USでSeason6を放送中のSupernaturalにハマっています。日本ではまだ未放送の部分についてのネタばれが満載ですので、未見の方は十分にご注意ください。記事を読まれる場合は、その点をご了解のうえ、お読みください。

2008/06/14

Supernatural 3 Ep15 Time Is On My Side

ご注意ください!海外ドラマに関する日記では、常にネタばれしています。



この間のKripkeのInterview以来Season4のSpoilerは鳴りを潜めているようですね。Jaredでさえ、何も知らないと答えているところを見ると何か緘口令が引かれているんでしょうか?
まあ、7月になって撮影が始まれば、厭でもポロポロと出てくるでしょうけど、それまではこちらもお休みして体力?いや、精神力を蓄えておかないと身がもちませんよ~。

ずっと放ったらかしにしていて、今さらか~って感じもするんですが、とりあえずアップしてしまいます。私が感想文なんてふざけた事言いながらブログに載せ始めたのは“ Dream a Little Dream of Me”からなんで、それ以前のEpは手つかずです。
DVDの発売日も決まったことですので、他のはやらないな、きっと。人間、楽が好きです(笑)
さてそこで、今回はFinalを先にアップしたために、置き去りになっていたSupernatural Season3 Ep 15 Time Is On My Sideの感想文を今更ながら、やっつけておきたいと思います。


いつもの通り、ここからは、大きな思い込みと勢いだけで書いています。 かなりの意訳の上に、私のいい加減な英語能力では間違い、勘違い、思い込み、思い入れ等が大量に含まれている可能性があります。妄想も炸裂するかもしれません。その辺のことご理解の上、許すわよっという心の広さで読んでいただけるとありがたいです。 もちろん、詳細にわたってネタばれです(^^;









Pennsylvania Erieでのある夜、2人の男の人がCristal Spa & Racquet Clubから出てきます。ひとりが飲みに誘いますが夜勤があるからと別れます。友達が車で走り去った後、自分の車のトランクにスポーツバックを入れていると、背後から襲われてそのままトランクに閉じ込められてしまいました。助けを呼びますがもちろん誰も来ません。

場面が変わって、病院に先ほどさらわれた男に人がやってきます。
裸足で、血だらけのコートのおなかのあたりを押さえて苦しそうです。医者が何があったか見せなさいと言ってその押さえている手をどけさせますが、彼女はコートの中の傷を見て叫び声をあげるばかりです。



DeanとSamは、Demonに獲りつかれた男をDevils Trapに拘束してDeanの契約を握っているDemonの名前を聞き出そうとしていますが何も知らないと言います。Deanはそれなら謝らないとな、と言って口の中に聖水を注ぎ込みます。

“もう一度だけ聞く!誰が俺の契約を握ってるんだ?!”
“・・・お前の母親さ”

顔をあげた男の瞳は真黒です。
Demonって本当にやな奴です。一瞬ドキッとしちゃいました。ママWinchesterの謎がある限り、まだまだこうやってチクチクと攻めてくるんでしょう。

“名前を聞いてるんだ、さもないと・・・”
“さもないと?また聖水をまき散らす?そんなことは些細なことだ、やればいい。俺が唯一恐ろしいのは、お前の地獄行きのチケットを持っているDemonだけだ”

SamはDeanを見た後、悪魔払いの呪文を唱え始めます。

“やってくれ。俺を地獄に送り返せ。お前がやってくるのを俺は待っている。Dean Winchesterに挨拶したくてたまらなくなっている仲間と一緒にな”

Samが本格的に呪文を読みだして悪魔払いをしますが、この時のDeanの表情。このつらそうな顔がたまんないんですけど。KripkeやSera嬢がSに走る気持ちもわからなくはない。Jensenにこの顔させたいってつい思っちゃうのはしかたないでしょう・・・(笑)Handsomeさんが苦悩する姿って、世界共通で萌えるものがありますよね?ね?


