USでSeason6を放送中のSupernaturalにハマっています。日本ではまだ未放送の部分についてのネタばれが満載ですので、未見の方は十分にご注意ください。記事を読まれる場合は、その点をご了解のうえ、お読みください。

2011/04/24

Supernatural Season6 Ep18 "Frontierland" 感想もどき

ご注意ください!海外ドラマに関する日記では、常にネタばれしています。 ここからは、USのTV series Supernatural Season6についてのSpoilerが含まれています。ネタばれ禁止の方は十分ご注意ください。 念のため:いつもの通り、わたしの訳には間違いや勘違いや萌えが大量に含まれている場合があります。おまけにかなりの意訳ですので、その辺りの事ご理解の上軽~い気持ちで読んでやってくださいね。






Supernatural Season6 Ep18 "Frontierland"の感想もどきです。


西部劇な兄弟。
放送前から、期待が高かったEpですね。




わたしの訳には間違いや勘違い、勝手な萌えが大量に含まれている場合があります。そのため、一般的な訳でない場合もあります。おまけにかなりの意訳ですので、その辺りの事ご理解の上軽~い気持ちで読んでやってくださいね。正確な訳をお望みの場合は、どうぞご自分で訳をお願いいたします。よろしくです。それから、文中の訳の無断転記等は、おやめ下さいね。どうかお願いいたします。




「Supernatural」のタイトルも、今週は西部劇風。
Frontierlandって、Disneyland内にあるテーマランドの呼び名ですよね。西部開拓時代の?DeanはSheriffになってます。
何故?それは後のお楽しみで、現代の兄弟とBobbyは、Campbellの隠し図書館?で調査中。そろそろ「Mother」の事を調べないとね。
Samは、じいさんと行動してた時の記憶、もちろん全部思い出したわけじゃないけど、記憶の糸を辿って、この膨大な資料がある地下室を見つけ出した。
そして、Bobbyが手掛かりになりそうな本を見つけます。


B"おまえ達、Phoenixについて聴いた事あるか? "
D"川?Joaquin?それとも燃え上る鳥の事か? "
B"・・・ここに、「Phoenixの灰がMotherを燃やす事が出来る」と書かれている "
S "Mother? "
D "・・・やった!どこに行けば捕まえられるんだ? "
B "さあな。これは神話じゃないのか"
S "了解。じゃあ、Phoenixについて調べてみよう "

Phoenix。
いつか出てくるんじゃないかと思ってましたが、ここできました。
火の鳥ですね。不死鳥とかとも言う。
数百年に一度、自ら火の中に飛び込んで焼死し、その灰の中から新たに幼鳥となって復活するという永遠の時の中を生きる伝説の鳥。
その灰が、Motherを燃やす事が出来る?
Bobbyはおとぎ話だと思ったようですが、他に手がかりもないのでそれについて調べてみる事に。
Deanが、何か見つけたようですが、まるで悪戯小僧のような嬉しそうな顔!何見つけたの?
(あ、ちなみに、Deanが言ってるJoaquinとは、故River Phoenixの弟の俳優さんの事)


D "おい!これ、これ、これ!これ見てくれよ!!1861年3月5日!Sunrise Wyoming。銃は今日、Phoenixを殺した。燻ぶる、山のような灰を残して "
S "マジで?誰の銃? "
D "Coltさ "
S "Coltだって?!Coltって・・・ "
D "そうさ、あのColtだ!ほら、Samuel Coltの日記だ! "

そう言って、Deanが、Pentagonが描かれた大きな本のような物の表紙をを開くと、確かにそこには「Journal of Samuel Colt 1860」の文字が。

S "なんだって?!ホントに彼の?!・・・まさか! "
D "本物だって "
S "見せてみろよ! "
D "イヤだね"
B "で、彼は他になんて?それはどんな姿なんだ?羽があるのか?"
D "いや、ただ「Phoenix」としか書いてない"
B "どこで捕まえたのかは?"
D "書いてない"
S "・・・とにかく、それがなんであろうとおれ達、それを見つけなきゃなんないってことだね"
D "・・・・・!・・・どこで見つければいいか分かったぞ"
S&B "・・・??・・・"
D "1861年Sunrise Wyoming。「Star Trek IV」さ!"
S&B "・・・??・・・"
B "俺は「Deep Space Nine」しか見てない"
D "いっつもこれだよ!何で俺が見てる物を見てないんだよ!「Star Trek IV」だよ!!鯨を救う!!"
S&B "・・・???・・・"
D "・・・だから!俺たちは過去に戻って、Samuel Coltを見つける。で、Phoenixを殺して、灰を持って戻って来るんだ!"
S "・・・・・・"
B "・・・タイムトラベルか?"
D "そうさ!!"
B "そんな事が出来ると思うのか?"
D "ああ、俺たちは、それが出来るやつを知ってるからな"

申し訳ないけどわたしもStar Trekに詳しくないので、Deanの言いたい事、さっぱりわかりませんが、そう言って立ち上がったDean。
もちろんそんな離れ業が出来るのは、あの人ですね。
Castiel。
Deanに恋してるAngelさん。
現在は、Archangel Raphaelと戦争の真っ最中です。そして先週のEpでも出てきましたが、なんだか最近のCasは、どうも動きが怪しいです。

しかし、Deanの呼びかけにやって来たのはCasではなく、自称彼のお友達、Rachel。Casは、忙しいので代わりにやって来たといいますが、どうも彼女、怒っているようです。今、Heavenがとんでもなく大変な時、Casは軍を率いて戦っている。それなのに、Deanは、自分勝手にCasを振り回しているって。ヘマをするたびに呼び出すなって。

まあね、確かにそうかもしれないけど、それはお互い様よね。Angelだって、散々DeanとSamを利用してきたじゃん。それに今回はヘマじゃないし。
しかし、そんな事は棚に上げてDeanを責めるRachelですが、そこへ大きな翼の音をさせて現れたのはCas。やっぱり、放っておけないのよね、Deanのお願いごとだもの。
もういいと言うCasにRachelは反論しますが、キツクもう行けと言われ、仕方なくその場から消えます。
う~ん、彼女はなんだか危険な香りがしますね。
Casによると、Rachelは彼の副官のようです。


さて、Bobbyのお家に戻った彼らから、今回の計画について聞いたCas。Deanは、どこかに行っていません。Casは、彼らを過去に戻せるのは24時間だけだと言います。過去に遡ればのぼるほど、現在に戻す事が難しむなるんだそう。1861年だと、Casにとっても24時間が限度。その時間内に、連れ戻さなければ、Dean達を見つけられなくなる。
そんな事になったら、Dean達は、西部劇の世界で生きて行かなきゃなんない。
・・・Deanは、喜ぶかな?

