USでSeason6を放送中のSupernaturalにハマっています。日本ではまだ未放送の部分についてのネタばれが満載ですので、未見の方は十分にご注意ください。記事を読まれる場合は、その点をご了解のうえ、お読みください。

2011/02/27

Supernatural Season6 Ep15 "The French Mistake" 感想もどき

ご注意ください!海外ドラマに関する日記では、常にネタばれしています。 ここからは、USのTV series Supernatural Season6についてのSpoilerが含まれています。ネタばれ禁止の方は十分ご注意ください。 念のため:いつもの通り、わたしの訳には間違いや勘違いや萌えが大量に含まれている場合があります。おまけにかなりの意訳ですので、その辺りの事ご理解の上軽~い気持ちで読んでやってくださいね。







Supernatural Season6 Ep15 "The French Mistake"の感想もどきです。






殺し過ぎだって!!(爆笑)
M・・・Misha~~~。
さすがに彼の死にざまは、伏せられましたね~。Misha Fanへの配慮でしょうか?でも、殺してるし・・・(苦笑)



わたしの訳には間違いや勘違い、勝手な萌えが大量に含まれている場合があります。そのため、一般的な訳でない場合もあります。おまけにかなりの意訳ですので、その辺りの事ご理解の上軽~い気持ちで読んでやってくださいね。正確な訳をお望みの場合は、どうぞご自分で訳をお願いいたします。よろしくです。それから、文中の訳の無断転記等は、おやめ下さいね。どうかお願いいたします。





兄弟は、Bobbyのお家でお留守番中です。
Bobbyは、嵐の中、町へお買い物に行っているようです。お疲れ様。
そこへ翼の音と共に、突然の訪問者。
Balthazarです。
おじさん、久しぶり。
彼は、Archangel Raphaelに追われています。
Casは地下に潜伏中で、RaphaelはCasに手を貸した者を狙っています。Casを引き摺りだすために。もちろんそのリストの中にはDeanとSamの名前もあがっています。
そんなことを説明しながらも、Balは器に塩やラムの血、それにBobbyが多分苦労して手に入れただろう「聖人の骨」を机の引き出しの二重底から見つけ出し、ミックスしています。素晴らしいPantryを持ってるな~なんて褒められても、嬉しくないでしょうね、Bobby。
窓にSpellを描くBal。
そして、彼はポケットから鍵のようなものを取り出してSamに託します。それを持って逃げろと。その胸には、刺し傷らしきものがあり、出血しています。彼は、Raphaelが送り込んだ刺客に遣られたと言います。でも、Angelだから大丈夫。痛そうですが。
そこへ、現れた噂の刺客、Virgil。
Balは、吹っ飛ばされています。
迫って来るVirgil。
Balは、DeanとSamをSpellの描かれた窓に、飛ばしました。
窓を突き破って、嵐の中に放り出されるDeanとSam・・・・・、のはずが・・・・・。

彼らが落ちたのは、雨に濡れる冷たい地面ではなく、青い安全マット。
「カ~~~ット!!!」の声と共に、動き始める沢山の人々。
「良かったよ!」と、ポンとお尻を叩かれて、Deanは訳がわからず戸惑います。
どうやら、ここにAngelはいない様子ですが、どうも、まったく違う世界に飛ばされたようです。Bal、いったいどこに?
状況がつかめず戸惑うDeanとSamにお構いなしに、今取った撮影シーンをチェックするクルー達。画面にノイズが入っています。取り直すにはセットの作り直しに95分かかるって?
とりあえず、襲われる心配は今のところなさそうですが、とにかく状況が飲み込めないDeanとSam。

S"逃げる?"
D"どこへ?"

どうしようと、オロオロしていると、女の人がSamを呼びに来ました。
でも、彼女が呼んだ名前は、「Jared」。
Samだけ連れて行かれて心細そうなDeanも、「あなたはこっち」と女の人に鏡の前に連れて行かれます。でもやっぱり彼女が呼んだ名前はDeanではなく、「Jensen」。
座らされたドレッサーの端っこには、DeanとSamのカワイイ写真がたくさん貼ってあります。でも、Deanに、憶えはないはず。
「お化粧を落とすわね」という不本意な言葉に、Deanは抵抗。

D"やめてくれよ。俺は化粧なんて・・・"

と言ってみたものの、彼女がDeanの顔を拭き取ったティッシュには、ドーランが・・・。

D"・・・何てこった!俺、化粧した娼婦かよ!"

などとショックを受けています(爆)
そりゃ~化粧してるなんて、Deanにとっては屈辱でしょうね。

Samの方はと言うと、さっきの女の人にインタビューを受けています。そして彼女、これまでのDeanとSamの事をすべて知っているようです。Samが、地獄に行って魂の無いまま帰って来たけど、ようやくそれを取り戻したってつい最近の事まで。
Samは、どうやらここが自分達のいた世界とは違う世界である事に気付きます。



S"ヘイ!"
D"おい!あいつら俺に化粧させるんだぞ!なんて奴らだ!!"
S"おれ、なんとなく状況がわかったよ"
D"どうなってるんだ?"
S"これは、TV番組なんだよ"
D""なんだって?
S"つまりここ・・・この場所は、Balthazarがおれ達を送り込んだトワイライトゾーンなんだよ。どうしてか分かんないけど、おれ達、TV番組に出てる"
D"なんでだよ?!"
S"・・・わかんないよ"
D"いや、マジで。なんでだよ!?何で俺たちの生活なんて見たがる?!"
S"いや、さっきのインタビューの人から聞いた感じじゃ、あんまり人気はないみたいだ"
D"・・・・・・・・・"
S"なあ、そんなことはどうでもいいとして、おれ達、Deanが「Jensen Ackles」になってる世界に来ちゃったんだよ。で、おれはここでは「Jared Padalecki」って呼ばれてる・・"
D"はあ?おまえここではポーランド人?これの何を理解しろって言うんだ?!"


人気がないのは2人にとっては良い事なんだろうけど、ちょっと複雑な気持ち?
DeanとSamは、セットの外に出ます。
そこに愛するImpalaを見つけたDean。
地獄に仏?嬉しそうに近づいて行くと、カワイイBabyに泥をぶっかけている男が!!
ところが、ふと移した視線の先には、Impalaがたくさん並んでいます。中にはクラッシュした物まで。

D"・・・気分悪い・・・。オカシクなりそうだ・・・"

ショック続きですね。
この時のポカ~~ンとしたSamの顔が、ほんと、カワイイの(^^)
魂がなかった頃だったら、こんな可愛い顔は見られなかったでしょうね。

D"・・・帰りたい・・・。ここにいたら、頭がおかしくなる"
S"うん、おれもそう思う"
D"どうする?"
S"Cas?"
D"やつが生きてるんなら、Casを呼ぶのがベストだよな"

Deanは瞳を閉じて、まさしく祈るようにCasに話しかけます。

D"親愛なるCastiel。きっと今頃Heavenから離れて、逃げてる最中なんだろうけどさ、俺たち、これを聞いてくれる事を祈ってる。応答願います。応答願います"

そっと開けた目に入ったのは、道路に佇む、いつものトレンチコートのCas!やった!とばかりに、駆け寄る2人。

D"Cas?Cas!ヘイ、Cas!!ああ、Tanks God!!どうなってんだ?Balthazarは、俺たちに何をしたんだ?"
C"・・・・・お前達をVirgilの手からの守るために、奴は代わりの世界にお前達を飛ばしたんだ。ここは、ほとんどの点で我々の世界と同じだが、それは劇中での事だ"
D"・・・それって、・・・あいつの作った世界って事か?Balthazarスーパーマンを出す代わりに、俺たちをこのバカげた世界に送り込んだのか?!"
C"・・・・・う~ん、まあ、そういうことかな。とにかく、説明している時間はない。カギを持っているか?"
S"ああ"

SamはBalthazarに渡されたカギをCasに手渡します。

S"それで、このカギは何なの?"
C"これは、部屋を開けるカギだ"
D"何があるんだ?"
C "BalthazarがHeavenから盗んだあらゆる武器だ"
D"あいつがそれを俺たちに?"
C"私が、お前達と連絡を取り合えるまで、安全な場所に置かなければならなかった。それらの武器で、私は自らの力を回復出来るかもしれない"
S"ああ、そうか。OK、いいね"
D"そうだな"
S"それはそうと、あ~、この厄介なTVのゴタゴタをどうしたらいい?"
C"・・・・・・なんだって?"
D"ああ、そうだ、Padaleskiとかな"
S"あ~、「lecki」だよ"
D"はあ?"
S"正確には、「lecki」だって"
D"・・・・・"
C"へい、また新しいページが入ったのか~?"
D"新しいなんだって?"
S"これって、なにか、とてつもないジョーク?"
D"ああ!そうだとしたら、まったくばかげてる。理解できないね!!"
S"まったくだ"
C"2人とも大丈夫かい?"
D"・・・・それ寄こせ!!"

Deanは、Casが持っていた紙を取り上げます。

D"なに・・・。これは、脚本だ。こいつ、Casじゃない!"
S"え?だって、そっくりだよ"
M"なんだ~?君達また僕を引っ掛けようとしてるのか~?"
D"こいつの名前は、Mishaだってさ。Misha??"
S"ああ・・・ワオ・・・"

Samは、Mishaからカギを取り戻し、2人は呆れかえってその場を後にします。

D"・・・Misha?Jensen?・・・何なんだ、このあたりの名前って・・・"

もう、どうなってるのか大混乱の2人に、Mishaは叫びます。

M"お~~い、やっぱり、僕を引っ掛けたんだな~?!Tweetするからね~。「Hola、Mishamigos~。J2に、上手くやられちゃったよ」と"
D"俺たちが、Kansasに帰りつくまで、自分の脳ミソを掻き出しておきたい気分だ!"
M"「ホント、彼らと同類だと感じるよ」と"

怒りのDeanの背後で、MishaはTweetに夢中です。
現実の彼も、よくTweetしていますよね。わたしは、呟いた事がこれまでに1度もないです。稀に、MishaのTweetを見て、あ~この人本当にマメな人なんだな~と感心する時があります。きっと、サービス精神旺盛な人なんでしょうね。Nice Guyです。


怒りながらズンズン歩いていると、J. Acklesと張り紙がしてあるトレーラーを発見。

S"なあ!J. Acklesだって!"
D"俺の偽物か!"
S"うん!"
D"俺の作りモノだらけなはずだ!"

コッソリする必要ないのに、なんとなくコッソリな感じの2人。トレーラーに忍び込むと、そこには高そうなラジコンのヘリに、大きな観賞用の水槽。

D"・・・俺、ヘリ持ってる"

と、嬉しそうなDean。

S"うん。それにこんな大きな水槽をトレーラーに入れるなんて、どんな人間なんだよ"
D"・・・どうやら、Jensen Acklesらしいな・・・"
S"とにかく、さあ、どんな人物なのか調べてみようよ"
D"Hunterじゃない事は確かだな。で、俳優だ"

Samは、Webで検索中。
Deanは、トレーラー内を探索します。大きなテレビ画面では、DeanとSamが映し出されています。テーブルの上に、JensenとJaredが表紙の雑誌を発見。見た目が自分達と瓜二つなもんだから、DeanはそのBlue Steel顔に寒気がするようです。Samは、仕事なんだからしょうがないよ、と、ある意味あきらめ気味。

そして、Samが見つけたDean、もとい、Jensenのプロフィール。Texas出身。ちょっと気を良くするDean。
しかし、Samの次の言葉に、顔色が変わります。

S "・・・ああ・・・昼メロにに出てる・・・"
D "なんだって?!"

パソコンの画面には、若かりし頃のそれはそれはCuteなJensen。Sweetとしか言いようのない色男です。"Days of Our Lives"での Eric Brady 役の時ですね。わたしは見たことないので、内容はコメントできませんが、ああ、なんだか恥ずかしいです・・・(照)
Deanを気の毒そうに見る、そしてどうリアクションしていいのか分からず固まるSamが、可笑しすぎです。お兄ちゃんのこんな恥ずかしい場面を見る事になるとは、思ってもいなかったでしょう。しかし、それはDeanとて同様。まさか、弟にこんな恥ずかしい自分(実際は別人だけど)を見られるなんて、きっと屈辱的ですよね。

D "・・・お、・・俺、俺は、この世界は到底好きになれない、Sammy。俺たちは、何としても、ここから脱出するんだ"
S "ああ、一片の異論もない。でも、この事、Casには、届いてないよね。・・・ああ~もちろん、本物のCasに、だけど"
D "ああ、そうだな。俺たちは、明らかにCasと交信できる範囲外にいる。でも・・・。"
S "なに?"
D "俺たちが、Balthazar の逆Spellをする事が出来ればどうだ?"
S "・・・?・・・"
D "俺は、全部見てた"

Deanは、紙にBalthazarが窓に描いたSpellを描きました。そして、自分達が飛び出してきた同じ場所に戻って、同じようにすれば、元に戻れると考えます。


早速2人は、セットに戻り、必要な物を探し始めました。が、如何せん、そこはFakeの世界です。


S "あった!「聖人の骨」!!・・・と思ったら、これ、ゴムだ・・・"
D "見ろよ!これ!!作りもんだ!!どうすりゃいいんだ!!"

