USでSeason6を放送中のSupernaturalにハマっています。日本ではまだ未放送の部分についてのネタばれが満載ですので、未見の方は十分にご注意ください。記事を読まれる場合は、その点をご了解のうえ、お読みください。

2008/05/07

Supernatural 3 Ep14 Long-distance Call

ご注意ください!海外ドラマに関する日記では、常にネタばれしています。


今回は、先週放送があったSupernatural Season 3 Ep 14 Long-distance Callの感想文を書きたいと思います。

かなり大雑把かもしれませんし、いつもの通りここから先は、大きな思い込みと勢いだけで書いています。おまけに私のいい加減な英語能力では間違い、勘違い、思い込み等が大量に含まれている可能性があります。妄想も炸裂するかも(いえ、しています、確実に)しれませんので、その辺のことご理解の上、許すわよっという心の広さで読んでいただけるとありがたいです(^^)
もちろん、詳細にわたってネタばれです(^^;






嵐のある夜、男の人が思いつめた顔で一人お酒を飲んでいます。そこへ電話のベル。
相手はLindaという女性で男の愛人だったようです。だったというのは、彼女はすでに死んでいて、電話で彼女は“愛しているわ、永遠に。もう私を愛していないの?寂しいの、私たち幸せだったでしょう?私の所へ来て”と男に語りかけています。
男は最初、“やめてくれ、こんなことおかしい。すまないLinda”と、電話を切りますが執拗にかかってくる電話のベルにとうとう電話線を引きちぎってしまいます。ところが、繋がっていないその電話がまたしてもベルを鳴らし始めるにいたって、とうとう男は引き出しから銃を取り出すと、“Linda、君の勝ちだ。行くよ”といって、自分の頭を吹っ飛ばして自殺してします。


場面は変わってDeanがベンチに座って電話を終えたところへSamが歩いてきます。

“で?”Deanが聞きます。
“で、結局教授は何も知らなかった”
“ショック!”

じゃあ、出かけるから荷物をまとめろというDeanにSamがどうしてと聞きます。
今の電話がBobbyからで、Ohioでの男の不審な自殺について調べることになったからだと説明します。Samはもちろん乗り気じゃありません。この間、DeanとDemonの取引について何の進展もないことにいら立っています。

“Sam、俺たちはこの間、あらゆる教授や魔女や預言者に話を聞いたけど、誰にもわからなかったんだぞ。Belaもコルトも見つからない。だったら俺は自分の仕事がしたいんだ”
“でも、おれたちまだ試してないことがあるだろ?”
“だめだ!”
“Rubyを呼ぼう”
“俺はそうするつもりはない”
“なんでだよ!?彼女はDeanを救う方法を知ってるって言ってたろ”

Samが怒って言います。
“あいつにはできない”
“なんでだよ?!”
“あいつが言ったからだ!”
“なんだって?”
“・・・あいつが俺に言ったんだ。いいか?どうやったって、あいつは俺を救うことなんかできやしない。他の誰もな”
“・・・で、そのことをおれに話すのをわすれてたのかよ”

Samが怒りを押し殺した声で聞きます。
“俺は、あのビッチが何を考えてるかなんて気にしない、お前も気にするな”
“それで今、おれに秘密を持っているのか、Dean?”
“おまえは、本当に話したいのか?誰が最初に秘密を持つことになったかについて”

初端から兄弟のEmotion炸裂です。
Samはショックですよね。いろいろ調べまっくった結果、何も見つけることができず最後の望みのRubyまで完全に頼りにならないと、当のDeanに知らされるなんて。しかも、Deanがその事を自分に秘密にしていたなんて。
残り3話にしてとうとう打つ手が無くなってしまったことになりますが、それでもDeanは、何もすることができないなら自分の仕事がしたいなんてこと言って、Samを悲しませています。でも、Deanにしたって、何か集中できることがないと尋常ではいられないんでしょうけど。それにこの後の展開で、決してDeanが地獄に行く事を甘んじて受け入れようとしているのでないことだけはよ~く理解できるEpでした。


2人は、男が自殺した家で彼の奥さんに話を聞きます。
彼が自殺した午後の11頃に電話がかかってきていたことを突き止めます。ナンバーSHA33。そしてその電話機はジャックから引きちぎられていたことも。2週間ほど前、彼の妻は彼がLindaという女性に電話をかけていると思い、彼の書斎を調べましたが何も見つけられなかったということでした。


