めます。

“そのとおりだ!!・・・すまない・・・これは全部おれの責任なんだ。それをわかってる。お前のやろうとしている事・・・それで俺を助けることはできそうにない。ただお前を殺すだけだ”
“・・・なら、おれは、どうすればいいんだよ?”

Season2の最後でDeanが、死んでしまったSamの側で叫んだ言葉と同じことをSamも言います。この世に2人きりの愛する兄が死ぬことになる。しかも、自分のために地獄に行くなんて、Samに耐えられるはずありません。
DeanとSamのこんな顔、見たことない。
Deanは必死で笑顔を作ろうとしているように見えたけどうまくいかない。

“戦い続けろ。・・・俺の車の面倒見ろ。・・・Sammy、おやじの教えたこと忘れるな。・・・いいな?それから、俺の教えたことも忘れるんじゃないぞ”

Samは小さく頷きます。
その時、時計が12時の鐘を鳴らし始める。
DeanはSamを見て笑いかけます。

もう私今、これ書きながら涙止まりません(号泣)この時のDeanの笑顔、Samは一生忘れられないと思う。一生懸命笑顔を作るDeanが可哀想でどうしようもない。Deanの心配事はSamの事だけ。次はImpala。後はどうでもいいんだよね、結局。パパと自分の教えたことを守って、強く生きてくれればいいと思ってる。本当は自分が一生そばにいて守ってやりたいけど、どうやらそういうわけにはいかなくなった今、言いたい事はこれだけ。でもね、Dean、残されたSamがどうなるか本気で考えた?Samは自分がいなくてもちゃんとやっていけるって、そりゃ最初は寂しくて悲しいだろうけど、そのうち立ち直ってしっかり生きていくって、そう思ってない?
私は、違うと思う。
きっと、立ちなおれないよ。壊れちゃう。
だって、自分のために地獄に行ったDeanをSamが諦められるはずないもん。もがき苦しむと思うな。なんとかして、取り戻そうとする。
とにかく、いつも散々言っているけど、この兄弟は一人じゃ生きてけないんだよ。2人いるからちゃんと立っていられるけど、一人になった途端ガラガラと足元が崩れて立っていられなくなる。他人にはわからない絆で結ばれてるから。

ちょっと横道にそれすぎた。
とりあえず、最後まで行きますね。


そして、Deanは唸り声を聞きます。

“Hellhoundだ”
“どこ?!”

Samには見えません。3人は走り出して隣の部屋へ逃げ込むと、ドアの下にDeanがGoofer Dustを撒きます。Hellhoundの唸り声が消えて、一時時間稼ぎができます。Deanは窓にも撒きます。Rubyは、それが永遠にはもたないので自分にナイフを渡すようにSamに言います。自分なら、Hellhoundをかわすことができると。Samがナイフを渡そうとすると、後ろからDeanが止めます。

“待て!!”
“あなた死にたいの?!”
“Sam、Rubyじゃない”

Samがナイフを振り上げた瞬間、彼女はSamを壁に磔にして、Deanもテーブルに押さえつけて動けなくします。
いつからそこにいるんだと聞くDeanに、そんなに長くないけど、気に入ってるわと答えたRubyの瞳は真白です。たぶん2階で一人きりになったとき、Lilithに乗り移られていたんです。Rubyはとっても悪い子だから遠くへやったわと言います。

“もっと早く見れば良かったよ。でも、お前たちは俺にはみんな同じように見えるけどな”

LilithはDeanを無視してSamに近づきます。

“ハロー、Sam。長い間あなたに会いたかったのよ”

そう言って、LilithはSamにKissします。

“あなたの唇って、すごく柔らかい”
“Deanを放せ”
“バカね。私と取引したいなら、私の欲しいものを持ってなくちゃ。あなたには無いわ”
“これがでかい計画か?あ?俺を地獄に引きずり込んで、Samを殺す。それから?雌犬の女王になるのか?”
“答える必要ないわ”

Lilithは楽しそうにドアに近づくとそれを開けます。Hellhoundが入ってくる気配がして、Deanをテーブルから引きずり下ろすと、めちゃめちゃに引き裂き始めます。
Samはやめてくれと叫びます。たぶん、Mystery Spotでも経験しなかっただろう悲惨な死に方でしょうこれは。Deanが痛みに叫び声をあげる中、今度はSamの番です。
Lilithは、手をかざします。Jus in BelloでMr.Henricksen達を殺戮したあの輝く光が辺りを包んだかと思うと、画面が一瞬真っ暗になって元に戻ります。
Lilithの白い瞳が上からゆっくり元に戻って(これすごく気持ち悪い)彼女が見たのは、無傷のSam。
そう、Samには効かなかった。
驚くLilithに、我に返ったSamが立ち上がって近づくと、彼女は恐怖を感じたのか“近づくな!”と言います。Samは落ちていたナイフを拾うと、今度こそLilithを殺すためナイフを振り上げますが、すんでの所で彼女はその体から黒い煙となって逃げ出してしまいました。

あとに残されたのは、ずたずたに引き裂かれたDeanの体。Samがその腕に抱きあげても、微動だにしません。Deanは死んでしまいました。号泣するSam。号泣する私(涙)

Deanの吸い込まれるような美しい緑の瞳の奥で、彼は無数の鎖に繋がれていました。肩には大きなフックが食い込み、血だらけのDeanの胸には幼い頃Samに貰ったあのAmuletが・・・(またまた涙)

“助けてくれ!!Sam!Sam!”