ナイフもゴム製。Deanは、Samを突き刺しますが、よくあるおもちゃで、先が引っ込むように出来ています。自分も刺してみますが、事態が変わるはずもなく・・・。TVなんだから、本物があったらその方が恐いです。
脇を通りかかった監督さん。なんとも変な感じでしょうね~(^^;



2人は、とにかくここから出る事にします。もちろん、カワイイImpalaで。ところが何だか様子が変です。

S "全部作りものだ。これは、映画の世界にいるんだよ。現実の世界に戻らないと"
D "ああ、その通りだ。とにかく、Spellがある間は、俺たちはここから出られない。・・・?どうなってんだ?"

Impalaが、まったくスピード出ません。ノロノロ運転で、ギシギシおかしな音までします。警備の子?ADさん?が追いかけてきて、窓を叩きながら止まるように言います。もちろん、Jensenに、です。

Boy "Acklesさん!Acklesさん、お願いです!!"
S "・・・あ~、Dean・・・"
Boy "ああ、Acklesさん、お願いです~!!"
S "・・・Dean、これ、Impalaじゃない・・・"
Boy "お願いです!止まってください!!"
D "マジで?!"
Boy "お願いですよ~~!!"
D "まったく忌々しい小道具め!!!他のと同じかよ!!"
Boy "ああ、ありがとうございます。ありがとう・・・"
D "ここから出るにはどうすればいいっていうんだ?"


撮影所を出るには、Clifの運転する車に乗って、お家まで送ってもらう、っていうのが、普段のJ2。2人は、仕事の打ち合わせのためにJared のお家まで送ってもらう事にします。そして、いったい自分達がとの町にいるのかと思っていたDeanの目に飛び込んできたのは、高速道路の「Vancouver」の文字。

D "・・・なあ・・・俺たち、Americaにさえ、いないんだぞ"

と呟いたDeanのガックリ顔が、申し訳ないけど笑えました。


そしてやって来たJaredのお家は、なんとまあ豪華。
まず2人が目を奪われたのは、日焼けマシーン?でも、SamにはDraculaの棺桶に見えたのね(苦笑)酒を見つけて飲もうとしたDeanは、庭にラクダがいるのを見つけます。ところがそれがラクダでなくAlpacaだと教えてくれる声が。
なんと、2階から、2人を見ているのは、Ruby!!
Deanが、おもわず「Ruby」と声をかけます。降りて来た彼女は、それをジョークと取ったのか、嫌味と取ったのか、「彼女って年を取らないのよね」なんていってます。
そう言えば、この部屋には、SamとRubyのArtがシンメトリーに飾られていたりして、戸惑うDeanとSam。そして、2人の結婚式の写真を見つけちゃったDean。
Rubyは女優さんで、この世界ではJaredと結婚しているんだと察します。
またまた、ショックです。

この世界のJensenとJaredは、仲良しではないようです。
Genは、Jensenが家に遊びに来た事が一度もないと言うし、さっき監督さんは、何だかおかしなことをしているとはいえ、2人がお互いに話をしてる事は良い事だと思ったみたいだし、Genも、2人が話している事が嬉しいと言うし。
マジ、Supernaturalスタッフ、どこまで本気??

とにかく何だか様子がおかしい2人ですが、Ruby、もといGenevieveは、「カワウソ養子縁組チャリティーディナー」に出かけて行きます。なんだ?それ。
彼女が去り際に、Samにチュッとすることろから、顔をそむけるDeanの気持、わかります。

でも、Rubyはヤダけど、Genはカワイイっす。

Samは、彼女の名前をWebで調べた後(苦笑)、「聖人の骨」を探す事に。ほどなく見つけたそれは、Mexico Cityに。明日、取りに行って週末までにここに戻ろうと言うDeanに、SamはそれがWebで買えたと言います。そして、その手にはクレジットカード。
素晴らしい、Jared Padalecki~。
そしてDeanも、何やら珍しいモノをJaredのカードで購入。最初の1枚はダメだったけど、2枚目で見事購入。
またまた素晴らしい、Jared Padalecki~。

そして、今必要な「聖人の骨」は、明日の朝、空港に着くと言います。なんとも簡単な世の中です。で、Deanは、のんびりとカウチでお休みする事に。
Jaredの後ろには、カウボーイ姿で馬に乗る彼の大きなパネルがかけられています。マジッすか?

一方、Samの方は、チャリティーから戻って来たGenに、話しかけます。相変わらずおかしなことを聞くSamに、Genは、「Samを長く演じすぎたのね」と言っておりますが、が!!Sam!!あなたまさか?!
Genに手を引かれて2階に上がって行ったSam。
あなたまさか、美味しく頂いちゃったの??
あの挙動不審ぶりは・・・。
まさか、魂のあるSamに限ってそんなことは・・・、無いとは言えないのが「男」ですよね?いや、しかし、違うとはいえ、煮え湯を飲まされたRubyにそっくりな女と?
う~ん、God only knows.


翌日、空港には確かに荷物が届いていました。
朝の8時に、税関を通さず受け取りに来た2人に、Clifは怪訝そう。違法な物じゃないだろうねって。違うって言えば、安心するか?って?安心できませんよね。
例のセットで、Spellの支度をしていると、クルーがやって来てしまいました。Deanは、ここをしばらくJaredと2人で使いたいと言いますが、監督は、今日の撮影がすんだらね、と取り合ってくれません。と言う事で、この後、DeanとSamにとって、最悪の事態が訪れます。


M "それ何が入ってるの?"
S "死人から部品を買ったんだ"
M "おお・・・カッコイイね・・"

と、Mishaと意味のない会話をしているとことに、Deanが最悪の情報を持ってきました。

D "・・・悪い知らせだ。・・・あ~、俺たち、演技しなきゃならないみたいだぞ"
S "・・・なんだって??"


そう、撮影が一段落しない事には、この場所が使えない。それには、撮影を終わらせないといけないんですが、それが最悪です。DeanとSamは、演技なんてした事ないんですから。もうNGの連続攻撃です。監督も、いったいどうなってるのかわかりません。昨日までのJ2とは、別人のようなヘタッピさです。
もうここは、説明の必要はないですよね。
ただただ見て笑ってください。
Samの動きが可笑しいし、Deanに至っては、説明書きまで読んじゃってる始末です。立ち位置も間違ってるし・・・。Mishaが、髪を直してくれてるヘアーさんを、冷たく押しのけてるところが・・・。Misha、この世界では、いけすかない俳優だわ。
監督さん、もう何が起ってるかわかりません。
休憩に入り、Sera嬢に電話しています。
何が起ったか分からないけど、彼らは才能の一片さえ失くしてしまって、おまけにClifによるとMexicoから何か違法な物を持ちこんでる。そしてここでも、2人がお互いに話しをし始めた事は喜ばしい事だって言ってます。
マジ、その話どこまで引っ張る?
Mishaは、J2の事をTweet中。
それによると、2人は闇市で臓器を売買してるって。
助監督さんは、絶対Drugのせいだと言います。
DeanとSamは、早くこの地獄から抜け出そうと、窓にSpellを描き、そこへ飛び込みました。が、窓を突き破って痛い思いしただけでした(爆)
助監督さんのひと言、「Drugだ」って。
そう見えますよね。ははは。



トレーラーに戻って、2人は話し合います。
完璧なはずのSpellが何故効力を発揮しなかったか。
それはここに、Supernatural的な物が存在しないから。一晩中起きてWebを調べてたと言うSam。あ、じゃあ、やっぱりGenとは何もなかったの?
と、それはさておき、とにかく、Apocalypseが起ったサインが何もない。MonsterもGhostもDemonも、Hunterもいなけりゃ、MagicもHeavenもHellもない。そして、Angelも。だから、Spellが効かなかったんだとしたら、どうやって元の世界に戻ればいいのか。


ところが、窓ガラスに浮かび上がった例のSpellから、DeanとSamを追ってVirgilが飛び出してきました。
どうやって、ここから抜け出すか思案中のDeanとSamの前に現れたかと思うと、DeanをSpellで殺そうとしましたが、ここではSpellは使えません。肉弾戦です。
ところが、その騒ぎに気付いたスタッフに2人は止められてしまいます。そして、Samは、その時カギを奪われてしまいました。

監督さん、もうお手上げ状態です。
Sera嬢とまたまた電話で話し合いです。彼は、JaredとJenが、LSDでもやってトリップしちゃってるとしか思えないと言います。そして、飛んで行って彼らを助けると言うSera嬢に、Kripkeに来てもらった方が良いんじゃないかと言います。このShowを始めた彼の言う事なら、2人も聞くはずだと。
でも、Sera嬢は、彼は次のPilotを書くのに忙しいと言います。

ここでも、KripkeとSera嬢は、仲がよろしくないようで・・・。


さて、追手が来たからには、うかうかしていられません。Virgilは、たぶん、戻る方法を知っているはずですが、今は、彼もSpellを使えない状態です。Deanは、どっちにしても、Virgilをギャフンと言わさないと気が済まないようです。


さて、Misha。
やっぱり、この世界の彼は、Bastardのようですね(苦笑)ADさんを人扱いしていません。そして、Twitterholicです。これは、その通りですか?
しかし、誰かが後部座席にいるような気がする、とTweetしていると、ホントに隠れていました。それも、Virgilです。そのまま、どこかへ連れ去られるMisha。ビビリ具合が、Casとは似ても似つかなくて、違和感ありすぎなんですけど!!



そして、セットでDeanとSamを待ち構えていた監督さん。ここで彼の名前が明かされます。そう、彼こそ、Executive Producerの Bob Singerその人でした!DeanとSamは、Bobbyと同じ名前だと知って、驚きます。どこのどいつが、自分と同じ名前をTVのキャラクターにつけるんだって。
Singer監督は、2人が出演料の値上げを狙ってこんな事をしてるんだと考えたようです。ここにいたって、Samはようやくカギが無くなっている事に気付きます。こんなところで意味のない事をしてる場合じゃない。監督には、「俺たちは辞める」と言い捨ててその場を後にします。Singerさん、困ったでしょうね~。


その頃憐れMishaは、VirgilがRaphaelと交信するためのツールにされていました。昔、Megが使ったやり方と同じですね。人間の首を切って、器に血を溜める。VirgilもAngelの内だと思うんですが、彼らは平気で人間を殺しますから、今さら驚きはしません。
それにしても、このMishaの扱いは、どうよ。彼のFanから苦情がきやしませんか?ま、Misha自身は、十分楽しんでいそうですけど(^^)



Jaredの家に戻って来たDeanとSamを待っていたのは、涙でマスカラの落ちた酷い状態のGenでした。そして、彼女は、Mishaが刺殺された事を告げます。「どこで?」とハモルDeanとSam。
現場に駆けつけてみると、ホームレスの目撃者がいました。
彼によると、その男はMishaを刺し殺した後、祈り始め、どこからか聞こえてきた声が、「明日、Virgilが渡って来たその場所で、Raphaelはその窓を通し、彼とカギを受け取る」と言ったそうです。



Raphaelのお使いVirgilは、銃砲店で銃を調達しています。Angelの武器が銃だなんて、それも、ポンプアクションです。ああ、世も末だ・・・。



DeanとSamは、Virgilが現れるのを、撮影所で待つ事にします。


D "俺たちが、Virgil を倒して、カギを取り戻すのが正しいのかも。でも、このままここから出られないかもしれないぞ"
S "・・・いいや、それなら、何かほかの方法を見つけて帰るまでさ"
D "・・・ああ、でも・・・帰らなかったら、おまえはこんなにメチャメチャにはならないかもな"
S "・・・?・・・なんだって?何バカな事言ってんだよ?"
D "俺が言いたいのは、常識だけが絶対じゃないってことさ"
S "・・・Dean、俺たちの大事な人は、元の世界にいるだろ"
D "ああ、でも、ここならおまえは、かなり楽しい人生を送ってるじゃないか"
S "・・・・・・"
D "元に戻れば、生後6カ月から悲劇の連続だ"
S "・・・・・・"
D "だってそうだろ?Rubyと結婚する事もひっくるめて、膨大な数の選択肢がある。俺たちの本当の人生には、太刀打ちできっこないさ"
S "・・・Deanの言うとおりだ。でも、それは同じ意味じゃないよ。だって、ここじゃ、おれ達、兄弟でさえないんだよ"
D "・・・・わかった。それじゃあ、俺たちの狂ったご帰還ショーをとことんやってやろうじゃないか"

自分達が兄弟じゃない世界なんて意味がないって、Sam、良い事言うね。Dean、ちょっと嬉しそうだった。気楽に生けてける世界より、とんでもない人生でもDeanと兄弟の方が良いなんて、泣かせるわ。



そして、やって来たVirgil。
いや、はっきり言って、このEpで一番笑ったのは、ここからのシーンです。
Kripke~~。
なんなの~、この音楽!!
殺されに出て来たのかって。
この殺されっぷり、本当は自分でやってみたかったんじゃない?Singerさんも、アッサリ殺されちゃって・・・。
これ、脚本は確か、Ben Edlundだったよね。
潜在意識がこういうのを書かせたのか、それとも確信犯?とにかく笑える。


待ち構えてたDeanとSamは、肉弾戦では負けません。Virgilを倒してカギをGet。窓にれたRaphaelのSpellに、逃げようとしますが、引き摺りこまれてしまいます。気がつくとそこはどこかのモーテルの駐車場?
現れたRaphaelのMeat Suitは、何と女性でした。「女みたいに見えるぜ」と軽口を叩くDeanですが、握りこぶしひとつで傷めつけられます。カギも奪われて、絶体絶命かと思われたところへ、Balthazarおじさん登場。

そのカギが、ただのバスステーションのロッカーのカギだったって?そう、これは、Raphaelの注意を逸らすための作戦だったわけで、DeanとSamは、まんまとその作戦の一部にされてたわけです。騙されていたと知ったRaphaelの気は収まりませんよね。Balthazarに近づく彼、いや、今回は彼女か?の背後に、満を持して現れたのは、Casでした。


C "彼から離れるんだ、Raphael"
R "・・・!・・・"
C "私には今武器がある。それらの力は私と共にある"
R "Castiel・・・"

久々に見た気がするCasの翼の陰。
ほんと、ここ最近のちょっと傷み気味の彼とは違ってます。Heavenの武器は、Casに大きな力をもたらしたようです。しかし、なぜ、Balthazarが?このおじさん、いったい何なんだろう?何がしたいか、もうひとつよくわからんな~。

C "今夜死ぬのが嫌なら、この場から去れ!"