そこへ戻って来たDeanの手には、大きな紙袋。
Deanが言うには、自分達はカウボーイの世界に行くんだから、恰好からはいらなくっちゃッて・・・それってコスプレですか?Samに言わせると、Deanは物凄い西部劇オタクです。Clint Eastwoodの映画もみんな見てる。西部劇とは違うけど、Clydeってオランウータンが出てくる映画が特に好きだって?
とにかく、DeanはSamにシャツだけでも着ろってうるさいの。

で、着替えた2人。
Samのそのシャツって、昔の人はホントにそんな肩に刺繍の入ったやつ着てたの?Deanにいたっては、何か勘違いしてませんか?って言いたくなる。Bobbyはダンスでもするのかって言うし、Casにいたっては、毛布を着るのが慣わしなのか?って(爆)


みんなの冷たい視線にもめげず、Deanは本物の" Frontierland "に行けるのが、嬉しくてたまらないようです。
Casは、S. ColtとPhoenixを見つける時間を与えるため、3月4日にDeanとSamを送ります。いつものおでこにちょんと指をあてた途端、2人は1861年の開拓時代のWyomingへひとっ飛びしました。
なんとなく画面が埃っぽい。

Casは、24時間後に戻ると言って、どこかに消えました。Bobbyは、ストップウオッチをセットします。

Samも時計をセットして、まずは酒場から聞き込みに行く事にしますが、Deanは浮かれまくりです。

D "俺たち、酒場の女の子にアタックする時間あるかな?"
S "・・・・・・・・"
D "・・・冗談だよ・・・。行くぞ"

Samの1861年での第1歩は、馬のう○ちをふんずけるところからでした。ああ、気の毒に。


町ではElias Finchと言う男が、自分の妻を殺した罪で、縛り首になるところでした。最後に何か言いたい事があるかと聞いたSheriffに「このせいでお前は焼け死ぬ事になるぞ」と謎の言葉を残して、刑は執行されます。
DeanとSamは、酒場に行く前にSheriffに話しを聞く事にしますが、側にいたおじさんに、「良い毛布だな」と言われたDean。ようやくここで自分のコスプレがずれている事に気付いたようです(苦笑)


とにかく、Deanの選んだ服は、どこに行っても注目の的です。毛布(ゴメン)は、脱いだけど、今度は服がキレイすぎるって言われています。そりゃ買ったばかりですからね。まっさらです。Deanは、見た目ほどキレイじゃないんだって言い訳してます。SheriffにSamuel Coltの事を聞くと、酒場のElkinsに訊いてみるように言われます。

酒場に行くと、Deanのガッカリさ加減に追い打ちです。彼が憧れていた西部開拓時代とは、もっとクールな物だったんでしょうね。でも、それはやっぱり、映画の中の事だけのようです。
年老いたバーテンダーがElkinsさんでした。
自分にはここで一番のウイスキーを頼んで、SamにはSarsaparillaを頼んでます。なんて意地悪(笑)

ElkinsにS. Coltの事を訊くと、彼は4年前にここを通った事があって、噂では、町から20マイルほど離れた辺鄙な場所で、鉄道を引いていると言います。
Devil’s Gateですね。
なんとかColtに会えそうな目星がつきました。
その時、2階から女の人が下りてきましたが、なんて言っていいか・・・。
彼女のあの口の所、あれはなに?DeanはGermと言ってますが、顔を背けたくなる気持ちわかります。うつりますよ。Safety Sexです。
Kissをされそうになって嫌がるDeanをおもしろそうに見てるSam。助けてやるつもりはないようです。
でも、ここで救世主登場。
町の判事さん。彼は彼女の御贔屓様のようです。2人して2階に消えて行き、Deanは助けられましたね。
入れてもらったウイスキーは、ガソリンのような味だったようです。


ところが、2階の部屋でことに及んでいた判事さんの元に、現れたのは絞首刑になったはずのElias Finch。Ghostかと思いましたが、Sheriffは彼は死んでいなかったんだと考え、明日の朝捜索隊を出す事にし、Dean達にも捜索に加わるように言います。

夜更けにDeanとSamは、Elias Finchが埋められた場所に行ってみましたが、もぬけのからでした。Deanは、考えます。

D "なあ、多分、俺たちが探してるのは、火の鳥じゃないんだ。多分、そいつはカウボーイブーツで歩き回ってるんだ"
S "ああ、Finch だったんだね。・・・だとして、どうする?"
D "・・・俺たちは、こういう類のイカレタモノを殺す事が出来る道具を知ってるよな"
S "ああ、Coltだろ"
D "おまえは、銃を取りに行け"
S "でも、銃はここにあるべきじゃないんじゃないか?S. Coltの日記にはそんな事書いてなかったし"
D "ああ、でも、ここの人達は、Coltがどんな人物かさえほとんど知らないんだ。多分、おまえは彼を見つけて、歴史をつくらなきゃならないんだ。俺は、ここで捜索隊に加わる。捜索隊が俺を惹きつけるんだ"
S "・・・???・・・"
D "だって俺、捜索隊って大好きなんだよな~"
S "・・・・・・"
D "Tシャツつくるくらいにさ"
S "・・・気はすんだ?"

Deanのオタクぶりに呆れるSam。
Dean、ちょっと寂しそにうつむいた後、なんともカワイイ顔でSamを見つめるの。すっかり、男の子の顔です。ホントは一緒にはしゃぎたいんでしょうね。

S "とにかく、問題は、町から20マイルも離れてるところから、どうやって昼までにColtを持って帰るんだ?"