END



どうするんです?これ。
もう私ズタズタです。
Kripke、本当にDeanを殺すなんて、信じられません(泣)
どうなるんでしょう?Season4は、どこから始まるんでしょうか?
あんまり時間が空きすぎると、Deanが腐っちゃう(泣)だって、Season4で戻ってきても、あのズタボロの体の傷は治るんでしょうか?Deanの姿が変わっちゃったらSPNの魅力はなくなるもん。
次のSeasonにも、Jensenは出演することが決まってるんだからそれは心配することないんだろうけど・・・。ほんとに心配しなくていい?SPNのスタッフって、もう信用できない(泣)
今回、EpがEpだけに2人でのシーンがどれもこれも切なくて辛かった。特にDeanがSamを気遣う場面。幻覚を見ても、気づかれないように耐えてるところ。Impalaの中で、Samと一緒に歌を歌う場面。自分が助けられたかもしれないのにそれをやらなかったせいで、Deanを失う事になったことを悔やむSamに、これは全部自分の責任だからと言う場面。
12時の鐘を聞いて、安心させるようにSamに笑い掛けるDean・・・。
それに、やっぱり、落ちてしまった地獄で助けを呼ぶ相手はSamしか考えられないDean・・・。
それにこの地獄と思われる場所。他にな~んにも見えないんですけどいったい何なんでしょう?Kripkeの考える地獄ってこんななの?それとも予算のせい?中途半端な感じがするのは私だけ?Deanは、本当に地獄にいるんでしょうか?もうそこから疑っちゃいますよ。

もう本当につらくて、まだ立ち直れません。
どうしてこんなに、影響されちゃってるのか自分でも訳わかりません。恨みますよ~Kripke!Season4で、どうやってDeanを復活させるつもりなの?考えても全く想像の域を出ないんだけど、やっぱりKeyはママWinchester?それとも、Samのサイキックなの?
でも、Samの力は、Deanが地獄に行く事を選んでさえ阻止したのに・・・。Dark Sideに落ちさえしなければ、Deanも許してくれるかな?
Lilithのあの光、Samには通じなかったって事は、それだけ彼の力が勝ってるって事だよね?意識の底で眠っている時でさえ。Samっていったい何者なの?
この間、KripkeがInterviewで言ってたこと、
兄弟はいったい何者なのか、彼らの本当の両親はだれなのか、そして、彼らの運命がなぜこれほどまで悪魔と密接に絡み合っているのか。
どうなの?これ。この言葉えらく重要ですよね?

う~ん、考えても所詮この程度です。
まだまだ、しばらく引きずりそうですが今日の所はこの辺で。
Ep15の感想文もなるべく早くアップしたいと思います。


***


6 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

yumiusaさん、こんにちは~
あれからどうですか?少しは気持ち浮上しました?
私は、結局通して見れたのはあれっきり。台詞とか確認したいところだけ細切れで見たりしてますが、ツラくていまだマトモに向き合えないままです。私にはもう少し時間薬が必要かな~・・・。(^^;

見る人によって切なさのツボが違ってくるのだろうけど、私が一番ぐわぁ~~っと来たのは例のBon Jovi合唱シーンですね。Bon Joviは私が洋楽にハマるキッカケになった思い入れの深~いバンドなんですよー。でもって“Wanted Dead or Alive”が収録されているBESTアルバムがなんと“CROSSROAD”!! だから、あの曲が流れてきたときは思わず「うわ、やられた~っ!」でした。妙なテンションのSamと切ない表情のDean、精一杯哀しみを抑え込んでいる二人の姿についに涙腺決壊です。それからはどのシーンを見ても泣きっぱなし。うるうるじゃないの、ひーひー状態。
ラストのSamに向けるDeanの優しい眼差しがまた・・・でもって泣きじゃくりながら素直にコクコク頷くSamがまた・・・。
EP7でSamが「僕の兄ちゃんに戻ってくれよ」と懇願していた「兄」の姿がそこにあったと思います。一晩で数年分くらい泣きましたよ、もう・・・。(号泣)

本当にS4にどう繋げるのかさっぱり見当も付きませんね。
全くKripkeがここまでドSだったとは・・・。(知ってたけどさ~)
とりあえず、彼をクリプ鬼(キ)命名しようかと思ってます、ハイ。

Jya / 邪 さんのコメント...

