USでSeason6を放送中のSupernaturalにハマっています。日本ではまだ未放送の部分についてのネタばれが満載ですので、未見の方は十分にご注意ください。記事を読まれる場合は、その点をご了解のうえ、お読みください。

2009/09/26

Supernatural Season5 Ep3 "Free to be You and Me" 感想もどき

ご注意ください!海外ドラマに関する日記では、常にネタばれしています。 ここからは、USのTV series Supernatural Season5についてのSpoilerが含まれています。ネタばれ禁止の方は十分ご注意ください。










Supernatural Season5 Ep3 "Free to be You and Me"の感想もどきです。








いや、ほんと、最後の最後、Luciferの台詞に、ガガ~~~~ンとのた打ち回りました(泣)
Sam、泣いてたね・・・。わたしも泣きそうになった・・・。
なんでこんなにこの兄弟を虐める!!??Kripke!!
辛すぎです・・・。
Vision?
最初のJessも、Luciferだったのよね・・・。
Samが可哀想すぎます(涙)




いつもの通り念のため、わたしの訳には間違いや勘違いや萌えが大量に含まれている場合があります。おまけにかなりの意訳ですので、その辺りの事ご理解の上軽~い気持ちで読んでやってくださいね。よろしくです。





冒頭、SamはDeanと離れて、眠れない夜を過ごしているみたい。寝返りを打つと、そこには何と、恋しいJessicaの姿があります。

J " Hey Baby、寂しかったわ"
S " Jessica・・・おれ、夢を見てるのか?"
J "そうかしら、その違いは何?わたしはここにいるわ "
S " ・・・君がいなくてとても寂しかったよ"
J " わかってるわ。わたしだって寂しかった。・・・あなた何をしてるの?Sam"
S " ・・どういう意味?"
J " 逃げ出すこと・・・。わたしたち、以前もそんな風じゃなかった?"
S " いや、今は状況が違うんだ。"
J " "本当?
S "あの時、おれは、自分が普通だと思いたかった。・・・今は、自分がそうじゃないってわかってる "
J " そんなの、言葉は言葉の意味以上はないってこと、あなたは、わかってたでしょう"
S " いや"
J " Stanfordに行こうとしてた時でさえ、あなたはわかってたはずよ。あなたは、自分の中にある、何か暗い部分について、わかってた。心の底では多分・・・知ってたの。・・・それがわたしを殺したこと"
S " 違う"
J " わたしは、わたしたちが出会ったときから死ぬ運命だった"
S " そんなことない!"
J " 知らなかったっていうの?あなたは、自分から逃げることなんて出来ない。どうしてあなたは今、逃げようとしてるの?"
S " Jess、君は何故今ここにいるんだ"
J " あなたを守ろうとしてるって、信じてもらえるかしら"
S " 何から?"
J " あなたから・・・。遅かれ早かれ、過去はあなたを捕らえるわ。今までがそうだったように。あなたは、その時に起こる事が何か、分かってるの?人々は死ぬ。Baby、あなたに最も近しい人が死ぬわ"
S " いや、おれは、もう2度と同じ間違いはしないから心配しないで"
J " 同じことをこれまで何度も聞いたわ。あなたは、決して変わらない、どんな時も"

Sam、ここでも泣いてます。
本当に、なんで?Jess、今あなたが出てきてそんなこと言い出すの?
これは、最後にわかります。
Samは、結局逃げる事は出来ない。
逃げるって言い方がどうかとは思うけど、確かに今、Deanの元を離れて普通の生活をしようとしているSam。
所詮、そんなこと無理だって、このあと思い知らされる。


この1週間前、SamはOklahomaに着きました。
Deanは、Pennsylvaniaにいます。
離れ離れの兄弟です。
Samは、偽造IDをすべて燃やして、Barで働き始めます。
Deanは、相変わらず偽造IDを使って、聞き込み中。お互いに、全く違う次元で生きています。
Sam、あなた本当にこれまでの自分をなかった事に出来ると思ってるの?

Deanは、Vampireを切り刻み、SamはBarでレモンを切り、DeanはImpalaを洗ってあげて、SamはBarのカウンターを洗っています。
そして、Deanの運転するImpalaの助手席に、Samはいません。Deanの寂しげな視線がそこに注がれるだけです。
・・・なんてこと・・・。


そして、Deanは、ひとりモーテルの部屋で、血のついた上着を拭っています。そこへ突然現れたCas。
ほんといつも驚かされます。
驚かされたDeanは、当然文句の一つも言いたいですよね。
今回はどうやってDeanを見つけたかって?