モーテルで、DeanはLindaについて調べています。
彼女は、Ben(自殺した男)の高校時代の恋人でしたが酔っぱらい運転の車に衝突されBenだけが助かっていました。しかし、死体は火葬にされているのでBenの自殺は彼女の霊のせいではありません。そこでBenが死んだ時刻にかかってきていたと思われる見たことのない電話番号について、電話会社に調べに行く事にします。


DeanとSamは2人揃って電話会社に聞き込みです。
2人の着ているスーツがなんだかやけに安っぽくて・・・。後で、Samひとりで聞き込みに行ったお家のお嬢さん(Lanie)にも“cheap suit”なんて言われていましたし。
なんだか、ハエがぶんぶん飛び回っている非常に不衛生な環境の電話会社で男が2人をStewieという技師に紹介して去っていきます。
Stewieは、仕事中に“bustyasianbeauties.com”(S2Ep14 Tall TalesでSamのコンピューターをFreezeさせたときのPage)にアクセス中。もちろんDeanが黙っているはずがありません。Deanお気に入りのサイトですもんね(笑)
Dean曰く、“プラチナメンバーシップ”はそれだけの価値がある“もの”が見られるそうです。この時のDeanの表情が何ともいえずかわいい。

Samが発信者番号から調べた番号を渡して調べてほしいと言うと、Stewieは不可能だと最初断りますが、Deanが、ハードディスクに詰め込まれているこの不快な(不快なはずはないと思いますが?Dean)ポルノや従業員違反コードについて言及されたくなければ調べた方がいいと脅します。
しかたなくStewieが調べると、10件の家に同じ番号SHA33で電話がかけられていたことが判明。
さっそく2人は別々に調査を開始します。


Samは調査に行った先で、何も変わったことはないとその家の父親に言われて帰ろうとしたところを女の子に声をかけられます。
LanieはSamが電話会社の人間じゃないと見破っています。レンタカーに乗って安っぽいスーツを着ているからっていう理由で。そんな~、レンタカーはわからなくもないけど、スーツはあんまりだ~。たしかにSamに着せるには、あんまりなスーツですけどね。お金ないんですよ2人は(涙)見逃してやって。

Lanieは、自分はお母さんと電話で話したと言います。
それはあんまり変なことじゃないよね、というSamに彼女は、お母さんが3年前に亡くなっているといいます。一週間くらい前から2~3回かかってくるということですが、彼女は怖がっていて、自分がおかしくなったと思うと言います。
Samは、一つ言えることがある、そしてそれを承知の上で自分と一緒に行動しないといけない。君はおかしくなんかない、とLanieに言ってあげます。
この時の、Samはものすごくお兄さんで落ち着いていてかっこいいです。最近はDeanの事でついつい感情的になることがあるけど、高校生(?)の女の子が相手でさすがにお兄さん。こんな人が自分を助けてくれるって言うんだったら、すぐ恋に落ちちゃいますよね?


Samが車で移動中、Deanから電話がかかってきます。
Deanの方は、死んだ旦那さんとTel phone sexしたっていう84歳のおばあさんに話を聞きにいっていました。“necrophilia”なんて言葉を聞き咎めた女性ににらまれたりした後、Impalaに乗り込もうとすると、切ったばかりの電話が鳴りだします。

“なんだ?”
“・・・”
“Sam?”
“Dean?・・・Dean、お前か?”
“・・・Dad?”

ノイズの向こうから聞こえてきたのは、死んだはずのパパの声です。

モーテルに帰って、Samにパパから電話がかかってきたことを話すDeanの表情。
もう切なすぎます。どうしていいか判らなくておろおろしています。
だってね、Samに今度パパから電話がかかってきたらなんて言ったらいい?なんて事を真剣な顔で聞くんですよ。
Samは初めから信用していない様子で、“Helloかな”なんて言って、Deanを呆れさせます。上着をつかんだDeanは“Helloかよ”って感じで出ていってしまします。

しばらくたって帰って来たDeanは得意げです。
この土地が、Thomas Edisonの生誕地で、彼についての博物館のパンフレットを読むようにSamに言います。Samは笑って“冗談だろ?”と言いますが、次の場面では2人はEdison Museumに来ています。そこにはEdisonが作ったという死者と話が出来るという‘spirit phone’が展示されていますが、EMFには反応しません。
Deanは電話の主がパパだと信じています。