男の死体を埋めに行っていたDeanが帰ってくると、Samが電話で誰かと話しているところです。
あのDemonに乗り移られていた男の人は死んじゃったんですね、気の毒に・・・。

“何の電話だ?”
“昨日の新聞、憶えてる?”
“男を太腿で窒息させたストリッパーのことか?”
“・・別のやつ”
“ああ、ERに歩いてきた、胃を裂かれて死んだ男か”
“実際は肝臓だったけどね。とにかく、面白いことがわかったんだ”
“なんだ?”
“血まみれの指紋の中に被害者のとは違うものがあった”
“へえ、そりゃすごい。Dave Caruso(CSI:Miami)が聞いたら燃え上がるだろうな”
“その指紋は1981年に死んだ人間のだった”
“・・・まじか?じゃあ、どういうことだ?死体が歩いてるって?死体が人殺しをして回ってるって事か?”
“たぶん”
“ゾンビは白人の肉が好みか・・。で、お前はゾンビの何を気にしてるんだ?”
“どういう意味?”
“お前はここ何か月、俺の魂を救うことに費やしてきただろ。その時まであと3週間だ。それなのに急にゾンビに興味を持ったのは何でだよ?”
“だって、狩り一筋だったろ?おれは、これがDeanのやりたいことかと思ったから”
“いやいやいや、やりたくないとは言ってない。もちろん、ゾンビを探すさ”
“OK、それはよかった”

Deanがやりたいと思ったからSamはこの事件を調べようと思ったって訳ですね。でも、その思いやり(?)に最初気付かないDeanはやっぱりかなり消耗してるんでしょうか?


2人は犠牲者の死体が保管されているモルグで、検視医に話を訊く為にやってきます。

“肝臓以外は無傷だったよ”
“肝臓が引き裂かれたあたりに歯形か何かありませんでしたか?”

Deanがそう聞くと検視医は胡散臭そうな顔でバッチを見せるように言います。
いつもの通り偽装バッチを見せた2人に一様納得はしてくれたみたいですが。

“いいでしょう。警官とバカか”
“なんですって?いえいえ、我々は非常に優秀です”

この検視医のおじさん、本人を前にしてなかなかきついです。
死体を保管してある引出しを開けると傷口を見せてくれましたが、それはきれいな傷でした。

“肝臓は引き裂かれたのではなく、持ち去られたんだよ。メスの使い方を知っている誰かに、外科的処置によってな。私の検視報告書を読まなかったのかな?”

もちろん読んでいないので、Deanは適当におもしろかったですよ、なんてお茶を濁しますがますます怪しいと思われたのか、帰ってくれと言われ早々に立ち去ります。検視報告書が面白いわけないでしょう。

廊下で2人は今回の事件が自分たちが考えていたことと、若干違うことを悟ります。つまり、ゾンビが人間を襲って食べているのではなく(Samの言葉だと“zombie lunch”)技術を持ったゾンビが臓器を盗んでいると。Deanは“Dr. Quinn, medicine zombie”か、なんて冗談を言っています。(元ネタは、TV シリーズのDr. Quinn, Medicine Woman)そして生存者に話を聞くことにします。病院で腎臓を盗まれた男の人に会います。腎臓2つあったから助かったけど、これってラッキーって言えないですよね。
男の人は昨日警官に全部話したし、腎臓を盗られて疲れているといいますがちょっとだけ話を聞きたいという2人に厭々ながら憶えていることを話してくれます。
パーキングメーターでお金を入れていると後ろから襲われ、気がつくと台の上に縛られていました。そして想像もつかないような痛みに襲われてまた気を失ってしまいます。再び気づいたのは氷が一杯入ったモーテルのバスタブの中だったそうです。Deanが、手術やその部屋について何か憶えていないかと聞くと、男の人は言います。

“ちょっと待ってくれ。考えるから。そう、一つ憶えてるぞ。何かわかるか?それは、私の体から私の腎臓が持ち去られたって事だけだ!!”

おじさん切れてます。そりゃそうですよね。腎臓盗まれちゃったんですから。おまけに疲れてる所にいろいろ聞かれちゃって。どうぞゆっくりお休みください。



Motelの部屋で、Samはパソコンで調べ物、Deanはハンバーガーにかじりついています。Samは、被害者の傷口が絹糸で縫い合わされていたことを突き止めます。
19世紀に行なわれていた手術で、絹糸が縫合に使われていましたが、それには大変な問題がありました。患者が広範囲の感染症にかかってしまい、死亡率は尋常でないものがあったからです。

“そこで医者は感染症が広がらないようにするために、あらゆることをしなくてはならなっかった。そのひとつがウジだったんだ”
“おい、喰ってるんだぞ”
“実際ウジは役に立ったんだ。悪い組織を食べていい組織を残す。彼らが男を見つけたとき体の中にウジが一杯に詰められてた”
“おい!!喰ってるって言ってんだろ。・・・とにかく、それで人々はなぶり殺されてるのか?そんな昔の手術やの臓器盗難のために”
“そう”
“何だか聞いたことがある気がするのはどうしてなんだ?”
“それは、実際聞いたことがあるからだよ。子供の時にね”