D"だから!そうやって突然現れるのやめろって!"
C"やあ、Dean"
D"・・・Cas・・・言ったろ?人間には、個人的な領域ってものがあるんだ"
C"・・・申し訳ない"
D"・・・で、どうやって見つけた?俺は、自分がAngelのレーダーを避けて飛んでると思ってたけど"
C"確かに。Bobbyが、お前がどこにいるか教えてくれた。・・・Samは?"
D"・・・俺とSamは、しばらく別々に休暇を取ることにしたんだ。・・・で、Godは見つけたのか?そんなことより、俺のネックレスは返してもらえるのか?ええ?"
C"わたしはまだGodを見つけていない。だからここにいる。お前の助けが必要だ。"
D"なんで?God Huntの?興味ないな"
C"見つけるのはGodではなく、違う者だ"
D"誰?"
C"それは、Archangel、わたしを殺した者"
D"何だって?"
C"彼の名前は、Raphael"
D"あんたは、10代のミュータントニンジャAngelに殺されったっていうのか?"
C"わたしは、彼が地上にいるという噂を聞いた。これは貴重な機会だ"
D"なに?復讐のための?"
C"情報のための"
D"何、そいつを見つければ、Godの居場所を吐くと思ってるのか?"
C"そう。我々が彼を罠にかけて、問い詰めるつもりだから"
D"本気なんだな?"
C"ああ"
D"俺がThelma であんたがLouise?俺たちが手に手を取ってこの崖から飛び込まなきゃならない理由を教えてくれよ"
C"なぜなら、お前がMichaelのVesselだから、Angelはお前を傷つける勇気がない"
D"ああ、じゃあなんだ、俺はあんたの弾除けか?"
C"わたしは、お前の助けを必要としている。お前がわたしを助ける事の出来る、唯一の存在だから。頼む"
D"・・・・・・わかった。で、そいつはどこにいるんだ?"

こんな風にお願いされたら、Deanに断れるわけないです。
Casは、彼がMaineにいると言って、Deanの額に指をあてようとします。いつもの通り、瞬間移動です。Deanは慌てて拒否!
あれってきっと気持ち良いもんじゃないんでしょう、特にDeanにとっては。今回はImpalaで行く事になります。


そのころSamは、働き始めたBarの同僚(?)の女の子Lindseyちゃんに、あなたって自分の事何も話さないのね。ダーツでわたしが勝ったら、Dinnerを奢ってあなたの話を聞かせて、何て言われています。受けて立ったSamのダーツの腕前は、言うまでもなく、百発百中。
その時、テレビのニュースが、異常気象、雷、20エーカー以上に及ぶ火事について伝えてます。この世の終わりかと呟く、Barのマスター。
複雑な表情で黙りこむSam。




何とかAngels Powerで飛ばされず、ImpalaでMaineまでやってきたDeanとCasですが、Deanは何故ここにやって来たのかわかっていません。Casは、ここのOfficerが、Archangelを目撃したと言います、そして、"あなたはArchangelを目撃した"と言えとDeanに言います。
マジかよと、呆れ気味のDean。
Casのコートの内ポケットに、FBIのバッチを入れて、シャツのボタンを止め、ネクタイをキュッと締めてあげます。
人間には時には嘘も必要だとCasに言い聞かせます。
いきなり、あんたの見たのは大天使様ですなんて言われて、信じる人間が一体この世にどれ程いる?
わたしなら笑ってお終いです。

でも、このEpからやたらCasの可愛いバージョンが怒涛のように押し寄せてくるみたいなんですが、Supernatural スタッフ、マジ、遊んでます?
とにかく、Deanにネクタイをキュッと締められているCasは、なんとも言えず可愛いです。いや、客観的に見て、ですよ。


また、話を聞きに行った先でも、Deanに促されて出したFBIバッチが、逆さまで、それをDeanが正しい位置に直してあげるの。
ああ・・・、いったいわたしに何を言わせたいの?Supernatural スタッフ!!!