その夜、Samはぐっすりと眠っています。
Deanは、ひとり思いつめた顔で電話が鳴るのを待っています。
そこへパパからの2度目の電話が。

“Dad?”
“Dean”
“本当におやじなのか?”
“そうだ、私だ”
どうやったら確かめられる?と聞くDeanにそれはできないとパパは答えます。
“Dean、どうやって、それをしたんだ?”
“何を?”
“魂を売ったことだ”
“俺は、おやじのようにSammyを見守りたかった”
“お前は私の息子だ。愛している。お前が地獄に行くのを見たくないんだ”
“ごめん、俺はそれをどうやったら止められるのか判らないんだ”
“お前が、取引を破ったらSamが死ぬ、そうだろ?私は2人ともが助かる方法を知っている”
“どんな?”
“お前と取引したDemonはこの町にいる、今”

今回、パパとしゃべる時のDeanの表情が本当にどうしようもなく切なくて、胸がギュ~っとなりました。Dream a Little Dream of Meでパパに対する思いをあんな形で告白したけど、ああいうことってどんな親子にもあることですよね。この親子の場合はかなり事情が複雑ですけど、子供っていうものは本来親に反抗するもんです。Sammyが良い例です。
でも本心ではパパのこと愛してやまない、自分のために命を落としたパパのこと心の底から愛してるんです、きっと。もともとDeanはパパに対しては盲目的なところがあって、自分の命が残り少ないとわかっている今、愛するパパの声で“お前を助ける方法を知っている”なんて言われれば信じちゃうに決まってます。
そこが、Sammyとの違い。
Sammyは、パパに対して反抗心というか対抗心というか、特にDeanが絡むとどうしようもない感情があって素直に信じられないし、今回の事も端から疑ってます。
Deanを助けられるのはこの世で自分しかいないと思っているし、死んでしまったパパにそんなおいしいところ持っていかれてたまるか(笑)って感じかな。
ここは是が非でも自分がDeanを助けて、Deanの中でのパパと自分の優先順位を入れ替えないとね。Deanに言わせれば、パパが死んじゃってる今、世の中でSamが一番大事に決まってるんだから馬鹿なこと言うなって怒るだろうけど、ず~っとパパに対抗心燃やしてきたSamにしてみれば、死んでもDeanのこと独占するのかって嫉妬心むき出しになっちゃう。あくまで私の解釈です(^^;


一方Lanieには、パソコンのチャットにお母さんからのメッセージが入ります。
お母さんは彼女に自分の所に来てほしいと言います。
パソコンの画面には“Come to me”の文字が一面に映し出されて彼女は恐怖に震えています。


翌日、Lanieから話を聞いたらしいSamがモーテルに帰ってくるとDeanが調べ物をしています。

“なに?”
“おやじのことだ。この町にDemonが居る”
この2週間雷雨が起こったり悪魔的な兆候が起きていると言ってSamに天気予報の資料を見せます。
“おれは、稲妻も嵐も憶えてないけど”
“お前気象学を勉強したことあったけ”
“そいつは俺の後をつけていて、可哀想な男に乗り移っている”
“後を付けているって?”
“ああ、おれのケツは放っておくにはあまりにも魅力的だからな”
なんて軽口をきいています。
“そうだね、Dean、おれもこれを信じたいよ、本当に”
“じゃあ、信じろよ!”
DeanがSamを遮って言います。
“俺たちがこのタコ野郎を捕まえたら、ビールの時間だ”
“おやじが、悪魔払いの魔除けをぺらぺらとしゃべるか?地獄に送るだけじゃなく殺すことができる”
Samは全く信じていません。
Deanはその事についても調べたと言います。それが15世紀の暗黒時代ものであると。
“Dean、おれも調べた。確かにそれは悪魔払いだけど確実にDemonを殺すという証拠はないんだ”
“できないっていう証拠もないだろ。いいか、俺の知る限り、地獄に行ったことがあるのはおやじだけだ。その時どの悪魔払いが効くか2、3の計略を得たとは思わないか?”
“たぶんそうだろ。でも、確実じゃないとダメなんだ”
“どうして確実じゃないんだ!?”
“この辺で起こっていることがなんなのか判んないからだよ!Dean!つまり人が自分の頭を吹き飛ばしたり、女の子は自分が正気かどうか怖がってる”
“ワオ!2、3の人がいくつかの霊によっておかしくなってるって!そりゃニュースだ!Sam”
Samは大きなため息をつきます。
“父さんはどこでDemonを見つけるか言った?”
“だから俺は電話を待ってるんだよ!”