本当にSamの今後が気になります。
今一番の気がかりはそこです。
体を張ってまでSamを守ろうとしたDeanの最後の言葉をSamには守って欲しいと思うのですが、このままDeanを失ってSamが平気なはずはないですし...
本当にKripkeはドSです!!
Deanについては戻ってこなきゃSPNじゃないし、Jensenが4に出るのは確実なんだからと少々楽観視しているのですが...何せSPNスタッフの事ですから何を仕出かすか分かったもんじゃないですね。
最近のKripkeのインタヴューで、ーDeanは地獄でしばらく過ごす事によって何らかの変化を経験するが弟との強い絆がその結果に影響を及ぼす事になるだろうー(胡乱な意訳でスミマセン)というような事を言っていたようです。それがどういった事を意味するのか、本当にそんな事がおきるのか(何せお金がないから地獄は書かないよ〜なんて言ってたぐらいですからね)、現時点では何とも言えませんが...4が始まるまでは、何を言っても憶測でしかないですしね〜。
それにしても、ドラマ見てこんなに影響されるなんて...本当に久々で私ももうどうしたらいいか分かりません...
それだけ素晴らしいドラマで、それに出会えた事を感謝してはいるのですが...これで秋まで待たされるなんて!
全く...本当にドSです、Kripke...最近'栗腐鬼'と変換する事にしてます、彼の名前(笑)

yumiusa さんのコメント...

小夏さんへ、こんばんは。

私、がんばって見ました。ショック療法??間違ってもMじゃないですが、見るたびにいろいろ気づいたりしてまた凹んでます・・・(泣)

>“Wanted Dead or Alive”が収録されているBESTアルバムがなんと“CROSSROAD”

なんですと?!スミマセン、Bon Joviに疎いもんで知りませんでした(^^; SPNのスタッフって・・・ほんとにやってくれますね!私は、小夏さんに教えてもらえてよかったですが、(Thanksです!)知らない人は知らないまま過ぎて行くんですね。細かいところまでツボが一杯です。自分の思い入れのあることが出てくると一層ダメダメになりますよね。

私は、最初からぐずぐずしてましたが、やっぱり最後の場面で涙腺があり得ない勢いで決壊しました(涙)
戦い続けること、車の面倒を見て、パパと自分の教えたこと忘れるなって・・・。12時の鐘が鳴ってSamを見て一生懸命微笑むDeanに、我を失ってしまいましたよ~。
ほんと、この時のDeanはまさしく「Samのお兄ちゃん」でしたね。

こんなにお互いを必要としている兄弟を引き離すなんて、Kripkeは世界中のSPN Fan Girlsを敵に回すつもりかしら?クリプ鬼!!いいですね。今なら悪口一杯思いつきそうです。Season4がいったいどの場面から、どうやって始まるか、Deanがどうやって戻ってくるのか、考えても仕方ないことばかりですが、4か月の長い(それこそ地獄のような)日々を一緒に頑張りましょう。
小夏さん、元気出してくださいね。

yumiusa さんのコメント...

jya/邪さんへ、こんばんは。

Samのこと、心配ですよね。
Deanの願いどおりDark Sideには行って欲しくないけど、Deanの事も救ってほしいしジレンマです。なんとか兄弟の強い絆で、力だけ手にすることは出来ないんでしょうか?

Deanは地獄からすぐには帰ってこない・・・うんぬん。
私もこれ読みました。Kripkeったら、何考えてるの?!凡人の私にはさっぱりわかりません!SamがDark Sideに落ちたらどうしようなんて心配してたけど、その事についてDeanの心配もしなくちゃいけないの?とにかく一刻も早くDeanをSamに返してあげて欲しいです。Season1の最後は“死にかけ”だったけど、今回は死んじゃってますからね。本当にどうやって復活させてくれるのか。復活させてくれると信じていいですよね、こればかりは!!でも、SPNスタッフはおっしゃる通り何をしでかすか判りません(泣)

感想文を書くため気持ちを奮い立たせて、それこそ「Eye of the Tiger」をいっぱい詰め込んで見直しましたが、そのたびに号泣してしまい目が溶けそうです。
私もこんな素晴らしいドラマを作りだしてくれたKripkeに感謝しています。が!!彼の「ドS」さ加減には正直泣きがはいっています・・・(泣)
jyaさんは、栗腐鬼ですか(笑)ナイスです!!私もなんか考えようかな(^^)

Jya / 邪 さんのコメント...

ああ...すみません!Kripkeのインタビューの意訳、間違ってた...
’兄が地獄で経験する事が二人の絆に多大な影響を与える事になるかもね’が正しいです...って、ソレ!駄目だから!!
栗腐鬼!!やめて〜!!

yumiusa さんのコメント...

jya/邪さんへ

あ~~(泣)やっぱり。
Kripkeって、鬼畜なんでしょうか?でもね、その展開ってほら、SamがDark Sideに落ちて2人が戦うことになるかもっていうような、噂がたったことあったでしょ?それがなに?逆?DeanがDark Sideに???あのDeanが??わかんない~(泣)
2人が対立するようなことになったらそれはもうSPNじゃないでしょう?違うドラマになっちゃうよ~Kripke、それだけはほんと、勘弁して下さいですよね?

でも、Evil Deanって・・・ぞくぞくするほどSexyかも・・・。ダメダメ!!私!節操無さ過ぎ!
止めてください~jyaさん~