ここは形勢不利と察知したRaphaelは、黙って翼の音共に去って行きました。一発逆転です。


B "さあ、Cas・・・。お前が剣を持っている今、それのせいで命を落とさないようにな"


強力な武器は、諸刃ってこと?
謎の言葉と共に、Balthazarも消えてしまって、Casは訳が分からないDeanとSamの肩に触れて、Bobbyの家に戻します。
外は、相変わらずの嵐のままです。


S "ま・・・待ってよ!おれ達を陽動作戦に使ったのか?!"
C " ・・・Balthazar の計画だった。・・・・が、私も同じ事をしただろう"
D "慰めになってないって!Cas!!"
C "いつになったら、お前に分からせる事が出来る?私がRaphaelに負けると言う事は、すべてが終わると言う事だ。すべてが!"
D "危険な状況だってことはわかってるさ!!あんたが話してくれた事が全部ならな!!"
C "・・・残念だ。・・・そう出来る時が来たら、説明しよう"


Casは、そう言って去ってしまいました。
いったい、Heavenでは、今どんな状況なんでしょうかね?正直、知りたくもないですが、こうやってDeanとSamが巻き込まれるなら、知らぬ存ぜぬとも言ってられないしな~。


D "クソ忌々しいAngelめ!"
S "・・・・・"

Samは、真剣な顔で柱に近づいてそれが本物か叩いて確かめてみます。もちろん本物の柱。懐かしのBobbyのお家です。


S "硬いよ。本物だ。良かった・・・"
D "ああ、本物のカビの生えた、シロアリだらけのスウィートホームだ"
S "はは・・"
D "くだらない事で一杯だ。おお!それに・・・俺たち、また一文無しだ"
S "・・・ああ・・・でも、・・・ヘイ・・・少なくとも、おれ達、口はきいてるよね"
D "・・・・・・・"


「少なくとも、おれ達、口はきいてるよね」って言った時のSamの顔がカワイイの。
違う世界のJensenとJaredは、口もきかないほど、仲が悪かったみたいだけど、DeanとSamはなんだかんだ言って、仲良しです。お互いのためには命も惜しくないんだから、仲が良いって言い方じゃ物足りないか。
今回、いったいどんな話になるのかと思っていましたが、なるほど、そう来たか、と。ある意味、Supernaturalらしいっちゃ~、らしいEpだったわね。
内輪受けしてるって感もないわけじゃなかったけど、ま、許容範囲?そんなに不愉快になるような内容じゃなかったから、良かったんではないでしょうか。でも、こういうのは、1Seasonに1個でいいわね。
もうお腹一杯っす。

これ見て、みんなどこまでがリアルで、どこからがフェイクなんだろうかと、悩むんじゃありませんよ~。ほとんどがフェイクだと思いましょう(^^)



さて、Casは、Heavenの武器を手に入れて、形勢逆転出来るのかしら?この先の彼の関わり具合も気になりますし、Raphaelの動向もDeanとSamに影響するのかな?一番気になってるMotherの事は、出てきませんね。あれは、Season7用にKeepしてあるのかな~。確かに引っ張れそうなネタではありますが。もう撮影はEp19とか20とかまで進んでるんですよね?そろそろ、次のSeasonのアナウンスがCWからありそうですが、さて、どうなる事やら。



え~っと、来週Ep16の後、何週かお休みが入るようですね。2?3?週ですか?後半の後半戦に向かって鋭気を養わねば。
では、また来週。


***

2011/02/20

Supernatural Season6 Ep14 "Mannequin 3: The Reckoning" 感想もどき

ご注意ください!海外ドラマに関する日記では、常にネタばれしています。 ここからは、USのTV series Supernatural Season6についてのSpoilerが含まれています。ネタばれ禁止の方は十分ご注意ください。 念のため:いつもの通り、わたしの訳には間違いや勘違いや萌えが大量に含まれている場合があります。おまけにかなりの意訳ですので、その辺りの事ご理解の上軽~い気持ちで読んでやってくださいね。






Supernatural Season6 Ep14 "Mannequin 3: The Reckoning"の感想もどきです。



今週は、DeanがLisaに引導を渡されましたが、それよりも、Benとの会話の方がきつかったな~。




わたしの訳には間違いや勘違い、勝手な萌えが大量に含まれている場合があります。そのため、一般的な訳でない場合もあります。おまけにかなりの意訳ですので、その辺りの事ご理解の上軽~い気持ちで読んでやってくださいね。正確な訳をお望みの場合は、どうぞご自分で訳をお願いいたします。よろしくです。それから、文中の訳の無断転記等は、おやめ下さいね。どうかお願いいたします。







Ep13の最後、Samが倒れ地獄で焼かれる場面で終わってしまって、どうなるの??と思いましたが、Ep14は、まさにその続きから始まりました。
が、見ているわたし達には、それほど大ごとにはならず、気づいたSamはDeanに引き起こされて急き立てられるようにその町を後にします。

今回、Samは自分の魂がなかった時、自分がどんな事をしていたのか思い出そうとしました。そしてそれがきっかけで、Deathが建ててくれた壁に引っかき傷をつける事になったのかも。ほんのちょっと剥がれだけで、Samは大変な苦痛を感じ、地獄での出来事の片鱗を思い出したようだけど、確かに、全部思い出したか気が狂っちゃう・・・。
Deanが言うように、ここは大人しく過去の記憶は刺激しないでおくのが良いのでは・・・。


さて、冒頭、中学校の理科室。
管理人さんが、モップでお掃除中。
突然額が切れて出血しました。
何が起ったか分からずパニックに陥ります。吐く息は白く、電気がパ血端して消えてしまいました。逃げようとした行く手を塞いだのは、人体模型。
叫び声と共に飛び散る血飛沫。
Ghostですか?





とりあえず、まだ大丈夫そうなSam。
Deanは、食べ物と、どこかから薬を調達してきました。


D "・・・どうだ?"
S "・・惑星に体当たりされたみたいだ・・・"
D "おまえは、ついてる。俺はドクターだぜ"
S "・・・?・・・"
D "ほら、食い物と・・・"
S "何?それ"
D "効くって"

そう言って差し出したのは、安定剤?
でも、Samは、断ります。

S "おれ、大丈夫だから・・・。ありがとう"
D "・・・まあいいさ・・・"
S "・・もう一回訊くけど・・・おれ、どれくらい気を失ってた?"
D "言ったろ。2、3分だ。なんでだ?どれくらいだと思った?"
S "・・・1週間くらいかと・・・"
D "・・・「それ」について、話したいか?"
S "「それ」?"
D "ああ、どんなことでもだ。つまり、おまえは感電したみたいになって、完全に逝っちまってた"
S "・・・なあ、それって、楽しい話しじゃないし・・・おれ、・・・・おれ、大丈夫だから・・・"
D "・・・大丈夫・・・ね・・・"
S "・・・・・・"
D "地獄での事だったんだろ?それが、おまえに覆いかぶさってきた。・・・死んだ方がましだって思ったか?"
S "やめてくれよ"
D "俺はマジだ。これはまだ、軽い方だ。おまえがやりたいようにやった。これからも過去を追及していけば、俺が起ると言ったあらゆる悪い事が起るぞ。そうしたら・・・どんな事が起るか・・・。俺たちは、2度とその壁を刺激するような事はしちゃならないんだ"
S "・・・おれが、またその忠告を無視すると思うんだね?"
D "ああ!"
S "Dean・・・、そうかもしれないけど・・・、誰もどうなるかなんてわからないよ。おれに、思い出す事をやめさせたいのか?"
D "おまえが、それをやめなかったら、待ってるのは暴力とアル中の末路だけだぞ"
S "・・・健康そうだ・・・"
D "俺にはわかる。これは、冗談なんかじゃない。おまえの命は危険にさらされてるんだ、Sam。これは、議論じゃない。おまえの魂がなかった頃とは違うんだぞ"
S "・・・・・・・・"
D "いいな?"
S "・・・ああ、わかった"
D "よし!"
S "・・・・・・・・"


いつものとおり、到底納得したようには見えないSam。
この兄弟、お互いさまと言えばそれまでなんですが、ほんと頑固。でも、大抵こういう場合、Deanの言う事が正しかったりする。今回も、Sam、深入りすると取り返しのつかない事になるよ。ああ、でも、やっぱりこの先もポロポロと壁が剥がれてくるのかしら・・・。心配ですね。



Deanは、Samの気を紛らわすために、仕事、仕事、っと。
Paterson、New Jerseyの中学校で、管理人が殺されました。ドアはロックされ、建物の中には誰もいなかった。よくある話です。
早速調査に向かった2人ですが、Dean、ご機嫌です。人体模型から心臓を取り出してひと言。

「Be My Valentine」

ははは。
Samに、仕事中なんだから、それ、元に戻しなよ、と叱られています。続いて、硫黄の匂いがするぞ、と。でも、ここは理科室だよ、と、またSamに突っ込まれています(苦笑)

そこへ、電話の呼び出し音。
Deanがチェックすると、なんと、Lisaからの電話でした。でも、Dean、Rejectって・・・、良いのか?
勘のいいSamから、Lisaだな?何で話さないんだよ、何が心配?なんて突っ込まれて、お兄ちゃんちょっと、形無し・・・。
助けられたのは、EMFのおかげ。
Samが向けた先の人体模型に反応大!
2人は防犯ビデオをチックする事にしましたが、肝心なところで画面は砂嵐、次の場面では管理人はすでに殺されていました。

ImpalaでSamを待つDeanには、メールが送られてきています。多分Lisa。でもやっぱりDeanはチェックしません。Samが戻って来て、殺された管理人には怪しいところはなかった。建物についてもDeanが調べたところ何もない。最近の最大の災難と言えば、硫酸を溢された事くらいで、ここでは蛙のKermitより大きなモノの解剖はどんなモノも行われません。最近の中学生は、iPadを使うんだぜ!!と、Deanはご立腹です(苦笑)
という訳で、手掛かりなしです。


ところが今度は、縫製工場で男が殺されます。
中学校の管理人の時と同様に、最初に額が切れて出血。行く手を塞がれ、長い金属の棒で刺し殺されます。犯人は真っ白顔の無いマネキン。



工場に調査に来て見ると、今度はEMFがマネキンの所で反応大。Samは、理科室の人体模型を思い出し、Ghostは人間だけじゃなくこういうモノにも乗り移るんじゃないかと考えます。最初Deanは、冗談だろ、と言いますが、「Chucky」みたいに??っと。マジで、気味悪いと言ってイヤそうな顔してます(苦笑)


調べてみましたが、今度殺された男にもこれといって怪しいところはありませんでしたが、Samが、1年前、縫製工場で働いていたRose Brownという女の人が行方不明になった事件を見つけました。彼女はまだ見つかっておらず、警察は捜査を打ち切ったようです。彼女には妹がいて、2人は話しを聞きに行く事にしました。

そこへ三度、Lisaから連絡が。
電話に出るようにSamに言われて、渋々電話に答えると、それはLisaではなくBenでした。やっと出てくれた!と言うBen。Lisaの様子がおかしい。Lisaを電話に出すようにDeanが言っても、Benは出来ないと言います。自分と話をしてくれないし、部屋から出てこない。やっとこさ、ベッドから起き上がれる状態だと。助けてほしいと訴えるBen。

Samは、Deanを無理やりLisaの所へ送り出します。

S "さあ!"
D "ダメだ、行けない!"
S "行かなきゃダメだよ!"
D "ああ、でも、おまえが危ないって時に・・・"
S "大丈夫だよ。1日くらいおれひとりでやれるよ。無かった事にしたいんだろ?でも、おれは、おれの1年に向き合わなきゃならないし、Deanだって向き合わなきゃ!"
D "ああ!そうだな!その結果おまえはどうなった?!"
S "・・・さあ、行って"


Samは、無理やりDeanをImpalaに押し込みます。
Deanは、傷つくのが恐いんでしょうね。Lisaと向き合っても、結局は、同じ事の繰り返し。上手くいきっこないって、もう、わかってるんだよ。それなら、もう会わない方が良い。
でも、今回はBenからのHelpだしな~と思ってたんですが・・・。