Deanはかなり追いつめられて言います。全く余裕がない。Samはこれ以上今言ってもダメだと思ったのか、Lanieの様子を見に行くと言って外に出ようとします。そのSamの背中に向かってDeanが怒鳴り散らすなんて、ちょっとというか、かなりしんどい場面です。

“俺たちはこの何か月もこのDemonとの取引を反故にしようとしてきた。で、今おやじがその方法を教えようとしているのに、なんでお前は信じようとしないんだ!おやじはもう死んでるんだぞ!なのにお前はまだ親父と衝突するのかよ!”

これは、Deanどうよ、言っていいの?Samにとっては、言われたくない一言だよね。だから反撃されちゃう。

“それは今関係ない”
“それなら、なんなんだよ?!”
“実際のところ、何も確実な証拠を持ってないだろ!Dean!あるのは、盲目的な(おやじへの)信頼だけだ!”
“ああ!たぶんそれが俺のすべてかもな!!”


あ~Dean、そんなこと言っちゃって・・・。最近のSamはものすごく大人になりましたよね。パパへの盲目的な愛が自分のすべてだ、なんて言われちゃったら昔のSamならたぶんキレちゃってたと思う。結局この兄弟の基本は変わってない。DeanにとってSamはこの世の何よりも大切な守るべき者だけど、それは母親的な愛なんだよね。あくまで自分が犠牲になっても守るっていう。パパがDeanを救うためにやったことと同じことをDeanもやっちゃったわけだし。ここが、Samの報われないところかな~。
でも、とにかくSamは大人になりました。

“お願いだ、とにかくおれが戻ってくるまでどこにもいかないで、いい?お願いだよ”
なんてやさしく、完全に頭に血が上っているDeanを宥めて今度こそLanieの様子を見に行きます。

今回のこのDeanの様子を見て、かなりしんどかったです。何も出来ることがないなら自分の仕事がしたいなんて言いつつも、自分に残された時間がどんどん無くなっていくことが怖くないはずないもん。Samだって、Deanが居なくなる恐怖に毎日耐えながらあらゆる手だてを探っているようだけど、まだ見つからない。そんなとき、パパからの電話。勿論、Samだってパパを愛してないわけじゃないだろうけど、似た者同士って反発しあうんだよね。マジで最初っから信じてないし(笑)


さて、Lanieによると会いたいと言われたので墓地に行ってみたけど何も起こらなかったと、そしてお母さんはもっと最悪なことを言い始めていました。
そのころ、Lanieの弟のSimonが遊んでいるとおもちゃの電話にお母さんからの電話がかかってきて彼は表に出ていってしまいます。

モーテルではDeanにパパから3度目の電話がかかってきていました。
“Dad?”
“Dean”
“Demonはどこにいる?”

Lanieのお母さんは、彼女に睡眠薬を飲んで自殺するように言いました。
どうしてお母さんが自分にそんなことを言うのか彼女にもSamにもわかりません。でも、Lanieが“そうすればおかあさんのところに行けたけど”というのを聞いてSamが正確にはお母さんがなんて言ったのかを聞きます。
“私の所へ来てって、数えきれないくらい!”
“Lanie、それは君のお母さんじゃない”

そして、2人はSimonが居なくなっているのに気づきますが、トラックに轢かれそうになっているところをSamがかろうじて助けます。

そのころDeanは一軒の家に不法侵入中です。
電話のパパにDemonの居場所を聞きやって来ていました。あれだけSamが一人で行かないでとお願いしたのに・・・。床にDevil’s Trapを描いています。

この辺りから場面がくるくると入れ替わります。

Samは車を(例のレンタカー)を運転しながらDeanに電話します。

“Dean、やっぱりおやじじゃなかった!Crocottaだ”
“なんだ?サンドウィッチか?”
“腐肉を食べる種類で、愛する人に化けて「私の所へ来て」と囁いて、誘惑して魂を飲み込むんだ。Dean、残念だけど、・・・・・”
DeanはSamの言葉を遮って、ハエがぶんぶん飛んでいた電話会社の事を言います。


Samは電話会社の駐車場で、出てきたStewieにナイフ突きつけて正体を見破ったと言いますが、Stewieのあまりのおどおどぶりに一瞬躊躇しているところを後ろから殴られて気絶させられます。Crocottaは最初に2人を案内してくれたClarkでした。ClarkはついでにStewieも殴り倒します。
SamとStewieは椅子に縛られています。
ClarkはStewieを刺し殺し、その口から魂を吸い取ります。
2週続けて目の前で人が殺されるのを見せられたSamは気の毒です。
Samが最後にしたDeanへの電話はClarkだったみたいで、彼にここへおびき寄せられたんですね。
Clarkは発電機に手をかざします。
“何してるんだ?”
“お前の兄貴を殺してる、あるいはほかの男かも”