そこへ聞こえた馬の嘶き。

D "あれに乗って行くのさ、カウボーイ"

Sam、馬には乗ったことないのかしらね。
ちょっと、おかしい。
馬って大きいはずなのに、Samが乗るとなんだか小さく見えるのは、偏見でしょうか?そうよね、偏見だわ。ゴメン、Sam。
でも、Deanの台詞が・・・。

D "かわいそうな馬・・・"

ははは。
しかし、さすがSam。すぐに乗りこなし、美しい朝焼け間近の空をバックに駆けて行きました。



その頃、Sheriffは、現れたFinchに殺されてしまいました。一瞬で灰です。Finchは、チャンスがあったのに、Sheriffが判事にその事を言わなかったといいます。その事って何なのか。




代わって、Cas。
Casは、Rachelに呼び出された事に驚いています。

R "私達、話しあわなきゃ"
C "私をここに呼び出したのか?"
R "Castile、聞えて来たのよ、信じたくないような事が。それが真実なのかどうか教えて"
C "何の事だ?"
R "わかっているはずよ!あなたの汚い秘密の事よ!"
C "・・・私は、Raphaelを倒さなければならない"
R "こんなやり方間違ってる、Castiel!"
C "Rachel・・・"
R "私達は、あなたを信頼してきたのに・・・なのに・・・あなた、変ったわ"
C "私には、他に選択肢がない"
R "なら、私もよ"

そう言って、Rachelは剣を取り出し、Casに切りかかります。避けきれず、Casの胸にそれが刺さってしまいました!!これって、ちょっと刺さっただけじゃ、死なないのね。刺し貫かないと殺せないって、設定にしたようです。
とにかく、ここでCasも剣を取り出して応戦。
結局は、危ないところでしたがCasがRachelを仕留めました。眩い光と共に倒れたRachelには、大きな黒い翼の影が。
すまないと謝るCas.

それにしても、Casの秘密って何?
汚い事に手を染めてるのね。
先週のEpでも、魂を得るために歴史を変えようとしたし、出来る事は何でもしてRaphaelを倒すことだけを考えてる。それがこの先、Deanを悲しませる事にならなきゃいいんだけど・・・。

Casは、助かったといえどもかなりの重症のようで、飛んで来たのはBobbyのお家。驚くBobbyを待たせておいて、彼は自分の血で冷蔵庫にSellを描きます。これは追手を撒くSpell。
逃げた方が良いか、それとも戦うのか?と訊くBobbyに、答えられず気を失うCas。
DeanとSamだけじゃなく、CasまでもがBobbyを頼りにしてるなんて・・・。





朝、Deanは酒場に出向きます。
この頃の酒場は、24時間営業なの?ま、細かい事はさておき、新しいカウボーイハットをどこでゲットしたのか、Deanは自分の恰好に満足、満足(笑)
そこへ、外からSheriffが死んでる!!と言う叫び声。
言ってみると、判事と同じように灰になった人間の形の上に、Sheriffのバッチが乗っています。じゃあ、いったい誰がSheriffに?と訊くDeanに、酒場のElkinsさんは、バッチをつけてやります。
そしてめでたく、Dean Sheriffの誕生です。
嬉しい?嬉しいんでしょ?Dean。



こちらは、Coltさん家。
2人の訪問者ですが、彼らは人間外。Demonです。Devil’s Gateを作ったColtさんを見つけ出し、彼にそれを開けさせようとやって来ましたが、引退して久しいとは言え、彼にはColt銃がありました。あっという間にDemonを始末したColtの損失は、1本の酒びん。かなり悔しそうです。



Deanは、Sheriffの部下に会いに来ました。
彼の新しい上司として。バッチを見せて得意満面。ドアを開けさせた時の、女の声色、Jensen?

Deanは、Finchが次に狙うのは彼だと考え、彼をエサにして誘き出そうと言う作戦です。
この時代、"Gank"なんて言っても通じないんですね。




やっとこさ、Coltさん家に到着したSam。
恐る恐る、入ってみます。
いきなりかけられた聖水。またまたDemonかと思ったみたいです。Samは、正直に2011年から来たHunterのSam Winchesterだと名乗ります。証拠はと訊かれ、携帯電話?を見せます。すると拍子抜けするほどあっさりと信じてくれました。ま、Hunterだもの。こんな事くらいじゃ驚かないって。Samは、Phoenixを殺したあなたの助けがいると言いますが、Coltは自分はそんなことはしていないと言います。そりゃそうです。「まだ」していないんですから。Samは、持ってきた彼の日記にその事が書いてあると説明しますが、Coltさん、ま~~~ったくやる気なしです。ただの飲んだくれです。自分達の時代では、あなたはヒーローなんだって言われても、笑うばかり。もう引退したんだって。Samは、自分達が追っている怪物を倒すには、どうしてもPhoenixの灰がいるんだと言いますが、動こうとしません。
Samは、どうしても来てくれないなら、銃が必要だと言います。Coltは、銃って何の事だと惚けますが、Samは「あの銃だ」と言います。
すると、Coltさん、今度はその銃なら失くしたんだと言いだします。でも、Samは、彼がこの1時間以内にDemonを殺した事を見抜いていました。2つの靴跡、硫黄の匂い。彼は、腰にColtをさげていました。
彼は、自分が送って来た人生が、何の役にも立たなかったと思っています。人生を捧げて来た事に何の意味も見出せなかったとしたなら、こんな酒浸りになっちゃうのかな。
でも、Samは、彼のやって来た事の意味を知ってる。だから、彼はヒーローとして、名前が残っている。
Samは、引き下がらない強い決心の元に、彼にColtを渡すよう迫ります。




さて、Bobbyの元に避難して、かわいく気を失ったCasが、タイムリミット1時間前に目を覚ましました。事の経緯を説明しますが、まだ本調子ではないようです。その証拠に、CasはDeanとSamを戻す事が出来ないと言います。それをするには、力が足りない。Bobbyは、何か方法はないのかと言います。ひとつだけある方法は、Bobbyの魂を必要とする。人間の魂は、それ自体が純粋なエネルギーです。直接それに触る事で、Casは力を得る事が出来る。しかしそれは危険な行為です。人間にはとてつもない苦痛を与えるし、失敗すれば木っ端微塵にする事になる。

Bobbyは承知しますが・・・これってきっと、Casの汚い秘密に関係してる事ですよね。
人間の魂、それも大量の人間の魂を犠牲にして、CasはRaphaelに勝とうとしてるんでしょうか?そこまでして勝たなければならない戦いだと、他に選択の余地はないと言う事なんでしょうか?もしこれが、想像通りの事だとすると、DeanとCasの関係にひびが入る事は必至。
さて、真相のほどは、Ep20だっけ?