Samは、ひとり調査の続き。
Roseの妹Isabelに、話しを聞きに行きます。
彼女達は、幼いころ両親を亡くしてから、2人で助け合って暮らしてきました。Roseは、とても優しい良い人でしたが、恥ずかしがりやでちょっと不器用なところがあり、よくからかわれたりする事があったそうです。仕事場のクリスマスパーティーの時の写真があり、そこには、殺された2人が写っていました。学校の管理人の男は、以前、Roseと同じ職場だったんですね。で、彼女が失踪してから転職していました。
グラウンドゼロが、縫製工場なら、どうしてそれが学校へ飛び火したのか?
Samは、Deanに電話して、最初の事件だと思われるRoseの件を調べて、何か分かったらまた連絡すると言います。

工場で働いている人達に話しを聞いていると、その中のひとり、Jonnyの様子がおかしい事に気付きます。何か知っているのに、隠している様子です。Roseの事の知ってるのに、敢えて、突っ込んだ事は言わない。Samは、プレッシャーをかけてみますが、その時はなにも聞き出せませんでした。



一方、Lisaの元を訪れたDean。
玄関先に出てきたLisaは、明らかにこれからデートに行く様子です。
Dean、まんまとBenにしてやられましたね。
確かにBenにとっては、Emergencyかもしれません。彼は、Deanの事好きだったようだし、戻ってこなくなったDeanですが、Lisaに新しいボーイフレンドが出来れば、戻ってくる可能性は限りなくゼロになります。何とか阻止したかったんだと思う。
ま、こういう時、いつも一番の犠牲者は、子供ですよね。
親の恋愛で、家に出入りする人間がコロコロ変わっちゃって、そのたびに、それに対処しなきゃならないんだもん。いい加減にしてって、思っても責められないです。幸せになって欲しいと思っていても、それに慣れるには、相当の努力が必要です。それが、慣れた頃に、また違う人間に変わっちゃったら・・・、しんどいですよね。


結局、Lisaは、普通の女性だったわけです。
BenがMonsterに攫われた事がある、自分も偽Benの餌食になりかけた事があると言っても、結局は誰も失わず、平凡でそれなりの幸せな毎日を送っていた。
そこへ現れたDean。
Samを失って、打ちのめされ、Hunterから足を洗ったDean。
きっと、彼女の中の母性が、Deanを受け入れたんだと思う。
でも、状況は変わった。
Samが戻って来たんです。
その時Lisaは、心の底で、2人の関係が終わった事に薄々は気づいていたけど、まだ、やって行けるんじゃないかと淡い期待を持っていたんでしょう。
ところがやっぱりダメだった。
Deanに、あなたが必要な時にはここへ戻ってくればいい、と理解のある事を言ってみたものの、やっぱり耐えられなかった。Deanが戻ってくるたびに、これが最後かもしれない、そう思う事の不安。ある日、ひとり玄関に現れたSamが、Deanの死を告げるその時に、自分が耐えられない事をおもい知った。
Lisaは、Deanに言います。
自分はDeanを乗り越えようとしている。あなたは?あなたは私達に何を望んでいるの?と。

そう聞かれて何も答える事の出来なかったDeanが可哀想です。
Lisaは狡。
Deanは、誰にも何か見返りを求めることなんて出来ない。受け入れてくれることだけを願って、生きて行くことしかできない。Lisaは、自分に何かを望むなら、この不安な状況を解決してくれと言っているようなものです。つまり、Samと別れて、Hunterから足を洗えと。自分が無理やり取り戻させた今にも壊れそうな魂を抱えたSamを残して、今のDeanがそんなこと出来るわけない。
それが出来ないなら、自分達はお終いだと、Lisaは言いたいんでしょう。彼女がどんなつもりだったかわかりませんが、あの時Ep2で、Deanがそんなこと本当に上手くいくと思ってるのか?と聞いた時、Lisaは、やってみる価値はあるんじゃない?と返事した。
その結末がこれです。
淡い期待をしたDeanが甘かったのか・・・。
女は男ほど、ロマンチストじゃないですから・・・。


わたしは、所詮、Deanが家庭を持つ事は不可能だと思っているので、これも自然な成り行きだと思いますが、可哀想です。いつ崩壊するかわからないとはいえ、Samの魂が戻って来てた事だけが救いでしょうか?・・・救いと言うには余りにも前途多難ですがね。




さて、Samの方は、事件を調べています。
Jonnyは、やはり何事か隠していました。夜、どうしてひとりでこんなところに来るの~!と突っ込み入れたくなりますが、誰かに電話しています。電話を切ると額から突然の出血。殺された2人と同じです。息は白く、Jonnyもここで殺されるのか?!と思った所へ現れたSam。彼を助けるべく、小部屋に匿い、周りを塩で囲います。そして、助けてほしければ、Roseにした事を白状するように言います。
観念したJonnyが、ただのジョークだったんだと言って話し始めた事は、ホント、幼稚で救いようのないような事でした。彼らの何人かは、気弱で晩熟なRoseをからかおうと、彼女のロッカーに花を置いたり、プレゼントを置いたりして、自分に思いを寄せている人がいると思わせ、ある日、誘い出しました。
しかし、そこにいたのは、マネキン。
みんなに笑い物にされたRoseは怒って出て行こうとしましたが、掴まれた手を振り払おうとして運悪く転倒した時にテーブルの角に額を打ち付けて、死んでしまいました。
自分達のやった悪ふざけがもとでこんな事になったからには、正直に言っても信用されないかもしれないと思った中学校の管理人Steveは、警察に通報しようとしたJonnyを止め、Roseを森に埋めてしまいました。

・・・そりゃ恨まれるって。
でも、SamはJonnyを助けるため、埋めた場所を聞き出し、死体をSalt & Burnしに行きます。一晩中ここにいろっていうのかよ?と情けない声を出すJonnyに、こんな小さな罰で済む事を感謝するんだな、と言い捨てて。
カックイイ!!Sam。




Deanは、もうひとり話し合わなければならない人物と向き合います。
そう、Ben。
ある意味、Lisaより厄介です。

Benは、自分が嘘をついてまでDeanを呼び寄せたのは、事が緊急事態だったからといいます。LisaのMattとのデートは3回目だったみたい。同じ人との3回目のデートがどういう事になるか、Benはテレビ見て知ってると言います。そうね~、確かに3回目ってことは、お互い結構惹かれ合ってるって事で、一歩踏み出す頃かも。Deanを慕っているBenが緊急事態だと考えてもしょうがないか。でも、Deanは、デートは緊急事態なんかじゃないぞと言ってあげます。
どうして帰ってこないんだと聞かれて、出来ないんだと答えるDean。

B "出来ないの?それとも帰って来たくないの?"
D "両方さ"
B "Momが嫌いになった?"
D "何だって?違うさ、そんなことない"
B "じゃあ、ぼくのせいだ"
D"やめるんだ、Ben。そんなことあるわけない"
B "ぼく、何かしたなら謝るから!"
D "聴くんだ。おまえは、何もしてない。わかったか?"
B "・・・・・"
D "・・・いつか・・・大きくなったらわかるさ"
B "子供扱いしないでよ"
D "・・・よし、いいだろう。つまり、自分が誰かを愛したら、その人達の人生を台無しにしたくないだろ?それが、俺がここにいる事が出来ない理由さ"
B "Deanは、ナニかが襲ってくると思ってるの?"
D "いいや。・・・いいや、そうじゃない。でも、俺の仕事が、俺自身を違うモノに変えると思うから、・・・一緒には暮らせないんだ。俺が一緒にいれば、おまえも俺みたいになっちまう"
B "どうしてDeanは、Deanみたいになる事がそんなに・・・悪い事だって言うの?"
D "信じてくれ。俺は、おまえが目標にするべき人間じゃない"
B "ぼくに選択肢はないの?"
D "ああ、残念だ、Ben。でも、おまえは、おまえが望むどんな人生でも選ぶ事が出来る。いくつでもだ。"
B "・・・Deanは、嘘つきだ"
D "なんだって?"
B "Deanは、家族が一番大事だって言ったのに、・・・なのに、自分がどうしようもない時でさえ愛してくれて心配してくれてる人を、何だと思ってるの?Deanは、結局は家族を見捨てようとしてるじゃないか!"
D "・・・・・・・・・・・"


ああ、キツイですね・・・。
子供は、正直です。
どんなに、おまえのためだ、幸せになって欲しいからなんだ、といろいろ説明してみても、納得しませんよね。自分は捨てられたと思っちゃう。大好きだった人になら尚更です。Lisaと別れる事よりも、Benに嫌われる事の方が、Deanにとってはツライことかもしれない・・・。
Samの元へ戻るImpalaの中で、DeanはLisaとBenと過ごした1年余りの事を思い出しています。こんなに深く他人と関係を持った事、多分彼の人生の中で、これが最初で最後になるんじゃないかな。



Samは、Roseの遺体を見つけ、Salt & Burn。
Jonnyにもう安心だ、これからは良い人間になるんだ、とアドバイス。アパートに帰ったJonnyですが、彼のアパートはバーがある建物の2階部分にあります。その日のバーには、Roseの妹Isabelも同僚達と飲みに来ていました。
で、Jonnyは家で待っていた恋人Jennyに、愛してると言っていますが、なんと相手は人形です。なんだこいつ!
ところが、人形の首がグググッと動いたかと思うと・・・。

翌朝見つかったJonnyの死体。
Samは、Roseの持ち物か何かが、まだこの世に残されていると思います。Deanの留守電に状況を残した後、Isabelに話を聞きに再び彼女を訪ねましたが、Roseはそれらしいものを何も残していません。
ところが、そこに化学の本を見つけたSam。
ふと思い当ります。
ひょっとして、すべては、Isabelが関連しているんではないかと。聞いてみると、思ったととおり、彼女は、殺人のあった場所すべてに姿を現していました。彼女は、自分が殺人に関わっていると言われているのかと不安になりますが、Samはそうではなく、Isabelが何らかのカギを握っているんだと考えます。
彼女がRoseの指輪、ブレスレットか何かを身につけていると。
ところが、それはとんでもないモノでした。
Isabelは16歳の時、病気になりました。
そしてそれは、腎臓の移植を必要とするような重い病気だった。そして、姉のRoseは、彼女の腎臓を妹に譲ったんです。
そう、Isabelが持っているRoseの物とは、体の中にある腎臓だったんです。
どうします?
取り出して焼くわけにはいきませんよね。
そんな事したら、何の罪もない彼女を殺す事になってしまいます。
説明を求めるIsabelを連れて、SamはDeanと合流します。



こんな事態は初めてです。
合流したDeanとSamは、善後策を話し合いますが、これだ!という考えは思い浮かびません。この間お世話になった、肉屋の2階で開業中の潜りの医者、Dr. Robertに聞いてみようかとか、Voodooに頼ろうかとか、とにかくどれもいい考えとは言えないモノばかり。
そこへ、車を降りて近付いてきたIsabel。Voodooと聞いて、ますますわけがわからなくなっています。Samの事をFBIじゃないわね、と。
説明しようとしたところ、誰も乗っていないImpalaのエンジンが勝手にかかります。あり得ない、と驚くIsabel。
RoseにPossessされたImpalaは、Deanを追いかけまわします。哀れDean、カワイイBabyに殺されそうになりながら逃げ回るはめに・・・。でも、ちょっと可笑しくて、笑っちゃった、ゴメン(苦笑)
Deanは、許してくれ、Babyと言って、Impalaを無人の建物に突っ込ませて、ようやく動きを止めました。
大丈夫か走り寄ってきたSamに、そっちは?と訊きます。
振り返ると、そこに立っていたIsabelの口から、突然溢れだした血。事情を察した彼女は、Roseの腎臓がある限り、人が死に続けると理解し、自ら腎臓をガラスで刺して傷つけたんです。Isabelの前に現れたRose。
こんな事を望んだわけじゃないのと言って、燃え尽きました。
そして、Isabelも犠牲になって死んでしまいました。



Bobbyの所で、壊れたImpalaを修理するDean。Samは、ビールを持ってきます。


S "どう?"
D "ポルターガイストにカージャックされたんだ。まあまあかな?"
S "・・・・・"
D "・・・なあ、いったい俺たちのやった事って何だったんだ?"
S "ああ、全部上手くいったとは言い難いね"
D "俺たちは、どうしようもない奴らを助けて・・・・罪のない女の子を死なせた。・・・・・俺は、俺に対してうんざりして失望してる子供と女に会って・・・。おまえが、自分の過去に向き合うべきだって言った意味を実感したよ。・・・あ~、ホントまったく、最高さ"
S "Dean・・・"
D "俺たちがやる事なすこと、混乱だらけだ"
S "そんなことない。人助けにもなってる、・・・時々だけど"
D "・・・ああ、そうだな。・・・ただ・・・俺はただちょっと、自分の運の悪さにうんざりしてるんだ"
S "・・・う~ん、ひとつ目に運が悪い事は、どんな仕事か説明しなきゃならない事さ。ふたつ目は、それが全部悪い事でもないってこと。ホント、おれを見てよ。だって、少なくとも、Luciferは檻に残されたままだろ"
D "・・・ああ、・・・大したことじゃないけどな"
S "それに、Deanのおかげで、おれには魂がある。ちゃんとお礼言ってなかったよね?"
D "良いってことさ"
S "本当にありがとう"
D "・・・おまえだって俺のためなら、同じことしただろ"
S "本心から感謝してるんだ。・・・なあ、おれ達が続けて行く限り、必ず何かを失くしていく。でも、うまくいけば、勝つこともある。だから・・・わかんないけど・・・とにかく、どう言っていいかわかんないけど・・・おれが、ずっとついてるから・・・"
D "・・・ああ・・・わかってるさ・・・"


そう言って、Deanはちょっと寂しげに笑いました。
沢山の物を失くしてきたし、これからも失くすだろうけど、Samだけはこの先もDeanの側を離れないし、DeanもSamから離れない。
この仕事から逃れられない2人には、お互いしかいない。逃れたくても、これまでの人生がそれを許してはくれないでしょう。Benに、ナニかがDeanを追いかけ続けてくるの?と訊かれて、そうじゃなく自分が変わってしまうんだと答えましたが、ナニかに狙われ続けるって心配もありますからね。自分を守れない誰かを守りながら、Hunterを続ける事は、とても難しいと思います。やっぱ、Samくらい強くないと無理。
今回、Lisaは、Deanを乗り越えようと努力してると言ってましたが、わたしにはもうすっかり、「Deanは過去の男」になってるように見えましたね。
女ってホント、今に生きる、ですな~。
その点から言って、Lisaは心配ないけど、Benのこの先がちょっと心配です。
とにかく、Deanの「Samがいない間の1年」には、決着がついたってことでしょうか?出来るなら、もう蒸し返さないで欲しいです。

さて、後は、Samの心配と、「Mother of All」の事?
それも来週のEpでは、まだ出てこない感じ?
だって、来週はとんでもなくぶっ飛んだ話しでしょ?
マジ、そんなのアリでいいの?