男の人が家に帰ろうとしていると電話が鳴ります。
彼が電話に出ると、かけてきたのは彼の娘さんで、やっぱり彼女も死んでいます。
もうかけてきちゃダメだという男に娘は、わかっているけどどうしてもかけないといけなかったのと言います。なぜなら、自分の事を殺した男が今家に居て、お父さんも殺そうとしていると言います。
もちろんこれはCrocottaの嘘で、今彼の家にいるのはDeanです。

Deanは家に誰かが帰ってくるのを見て聖水を用意して待ち抱えていますが、そこへ男がショットガンをいきなりぶっ放して入ってきます。聖水が吹っ飛んでDeanは、素手で戦うはめになります。男を床のDevil’s Trapに捕まえるまで2人は殴りあいます。

Samは後ろ手に縛られたコードを外す努力をしています。Clarkは、テクノロジーが人生を楽にしてくれたとSamに言っています。以前は一年に1人か2人食べられれば良かったけど、今は空腹になれば電話をするだけだと。
そして、ClarkはSamの魂を食べるためその不気味な口をあけて近づいてきますが、Sam
はコードを外して反撃します。

Deanも男をDevil’s Trap上に持ってくることに成功し、彼の持っていた銃も奪います。悪魔払いの呪文を読み始めたDeanに男は不可解な顔をして、難なくDevil’s Trapを跨いで出てきました。ここにきてDeanはようやく自分が間違っていたことに気付きます。
彼はDeanが娘を殺したと思っていますから、また殴り合いになります。

Samの方は、Crocottaと戦いが続いていましたが、ようやく壁のスパイクに頭を突き刺して殺します。

Deanの方もようやく、男の動きを止めることが出来ましたが、彼にどうして自分の娘を殺したか聞かれて自分は殺していない、信じてくれと言っています。
“じゃあ、何故ここにいるんだ”
“・・・わからない”
Deanの困惑した表情。Demonだと思っていたわけです。信じてたんですパパのこと本物だと。結局、Samが正しかったんです。

モーテルの鏡の前でDeanが腫れあがった顔にタオルを当てているところに、これまた同じような顔をしたSamが帰ってきます。
2人は、ベッドに腰かけます。

“Dean、おやじじゃなくて残念だった”
“いや、このことでお前にとんでもない思いをさせたな”
“あ~、いや”
“お前が正しかった”
“もう忘れてくれ”
“忘れられない。俺は、これに解決策があると思いたかったんだ。本当に、ただ・・・怖いんだ、Sam。本当に怖い”
“わかってる”
“どんなことでも受け入れる準備ができていると思っていた。崖っぷちの男の最後の足掻きさ”
Deanはちょっと自嘲気味に笑います。
“希望を持つことは何も悪くないよ、Dean”
“俺は、土壇場でおやじが現れて奇跡を起こしてくれるとは思えない。誰にも期待できない。結局、このことから俺を救いだせるのは俺自身しかいないんだ”
“・・・それに、おれ”
と、Samが言います。
“・・・お前?”
“なんだよ?”
“そりゃ驚いた、じゃあ俺はここでその時を、お前が答えを見つけて帰ってくるのを待ってればいいのか?”
(待ってる間)Poemでも要る?”
“もういい、まったくっ”

DeanがTVを点けてSamにビールを渡します。ビールを飲みながら、SamがそっとDeanを見つめています。



終了~。


今回のEpは、Deanの状況が全くもってDesperateなんだと再認識させられるEpでした。結局、誰も自分を救うことはできないと、思い知らされて恐怖の真っただ中に突き落とされるような思いがしたでしょうね。Samは自分が助けるつもりなんだろうけど、絶対あきらめないんだろうけどかなり状況は悪いようですね。全く私の想像力欠如の頭では後2話がどうなるかわかりませんが、もう2人が心配で心配で仕方ありません。だって、どっちが欠けても生きていけないんだよ、この2人は!
とりあえず、ざっと物語を追ってみましたが、まだ書き足りないことが出てきそうなんで、思いついた都度書きたいと思いますが、とりあえず今日はここまでということで。


***

5 件のコメント:

Jya / 邪 さんのコメント...