とにかく、妖しい発言も、Deanのフォローで何とかクリアーし、ガソリンスタンドで起こった爆発が、普通の物じゃなかったって、その光はまるで純粋な白い光だったとわかります。そしてその場にいたのは、整備士のDonnie Finnerman。
どうやら彼が、RaphaelのVesselだとわかって、事故の後入院している病院に彼を訪ねますが、すでにDonnieの体は、もぬけの殻。Raphaelは、そこにはいないように見えました。
Michaelも自分をこんな風に見逃がしてくれるかって言うと、彼はもっと強力で、それはDeanにとって非常によろしくない事のようです。そりゃそうだ。


OklahomaにDemonの兆しを見つけたSamは、Deanに連絡しようとして、結局は出来ませんでした。その代わり、Bobbyに電話します。
で、なんでそんなこと、わざわざ自分に電話してくるんだ?と言うBobby。Deanは言わなかった?と訊き返すSam。このあたりお互いわかってて、はっきり言わない感じが、歯がゆいです。Samは、誰かHunterを寄こしてくれと言います。ああ、最高のHunterが近くにいたはずだ、なんだ、お前じゃないか!とBobby。
でも、Samは、自分には出来ないんだと言って、電話を切ってしまいます。
Bobbyは、まだ車いすで、体の自由が利かないのに加えて、この状況にかなり苛立っているようです。気の毒です。



Casは、Raphaelを罠にかけるための貴重なOilを手に入れるために、Jerusalemまでお出かけしていました。

D "どこに行ってた?"
C" Jerusalem "
D " へえ、どうだった?"
C " 不毛の地だった"
D " ・・・それは?"
C " Oilだ、非常に貴重で珍しい"
D "OK、で、そのVinaigretteで、俺たちはRaphaelを追い詰める事が出来るのか? "
C "いいや "
D "じゃあ、その儀式は、いつ始めるんだ? "
C "日の出 "
D "あんたが、そいつを罠にかけると言い続けている根拠を話してくれ。でもそれって、無茶な事なんじゃないのか? "
C "それは、難しい "
D "・・・俺達がこれを生き残る可能性は? "
C "お前にはある "
D "じゃあ、あんたは明日には死んでるってことか? "
C "そうだ "
D "ああ、この世の最後の夜ってわけだ。何?・うん・・何して過ごすつもりなんだ? "
C "わたしは、ここで静かに座って過ごすつもりだ "
D " 何だって?ええ?酒?女?今まで女とやったことあんのか?少なくともAngelとはあんだろ?・・・まさか、今まで一回もあの雲の上で、種蒔きしたことなかったなんて、俺に言うつもりかよ?"
C "そ、そんな事はこれまで一度も起こらなかった"
D " ・・・・・OK、言わせてくれ。俺には確信してる事が2つある。ひとつ、Bert と Ernie がgayだってこと。もうひとつは、あんたがVirginのまま死ぬ事はないってことだ。俺の目の黒いうちはな。さ、行くぜ! "

先日も書きましたが、思うに、Deanは、Virginのままこの世を去ること以上の罪はないと思ってる節があります(苦笑)Season3 Ep12 Jus in BelloのNancyちゃんの時も、"あんないい子を男も知らないまま殺すのか?!"何て言ってましたよね。
Casは、Angelなんだから、その辺りの事がどうなっているのか、Virginで当たり前なのか?そもそも、Angelって、本体はあるのかしらね。
ま、とにかく、Deanは、この世の最後の夜、自分が考える最高のプレゼントをCasに送るべく、彼を連れ出します。



Samの元には、Bobbyから連絡を受けた3人のHunterが、彼を訪ねてきます。Samは、ここではKeithと名乗っていたようです。Lindseyちゃんに、ミドルネームがSamなんだ、何て言って怪しがられていますが、Hunter達は、自分達はSamの父親のHunter仲間で、Samも実はHunterだと言います。動物を殺す事に、抵抗があるような同僚の子。"鹿とか何か殺すの?""そう、何かをな"と、Hunterのおじさん。

Samは、3人と話します。
Samが見つけたDemonの兆候はやはり正しかった。Bobbyは、今SamはHuntingをしないと、3人に言ってくれたようですが、はいそうですかって、納得できる話じゃないですよね。だって、SamとDeanの名前を知らないHunterはいないだろうし、もちろんその腕前も、ピカイチだってしてるはずです。これ以上頼もしい助っ人はいないのに、そのSamが、手は貸せないと言います。個人的な問題で。
それ以上言っても埒が明かないと思ったのか、帰ってきたらビールを奢れよ、と言って3人は出かけていきます。

彼らが帰った後、LindseyちゃんはSamに、あなたの名前を付けたとき、ご両親は酔っ払ってたのと訊いています。誰が聞いてもKeith Samuel何ておかしいんでしょうか?話せば長くなるんだって言うと、Lindseyちゃんは、流血を避けたいなら今夜わたしと食事をして話し合うのよ、と強引にSamに承諾させます。
なかなか度胸のある女の子ですね。