町の保安官事務所?Deanは、連れて来た男を檻に入れています。
時刻は迫っていますが、Samは戻ってきません。

D "何やってんんだ、Sam。人生最大の遅刻になっちまうぞ!"

ほんと、帰れなかったら大変です。

そこへ現れたFinch。
檻中の男を出すように、Deanに言います。Deanは、彼に鉄の釘を投げます。思わず素手でそれを受け取ったFinch、手が焼けてしまいました。Deanが睨んだ通り、彼は人間じゃない。Demonはじめ、多くのMonsterは鉄を苦手とする物が多いです。


F "この男が何をしたか知ってるのか?"
D "話してみろ"
F "俺は結婚してた。優しい人間の女と・・・。俺達は町の外に住んで、誰にも迷惑をかけていなかった"
D "思いやりがあるね~"
F "Monsterと呼びたきゃ、そうするがいいさ。だが、俺達がした事は町に入った事だけだ。俺がほんの5分銀行に行って出てくると、彼女の姿がなく叫び声が聞こえた。・・・こいつが、彼女を路地で抑え込んでたんだ。止めに入った俺に、こいつは銃を出して撃った。俺と彼女を・・・。彼女は俺の腕の中で死んだ"
D "・・・・・"
F "だが、もちろん、俺は死なない。だから俺は、こいつが恐怖に居たたまれなくなるように、こいつを最後に残しておいたんだよ"


なあるほど、そう言う事でしたか。
まったくの濡れ衣。
Monsterといえども、静かに暮らしていたのに、こんな事されちゃ黙っていられないわよね。Deanだって、理由がそう言う事なら見逃してあげたいでしょうが、今回は別の目的があります。
どうやってもPhoenixの灰を持ちかえらないと、Motherに太刀打ちできません。

F "さあ、本当にこの卑怯者を守りたいのか?"
D "正直、俺はこいつが嫌いだ。臆病者クソ野郎さ。だが、問題はこいつじゃない。俺は、お前が何なのかを知ってる"
F "本当に?"
D "ああ・・・だから、俺はお前を殺さなきゃならないんだ"
F "・・・俺がなんなのか、ホントに知ってるって言うなら・・・それが不可能なことだとわかっているだろ"


Finchはそう言ったかと思うと、いきなり銃を檻の中に向けて撃ちこみ、妻の仇を撃ち殺しました。そう来るとは思っていなかったDeanは、窓を突き破ってあわてて逃げます。Finchが撃ってきますが、かろうじて避けました。
そこへ戻って来たSam!
待ってましたよ!


S "Dean!"
D "Sam!!こっちだ!!Coltは?"
S "来ないって"
D "なんだと!!?"
S "でも、これを貸してくれた"

そう言ってSamが取り出したのは、Colt銃。

D "おお~久しぶりだな。別嬪さん"



Casは、DeanとSamを戻すために、Bobbyの体に腕を突っ込む準備中。Bobbyのただひとつのお願いは、とにかく爆発だけはさせないでくれって。魂に触れるには、大変な苦痛を伴います。Bobby、ベルトを噛んで痛みに耐えます。



Deanは、やっぱり最後はこれ。
いや、良いんだけどさ、やっぱりこんな切羽詰まった状況でも、楽しんでるよね??ね?
見事に命中したColtの弾が、Phoenixを灰に変えました。満足げなDean。鳴り出す12時の鐘。Samは、Deanに早く灰を確保するように叫びます。
慌てて灰に駆け寄りますが、滑り込んだ先はBobbyのお家。
Deanの手にある瓶の中に、Phoenixの灰はありませんでした。ミッション失敗。

ガックリする面々。
Deanは、Casにもう一度戻してくれと言いますが。Casは、見るからに疲れ切っていますし、Bobbyも口をきくのもイヤそうです。
Deanは、謝るしかない。

そこへ、誰か訪ねてきました。
Samが玄関に出てみると、郵便屋さん。
Sam Winchesterに届け物だと言います。
この荷物は、おかしなことにオフィスにず~~~っと昔から保管されていた。メモが付いていて、今日ここに届けるようにって。
送り主は「Samuel Colt」?!!
Samは、サインをするのも忘れて荷物を受け取ります。

Samuel Colt、過去からの贈り物です。
開けてみると、古びた携帯電話。あの時Samが見せたやつです。そして手紙が1枚。

「親愛なるSam。俺は住所と日付を、お前のこの何とかってやつから探しだした。同封した物が、役に立つかもしれないと思ったんでな。じゃあな、Samuel Coltより」

出て来たのは、瓶に入った黒いモノ。

B "それは、俺が思ってる物か? "
D " Phoenixの灰だ。これが何を意味するか分かるか? "
B "ああ、俺が、魂を触られた事が無駄にはならなかったってことだろ?"
D "ああ。それに・・・これでようやく、俺たちが「彼女」に戦いを挑めるってことさ "

見つめ合う4人。
Deanは、カウボーイハットを被ります。
最後までウエスタンなDean。あくまでカッコ良く!そこがちょっと可笑しい。


今回、彼らが過去に行って、その手で目的を果たす事は出来なかったけど、その行動がSamuel Coltの行動を左右した事は、間違いない。
さて、これは、あらかじめ決まっていた運命なんでしょうか?

なかなか面白かった。
最後、過去からの贈り物って言うのは、まあ、ありがちな設定ですが、それもよし。しかし、Deanがあんなに西部劇好きだったとは。もう、Samの事、オタクなんてからかえないでしょ(笑)
何とか、Motherに対抗する物を手に入れたけど、このまますんなり行くようなSupernaturalじゃありませんからね。Casの事も心配。強いては、Deanの事に関わってきますから。あんまり悪いAngelにならないで欲しいな。


さて来週は、とうとうMotherとFace to Faceです。しかも、彼女、Mary Momの姿してますね。
またまた、痛いところを・・・。
いや、大変そう。

それから、もうこの後、休みなく続くのかと思ってましたが、1週休みが入りますね。

4/29 Ep19
5/6   Ep20
5/13 お休み

そして、なんと!
5/20 Ep21&22
という変則放送!