Samはパパの手帳をDeanに見せます。

“Doc Bentonは本当にNew Hampshireにいた人間なんだ。彼は錬金術に取りつかれていた。特に永遠に生きる方法についてね。でも1816年に諦めた・・”
“ああ、それから20年間誰も見なかったのに突然人が死に始める”
“死体から・・・、臓器や手や他の一部が持ち去られてた”
“パーツが痛んでくるとそれらと取り替えてたんだな。でも、俺はおやじが奴の心臓を取り出して終わりにしたと思ってたけど”
“うん、新しいものを取り付けたんだろうと思う”
“わかった。で、奴はどこでやってるんだ?”
“Doc Bentonは研究室を立てる場所には拘るみたいだ。森の中の川が近い場所を好むみたいだ”
“なぜ?”
“胆汁や腸、便を捨てるのに都合がいいから”

Samはそう言って笑います。

“また食欲なくしちゃった?”
“Oh,baby,いつまでも怒ってられるか”

Deanはハンバーガーに向かってつぶやくと、再び齧り付きます。
Samったら、Deanをいじめてちょっと楽しんでますね。


夜、男の人がジョギング中です。一休みしているところを襲われて誘拐されてしまいます。気がつくと台の上に縛られて動けない状態です。彼の腕に付けられている心拍数を測る機械が一気に跳ね上がります。そこにやって来たDoc Bentonがいきなり胸を切り開くと心臓を取り出してしまいます。最初こそ痛みに叫んでいた男の人ですが、最後には心拍数を測る機械の心拍ゼロのピーという音だけになってしまいました。腎臓と違って心臓盗られちゃったら・・・。



MotelでDeanとSamが地図を見ながら場所の特定をしようとしています。そこへ携帯電話にBobbyから、Belaの手がかりをついに得たと思うと連絡が入ります。

“Rufus Turnerだ”
“それはCleveland steamerみたいな?”

ウゲッ!Deanってば、どうしてこう時々どうしようもないこと言うんでしょうか??まったく。

Bobbyによると、情報元のRufus Turnerは今は隠居してるけど昔はHunterだったそうです。彼にMina Chandlerから買いたいものがあると連絡があったということです。本当にBelaだと思うかというDeanの問いに、英国訛りがあったし、Mina Chandlerという名前も以前Belaが使った偽名だから間違いないだろうといいます。あんたの友達のRufus Turnerに会いに行くというDeanにBobbyは15年も会ってないし、やつはクリスマスカードをやり取りするタイプでもないといい、行く時はJohnnie Walker Blueを持って行くように助言します。

“さあ、いくぞ”
“なに?ちょっ・・ちょっと待ってよ”
“さあ!早く荷物を詰めろよ”
“おれ・・おれたちここにいてこの事件を終わらせないと”
“お前本気か?”
“だってDean、BelaがまだColtを持ってると思ってるのか?もうひと月も前の事だよ。誰かに売ってるさ”
“俺はあいつを殺す。どっちにしてもな”
“Dean”
“Sam、俺たちは行くんだ”
“いや、行かない”
“どうして?!”
“Dean、だってこれはDeanを救うことができそうじゃないか”
“何?Frankensteinを追いかけることがか?”
“不死を追うことがさ。Bentonは死なないんだ。その方法を見つけて実行すれば”
“お前何のことを言ってるんだ?”
“地獄に行くにはまず死なないといけない。でも、決して死ぬことがなければ・・・”
“おい、おい、おい、ちょっと待て。お前、これが最初からDoc Bentonだって知ってたのか?”
“違うよ。ただおれは期待して・・・”
“ゾンビの事も、俺に嘘をついてたのか?
“何か判るまで言いたくなかったんだ、Dean、おれはここで答えを見つけようとしてるんだよ”
“いや、お前がやろうとしてるのは、Slicey McHackyを追いかけることだろ。で?奴を殺すのか?いや、お前は研究したいんだ”
“おれはただ助けたいだけなんだ”
“それは助けにはなってない!俺がこの契約を違えたらお前が死ぬことを忘れたのか?何を考えてるんだ!永遠に生きるって事は借金を踏み倒すって事だぞ!”
“その魔法の錠剤がなんだろうと、おれはまたそれをやるよ!”
“おい、何だよこれは、Sid&Nancyかよ!いいや、Bobbyが言ってたように俺たちは契約を握っているDemonを倒す。それが一番なんだよ!”
“たとえColtがあったとして誰を撃つんだよ?!おれたち誰がチケットを持ってるかも知らないじゃないか!”
“そいつらが俺を切り裂く前に、Hellhoundsを撃つさ!!さあ!行くのか行かないのか!”
“おれはここに残る”
“いいや、そうじゃない。臓器を盗むような異常なやつを追わせる為にお前をひとりで森の中にやるようなこと、俺がさせないからな”
“やらせないって?”
“ああ、やらせない!”
“どうやって止めるつもり?ねえ、Dean、おれたち同じことをしようとしてるんだよ”
“・・・わかってる。・・・でも、俺は行く。お前は残りたいならそうしろ”