いや、昔から、Supernaturalって言えば、何でもアリなドラマでしたが・・・、さすがに次回は、見終わった後、どうなってるかな~?
大笑いしてるか?不機嫌になってるか?それとも・・・?


いつもとは違う意味で、恐ろしいです。
では、不安を抱えつつ、また来週。


***

2011/02/13

Supernatural Season6 Ep13 "Unforgiven" 感想もどき

ご注意ください!海外ドラマに関する日記では、常にネタばれしています。 ここからは、USのTV series Supernatural Season6についてのSpoilerが含まれています。ネタばれ禁止の方は十分ご注意ください。 念のため:いつもの通り、わたしの訳には間違いや勘違いや萌えが大量に含まれている場合があります。おまけにかなりの意訳ですので、その辺りの事ご理解の上軽~い気持ちで読んでやってくださいね。







Supernatural Season6 Ep13 "Unforgiven"の感想もどきです。









魂を取り戻したSamに試練の日々ですね。
それにしても、イヤな場面で終わっちゃって・・・(悲)
・・・ああ・・・この先が、おもいやられます。


わたしの訳には間違いや勘違い、勝手な萌えが大量に含まれている場合があります。そのため、一般的な訳でない場合もあります。おまけにかなりの意訳ですので、その辺りの事ご理解の上軽~い気持ちで読んでやってくださいね。正確な訳をお望みの場合は、どうぞご自分で訳をお願いいたします。よろしくです。それから、文中の訳の無断転記等は、おやめ下さいね。どうかお願いいたします。



さて、今回、過去の場面は白黒で表現されています。
冒頭、1年前のRhode Island, BristolでのSamとSamuelじいさんです。
Dean言うところの、ロボSamが、何かを撃ち殺しています。Samuelの表情から、それがどうやら"人間"なんじゃないかと思われますが、この時は標的は映らずじまい。
始末して2人は車でその場を後にします。
Samは腕に怪我をしていますが、計画の内だ、なんて言って全く平気そう・・・。

ところが、そこへ現れたSheriff。
今回もSam達は、FBIとしてこの町で活動していたようですが、血を流しているSamを見て、2人を連行すると言いだします。じいさんが、じゃあ、後からついて行くと言いますが、Sheriffはパトカーに乗るように言います。が、意に介さずその場を去ろうとするSam。応援を呼ぼうとしたSheriffをいきなり殴り倒しました。そして、彼が気絶するまで殴り続けます。じいさんは、もっと、他に穏やかなやり方があったはずだと言いますが、ま~~~ったく、気にしていないSam。
道に転がったままの、Sheriffをそのままに、その場を後にします。・・・寒いのに、死んじゃうよ~。



そして、今。
Samは、テレビをみています。
記憶のない1年余りの間を、取り返そうと情報収集中です。
"Mother of All"の事については、何の進展もありません。静かです。そう、嵐の前の静けさか・・・。

そこへ、Samの携帯に何か送られてきます。
事件の情報でした。
Rhode Island, Bristolでの3件の女性失踪事件。
しかし、誰が、何の目的で、Samに知らせて来たのかわかりません。Samは、Campbell達と行動を共にしていた時の誰かが、バックアップを必要としているのか、あるいは自分に事件を丸投げして来たのか、でも、自分は行かなくちゃならないと言います。Deanは、どこのだれかわからないMr. Xから、ミステリアスな町のミステリアスな事件に導かれ、それって、かなりヤバくないか?と言います。でもSamは、そうだとしても3人の失踪事件を無視するわけにはいかないと。
言い出したら聴かないSam。
Deanも折れますが、バカげたことになるんならサッサと切り上げるぞ、と釘だけは刺します。


Bristolに向かう途中、町はずれの看板を見たSamは、フラッシュバックを見ます。不吉な予感・・・。


町のバーで失踪した3人について調べますが、彼女達には何の関連性も見つかりません。Deanがトイレに行った間に、Samに声をかけて来た女の人。旦那連れなんだけど、これが今にもSamに貪りついてきそうな雰囲気。旦那の方は、それを知っているのか、イヤそうな顔してます。
彼女は、Samが以前この町に来た時に、知り合った人のようで、SamをFBIだと思っています。やはりSamはじいさんと一緒にこの町に来ていたんです。そして、また失踪事件が起ったので、捜査のため戻って来たと思っています。ま、間違ってはいませんが。

トイレから出たDeanは、カワイコちゃんとごあいさつ後、壁に貼ってある写真の背後に何かを見つけます。

戻って来たDeanを、Samは新しいパートナーだと紹介します。去り際、彼女はSamの肩に手を置きます。その途端、Samは彼女との情事を思い出しました。どこかのバスルーム、激しく求めあう2人。ただの欲望の捌け口。ロボSamだ~!!
Deanも、彼女の今にも喰い付きそうな目の色に気付いたようです。さすがDean。女性のそういう色っぽい合図は、見逃しませんね(苦笑)

Samは、自分がじいさんとこの町で仕事をした事があると確信します。そしてDeanが、見つけた写真にも、それを裏付けるように、小さく背後に映るSamの姿が。
こんなに小さいのに、良く見つけたわね、Dean。Samの事になると、見逃せないか。



Deanは、町を出る事にします。
でもSamは、承知しません。
調べた結果、1年前、この町では5人の男が行方不明になっていました。どうやら、自分がじいさんとここにいた時と一致します。


S "出ていけないよ、Dean"
D "あ~、出来るさ"
S "違うんだ、聞いてよ。1年前、5人の男の人が行方不明になってる。いまだに見つかってない。つまりそれって、おれとじいちゃんの扱った仕事だろ?"
D "ああ、それが何だって?"
S "1年前、5人が行方不明になって、今度は女の人がいなくなってる。何か起ってるんだよ!おれ達、始末出来なかったんだ。片付けたと思っただけで、始末出来てなかったんだよ"
D "OK、でも、性別が違うぞ。最初は男で、今度は女だ。男と女、違うじゃないか。何でなんだ?"
S "わかんない。でも、要は、ここでまだ何か続いてるってことさ"
D "わかった。Bobbyに連絡だ。Bobbyが片付けてくれる"
S "何でだよ?おれ達でやれるよ"
D "・・・おまえ、マジかよ?・・・Sam、Hunterが何で同じ町に行かないか、それには理由があるだろ?俺たちが、大抵そこに混乱を残すからだ"
S "わかってる。そうだよね"
D "親父のルールのひとつだ。「同じ便所は2度と使わない」"
S "・・・・・誰だって、同じところ使うよ・・・"
D "俺たち以外はな"
S "・・・・・"
D "わかっただろ?"
S "・・・OK・・・でもさ、このCreatureは、まだここにいるんだ。つまり、おれが逃がしちゃったんだよ。親父だって「自分の撒いた種は、自分で始末しろ」って言うはずだ"
D "・・・・・"
S "・・・そうか、わかった"
D "ホントにわかったのか?"
S "ああ、Deanは、おれが、思い出すんじゃないかって心配なんだ。そうしたら、壁が壊れておれの頭の中は大洪水。そうなったら、おれが、正気じゃなくなって気が狂うから"
D "・・・冗談じゃないんだぞ・・・"
S "わかってる。でも、聴いてくれよ。今ここで起こってる事は、おれが引き起こした事なんだ。そのせいでいなくなった人、死ぬ事になった人、それは、おれの責任なんだよ。おれはそれを止めなくちゃ。Deanだって、同じ事するだろ?"
D "・・・・・・・・まったく・・・"


「Deanだって、同じ事するだろ?」

これを言われちゃ、どうしようもない。
ま、何度も言いますが、言い出したら聞かないからね、Samは。
Deanは、せいぜい、Samが暴走しないように気をつけているしかしょうがない。

これまでも、取り逃がしたMonsterやCreature、あるいはその子供や関係があったモノ達に、復讐されそうになったりした事ありましたよね。随分危険な目に遭ったりもした。そういえば、元々はAdamもそんな連中の犠牲になったんだった。
Hunterを続けて行けばいくほど、そういう相手が増えて行くって事です。そのせいで、家族が狙われる事もある。自分がいない間に、家族がそんな連中の犠牲になったら、後悔してもしきれないですよね。やっぱりHunterが他人と親密な関係を持つ事は、リスクが多すぎます。


カワイイSamに押し切られたDeanは、今回行方不明になったブルネットのNicoleのルームメイトに話しを聞きに行きます。
そこで見つけた、Agent Roarkの名刺。
Agent Roarkとは、1年前のSamの事です。
Samは、Nicoleと同じところに住んでいた行方不明の男の事を訊きに、彼女を何度か訪ねて来ていたんです。
そう、1年前の事件と今回の事件が、「Sam」というキーワードで繋がりました。
どうやら、まんまと誘き出されたようです。


さてその頃、カッコ良いFBIルックのSamは、突然道の真ん中でSheriffに銃を突き付けられています。そう、1年前、殴り倒して道に置き去りにしたあのSheriffです。言い逃れできないっす。
抵抗する気はなかったんでしょうが、有無を言わさず、牢屋にぶち込まれてしまいました。彼は、あの時血だらけだったSamの事を、行方不明者を殺した犯人だと思っています。もちろんFBIではなかった事もばれています。自分を殴り倒して逃げ切ったのに、何故又今になってこの町に戻って来たのか不思議でしょうね。
「Hunterは混乱を残す」
Hunterが、同じ町に来ないのには理由がある。
Deanの忠告を聞かないから・・・。
Samは、何も憶えていないと訴えますが、あれだけ酷い目に遭った彼にはもちろん説得力なしですね。


しばらくしてやって来たのはひとりの女の人。
彼女は、ここで働くSheriff、Roy Dobbsさんの奥さんで、彼女も警察署で働いています。1年前、RoyはSamとじいちゃんがFBIではなく、「ナニか」をHuntしていると知って、協力したんです。その事を彼女もいっしょに聞いて知っていました。でも、Royは帰ってこなかった。彼女は、Samが夫を殺したのかもと思っています。でも、Samは、自分はその時の記憶がない。でも、彼女が自分の本当の仕事を知っているなら、何が起ったか自分になら見つける事が出来ると言います。
きっと1年前のSamとは、人が違ったように見えたでしょうね。実際、魂がなかったんだから、違ってたんでしょうけど。彼女、Brennanは、夫を殺したかもしれない男の言葉を信じてみる事にしました。Samを逃がすため、自分は襲われて縛られた振りをする事にしました。


そして、また連れ去られた女の人。
例のバーで、Samに熱い視線を夫に隠しもせず送って来た女Debbie Harris。彼女が、自宅の地下室から連れ去られてしまいました。

隠れ場に戻って来たDean。
必要以上に緊張しているSam。
ま、逃亡者ですからね。無理もないですか(苦笑)
Deanが、本当に「魂が抜けたSam」のやんちゃぶりをカラかっていると、警察無線で新たな行方不明者の情報が入ってきました。Deanは、Samにここを動くなよ!と言って出かけますが、Samがそんな事素直に聞くはずありませんよね。


Deanは、行方不明になっているのが、例のバーで会った女だと知って、敵の目的がSamだと確信します。電話しますがSamは答えません。これらの事件は、すべてSamを誘き出すための物だったんです。