で、DeanとCas御一行様。
いわゆる、女の子とH出来るお店に来ています。
こういう所って、本当はダメなんですよね?きっと、Americaだって。しかし、需要があれば供給があるのが世の中です。わたしももうすっかりいい大人なんで、嫌!!Deanってば、不潔よ!!なんてこと言いません。なにせ今回は時間がありませんので、Casのためという事で、てっとり早く済ませましょう。


D"おい、リラックスしろよ"
C"ここは、重大な不正の巣窟だ。わたしがここにいてはいけない"

Casは、もう半泣きでDeanに訴えますが、もちろん聞いてもらえません。

D"なあ、あんたは、Heavenに対して思いっきり反逆してるんだぜ。重大な不正は特権のひとつさ。さ、ショータイムだ"

確かに、ここまでのCasの所業に比べたら、女の子とちょっとイイコトするくらい、大した罪にはならないでしょう。

そこへ、スケスケのベビードールの女の子が、Casに近づいてきます。一気に緊張しまくるCas。名前を聞かれたのに、どうしたらいいのか返事も出来ません。
おかしすぎです、Angelさん。
代わりに、Deanが答えてあげます。
Casは、ビールをごくごくと一気飲み。
それ、アルコールだって自覚してる?(苦笑)


D"Cas!彼の名前は、Cas。君の名前は?"
女の子"Chastityよ"(Chastityとは、純潔とか、貞操とか・・・とにかくこの場所にはあるまじき名前なわけです)
D " Chastity?!わお!これって運命なんじゃないか?なあ?相棒。で、彼は君が好きで、君も彼が好きだよな。Dayenu!!(大満足だ!)"
Cha " さあ、行きましょう、Baby"

Casは、Chastityちゃんに手を取られて、奥へ連れて行かれます。それを呼び止めたDean,お金を渡しながら注意事項の確認です。

D "いいか?これ持ってけ。彼女がクレジットカード出せって言ったら断れ。で、基本コースのみだからな。追加注文はすんなよ。さあ、行って来い、タイガー! "

・・・まったく、最後の夜だっていう割には、Dean、ケチってない?ま、きっと、免疫のないAngel様じゃ、基本コースだけで昇天しそうだけど・・・。って、Casの場合、もう昇天はないか(爆)
Casを待つ間、Deanは別の女の子と仲良くしたかったでしょうが、そんな時間ありませんでした。奥からChastityちゃんの悲鳴です!
慌てた駆けつけると、怒ったChastityが、部屋から出てきてCasに怒鳴っています。
何なに?
何が起こったの?

Cha " 何よ!!おかしいんじゃないの!?!?出ってよ!!バカ!!あんたもよ!!"

Deanも怒鳴られて、事情が飲み込めません。
Casは、ちょっとネクタイとシャツを乱していますが、結局まだ何もする前だったようで。

D "何したんだよ?! "
C "わからない・・・。ただ、わたしは、彼女の眼を見て、彼女の父親が逃げた事は、君のせいではないと言っただけだ。それは、彼が郵便局の仕事がいやだったからで "
D "ああ・・・なんてこと言うんだよ、おまえ・・・ "
C "なにが? "
D"この業界は、父親不在で成り立ってるんだぜ。それが、この世の秩序ってもんだ"


これからHしようって時に、パパの話を持ち出すなんて、このAngelさん、全くどこまで天然なの?しかも相手は玄人さんですよ~(苦笑)
そこへ、用心棒のようなオニイサン方が現れて、DeanはCasを連れてその場を退散する羽目に。
表に出ても、Deanの笑いは収まりません。

C"何がそんなにおかしい"
D"いや、別に・・・。まったく、こんなに笑ったのは久しぶりだ。・・・ああ、久しぶりなんてもんじゃない・・・何年ぶりだろ・・・"

そう言ったDeanの顔が、寂しげで、胸が詰まります。
そうよね、こんなに笑ったことなんてこの1年、まずなかった。
笑ってる時はよかったけど、その事に気付いた途端、寂しさが込み上げてくる。今、Samが居ない事がまた、余計に辛くさせる。
本当なら、一緒に笑ってくれてたはずの弟がいないなんて・・・。



SamはLindseyちゃんと夕食を食べています。
なかなか話そうとしないSamに、あなたってひょっとしてマフィアなの?何て訊くLindseyちゃんです。Samは、少し話し始めます。自分とDeanの事。上手くいってた自分たちの仕事で、自分が犯した間違い。傷ついた多くの人々。後悔していること。


L"ねえ、あなたの毒って何"
S"なんのこと?"
L"あなたは何かに夢中だったんでしょ?見ててわかるわ"