Deanは荷物を持ってドアを出て行こうとして立ち止まり振り返ります。

“Sammy、気をつけろよ”
“うん、そっちも”

ここにきてまたまた兄弟離れ離れで行動です。つらいです。
でも、今回まさかSamがここまで追い詰められていようとは・・・。ちょっと、気持ちがわかるだけにきつく責められないんだけど、不老不死って・・・。言ってるように臓器がダメになったら入れ替えなくちゃならないんだよ。それどう調達するつもりよ。死ななければ地獄にも行く事がないなんて、まあ理屈としてはそうかもしれないけど、Deanが人間じゃなくなること承知するわけないでしょう。自分もDeanとなら、不死の体になってでもずっと一緒にいたいってこと?Sam、あなたの「お兄ちゃん命」はここまで来てたんだね。どうやったって離れたくない、失いたくないってことなんだ・・・。
でも、Final EpでDeanが死んじゃうこと私たちはもう知ってるんだよ・・・。どうするんだろうか、Sam。Deanを取り戻すためなら、どんな事でもしそうで怖いです。Dark Sideには行かないってDeanと約束したけど、もしそれしか方法がなかったとしたら・・・?
Season 4についてのSpoilerがKripkeからちょろちょろと出ましたが、まだまだ想像段階の域を出ません。でも、兄弟の関係に大きな影響が出るってこと、それって、Samの変化についてなのかな?Deanが地獄に行っちゃったことはもちろん影響するんだろうけど、彼がどうやって帰って来たか、その方法が大きなカギになりそうなことは確かですよね。つまり、SamがどうやってDeanを取り戻したのか。だって、Deanを救いだしたのはきっとSamでしょう?それ以外考えられないし。Kripkeも、SamがDeanの言ったことを守ってるかどうか疑ってるって言ってたしね。



Samと別れたDeanはVermontのCanaanにRufus Turnerを訪ねてやってきます。ところがこのおじさんかなりの偏屈。DeanがBobbyの友達で、Belaのこと電話しましたよね、居所を知っていますか?と一生懸命説明しますがま~ったく取り合ってくれません。
ようやく出てきてくれたと思ったら、Bobbyに情報を教えた時点で自分の仕事はThe Endだと言います。そんなこと言わないで~っと、DeanがBobbyに言われたとおり忘れずに持ってきていたJohnnie Walker Blueを差し出すと、表情が一転。余程の酒好きと見た。
家に入れてもらって、挨拶の乾杯も済ませさあ本題。Belaの居所を聞きますが、RufusはDeanに残された時間があと3週間だということを知っていて、そんな大事な時にどうしてあんな高慢な英国女を探すんだと聞きます。どうして知ってるんだというDeanにいろんなことを知っている、それが仕事だと言います。そしてお前が生き残るならそれを楽しみにしなくてはならないが、そうはならないだろうとも。どうやったって、Demonとの取引からは逃れられないということでしょうか。
この人はSeason 4への出演がほぼ決まりのようですが、なかなかどうして謎が多そうです。


その頃、Samはひとり森を調査する為に出かけます。

DeanはBelaがHotel Canaanの39号室にいることを聞きます。Rufusは彼女について知らないことがあるので気をつけるように言います。Belaは指紋さえ焼き払っていて徹底的に身元を隠している。指紋と同じくらい身元を特定するのに役立つのが耳だと言います。
そして、Rufus はDeanにファイルの束を渡してくれました。それを見たDeanの表情が変わります。