5/19から20は、名古屋に出張です。20日の夜には、帰ってきますので、大丈夫。
もう、ほんと、後4話。
容赦なしで、たたみかけてきますよ!
じゃあ、また来週。


***

2011/04/17

Supernatural Season6 Ep17 "My Heart Will Go On" 感想もどき

ご注意ください!海外ドラマに関する日記では、常にネタばれしています。 ここからは、USのTV series Supernatural Season6についてのSpoilerが含まれています。ネタばれ禁止の方は十分ご注意ください。 念のため:いつもの通り、わたしの訳には間違いや勘違いや萌えが大量に含まれている場合があります。おまけにかなりの意訳ですので、その辺りの事ご理解の上軽~い気持ちで読んでやってくださいね。





Supernatural Season6 Ep17 "My Heart Will Go On"の感想もどきです。





みなさま、お久しぶりです。
このひと月ちょっと、周りでいろんな事が起りすぎて、少々混乱気味です。あんな大きな地震が起って、その上原発事故まで。余震も治まらず心配ですが、個人的にも何かと騒がしい今日この頃で、正直、Supernaturalに集中する事が難しいです。
しかし、ここまで続けてきた事ですので、なんとかSeasonの終わりまで見届けたい。・・・な~んて、偉そうに言うほどの事は書いてないですが、今週もサラッと言ってみたいと思います。




わたしの訳には間違いや勘違い、勝手な萌えが大量に含まれている場合があります。そのため、一般的な訳でない場合もあります。おまけにかなりの意訳ですので、その辺りの事ご理解の上軽~い気持ちで読んでやってくださいね。正確な訳をお望みの場合は、どうぞご自分で訳をお願いいたします。よろしくです。それから、文中の訳の無断転記等は、おやめ下さいね。どうかお願いいたします。






Then
・・・Ellen、Jo、Rufusと死んでしまった人達。
今でも、突然目の前に現れて、" しっかりしなさい!"と言う声が聞こえてきそうな気が・・・。


ところは、PennsylvaniaのChester。
この人の死に方見てると、人間は運命には決して逆らえないんだと言われているような気がして、げんなりします。




DeanとSamは、Bobbyのお家にいて、酒の量が半端じゃないBobbyを心配していますが、なんて声をかけて良いか分からず、お互いに押し付け合っています。じゃんけんに負けたSam。嬉しそうなDean。
Bobbyは、「Mother」の事を調べています。
Rufusを自分の手で殺してから、彼はあまり眠れないようです。あの変な虫に体を支配されて、どうする事も出来なかったんだから、それはBobbyのせいじゃないんだけど、そう割り切れるものじゃないし、立場が代わって死んでたのは自分だったかもしれない。心配するDeanに、「おまえは俺の女房か?」と突っ込むBobbyです。そして、Rufusの事は関係ないし、自分は眠れてるって、取りあわず、Coffeeをご所望です。しかし、Irish Coffeeって、それは酒ですよ!


Samは、Bobbyに仕事をさせれば酒浸りを辞めさせられると言い、先週PennsylvaniaのChesterで起った3件の事件について話します。みんなおかしな死に方をしていて、最後のひとりなんて自分家のガレージのシャッターに首チョンパされてしまいました。しかも3人は血縁関係。Deanは、家族の呪いかなんかかと言います。
ところが、Bobbyはそんな事件には興味なし。後生だから自分を放っておいてくれ、サッサと出て行けと言われ、2人は渋々彼を置いて出かける事にします。



さあ、荷物をImpalaに乗せて・・・・。
Impala・・・・じゃないじゃん!!!
????なに??この車?
さて、このあたりから、何だかこの世界がおかしなことになっている事がわかり始めます。
車に乗り込んだ2人。
Samは「彼女」が、帰って来るのを待った方が良いんじゃないかと言いますが、Deanはもうすぐに帰ってくるって電話で言ってたと言い、出かけて行きます。
「彼女」って、誰の事?
それはすぐに判明します。

お家の中では、また酒瓶に手を伸ばすBobbyの手を、ショットガンで抑え込んだのは、Ellen?!!


どうして?
彼女は死んだ、最愛の娘Joと。
DeanとSamをHell houndに囲まれた建物から逃がすために。
その事はBobbyも承知しているはず。それなのに、彼はそんな出来事が起った事を忘れているか、あるいは、そんな事実がなかったかのように自然にEllenと話しています。
Ellenは、Bobbyの体を心配しつつ、Joと「仕事」に行く話しをしています。
しかも、今のEllenは、Bobbyと結婚してる!
これまでのストーリーの中で、そんな事実はありません。

・・・Impalaといい、EllenとJoが生きている事、BobbyとEllenの結婚といい、この世界は何かが捻じれてしまっているようですが、その事に誰も気づいていません。



DeanとSamは、ガレージで死んだ男の家に来ています。
EMFは反応せず、Ghostの仕業ではないようです。
Samは、ガレージの床に金色の紐のようなものを見つけますが、それはGoldでした。Gold?なんでそんな物が?2人は手分けして、家族の記録と近親者を調べる事にします。

Deanは、死んだ男の従弟を訪ねます。
そして、地元の家族の家計について研究していると言って、質問します。
奴隷を使っていた事は?とか、ナチと関係がなかったか?とか、Gypsyを怒らせた事は?とか。変な質問ばっかり。挙句の果てには、命が危ないと言われた男の人は、脅してるのか?!出て行け!!と。
そりゃそうですよね。

追い出されたDeanは、Samと連絡を取ります。
Italiaから1912年に祖父母が移住して来てから、ずっとAmericaで暮らしているって事くらいしかわかりませんでした。なぜ、その家族が消されかかっているのか、まだわかりません。



どこかのオフィスで電話中の女性Anne。
ところが、急に動きが止まってしまいます。
時間が止まってる。
そこへ、後のSam曰く、どこかの図書館司書のような姿の女性が現れて、電話中のAnneのバッグからカギを取り出すと、コピー機の横の床に置き、そのまま行ってしまいました。
動き出す時間。
電話を終えたAnneは、カギが無くなっている事に気付きます。何故かコピー機の横に落ちているのを見つけて不審に思いますが、拾い上げます。
その拍子に、棚に置いてあった花瓶が倒れ、中の水がコピー機にかかりショート!慌てる彼女の首のスカーフが、誤作動したコピー機の給紙口に撒き取られ、首が締まって死んでしまいました。
・・・なんということ・・・。
そこへ戻って来た図書館司書(風)。
持っていたノートには、人の名前がびっしりと書かれています。
そして、今死んだAnneの名前に線を引きました。その分厚いノートには栞として金色の房が付いていて、その一本が床に落ちました。これが例のGoldだったんですね。