一方Samは、Brennanに助けを求めます。Royが調べていた事件のファイルや証拠類を調べる必要があると思い、彼女の家を尋ねます。彼女が帰って来る前に、お先に家に入って待っていましたが、それって、不法侵入って言うんだよね?(苦笑)
彼女が資料を取りに行っている間、1年前の事を思い出します。
あの時のSamにとって、じいちゃんもただの仕事だけの関係だった。家族なんて、自分の感覚を鈍くさせるだけの厄介な物だって思ってた。
そんな風に思ってた自分に少なからずショックを受けたようなSamですが、それはね、魂が無かったんだからしょうがないです。Deanは、あれはSamじゃなかったっていうけど、自分の体がやったことや、言った事を、そうとは割り切れないんでしょう。もう随分前にMegにPossessされてHunter仲間を殺した時も、Samは随分落ち込んでいました。あの時は内に閉じ込められていても感情は常にあったわけだから、もっとつらかったのかも。今は、自分がやった事の後始末に力を注ぐしかないでしょうね。
世界を救いたい一心でRubyに騙されLuciferを復活させちゃったSamは、自らの命を犠牲にしてApocalypseをくい止めたのに、今度は魂のないままこの世に戻され、取り戻した魂は因幡の白ウサギ状態・・・。Samにもいろいろ反省する点はあるでしょうが、今回はホント、心から可哀想だと思いますね。


Brennanの持って来てくれた証拠品を見て、Samはじいちゃんと事件を調べた時の事を思い出しました。この時のCreatureはArachne。ギリシャ神話に出てくる蜘蛛の姿をしたものです。どうりで、Samのフラッシュバックの中に、蜘蛛の糸に閉じ込められた人間が出てくるわけです。彼らは、過去にそれの正体を突き止め、始末したはずでした。
証拠品を借りて表に出たSamは、Deanからの電話のメッセージを聞きます。そのSamは、見つめる複眼の主。家の軒先の蜘蛛の巣に気付いて近寄るSam。ドキドキ。後ろから現れたのは、Deanでした。Sam、またまた、Deanを撃ちそうになっています。


Deanは、敵の狙いがSamだと解った以上、これ以上この町にいられないと言います。
誘き出された事は明白ですから、誰かほかのHunterにこの事件を託し、自分たちは早々にこの町を去るべきだと考えました。しかし、Samは納得しません。


D "いいか、俺たちは、こいつがメールを送れるくらい知恵があって、おまえを殺そうとしてるって分かったんだぞ"
S "・・・・・Arachneだ・・・"
D "?何だって?"
S "思い出したんだ"
D "・・・思い出した?・・・あ~・・・他に何を思い出した?"
S "心配ないよ。地獄の事じゃない"
D "・・・そうか。そりゃ、とりあえず良かった"
S "どうしたらいいって言うんだよ、Dean。この先だっていろいろ思い出すさ。それが自然だろ?"
D "この町を出ようって言ってるだろ!"
S "ダメだ、出来ないよ"
D "Hunterは、この世におまえだけじゃない!他にも一杯いるだろ!?Bobbyだって、Rufusだって、退治できるさ!!"
S "どうやって?!Deanが言ったように、それは誰にだって起こりうる事さ!おれ達は、手段を手に入れたんだよ!!"
D "おまえそれに嫌われてるだろうが!!"
S "自分のせいだってわかってるよ!・・・でも、・・・おれは憶えてないけど・・・"
D "ここで危険を冒す必要ないだろ、Sam?"
S "・・・ああ・・・"
D "ホントか?!おまえが壁を刺激するのは、ロシアンルーレットしてるのと同じなんだぞ!!"
S "Dean、心配してくれてるのはわかってる。何が起るか想像してる事もわかってるさ。でも、いつ起こって、いつ起こらないかなんて、誰にもわからないよ"
D "Sam"
S "ねえ、おれ、自分がここで何か良くない事をしたんじゃないかと思うんだ、Dean。危ないかどうかなんて関係ない。今、おれに厄介な魂がある以上、おれは自分がやった事を修復しなくちゃならないんだ。逃げてなんかいられない。・・・ここに残るよ。そしておれは、Deanに力を貸してほしいんだ!"
D "・・・・わかった・・・。言われるまでもない。これを思い出にするんだろ?"
S "・・・・・"


Deanとしても、Samが危なくなるようなリスクは出来るだけ避けたいはずです。でも、三度いますが、Sam、一度言い出したら聞きません。ダメって言ったらひとりでもやります。それだったら、側にいて出来る限りバックアップするしかないですよね、お兄ちゃんとしては。
相変わらず、苦労の絶えない兄貴です。
頑張れ!!Dean!!!



モーテルの壁にいろいろ証拠品を張り出して、じっくり考えるSam。そうすると、次々に1年前の事が蘇ってきました。
Arachneは、30代半ばの男をエサにしていました。自分では若すぎるし、じいちゃんでは年が行き過ぎ。という事で、SamはRoyをエサに、Arachneを誘き出す事にしたんです。彼にGPSをつけて、最初から彼を攫わせるつもりだった。隠れ家を見つけるために。そして首尾よく見つけた隠れ家で、攫われた人々はみんな蜘蛛の糸に身動きできなくされていましたが、生きていました。Royも。
そこへ現れたArachneを、何とか首を叩き切って始末した後、じいちゃんは被害者達を病院へ連れて行こうとしますが、Samは反対します。蜘蛛の毒は人間をダメにする。やられた者は、歩く死人。自分がそんな悲惨なことから彼らを解放すると言って、SamはRoyに銃口を向けます。そして命乞いするRoyに言います。

S "このCreatureを殺せて大勢の人達を助けられた。あなたなしでは、出来なかったよ。あなたはヒーローだ"

そう言って、容赦なく引き金を引きました。残りの囚われの人達も、次々と撃ち殺し、最後には死体を始末するため、ガソリンを撒いて火を付けました。

・・・まったく・・・目的のためには非情です。
ですが、結局、Royは、生き残った。
そしてSamの言った事も一部は確かに正しかった。
蜘蛛の毒は、確実にRoyを怪物に変えたんです。復讐心を持った怪物に。


Samは、Brennanに電話して無事を確認しますが、彼女がトラブルに見舞われている事を察知し、家に向かいます。そして家の裏の小屋に、彼女はいました。夫だったRoyと共に。変わり果てた姿のRoy。もうすっかり人間ではなくなっていました。
あっという間につかまって、蜘蛛の糸でグルグル巻きにされるDeanとSam。ああ、お約束です・・・(悲)

Royが言うには、Arachneは彼らを食べるために攫ったんじゃなく、交配するために攫っていました。そして同種に変えた。Samが彼を撃ち殺そうとした時には、彼はすでに変わり始めていたようです。そのため、銃の弾は致命傷にはならず、Sam達が去った後、Royは火の中からも逃げ出し、Samの首を掻き切ることだけを夢見て生き延びてきました。そしてまんまとSamを誘き出した。
あれだけ露骨に、Samが関係した女の人達を攫ったのに、Samはそれに気付かなかった。Royは、Brennanから、Samが記憶を失っていると聞き、その理由がやっとわかったそうです。
それにしてもSam、本当に、ヤリマクリのヤリ逃げ最低野郎だったのね(汗)

攫った女の人達はどこにいるのか訊くSam。
Royは、彼女達を変化させ、解き放ったと言います。
そして今、Samを殺すか、それとも、自分と同じ種に変えるか、彼は嬉しそうにSamを見つめます。



でも、こういうときでも必ず、何とか切り抜けるのが、Winchester兄弟です。いつものとおり、Deanの手の先にはなんか刃物?グルグル蜘蛛の糸を切り裂き、Royに突進。Samを助けてくれたのはBrennanでした。ナイフでSamのグルグルを切り裂いて、助け出してくれました。Samは、Deanを殺そうとしているRoyの首を撥ねて、今度こそ止めを刺しました。
自分の夫を、いや、夫だったモノを殺す手助けをしなければならなかったBrennanの心の内は、図り知れません。Samが悪いんじゃないとわかってはいても、彼の謝罪を素直に受け入れられない彼女を誰も責められない。



出発の支度をしながら、SamはDeanに言います。


D "・・・大丈夫か?"
S "Deanが、正しかったんだ。ここに来るべきじゃなかった"
D "・・・おまえは、クモ男を始末したじゃないか"
S "慰めてくれてるの?"
D "俺が言いたいのは・・・"
S "なに?"
D "Sam・・・おまえ・・・おまえは、去年自分がやった事のほとんどが、今回みたいな事だったって、受け入れなきゃならないんだ。でも、それは、そのどれもは、本当のおまえじゃなかったんだ"
S "ハッキリさせとこうよ。それは、おれだった"
D "・・・・・・まあいい・・・。ああ~、何か、欲しいもんあるか?"
S "・・・は!なんだよ。おれ専用のウエイトレスのつもり?"
D "慰めてやろうとしてるのに、ナマ言ってんじゃねえよ!"
S "・・・おれは大丈夫だよ"
D "・・・ああ、大丈夫そうだ。いつも言ってるだろ?すべては上手くいくんだって"
S "わかんないよ、Dean。この先どうなるか、誰がどれくらいわかって・・・"



バタン!!という音に振り返ったDeanが見たのは、床に倒れて痙攣するSamでした。


D "Sammy!?Sammy??!!Sammy!!返事しろ!!"


Deanの声が聞こえているのかいないのか、Samの見ているものは、明らかに地獄での出来事でした。生きたまま焼かれる自分。炎が体を容赦なく焼き尽くしていく感覚。
Samの叫び声が、耳に残ったままのEp13の最後です。






いや~、まさかこんなに早く、Samが地獄での事を思い出すとは思っていませんでしたので、ちょっとショックです。Casが、Samの魂は、生きたまま皮を剥がれたようだと言いました。わたしは、因幡の白ウサギだ~と、身震いしましたが、この先どうなるんでしょうか?次回Ep14ってどんなだったっけ?

・・・ああ、Lisaが出てくるやつか・・・。
Samとは、別行動のようですか?
この先、Samは、地獄での事を思い出すたびに、あんな風に痛めつけられていくんでしょうか?しんどいですな~。
Samは、それさえ、1年余り酷い事し続けてきた自分への罰だと思っちゃいそうで、ヤダ。わたしは、Deanが言うように、あれはSamじゃなかったってことで、良いと思うんですが・・・そうはいかない?グスン・・・。


Motherの事は、まだ何も明かされず、Samの魂の無事も確約されず、不安なことだらけです。そう言えば、Season7があるとすれば、このMotherの事は、引き摺られるかもしれませんね。だとしたら、どれだけ話が膨らむか、楽しみです。
あるのか?Season7・・・。

さて、ではまた来週。
寒い時期ですので、みなさま、お体ご自愛ください。


***

2011/02/06

Supernatural Season6 Ep12 "Like A Virgin" 感想もどき

ご注意ください!海外ドラマに関する日記では、常にネタばれしています。 ここからは、USのTV series Supernatural Season6についてのSpoilerが含まれています。ネタばれ禁止の方は十分ご注意ください。 念のため:いつもの通り、わたしの訳には間違いや勘違いや萌えが大量に含まれている場合があります。おまけにかなりの意訳ですので、その辺りの事ご理解の上軽~い気持ちで読んでやってくださいね。









Supernatural Season6 Ep12 "Like A Virgin"の感想もどきです。



再開しましたね。
思いもかけない事で、1週お預けにはなりましたが、無事再開です。
なんだか、あっぷるさんが混乱しているのか、Ep12が"Like A Virgin"と"Unforgiven"の別々のTitleでそれぞれ送られてきました。
もちろん中身は一緒でした。
大丈夫か~(苦笑)


仕事場が移転したおかげで、寂しい場所から、一気に都会のど真ん中に引っ越しました。昼間でも人が一杯歩いてます!。ビックリです・・・。


ま、そんな事はさておき。


わたしの訳には間違いや勘違い、勝手な萌えが大量に含まれている場合があります。そのため、一般的な訳でない場合もあります。おまけにかなりの意訳ですので、その辺りの事ご理解の上軽~い気持ちで読んでやってくださいね。正確な訳をお望みの場合は、どうぞご自分で訳をお願いいたします。よろしくです。それから、文中の訳の無断転記等は、おやめ下さいね。どうかお願いいたします。





お休み明けの"THE ROAD SO FAR"カッコイイです。
本篇の方では、何でこんな天気の日に飛ぶかな~と、きっとDeanやわたしならずとも思うんじゃないかと思うような、悪天候の中のセスナ。
恐ろしすぎます・・・。
パイロットは、大丈夫だといいますが、そんなこと信じられない。でも、この飛行機が落ちた原因は天候のせいじゃなかったようです。女の子は、窓の外に何かとてつもなく大きいモノを見たと言います。パイロットには何も見えません。鳥か何かだと言います。恐怖のあまり、柳の木が幽霊に見えるのと同じ。
しかし、そうじゃなかった。
次の瞬間、何かを見たパイロットさんは、窓を突き破っていなくなっていました。
小さなセスナ機に取り残された女の子、自分ではどうする事も出来ず、飛行機は墜落していきます。



Deanは、CasにSamの魂が本当に戻ったか確かめてもらいました。Samは、まだ眠り続けています。


D"で?どうだった?"
C"Samの魂は戻っている"
D"・・・目覚めるかな・・・?"
C"私は人間の医者じゃない、Dean"
D"推測くらいできないか?!"
C"OK。・・・たぶん無理だ"
D"・・・ああ、ちょっとは気を使うって事出来ないのかよ?!"
C"残念だ、Dean。しかし、私は戻さない方が良いと言ったはずだ"
D"俺にどうしろって?!ロボットのままのSamをウロウロさせて、銃を振り回さないように見張ってりゃ良かったっていうのか?!"
C"私が触ってみたSamの魂がどんなだったか訊きたいか?"
D"・・・・"
C"まるで生きたまま皮を剥がれたかのようだった、Dean。殺したくなかったんなら、お前は完璧にやるべきだった"
D"・・・・・"


いつもの通り、歯に衣着せぬCasですが、言ってる事は間違ってはいない。
Deanは、魂のないSamに耐えられず、ちょっと一か八かの賭けに出た感じがします。Deathがいう魂を守ってくれる「壁」に賭けてみる事にしたんですからね。Samは嫌がったのに。
Casは、もっと確実な方法を見つけるべきだったと思ってるんでしょうが、それがいつになるか・・・。
とにかく、Samの魂は大きく傷ついたまま彼の元に戻って来た。そうとなったからには、今後のDeanの役目は、誰にもそのSamの魂を触らせないようにする事です。でないと、Samの精神は耐えきれず、崩壊してしまう。



Bobbyは、Samはこれまでにも数々の困難を乗り越えて来たんだから、今度だって乗り越える、必ず目覚めるさ、と言います。でもDean、さすがに今回はこれまでとは違うとわかっているようです。
気を紛らわせるためか、飛行機事故で乗っていた女の子の死体だけが見つからない事件を調べる事にします。パイロットは17マイルも離れた所で見つかったのに、女の子は行方不明。
ところがそこへ、SamのDeanを呼ぶ声が!