そう言って彼女は一枚のメダルを取りだしてSamに見せます。禁酒の会のメダル。1年禁酒できると、一枚メダルを貰えるんだったかな

L"もう3年素面よ"
S"君はBarで働いてるじゃないか"
L"あなただって。ねえ、Keith・・・わたしはあなたを知らない。それにわたしは、人にアドバイスできるような人間じゃないわ。でも知ってるの。誰もがそれほど悪いことしたことないのよ、だから許せない。彼らが変われないから・・・"


人は見かけによらないってこと。
みんな何かしらの秘密や、悩みを抱えて生きてる。
能天気に見えても、順調な人生に見えても、本当のその人は他人にはわからない。
Samの抱える悩みは、きっとほかの人たちとは桁違いに大きいけど、だから向き合わなきゃならないってこと。逃げてちゃ、背後からもっと大きな何かに取り込まれるような気がします。
早くDeanの元に帰って、2人で前に進んでほしいです。
きっと、ひとりじゃ無理なことも、Deanと2人なら、何とか出来ると信じて。



DeanはCasと、病院にいるRaphaelのVesselを訪ねます。
彼はまるで抜け殻のようです。

例のOilが燃えるとき、Angelはそれを通過する事が出来ないか、あるいはVesselは死にます。車いすの彼の周りにOilを撒き、火を放つCas。しかし、Raphaelが現れる様子はありません。大天使様とお話しするには、いったいどれくらいの待ち時間がいるんだ?なんて、Deanでなくとも言いたくなります。
結局、2人は収穫なく、隠れ家に戻ってきます
入った途端、Deanを止めるCas.
そして稲光。
部屋には、さっき病院にいたはずのRaphaelのVessel。
いや、もう、Raphael自身がいました。
Raphaelの目的は、DeanをMichaelの元に連れていくこと。Deanを見つけること、Dean単独では彼の居場所はわからないけど、Casと一緒にいる事でそれは容易になる。皮肉なことです。
もちろん、Deanは一緒にいくことなんて御免被ります。Raphaelは、ZachariahがDeanをがんにした事を持ち出しますが、今回、Casの方が一枚上手でした。
彼は、Raphaelがここに現れると踏んで、予め例のOilを仕込んでいたのです。火を放つCas。Raphaelに睨まれて、"そんな顔で見るな。考えたのはCasだ"
お互いに顔を見合わせて、この2人は、まったくもう~。


C"彼はどこだ?"
R"Godのことか?お前は、聞かなかったのか?彼は死んだんだ、Castiel。死んだんだ"



SamがBarで後片付けをしていると、3人のHunterの内のひとりGeezが、血だらけで入って来ます。そして、SteveがDemonにやられたと言います。Geezは、Samに何か俺達に話す事がないのかと言います。何の事かわからないSam。

G"Demonは、俺達に言った。お前に関するキチガイじみた事を、Sam"
S"奴らの嘘だ"
G"そうかな?もう一度訊く。真実は?さあ!!"

そこへ、もうひとりのHunterのReggieが、Lindseyちゃんを人質に、店に入って来ます。何としてもSamに真実を吐かせる気です。


DeanとCasは、RaphaelがGodが死んだなんて事、なぜ言うのか詰め寄っています。Raphaelは、Godが永遠にここから去ったと言います。嘘だと言い返すCas。だんだん悪くなっていく世紀を見て、もしGodが生きているならば彼がこれを放っておいたと思うのか?と言い返すRaphael。

D"へえ、じゃあ、誰があのチャイニーズバスケットトリックを考え出したって言うんだ?"
R"ああ、それはお前が話しているわたしの父だ"
D"で、彼の息子が忌々しいApocalypseを初めて誇りに思ってるのか?"
R"彼は逃げ出して消えた。そして、逃げるため、何の説明もせず、この世から出た"
D"そう、パパは、逃げたって?ひょっとして、パパは郵便局で働いてなかったか?"
R"これはおかしなことか。お前はGodを信じない世界に生きている"
D"で、あんたたちは、そいつがいない間、Apocalypse を放っておくって決めたのかよ?!"
R "我々は疲れた。もう終りにしたい。我々には必要なのだ、パラダイスが"
D "Godが死んで、あんたがボスになって、望む事は何でも出来ると思ってんのか?"
R "そうだ。そして、望んだものは、すべて手に入れる!!"

そして、窓ガラスが吹き飛びます。
きゃ~、Dean、Cas!!