DeanとSamは、Anneが死んだオフィスに忍び込み調べます。彼女は、先に死んだ家族とは血縁関係にありません。まったく別の事件かと思われましたが、Deanは床に落ちているGoldの紐を見つけます。


モーテルで電話中のDean。
電話の相手はEllenです。
今回の事件について話しをする2人。
Deanも、Ellenが死んだという事実について、何も憶えていないようです。彼女とJoが、死んだという過去そのものが、無かった事になっているようです。


Ellenは、今回の事件について、同じような「事故」が全国的に起っていると言います。少なくとも75件。Jo共、事件について調べた事があるようです。それは血縁関係だったり、そうじゃなかったりいろいろですが、Goldの紐が見つかっている。それがどういう意味を持つのかはわかりません。
しかし、それ以外に不思議な事実が判明しました。
彼らの家系図を調べてみると、家族はすべて同じ年に同じ船に乗ってAmericaにやって来ていました。

1912年、船の名前は「Titanic」。
そう言わずと知れた、かの有名なThe Titanic号です。

Titanicは、当時、不沈船と呼ばれ、UKのSouthampton港からNew Yorkに向けて処女航海に出ましたが、大西洋沖で巨大な氷山に衝突。1500人もの人と共に、海に沈みました。
そんな世界でも超有名な海難事故と船の存在を、誰も知らないと言います。
どうやら、Ellen達の死と同様、Titanic号の事故も、この世界では起こらなかった事になっているようです。このあたりに事件のヒントが隠されていると考えたDeanとSamは、調べてみる事にします。


DeanとEllenの電話での会話は、なんとも切ない気持になりました。まるで本当の家族のように話しをする2人。この時のDeanは、Ellenが死んだことなんて知らない。Hunterとして、いろいろ辛い事はあるけど、BobbyとEllenが結婚していて、あの家に行けばいつでも安らぎを得る事がわかっている。まるでそんな幻想を見せられているようで、何だか胸が痛かった。


SamがTitanicの事を調べてみると、その船は危機一髪氷山との衝突を避け、無事だったとわかりました。過去が変えられています。
そしてその衝突を回避した1等航海士の写真を見つけたSam。
その白黒写真の真ん中に冗談のように納まってるのは、何とあの正体不明のAngel、Balthazar。

彼が何かやった事は明白です。
Balthazarを呼び出した2人。


いつものようにとぼけた調子で現れたBalthazar。

BZ "やあ、やあ、やあ。何の用かな?"
D "訊きたい事がある"
BZ "どうした、動揺してるのか?Dean"
D "船の事だ!Balthazar"
BZ "船?"
S "Titanicさ!"
BZ "ああ!Titanicか。ああ、沈むはずだったのを、そうしなかったんだ"
S "・・・なんだって?"
BZ "氷山に衝突して、沈むところだったのを助けたのさ。何かほかに訊きたい事は?"
D "・・・・・・・"
S "・・・どうして?"
BZ "なにが?"
D "どうして助けたんだ?"
BZ "ああ、私はあの映画が大嫌いでね!"
D "映画?"
BZ "そうさ!ははは"
S "待てよ。じゃあ、あんたは、大型船を救って・・・"
BZ "ああ、Celine Dionの歌だって酷いもんさ"
S "Celine Dionって誰だよ??"
D "・・・・??"
BZ "彼女はQuebecの辺りの貧しい歌手さ。今のままにしておいてくれ、まったく、頼むぜ!"
D "・・・・・"
S "・・・OK、そんなこと出来るのか?歴史を変えるなんてことが?"
BZ "私に出来ないことなんてないさ"
S "・・・わお・・・。なんて神経だ。で、どんな気分だよ、デカイ船を救って"
BZ "なんだよ!私は人々を救ったんだぞ。そういう事お前達だって大好きだろ?"
S "ああ!でも、そのせいで、彼らの子供や、その子供の子供が、どれ程他の人達と接触したと思う?!あんたは、歴史を捻じ曲げたんだぞ!!"
D "おい、おい、ルール1、Kutcherにもわかるように言え"
BZ "まったく、歴史を変えても残念な事に、Ashton Kutcherは、いなくなってないんだよな。そして、お前達は、Apocalypseを回避したし、Archangelも存在する。変わったことなんてほんの些細なことだけさ。お前がImpalaを運転してないとかな"
D&S "・・・???・・・"
BZ "・・・はい、はい。「Impalaってなに?」って言いたいんだろ?大丈夫、そんなに重要な事じゃないって。それに、もちろんEllenとJoも生きてるしな"
D "EllenとJo?"
BZ "ああ、彼女達は死ぬ運命だった"
D&S "・・・・?!・・・・"
BZ "私が船を助けた事は、いろんな事に繋がってる。次々に。まあ、早い話、その事で、彼女達は、あの大爆発で死なずに済んだってことさ"
D&S "・・・・・・・・"
BZ "とにかく!私が良い事をしたって認めるだろ?私の嫌いは映画を抹殺した事によって、お前達の最も大事な2人の友人を救ったんだからな"
D "・・・"
S "・・・でも、実際、誰かがTitanicで生き残った人間の子孫を殺してる"
BZ "・・・それが?"
S "5千人くらいは殺されるんだ"
BZ "・・・?それが?"
D "俺たちは、その事から人々を救いたいんだ。だから誰がやってるか知りたい"
BZ "ああ、そうか、悪いがお前は、私を他の誰かと混同していないか?お前に恋してる汚れたトレンチコートのAngelか何かと"
D "・・・・・・"
BZ "私の・・・知った事じゃないね"
D&S "・・・・・・・・・・"
BZ "ごきげんよう、Boys"
D "待て、待てよ!!・・・クソ野郎!!"