S"Dean・・・"
D"Sam・・・?・・・おまえ・・・"

Deanを力いっぱいHugするSam。

Samの顔が~~!!
元のSamに戻ってる~~!!
顔つきがEp11までと全然違ってるの!!
ああ・・・Jared・・・Excellent・・・

Samは、BobbyにもHugしますが、次の彼の言葉に、DeanもBobbyも驚きます。

S"・・待って!?おれ・・・・・LuciferがBobbyの首を折ったの見た"
B"・・・ああ・・・Casが・・・"
S"Cas!!生きてるの?!?"
D"ああ、Casは・・・元気さ。・・・Sam、おまえは?"
S"・・・うん・・・それが・・・お腹減って死にそうだ"


そう。Samの記憶は、無くなってたんです。
Luciferを体に閉じ込めて、Michael共々地獄の檻に堕ちて行った。それからすぐに戻って来たけど、魂が無くなっていたこの1年半の間の記憶がSamにはありませんでした。
・・・今後、その間自分がやって来た事を、思い出すEpがあるようですが、魂のなかった頃のSamは相当酷い事もしていたようなので、今の彼にその事実を受け止める事が出来るのか心配です。


サンドイッチに齧り付くSamにDeanは訊きます。
何を憶えているかと。


D"最後に憶えているのは何だ?"
S"・・・あの広場で・・・おれ、堕ちて行った・・・"
D"OK・・・それから?"
S"起きたら、Panic Roomだった"
B"それだけ?おまえは本当に何も憶えて・・・"
D"良かった!!"
B"・・・"
D"地獄でのことなんて、誰だって憶えていたくない"
S"・・それで、あれからどれくらい経ったの?"
D"・・・1年半くらいだ"
S"ええ?!そんなに?・・・おれ、何も憶えてない・・・。そ、それで、誰がおれを戻したの?Cas?"
D"・・・そうじゃない"
S"・・・Dean・・・何をやったんだ?"
D"・・・俺とDeath・・・"
S"Death?!Horsemanと!!??"
D"大丈夫だ。終わった事だ"
S"・・・本当に?"
D"済んだ事だ。また、1から出直しさ"
B"ああ、キレイサッパリな"
D"ああ!そうさ、今回だけは・・・"
S"・・おれが他に知っとかなきゃならない事はある?"
D"・・・いや・・・。Beer飲むか?"
S"うん"


Deanは、憶えてないなら、思い出させたくない。
でも、そんなこと無理なんですよね。
Bobbyが、納得していない事をわかっているDeanはひとり彼が作業している元にやってきます。
Samが過ごしてきた1年半は、確かに存在していて、いつか彼の知るところになる。本の10日前、SamはBobbyを躊躇なく殺そうとした。それを今の彼が知ったら?Bobbyは、他の誰かで無く、Samは自分達からその事を聞くべきだといいます。あの時のSamはSamじゃなかったと思いこもうとするDeanに、でも、あれもSamだったんだと言い聞かせるBobby。
でも、それでもDeanとしては、出来るなら知らせたくない。少しの間、先延ばしにしたいと願うDeanにBobbyも折れます。でも、今後、それがどう転ぶかだけは覚悟しなければならないと。


翌朝、眠っているSamには後で連絡する事にし、DeanとBobbyは、調査のためOregonに向かおうとしますが、起きて来たSamは、もちろん自分も一緒に行くと言います。


D"おい、おい。起きたばっかだろ?"
S"そうさ。おれは起きてるし、大丈夫だよ"
D"もう2、3日は、ゆっくりすればどうだ?"
S"Deanだって、地獄から戻った時、同じことしたろ?"
D"・・・・わかった。おまえと俺とBobbyだ"


でも、Bobbyはそれなら、おまえ達2人で行けと言います。自分はRufusに頼まれたとこを忘れてたと・・・。明らかに挙動不審。Samと一緒にいて、黙ってるのが辛いんでしょう。



目的地に向かうImpalaのいつもの定位置の2人。魂の無かったSamの時は、見ているこちらも何だか尻の座りが悪かった気がしますが、今はちょっと安心してみていられる気がします。あくまで、今のところ、と言わざるを得ませんが・・・。

墜落事故の事を調べたSamは、他にも同じような若い女の子の失踪事件を2件見つけます。3人の間には、繋がりはありませんでした。いったい誰が飛んでいる飛行機の中から、女の子を連れ去ったのか、謎のままです。


Samは、気になっていた事を切りだします。


S"・・・ねえ、試さなかったの?"
D"試す?"
S"・・・おれが逝ったら・・・自分の人生を送ってって。約束したこと、憶えてる?"
D"・・・ああ、憶えてるさ"
S"じゃあ、どうして、そうしなかったの?"
D"何で俺がそうしなかったって思うんだ?"
S"だって、見ればわかるさ。何も変わってない"
D"・・・そうだな、おまえの言うとおりだ"
S"・・・・・"
D"・・・1年、一緒に住んでみたよ。LisaとBenと・・・"
S"1年?・・・それで?"
D"上手くいかなかったってことさ・・・"


Deanは、音楽のボリュームを上げ、話しをそこで打ち切りました。
そう、もし、Samが戻ってこなかったら、DeanはあのままLisaとBenと人生を過ごしてたんでしょうか?それこそ、目覚めるたびに襲ってくる喪失感に耐えながら。
人生に「もし」は、ありませんから、考えても詮無い事です。
Lisaは、Samが戻って来た時に、心のどこかでこうなる事は感じていたようですが・・・。


2人は、飛行機事故で行方不明になったPennyの妹に話しを訊きに行きます。疲れているからと断る妹に接するSamの態度が、とても紳士的で相手もつらい気持ちを思いやる配慮に満ちているのを見て、Deanは本当に満足げです。
もっと人間らしく人の気持ちを考えろ!!と言ってたんですから、魂を取り戻したSamの姿を目の当たりにして、心から嬉しいんでしょう。

Pennyは、あんな嵐の中を飛ぶ事をとても怖がっていましたが、恋人のStanのために一緒に出かけたようです。彼女達は、真剣な付き合いに発展していたようです。
妹は言います。
止めていれば良かった。自分達には、埋葬するべきPennyの亡骸もない、と。


いなくなった他の2人の女の子の事を調べてみると、みんな教会で聖歌隊に入っていたり、バザーのためにパンを焼いたり、とにかくいい子たちでした。でも、Pennyはキリスト教徒でさえなかった。しかし、Deanは彼女達の共通点について、思い当たる事があると言い、その手にはPennyの日記が。
そう、彼女に部屋から盗んできたんです。


S"盗んだの?!"
D"・・・おまえが、そう言って俺を責めてくれるなんて、それさえ嬉しいよ"

Deanにとってみれば、久々にきいたSamの良心ですが、Samにとってみれば、今さらって感じで不思議だったでしょうね。

S"今までだって訊かなかった?"
D"・・・意味はない・・・。で、その誘拐が、宗教に関係してなかったとしたら?それが、その純粋さについてだとしたら?"
S"それって、彼女達がみんな・・・"
D"Virginさ、Sam。Virginだよ!"
S"・・・Pennyは、22歳だよ"
D"ああ、ピンクの乙女チックな部屋だったけどな"
S"・・・それで・・・?"
D"おまけにテディベアだぞ"
S"・・・うん、それにしても、本当にそんなこと考えて・・・"

Deanは、Samを遮って、Pennyの日記の一部を読み上げます。

D"「わたしは決めたわ。わたしの最も大切な物をStanに捧げると」"
S"・・・・・わお・・・。それをDeanの口から聞くなんて・・マジで気味が悪いよ・・"
D"俺は読んだだけだけど・・・"
S"え~っと、Deanは日記を読んでそう推理したんだよね。とにかく、Deanが正しいとして・・・、いったい誰がVirginを必要としてるんだろ?"
D"さあな。俺はどっちかっていうと、経験豊富な方が良い"


Dean、それはこの際おいておきなさい(苦笑)


その頃、学校帰りの女の子、Melissa。
空から来た何かに襲われます。
でも、攫われませんでした。
DeanとSamは、病院に入院しているMelissaに話を聞きに行きます。彼女の背中には、大きな引裂いたような痛ましい傷があり、彼女は大きな蝙蝠のようなモノに襲われたと言います。
そして、金のPromise Ringが盗まれていました。
これって、結婚までVirginを守るという約束の元、身につけるリングですよね?教会で貰う?Penny以外の子も、教会に関係していたようだし、またまた、DeanのVirgin誘拐説が真実味を増してきたようですが、ではなぜMelissaは誘拐されなかったのか。
問い詰めるDean。
君は本当に、Promise Ringを着けるに値するのかと。

平たく言えば、Virginなのか?という事です。

彼女が助かったのは、Virginじゃなかったから。
今のSamには訊けないような事。
しかし、まだ誰がVirginと金を欲しがっているかは、わからないままです。



モーテルで調べもの中。
Samが、"Fire"、"Claws"、"Flying"、"Stealing Virgins"、そして "Gold"でググった結果、出て来たのは、"World of Warcraft"というファンサイトでした。
そこにあったのは、Dragon・・・。
Dragonなんて、いるはずないというSamに、Deanはここんところおかしなことばかりあったからなといって、とにかくBobbyに訊いてみる事にします。
Bobbyの意見も同じ、Dragonなんておとぎ話だ、Harry potterじゃないんだって。
Samの様子を心配して訊くBobbyに、Deanは変わりないと言ってサッサと電話を切ってしまいました。いつまでも避けて通れる事じゃないんですけどね。

Samだって、うすうすDeanとBobbyの様子がおかしい事に気づいてます。頭のいいSamが気づかないはずないじゃん。
その証拠に、Dadの手帳を見ていて、最近skin-walkerを調査したっけって。思い出すのもそう遠い話しじゃなさそうです。
Bobbyから電話がかかって来て、中世の事を研究しているDr.Visyakの事を聞いたDeanは、SamにDragonの殺し方や隠れ家を探しておくように言って、自分はDr.のいるSan Franciscoに向かう事にします。


S "ま、待ってよ。Bobbyは、奴らがどんなところを好むか言ってた?"
D "いや"
S "・・・了解。じゃあまた伝説に戻るよ"
D "何が?奴らはMiddle-Earthに住んでるってか?"
S "ううん、洞窟だよ"
D "・・・・・まったくおまえって、相変わらずオタクだよな"


そう言うところも聞けて嬉しいんじゃないの?Dean。
Samの方は何だか不安そうです。



Samが言ったように、洞窟のようなところに女の子達が閉じ込められています。そこへまた男が、新しい女の子を連れてきました。檻に入れると、自分の手でその檻を溶接しちゃいました。凄い高温!さすが、Dragonっていう事でしょうか?Fire Dragonなのね?