場面は変わってSam.
こちらも大変です。
Lindseyちゃんを人質に取られて、Samは、Demonが言った事が真実だと認めます。そして、Apocalypseを始めたのが、自分だという事も・・・。



DeanとCas。
Godが死んでいるとすれば、いったい誰が自分を生き返らせたのかと、CasはRaphaelに訪ねます。

R "多分、Luciferが、お前を復活させたんだと思いつかなかったのか? "
C "・・・嘘だ・・・ "
R "考えてみろ。彼はすべての反逆的なAngelを必要としている。お前もそれに当てはまるだろ?"
C "・・・行こう・・ "

CasはDeanを促してその場を去ろうとします。呼び止めるRaphael。

R "Castiel、警告しよう。ここを離れるな。わたしはお前を見つけるぞ "
C "多分、一日か。だが今日、お前はわたしのLittle Bitchだ"

Cas~~~!!
Bitchってあなた、相当Deanに毒されてるね(笑)





一方、Samの状況はかなりヤバいです。
Geezの手には、Demon Bloodの入った容器が・・・。
いったい何しようって言うのよ!
と思ったら、SamにDemon Bloodを飲ませて、強くして(?)自分達の親友を殺したDemonを一掃して貰おうという考えです。
なんつうこと!!
やらなかったらLindseyちゃんを殺すと脅します。
Samは、もちろん抵抗して、大立ち回りになりますが、2人に押さえつけられて、無理やり口にそれを流し込まれます。
立ち上がったSam、でも、飲んでなかったのね?!
Geezの顔にそれを思いっきり噴き出します。
そして、Reggieを叩きのめし、Geezをカウンターに押さえつけ、首にナイフを突き付けます・・・。このときのSamは、完全にHunterの顔に戻っています。Barで働く普通の青年の顔じゃなくなってる。
Lindseyちゃんと顔を見合わせて、殺さずにGeezたちを解放します。

G"戻ってくるからな!!"
S"いつまでもここにいると思うな!! "

悪党は必ず捨て台詞を残していきます。
世の常ですね。
後に残されたSamとLindseyちゃんの間には、微妙な空気が流れます。彼女にとっては、マフィアの方が親しみやすかったかもしれませんね。





DeanはCasをImpalaの助手席に乗せて、車を走らせています。
Cas、見るからに落ち込んでいるように見えます。
God、死んじゃったなんてそんなこと信じられませんよね。でも、Raphaelの言った事も、頷ける・・・。Casを生き返らせたのは、本当にLuciferなの?



D "へい、大丈夫か? "
C " ・・・・・・"
D "なあ、俺は、あんたのこの小さな十字軍がバカげたことだって一番に言ってやるよ。でも、俺は、居なくなった父親についてなら、ちょっとはわかるぜ "
C"どういう意味だ?"
D"俺も、オヤジを探してた時あったからさ。そん時、すべての事が、オヤジは死んでるって風になってた。でも、俺は心の中でわかってたんだ。オヤジがまだ生きてるって。・・・ニンジャタートルが、何言ったって気にするなよ、Cas・・・。あんたは何を信じる?"
C"・・・・・わたしは、彼がどこかにいると信じている"
D"・・・いいね・・・。見つけよう"
C"・・・お前はどうなんだ?"
D"俺?・・・さあな・・・。正直、いい感じだ。自分が言ってる事が信じられないけど・・・そう・・・本当にいい感じだ・・・"
C"・・お前の兄弟がいなくても?"
D"・・・・・とくにその事がさ。・・・つまり、俺はそれだけの時間と費やしてきた、あいつを心配する事にな。・・・俺はこの24時間、あんたと楽しく過ごしてきた。・・・俺が長年Samとともに持ってきたものより・・・。あんたはそんなに楽しくないのに・・・おかしいよな・・・。俺は、俺の家族に鎖で繋がれてきた。でも、俺が一人の今・・・まったく、俺は幸せだ・・・"

Casはいつの間にか、そこから消えています。
Deanのこの告白は本心なんでしょうか?
ひょっとして、SamがStanfordへ行こうとして、Deanの元を離れていた時の心境に少し似ているのかもと思いました。そばにいない事はとても心配だけど、そばにいないと一瞬その存在を忘れるときがきっとある。四六時中心配で心配で、精神の糸が切れそうなほどの、緊張を強いられてきた、この1年。最後には裏切られて、自分の元を去ったSamに、Deanは心底疲れ切っているのかもしれません。
多分、思い出さない日はないんだろうけど、Samがいないと、あいつは元気でやってるんだって自分に言い聞かせて、その方がSamも幸せなんだって思えるのかも・・・。
何事もなく、平穏なHunting生活が続くなら、Deanはこのままの生活で満足できるかもしれない。
でも、未来がどうだろうと、これまでの人生はなかった事に出来ない。
必ず、過去が追い付いてくる。
2人が、過去を捨てて、離れ離れのまま生きていくなんて、所詮は夢のまた夢なんです。
それはSamも、嫌ってほど思い知らされることになる。