そうね、Deanに恋してるCasなら何とか手助けしてくれたかもしれないけど、相手がBalthazarじゃね。・・・って、恋って(苦笑)
とにかく、Balthazarが関係していた事をBobbyに連絡します。すると、どうやら今回子孫たちを始末して歩いているのは「Fate」だと言う事がわかりました。
運命の女神。
ギリシャ神話にも出てくる女神の姉妹の内の一人が関わっている事は間違いないようです。つまり、本当はTitanicの事故で死ぬはずだった内の多くの人々は、当然のことながら子孫を残す事は出来なかったはずです。それがBalthazarの「映画が嫌い」という理由だけで、助けられた。そして本当は生まれてくるはずの無かった人間がこの世に生まれてくる事になってしまった。神の引いた運命の道とは違う道が出来てしまった。
運命の女神は、その道を元の道に軌道修正するために、本来生れてくるはずではなかった人間を次々と殺しているんです。

さて、どうするか。
一番簡単な事は、BalthazarにTitanicを救う前の状態に戻させること。
そうすれば、未来は変わらずです。
しかし、元々生まれてこなかったんだから殺させる事もない。
でも、そうなると、EllenとJoは、元も運命の道に戻る事になり、あの爆発で死ぬ。Bobbyの心の支えになっているEllenは、いなくなってしまうんです。
電話口のBobbyの側には、仲睦まじ気に抱き合うBobbyとEllenの写真が。
Deanから、その事を聞いたBobbyは、何としてもBalthazarが、再び船を沈める事を阻止するように言われます。もちろんそうするつもりのDeanとSam。Rufusの件で、かなり参っているBobbyからEllenを奪う事は、何としても避けたい。しかし、そうなるとどうやって他の人々を助ければいいのか。
電話を切ったDeanは、Fateが次に現れそうな人物の事をお思い出します。ガレージで死んだ男の従弟。Big Italy Mr. Russo。


Russoさんを見つけた2人は声をかけますが、電話に夢中の彼は気づかずどんどん歩いて行ってしまいます。そこへ、お約束の車。何とか何を逃れますが、先日の事があるので、Deanに、殺す気か!!と怒り心頭です。が、その直後、道路を渡ろうとした彼を、バスが轢き殺してしまいました。
そしてそのバスの後部には、弁護士である彼の広告が。

「Personal injury & Wrongful death」

何という皮肉。


その時、近くの建物の窓に、SamはFateらしきものを見て、Deanにいいます。

S "彼女だ。あそこにいた"
D "彼女?Fateか?"
S "うん"
D "どんなだった?"
S "・・・図書館司書みたいな感じだった"
D "・・・おまえのイメージの司書か?それとも俺のイメージする司書か、どっちだよ?"
S "Deanが言わんとしてる事が、裸だったかどうかって事なら、彼女、服は着てたよ"
D "・・・了解"


Dean、あなたのは、看護師さんだろうと、教師だろうと、大統領でさえ、女なら裸なんでしょうね。


話し合おうと彼女を追いかけるDeanの手には銃。
建物は使われていないレストランか何か?Fateを探すDeanとSamの動きが突然止まります。そして現れたFateは、ガス栓を次々と開けていきます。この先の展開は容易に想像付きますよね。
時間が動き始め、Deanの持っていたライトが切れます。ライターで明かりを取ろうとするDean。なかなかつきませんが、ガスが充満した部屋の扉を開けた途端に火が付き、大爆発!!

と、なるところに現れたのは、Deanに恋するAngel、Castiel。
ほんと、良いところで出てきてくれてありがとう。


そして、3人は、夜の広大な自然の中に立っています。
何と場所はロシア。
爆発の中からCasは、DenaとSamを救いだしました。


D "Balthazarが、やったことわかってるのか?!"
C "ああ、わかっている。Balthazarならあり得る事だ"
D "Fateは、船の関係者を殺そうとしてるのに、何で俺とSamを殺そうとするんだ?!"
C "たぶん、彼女の怒りを買ったんだろう"
S "おれ達が何したって言うんだ?"
C "取りたてては。ただ、Apocalypseを回避して彼女を少し時代遅れにした事に、いら立ったのかも。その時、自ら彼女の前に現れたからだろう"
D "・・・それで、俺たち、Fateを怒らせたって事か"
C "彼女は、お前達が死ぬまで、止めないだろう"
D "・・・素晴らしい・・・。じゃあ、どうすればいい?"
C "彼女を殺すしかない"
S "Fateを殺すだって?"
C "他に考えがあるのか?"
S "いや、おれはただ・・・。そんなことまで出来るの?"
C "Balthazarは、彼女を殺せる武器を持っている"
D "ああ、もちろんあいつははやるだろう。でも、奴は隠れたまんまなんだよな?新しい友達を見つけた方が良いんじゃないか?Cas"
C "私は、それらを救おうとしてるんだ、Dean"
D "・・・・・"
C "・・・我々は、彼女を誘き出さなければならない・・・"
S "・・・おれ達って、彼女の標的だよね。いつかは姿を現すんじゃないかな?"
C "彼女が、お前達を見つけやすくしよう。それには、なにか決まりごとがあるはずだ"
D&S "・・・・・"
C "「魅力的なFate」"
D&S "・・・・・・・・・"



まったくもう、面倒くさい。
人間より人間くさい女神さま。
とにかく、DeanとSamは、囮となる事になりました。



その頃Bobbyの家では、Ellenが西海岸にいるJoからの電話を受け取っていました。あちらでもそれらしい「事故」で、30人くらいの死亡を確認出来たようです。
Ellenは、一番手っ取り早い解決法は、元通り船が沈む事だと言います。それを聞いたBobbyは、狼狽します。だって、そうなればEllenとJoは、死んでしまう運命です。
様子のおかしいBobbyをEllenは問い詰めます。
Bobbyは誤魔化しきれなくて、DeanとSamから聞いた話を説明します。

少なからずショックを受けるEllen。
Bobbyは、Balthazarが再び船を沈めたりしないようにするから、心配しなくていいと言います。でも、Ellenは、それがどういう事かわかっています。捻じれた運命のせいで、この世に生れて来た人が、Fateに殺されていく。
生まれてきて殺される事と、生まれてこない事には、大きな違いがあると。
でも、Ellenがいなくなるなんて、Bobbyには耐えられない。