こんにちは、またまたお邪魔いたします。
やー、今回のEpiは色々スゴかったですね〜。
悪魔だと思ってた男が違ってた時のDeanの"I don't know..."と最後のSamの"and me"辺りにかなりガツンとやられました。
そして頭っからDadの電話を信じてないSamにはひゃー!!となりました(笑)あれは嫉妬からだと思いましたよ、私も〜。
そして最近のSamの大人っぽさにはクラっときますね。ここに来てDeanが弱さや恐怖心を隠さなくなってきたんで尚更Samの強さが際立ってきてるような気がします。
それにしても、もう自分にはSamしか残されていないからこそSamを危険に曝したくないDeanと、Deanさえいれば何があっても大丈夫だと思うからこそ決して失いたくないと思うSamって、結局お互いを思い合っていて誰よりも必要とし合っているのに微妙にすれ違っていて、見てるこっちは身悶えします〜。
相変わらず目の離せない兄弟ですねぇ...

yumiusa さんのコメント...

jya/邪さんへ

こんばんは~

新Ep2本目とは言え、実質的にはこれが本格始動ですよね。
パパのことになると、DeanとSamの反応が全く違っていて、このスタンスはず~っと変わんないんだろうなと思ってしまいます。

Samの今回の態度はわかりすぎです。ほんと、最初からまったく信じないんだもん!それこそSupernaturalな事を一杯見てきてるはずなのに、パパがDeanを助けに来るっていうのが、それでDeanが舞い上がってる(笑)っていうのが許せないんだと思うんですけど、どうでしょう?

おっしゃる通り、最近のSamはすっごく大人になった!逆にDeanがなんだか儚げにさえ見える時があってドキッとしちゃいます。Samがますます成長してるってこともあるんだけど、2人並ぶとDeanが華奢ですよ~(笑)

八方ふさがりで、地獄へのカウントダウンを止める方法が見つからないなか、Samはどうするつもりなんでしょう?次回Ep15では、なんだかとんでもない事、仕出かそうとするみたいで・・・。心配です。もうどんな状態でも、Deanがそばにいさえすれば良いと思ってるんでしょうか?愛する人を失いたくないって気持ちは人をおかしくするものですが、ちょっと頭冷やさなきゃだめよ~っと、私も身悶えてます!
あ~次回Epが待ちきれません!

匿名 さんのコメント...

yumiusaさん、こんにちは~

いや~今回は完璧やられました。冒頭から微ウル状態だったけど、ラストのモーテルのシーンでついに涙腺決壊!八方塞がりで絶体絶命なのに、それでも(世界の片隅で)懸命に生きようとする兄弟が愛しくて愛しくてもう・・・。(涙)
そして極めつけが"And me..."ですよ。彼らにとっては互いの存在が全てなのだと改めて思い知らされたEpでした。これで萌えなきゃどーするよっ!ってなもんですよ。
Deanの"I'm really scared."のセリフに胸が痛くなったけど、それを認めたDeanだからきっと大丈夫だと信じたいです。少なくとも、Ep9の頃の恐怖の裏返しで自暴自棄になってる彼よりずっといい。そして恐怖も何もかも全てをSamに委ねてしまうといいですよ。(笑)
(あ、だからと言ってゾンビ~は勘弁・・・^^;)

しっかし、冒頭の「S:秘密にしてたのかよ」「D:秘密を持ったのはどっちが先だ」の一連のシーンですが、言葉尻だけ捉えると長年連れ添った夫婦の痴話喧嘩に見えなくもない?って、既に終わってますね、自分。(汗)

匿名 さんのコメント...

↑ああ、また間違ってしもた。(ダメじゃん)
Ep9じゃなくEp7と言いたかったのです。
吸血鬼のEpですね。

yumiusa さんのコメント...

小夏さん こんばんは~

冒頭から兄弟Emotion炸裂でしたね。久々だったのでかなりグッと来ましたよ~。
Samの"And me"には、“死んじゃったおやじなんかじゃなく、俺が絶対Deanを助けるから、俺だけを信じてればいいんだ”ってな台詞がくっついていそうで・・・。(妄想)
それに、Samには常に弱いところを見せまいとしてきたDeanが、"I'm really scared"ですからね。弱さを認めること大事ですよね。特に相手がSamなんだから、頼らないとだめだよ。2人しか居ない兄弟なんだし、どっちが欠けても崩壊しちゃう関係(笑)なんだから!
お互いがいなくなったら生きて行けないことは、これまでの数々のEpで証明済みだし。

>長年連れ添った夫婦の痴話喧嘩
はははっしょうがないですよ~。下手したら、本物の夫婦より長くて濃い~い時間を一緒に過ごしてきていますからね~。