Samは、モーテルのベッドで、Jessicaの呼ぶ声に目覚めます。横にはJessがいて、Samはその首筋に優しくKissします。


J " ねえ・・・これがあなたの今の人生?永遠に現実から目をそむけて生きていけると思ってるの?"
S "愛してるよ、Jess ・・・神様だって、君がいなくてどんなに寂しいかもわかってる。でも、君は間違ってる。人は変われるんだ。希望という理由のために"
J " いいえ、Sam。・・・あり得ないわ"
S " どうすればわかってもらえる?"


この時、Jessだった姿が、LuciferのVesselであるNickの姿に変わっています。
これまで、Jessicaだと思っていたのは、Luciferだった!
なんて可哀想なSam・・・。


L "君がわたしを解き放ったから・・・ "


その声に驚いて立ち上がるSam。
目の前には見た事もない男の姿があって、心底驚いたでしょう。
Luciferは、そんなSamに優しげに話しかけます。


L "その通り。君はわたしを知っているはずだ "
S "・・・Lucifer・・・ "
L "君を見つけるのは、非常に難しい。大抵の人間より難しい。君がどこにいるか話してはくれないか? "
S "おれをどうしたいんだ?"
L "君のおかげでわたしは、地上を歩いている。わたしは君に贈り物をしたい。君にすべてを与えたいんだ "
S "おれは、あんたからなんて何も欲しくない "
L "それは残念だ、Sam。本当に・・・、だが、このNickは、ちょっと仮の物なんだよ。プランBを実行しないと。彼は、自発的に発火しないで、かろうじて私を保っている事が出来ている "
S "何の事だ? "
L "・・・なぜ君があの教会にいたと思う?・・・君がそうだからだよ、Sam。君が私のVesselだからだ・・・。私の本当のVessel・・・ "
S " ・・・違う"
L "そうなんだよ "
S "違う!そんなこと決して起こらない "

Samの瞳から涙がこぼれおちます。

L "申し訳ないが、事実なんだよ。私は君を見つける。そしてその時、君は私を受け入れる。確信しているんだ "
S "お前は、おれの同意が必要だろ? "
L "もちろん、私はAngelだ "
S " おれは。お前を受け入れる前に死ぬ!"
L "私が元に戻すさ "

希望を断たれたようなSamの表情。
Lucifer、やっぱり容赦ないです。

L "・・・・Sam・・・私の心は痛むよ。君の肩の重み・・・。君がやった事・・・君がまだ遣らなければならない事・・・。それは、誰もが耐えられるような事じゃない。もし、他の道があったなら・・・でもそれはないんだよ。私は君に決して嘘をつかない。欺きもしない。だが君は 必ず私にYESと言う"
S "お前は間違ってる"
L "そうじゃない。私は君自身より、より多く君というものを知っていると思うよ"
S " ・・・どうしておれなんだ?"
L "それが君でなければならなかったから、Sam。それはいつでも君でなければならなかったからだよ "


俯いたSamが、再び顔を上げた時には、もうLuciferの姿はありませんでした。






今回、Casが大活躍で、なかなか笑わせてくれましたが、そんなことも吹っ飛ぶラストだったわ。DeanとCasの関係は、どんどん親密になって来ているようで、そこんとこはまた、面白いけど。Godの事で、Deanに慰められるCasは、人間くさくてよかったです。


Luciferでさえ、やっぱりCasが肋骨に描いたSpellで、Samを見つける事は出来ない状態です。それが唯一の、慰めか・・・。
何なんでしょうか、あの自信はどこから来るの?

それにしてもやっぱり、SamがLuciferの真のVesselだったわけね・・・。で、DeanはMichaelのVessel・・・。
なんつうこと。
この兄弟、いったいどうなるんだろうか。
まさかまた兄弟対決?
でも、LuciferもMichaelもお互い、" YES "と言ってもらわないと、Vesselに出来ないんです。それをYESと言わせるような何かを、Luciferはすでに持ってるってことですよね。後は、Sam自身を見つけるだけ、ってこと。
いったい何なの?
Samが、屈服することなんてこの世にひとつしかない気がするけどさ、その事でSamがLuciferのVesselになっちゃったら、Deanは悔やんでも悔やみきれんでしょう。
自分のために、SamがSamでなくなっちゃうなんて事!