B "俺達には、君が必要なんだ。・・・特に、俺にとっては・・・"
E "・・・わかってるわ"



ああ、こんなツライ話だったなんて・・・。
相変わらず、容赦ないですな。




町に戻って来たDeanとSam。
Fateを誘き出すために、町の中をウロウロ。
こうやってみると、何から何まで危ないような気がします。それにしても、大道芸には笑った。なかなか出てこないFateに、やっぱり作戦失敗か?と思われたその時!
頭上から落ちて来た、重たそうなモノ。
なんだかわかんないけど、とにかく、DeanとSamの上に落ちて来た!これ、ひとたまりもないね。やられちゃった!と思った瞬間止まる時間。

現れたのは、Cas。
そして図書館司書風のAtroposでした。3姉妹の長女。運命の糸を切るハサミを持つ女神。
彼女は、起っています。
Godに与えられた仕事を真面目にこなしてきた。人々には運命があって、それに従って自分も一生懸命働いてきたのに、すべてが狂ってしまった。
どうしていいか、Heavenにまで行ってみたけど、誰も相手にさえしてくれず、挙句の果てにTitanicが沈む運命さえ変えてしまった。じっと耐えていたけど、我慢の限界がある。
Casは、Titanicの件は、自分ではなくBalthazarがやった事だと言いますが、Atroposは、彼はあなたの支配下にあるはず、と言って責めます。何故、彼を船を沈めるために過去へ送り込まないのかと。
そう、実は、Balthazarが例の映画が嫌いでこんな事をしたなんて真っ赤なウソ?いや、ちょっとはそう言う理由もあったかもしれませんが、実際の所は、Casの命令だった。Heavenでの新しい軍事力増強のため、5万もの新しい魂をつくる必要があったためと、Fateは指摘します。Balthazarに言って、Titanicを元通り沈めないつもりなら、あなたのお気に入りの2匹のペットを殺すと言われます。2匹のペットとはもちろんDeanとSamのこと。ズバリと真意を見抜かれたCas。このままFateを始末しようと考えたのか。
ところが、Fateには、まだ奥の手がありました。ClothoとLachesisの姉妹です。自分が殺されたら、復讐のために2人の姉妹が必ずDeanとSamの息の根を止めると。

Casは、女神3人を敵に回す事は不利だと考えたのか、あるいはあくまでDeanとSamを危険な目にあわしたくなかったのか、どうか。後ろからAtroposを刺そうとしていたBalthazarを止めます。気まずそうなおじさん。
そして、Casの無言の頷きと共に、Titanicは大西洋の底に沈む事になりました。運命通りに。


時間が再び動き出し、落ちて来た物が地上に激突する激しい音。
しかしその下に、DeanとSamの姿はありません。もちろんCas達も消えていました。




場所は、Bobbyの家。止まっている車の中から、映画Titanicの挿入歌Celine Dionの歌う「My Heart Will Go On」が流れています。
目覚めたDeanが最初にした事は、それを止める事。そしてSamを起こして車の外に出ます。車はImpalaに戻っていました。2人は、とてつもなくおかしな夢を見ていたと言い合います。ところがそれがどうやらまったく同じ夢だったと気づきました。
そこへ翼の音とともに現れたCas。


C "夢ではない"
D "なんだって?あれが夢じゃなく、本当に起った事だって言うのか?"
C "そうだ"
S "どういう事なんだ?"
C "私は、Balthazarが過去に戻って、彼が起こした事を修復すると約束した"
S "なんだって?どうして?"
C "それは、お前達が無事だと確信するための唯一の方法だったから"
S "・・・それじゃあ・・・おれ達を助けるために・・・5万人もの人を死なせたの?"
C "いや、そうではない。彼らは生まれてこなかったんだ。それが殺される事とは全く違うと、お前は言っただろ?"

ここでDeanはハッと気づきます。

D "EllenとJoは?"
C "・・・・残念だ・・・"
D&S "・・・・・・・・・"
D "・・・待ってくれ・・・。すべてが元に戻って、記憶も元に戻るんだよな?"
C "ああ、ほとんど"
D "じゃあ、どうして俺とSamは、憶えてるんだ?"
C "私が憶えていて欲しかったから。"
S "なぜ?"
C "私は、Fateが誰であるかについて、お前達に知っておいて欲しかった。彼女は残酷で気まぐれだ"
D "俺が「Bitch」って言うまでもないくらいな"
C "ああ、そうだな。・・・お前は、運命とは自分で創る物だと私に教えた。お前は運命によって支配される事はない。お前は自由でいていい。私は、それが戦う価値のある物だと、まだ思っているから。・・・私は、ただそれをお前にわかって欲しかった"

そうか。
Casって、Deanが言った運命の話、ちゃんと憶えてたんですね。運命は自分で切り開く物だって。なかなかジーンとさせますが、そのおかげでEllenとJoの事で、2人はまたまたツライ思いしなきゃならないな・・・。しんどい事です。




家の中に入ると、ソファーでうたた寝をするBobby。

S "普通に戻るかな?"
D "ああ、普通にな"
S "・・・ツライよね。どれくらい幸せだったかと思うと・・・"
D "ああ、でも、知らない事では傷つかないさ。俺たちが黙ってればいいんだ"
S "ああ、そうだね。・・・起こした方が良い?"
D "・・・いや、やめとこう。多分、最高の夢を見てるだろうから・・・"

Deanは、そっとブランケットをかけてあげます。
写真立ての中に、Ellenの姿はありません。ツライことばかりでの人生です。
Bobbyは、起きた時にはすべてを忘れている。
でも、目覚めるまではせめて、Ellenと幸せな日々を送っていると祈りたい。



まったく、切ないEpでした。
休み明け、久々のEp。皆さんいかがでしたか?
いろんな事がありすぎて、考えることばかりです。毎日、一生懸命生きて行くしかないんですね。でも、ツライ時、悲しい時は、素直に弱音を吐いてもいいよね。


ここからは、お休みなしにFinale Epまで続きですね。
落ち着きませんが、何とか最後までついて行けますように。
では、また来週。



あ、そう言えば、Season7のこと、どこかに出ていましたか?まったく情報を拾えてないので、SupernaturalがSeason6で終わりか、Season7に続くのか、まったく知りません。
そのうち調べてみようと思います。
では。


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