さて、DeanはBobbyに教えられたDr.Visyakに会いに来ました。追い返されそうになりましたが、Bobbyの名前を聞いて、彼女はDeanを中に入れてくれました。どうやら、BobbyとDr.Visyakの間には、何やら複雑な事情があるようですが、詳しくは語られません。二人は恋愛関係にあったのかとDeanは思ったようですが、さて真相は。そのうち出てくるのかな?Dr.Visyakって、なんとなく、この一回きりじゃ勿体ないようなキャラな気がして。

本題のDragonについてですが、彼らはもう700年も姿を現していませんでしたが、今、現れた。理由はまだ分からない。
でも、Dr.Visyakは、それらの殺し方を知っていました。
Dragonを殺すには、Dragonを殺してその血の付いた事のある剣が必要だと。Dragon’s Sword。
しかし、もうその剣は世界に5つか6つしか存在しない。
例えば、St. George,やExcaliburがそれです。
そう聴くと、何だかもう万事休すな気がしますが、何と彼女、その数少ないDragon’s Swordの内のひとつを、地下室に持っていると言うんです。
なんて偶然。
なんて、時間の短縮。

ま、良いとして、彼女に案内されて降りた地下室に、確かにありました。
岩に突き刺さったままの一振りの剣が。
Bruncvik’s Sword。
当時、剣を守るために、こうやって岩に閉じ込めるやり方が流行したって?剣は勇敢な騎士を選ぶ。取り出す事が出来れば、剣はDeanのもの。

自信満々のDean。
荘厳な音楽と共に、剣に手をかけるDean。
しかし一度目は敢え無く失敗。
今度こそ!と気持ちを入れ替えて、力いっぱい、それこそ血管が切れる思いで、渾身の力を込めて引っ張りました!!
が、撃沈(爆笑)
そして、彼が取った他の方法とは・・・。


Deanが、そんなコント紛いの事をやっている頃、Samは、Bobbyに電話をかけていました。Samからの電話を取る事に、Bobbyは一瞬躊躇します。

B "Sam。Deanは?"
S "Bobbyの友達に会いに行ったよ。それで、おれ、Dragonの隠れ家を探してるんだけど、助けてくれないかな?"
B "手掛かりは?"
S "洞窟だと思うんだけど・・・。でも、この周りの何マイルの間にもないんだ"
B "文字通りの「洞窟」じゃないんじゃないか?他に冷たくて、暗くて、湿ってるような場所は?"
S "ああ・・・う~ん・・・、地下鉄はないな・・・。!下水道・・・そうか、それだ!ありがとう"
B "じゃあな"
S "待ってよ、Bobby。え~っと、大丈夫?"
B "ああ、もちろん。何で?何かあったのか?"
S "だって、必要なこと以外話してくれないだろ?何も"
B "・・・・"
S "おれ、他に何か知らない事があるの?"
B "いや。おまえに必要なの事は、Dragonがどこに隠れてるか探す事だ"
S "なあ、Bobby。この1年、何があったの?"
B "・・・いろいろさ。いつもと変わらずだ。おまえに関する事じゃない、Sam。わかったか?"
S "うん"
B "また必要な時は、連絡しろよ"
S "うん・・・"

Bobbyは早々に電話を切ってしまいました。
言わないと、Deanに約束したとはいえ、BobbyはSamを欺いているようで良い気がしないんでしょう。


なんとなくスッキリしないSam。
今度は、目を閉じてCasに語りかけます。

S "Cas・・・おれ・・・戻ったよ。・・・もし、ちょっと時間があるなら・・・"
C "Sam・・・。お前が生きているのを見る事が出来て良かった"
S "うん。そっちもね"

Casは、Samに近づいてHugしようとしますが、なんと!Samはそれを拒否?!
ああ、可哀想なCas(苦笑)
その広げた手をどうおさめたらいいっていうの?

S "ああ~・・・Hugしたいけど・・・でも・・・"
C "それは、何だか気まずい・・・"
S "あ~っと、なんだか、大変な年だったよね。おれ、Bobbyと話したんだ。Bobbyは、おれに起った事、みんな話してくれたよ"
C "正直言って、私は、お前が生き残れた事に驚いている。私は、Deanにやめるように頼んだんだ"
S "ああ、うん。おれ、おれ、わかってるよ"
C "それがお前を殺さなかった事は奇跡だ"
S "・・・うん。うん、ほんと、奇跡だよね"
C "で、どん感じだ?"
S "・・・?何が?"
C "もちろん、魂を取り戻した事だ"
S "・・・そうだった。おれが魂がないままウロウロしてたんだから・・・。あ~、いいよ、Cas。本当に大丈夫だ。おれ・・・でも、まだちょっとはっきり思い出せないところがあるんだ。ハッキリさせるのを手伝ってくれるかな?"

Dean、Casに口止めしておかなかったのは、あなたのミスですな。Angelにそういう配慮を自発的に求めるのは、無理ってものですよ。
この後、Samはこの間の事を、Casから聴きだしたようです。


一方、Deanの方はというと、彼が持ち出したのは、・・・爆薬。
爆薬で岩を壊して、剣を取り出す作戦。
作戦というには余りにも乱暴ですが、いかにもDeanらしい。Dr.Visyakは、もちろん反対ですが、説得されてしまいました。
しかし結果は、壊れた岩の間から現れたのは、無残にも途中で折れてしまった剣でした。Deanは、保険に入ってる?なんて聞いていますが、保険ではこの剣の価値に見合うものは帰ってきませんよね。Dr.Visyakも、明らかにショックを受けています。
Pamelaといい彼女といい、Bobbyに関わり合いのある女性も、ろくな目に遭いません。


しかし、折れてしまったとはいえ、今はこれしか頼るモノがありません。Samが探しあてた下水道に向かって出発です。
何だか言いたそうなSamですが、今は大事な仕事の前。口を閉じています。


酷い臭いの下水道探索。
諦めかけた時、盗まれたと思われる金製品の山を見つけます。宝の山に、おもわず一握りポケットに入れるDean。そのすぐ近くには、祭壇のようなものがあり、本のようなものが乗せられていました。
どこかから声が聞こえて、2人が駆けつけてみると、閉じ込められた女の子達。囚われの彼女達には、DeanとSamが文字通り、王子様に見えた事でしょう。それも飛びきり良い男の。

が、そこへDragon登場。
Samは吹っ飛ばされます。
Deanが例の折れた剣を出すと、最初はそんな物で立ち向かう人間をバカにしたDragonですが、切りつけられて初めてそれがDragon’s Swordだとわかったようです。
どこで手に入れたか訊かれたDeanは、「Comic Con」だなどとふざけています。
しかし、そこはやっぱり強いDragon、その剣を弾き飛ばして高温の手でDeanに迫ります。Samが後ろから助けに入り、Deanは下に落ちた剣を拾おうとしますが、もうちょっとというところで手が届きません。諦めて下に降りて取りに行こうとしたDeanの目の前に、もうひとりのDragon!!Dragonは、ひとりじゃなかったの?!
絶体絶命!
Samが応戦していた鉄は、Dragonの高温の手にみるみる熱せられ、持てなくなります。隙をついて蹴り飛ばした間に、剣を拾おうと隙間から手を入れます。
ダメだよ!Deanも届かなかったんだから!!とは、取り越し苦労でした。Deanより背が高い分、Samの方が腕も長かった!!
剣を拾い上げると、一振り切りつけておいて、Deanに迫っている方のDragonを後ろから突き刺しやっつけましたが、振り返った時にはもうひとりの方は、大きな羽音と風と共に消えていました。
Dragon’s Swordの前では、不利と判断したんでしょう。



Bobbyの所に戻って来たDeanとSam。
Deanは、金のお宝をすべて回収してきたようです。金無垢の時計を手に、Samにおれに時間を聞いてくれよ、なんて言って嬉しそうです。

そんなDeanの前に座ったSam。
言わなきゃいけない事を切りだします。


S "Dean・・・"
D "ん~?"
S "・・・おれ・・・本当に・・・ごめん。どう切り出していいかさえ分からないよ"
D "・・・何がだ?"
S "わかってるだろ?"
D "・・・Bobbyか?"
S "Cas・・・"
D "Cas!・・・いまいましいガキめ!"
S "言ってくれれば良かったのに、Dean"
D "おまえが知ってると思わなくて・・・"
S "おれがしたこと?Bobbyに?Deanに?おれは、知ってなくちゃいけないんだよ"
D "Sam、Deathは、ただおまえの魂を戻しただけじゃない。やつは、おまえと、おまえが覚えていない事との間に大きな壁を作ったんだ。そして、おまえが知らないその事が、おまえを殺す事になるんだ!俺を信用しろ。これは冗談じゃないんだ"
S "わかってる。でも、おれは、正さなきゃならない。自分のやった事に対して出来る事を"
D "あれは、おまえじゃなかったんだ!"
S "おれ・・・史上最悪の酒を飲んで、目が覚めたらすべての町を焼き尽くしてた事に気付いたみたいな気分なんだ。Deanは、それがおれじゃなかったっていうかもしれない。でも・・・おれは、それがおれのポケットに入ってたライターのせいだって知ってるんだ。それなのにおれは、そんな単純な事にさえ、確信が持てない"
D "・・・・・"
S"でも、おれを守ろうとしたDeanには、感謝してるんだ。本当に感謝してる。でも、おれ、責任を取らなきゃ・・・。自分がやった事に、責任を取らなきゃならないんだよ。だから、自分が何をしたか、知る必要がある"
D"でも!それがどんなに危険な事か、わからないだろ!?"
S"Deanならどうする?"
D"・・・・・"
S"・・・だろ?おれも同じさ"
D"Sam・・・"

そこへ調べものをしてたBobbyが2人を呼びに来て、話しは打ち切られます。でも、この件については、Samは一歩も引かないでしょう。魂の戻った彼なら尚更です。自分のした事に責任を取る。
ああ・・・それが、Samの精神にどんな影響を及ぼすのか、Deanならずとも心配です。



Deanが持ち帰ったものは、金のお宝だけじゃなかったんですね。あの時見つけた祭壇の本。Bobbyが調べてみると、それは14世紀の古いラテン語で書かれていました。そして、書かれていたのは紙ではなく、人の皮膚をなめしたモノに描かれていたんです。OOO~~~Gross~~~!!
そして、内容は、基本的にある場所について書かれていました。最悪の悪夢のような、血と骨と暗闇、死体と魂で一杯の場所。
Bobbyは、その場所の読み方について、ほとんど発音できないと言います。
が、唯一、聴いた事があるのが、「Purgatory」。

Purgatory、Crowleyもその場所を知りたがっていた場所。それをDragonも探している。そしてその取扱説明書がこの本でした。この本は、その場所の扉を開ける方法が書かれていた。
Purgatoryへの扉。
しかし、肝心のその方法が書かれた最後の数ページは、切り取られていました。


そのころ、逃げたDragonは、他の仲間と落ち合っています。
そして、車の中には女の子が・・・。
その中の一人を引き摺り降ろすと、暗い崖の淵に連れて行き、切り取った本に書かれているSpellを読みだしました。すると谷の底の方で燃え盛る炎?マグマ?が猛り出し、Dragonは自分の手首を切ってそこへ血を落とします。もうひとりが泣き叫ぶ女の子を容赦なく谷底へ突き落としました。


B"もっと悪い事がある"
S"もっと悪い事って?"
B"これは、そこで休暇を取るための方法じゃない。何かを持ってこさせるためにドアを開けようとしてるんだ"
S"この地上に?何を?"
B"調査中だ"
S"・・・・・"
D"・・・何かほかにわかった事は?"
B"名前だ"
D"それは?"
B"・・「Mother」・・"
S"「Mother」?何の「Mother」?Dragonの「Mother」?"
B"そうだったらまだ良いんだが・・・。それは、何度か出てくる。「Mother of All」"
D"「Mother of All」って、いったいどういう意味なんだ?"
B"さあな・・・"
D"・・・・・"
S"・・・・・"



その頃、Dragonの元には、谷底から先ほど突き落とされた女の子が、浮かび上がってきました。焼き尽くされたであろうはずの体は、若く美しいモノに戻っています。炎のように燃える瞳。少女にはない威厳のようなものさえ感じます。
Dragonの方も、恐れ慄いているようです。


Dragon"ようこそ"
Mystery Girl "随分待たせたのね"
Dragon"・・・・・"
Mystery Girl "やる事はたくさんあるわ。始めましょう"



ひえ~~~。
なに?彼女が、「Mother of All」なわけ?
すべての母?
何でしょうね~。謎が謎を呼んでますね~。
おもしろくなってきた。
Purgatoryって、そんなに凄いところで、おまけに「Mother of All」って、そこから出てきたって事?ちょっとまだよく理解できていませんが。
あのDragonの持ってた人の皮膚製の本には、Purgatoryの扉の開き方が載っていて、それはただ開く事が目的ではないってこと。
何かを連れてくるために、扉を開こうとしてたってこと。
そしてそれが、「Mother of All」と呼ばれていると。



Samの方は、これから自分のしてきた事へけじめをつけるために、ツライ試練を乗り越えなくちゃならないようだし、次回Epでそれがチット出てくるのかな?
壊れない程度にしてほしいですが・・・。
それには、Deanがピッタリくっついてやってくれ~~。

Casってば、ものの見事にSamの演技に乗せられて、いろいろしゃべっちゃったんだろうな~。Bobbyを殺そうとした事が、一番きつかったか?DeanをオッサンVampireに喰わせちゃったことか?
いずれにしても、相当な自己嫌悪だろうね。
Deanが知らない事でも、相当酷いことしてたみたいだしね。


この先、ちょっとそれってどうなの~?っていうようなEpも控えているようですが、気持ちを大きく持って、望みたいと思います。が、あんまりにもバカバカしかった場合、そのEpはすっ飛ばしちゃうかも・・・。


ともあれ、カワイイSamが戻って来て、ひと安心のEpでした。
Jaredの演技に賞賛を贈りたいです。
では、また来週。


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