それにしても、何だか安心して見てたのに、ここに来て、そんな悠長にしていられなくなってきた感じですね。
DeanのImpalaの中での告白も、次のEpの伏線になっているようだし、5年後の世界のSamは、もうすでにLuciferのVesselになっているようだし・・・。

どうやってこの崖っぷちの状況を乗り越えるんでしょうか?
まだまだ、胃の痛い日々が続きそうです(泣)
では、今週はこの辺で。



***

6 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

初めまして。
SPNシーズン5のこと調べていて、こちらのサイトに出逢いました。
英語が分からずに映像だけ追えるだけでも幸せだと思っていましたが、
あらすじなどを詳細に記載して下さっていて、感謝してもし足りません。
感想にも、共感できる部分が沢山あって楽しく読ませていただいています。
これからも、SPNの記事楽しみにしております。
本当にありがとうございます!

[千広]

yumiusa さんのコメント...

千広さま、はじめまして。

よくぞこんな辺境のサイトまでお出で下さり、コメントまでありがとうございますm(__)m

わたしの感想というか、解釈にはいろいろと偏りが有ると思います。それもこれもすべては、DeanとSamへの愛ゆえだと、ご理解下されば幸いです(汗)
それに、わたしの英語の訳は、90%勢いです。間違いもあると思いますが、ごめんなさいね。でも、少しでも千広さんの、お役に立てているなら、嬉しいです。

この先も、この調子で書き散らかして行くと思いますが、よろしければボチボチとお付き合い下さい。
どうぞまた遊びに来て下さいね。
ありがとうございました♡

キョウ さんのコメント...

Yumiusaさん、こんばんは1
出国までもう間がないのですが、ご感想を読んだらいてもたってもいられなくて、お邪魔いたします!(ああ日本語が変…;;)あと、訳文もありがとうございました!m(_ _)m

おっしゃる通り、ディーン&キャスの漫才に誤摩化されそうになったエピですが、スタッフは爆弾投下も忘れてませんでしたね〜。最後のアレが…!もう、サムが可哀相で可哀相で…(T_T)
それに、ディーンが車中でCassに語ったことは、あれは本心ではないと信じたいです…。Yumiusaさんが教えてくださったように、今回と次のエピはほんと、辛い展開ですね;;;

おおっと、5年後のサムについて何やらリークが!Σ(@_@;)
よ、読まなかったことにします〜(笑)
ではでは、また♪

yumiusa さんのコメント...

キョウさん、おはようございます。

いや~~~!!!と、思わず叫んでしまうようなラストシーンでした(TT)
Sam、可哀想です・・・。
Jessだと思ってたのに、Luciferじゃん!!・・・Kissしたのに・・・・(汗)
そんなところにもショックを受けてしまいました(泣)

DeanがCasに言ったこと、わたしも本心だと思いたくないです。この2人が、離れたまま生きてくなんて無理ですよね??
とりあえず、次のEp4がなんだか鍵になりそうな雰囲気ですが、キョウさん、、国内脱出ですか?帰ってきたら、ゆっくりごらんになって大騒ぎしてくださいね。
どうぞ気をつけていってらっしゃいませ。

それにしてもやっぱりSupernatural スタッフは、地上最強の意地悪軍団です~(涙)ああ・・・ツライ・・・。

amber さんのコメント...

こんにちは、Yumiusaさん、詳細な訳ありがとうございます。
Ep2のラストに続き、本当に兄弟の別行動を見せる冒頭にまた涙です。離れてるのに同じような仕草が、このシンクロ兄弟らしく(笑)泣けます。

Casとの珍道中も可笑しいけれど、やはりDeanのとなりはSamがいいです。
心から安心しているDeanの笑顔が見たいものです。
しかし離れると、Samには必ず女が引っ付いてくるって(笑)今回は普通人でしたが…

次回Ep4でも、まだ離ればなれなんですね。
怒濤の展開ですが、辛いことのあとにはいいことがあると信じてます。

yumiusa さんのコメント...

amberさん、こんばんは。

Casがいくら可愛くても、それはDeanとSamが一緒にいてこそ!ですよね。
Casがマジでかわいいから余計にDeanとSamの別行動が、悲しくなります(涙)
わたしも、離れ離れのシンクロ兄弟には、上手い演出だな~と感心いたしました・・(泣)

>離れると、Samには必ず女が
ああ、ほんとだ!!
まったくSamってば、基本的に寂しがり屋だから・・・って、今回はいつもに比べればまともな女の子でしたね、もとアル中だけど・・・(苦笑)
結局、Samの相手はDean以外出来ないってことです。

次のEpの後には、なんとかちょっとホッとできる展開が待っていることを、祈らずにはいられません。