一方Samはキャビンを見つけて中を調査し始めます。机の上にパパの手帳に有ったのと同じシンボルのついた手帳を発見して持ち帰ることにします。
地下室では心臓を抜かれて死んだ男の人を発見します。それから、腕がウジでおおわれている女の人も見つけます。彼女はまだ生きていて意識を回復します。Samが彼女の腕を布で覆って、静かにするように言っていると突然上で足音が聞こえます。Doc Bentonが帰ってきました。2人はかろうじて窓から逃げ出します。車を出そうとしているところにDoc Bentonが追い付いてきて窓を叩き割ります。Samは車を急発進させてDocを轢いてそのまま走り去りました。
後には、折れたのか変な風に曲がった首を元に戻すDoc Benton、右目からは血が流れ出しています。この人(?)体中継ぎ接ぎだらけだし顔色も灰色だし不気味です。Samったら本気でDeanがこんな風になってでも一緒にいられればいいと思ったんでしょうか?




Belaがホテルに戻ってくると、Deanが中で待ち構えていて彼女を壁に押し付けます。

“Coltはどこだ?”
“Dean”

Belaは、もうとっくにここにはなく世界のどこかだと言いますがDeanは彼女を信じずバックの中を探しますが見つかりません。

“買い手に電話しましょうか?ペルシャ語は話せる?何するのよ!”

Deanが彼女をさらに壁に押し付けて銃を奪います。そして、そこを動くな、と言うと部屋の中を探し始めますが、Coltはやはりどこにもありません。

“・・持ってないって言ってるでしょう”

Belaがドアのほうに移動すると、Deanが彼女の頭の近くに一発引き金を引きます。

“動くな”

この時のDeanめちゃめちゃかっこいいんですけど!!
どうやらここにColtはなかったようです。Belaの言うとおり誰かに売られてしまったんでしょうか。Deanは、銃の照準を彼女の頭にあわせて近づきます。

“私を殺すつもり?”
“ああ、そうとも”
“あなたは、冷酷なタイプじゃないわ”
“お前のように?それはそうさ。俺は自分の親を殺すなんて考えも出来ないからな”
“何のことを言って・・・”
“ああ、お前、何歳だった?14か?彼らは自動車事故で死んだんだよな。警察は切られたブレーキを疑ったけどあまりに脆すぎたか、可愛いBelaに・・・ああ、すまないAbbyだったな・・・、そして数百万を相続した”

Belaの本名はAbby。
彼女が父親と思われる人から性的虐待を受けていると想像させるような場面が回想されます。でも、Deanに言い訳はせず、いい人たちだったけど彼らを殺してお金持ちになったの、まったく気にしてないわ、あなたに何が起こるか気にならないのと同じようにね、と微笑みながら言います。Deanはもう一度彼女を壁に押しつけます。

“胸糞が悪くなる!”
“わたしもよ”

今度こそ本気でBelaを始末する為に離れて銃を構えたとき、ドアの上にハーブの束があることに気付きます。それを見た途端、Deanは急に彼女を殺す価値もないと言って部屋を出ていきます。
後に残されたBelaは、いつの間にかDeanのポケットから盗み出したホテルのレシートで彼らの居所を知り、誰かに電話します。

“動いたわ、彼は私を見つけた。・・・・・いいえ、Samは一緒じゃなかったけど、どこにいるかは知ってる”

このBelaの台詞、これってSamの居所を探るためわざと見つかるようなまねしたって事ですかね。確かに最後の場面で、何故Samのこと見つけないといけないかその理由が出てきますからこれも作戦だったのか。ということは、この電話の主は“あいつ”か?!



DeanはImpalaを運転しながらSamに電話します。

“Dean?”
“ああ”
“Coltは?”
“どう思う?”
“それは、Belaが・・・”
“いや、いや、あいつは死んで当然だった。けど俺は殺せなかった”
“Dean・・・”
“俺はマジでやられる、Sammy”
“いや、そんなこと・・・”
“お前が正しかった。Coltは無くなって、今度こそ俺は本当にやられちまう、Sam”
“多分そうはならない。Dean、おれBentonのキャビンを見つけたんだ”
“お前大丈夫なのか?!やつは居たのか?”
“うん”
“殺したのか?”
“ううん”
“ううんって、どういう意味だよ?”
“Dean、お願いだからちょっと聞いて。キャビンで手帳を見つけたんだ。それにはやり方がかいてあった”
“なに?永遠に生きるための?”
“うん”
“そりゃ凄い。で?俺は赤ん坊を丸呑みすりゃいいのか?”
“違うよ、これは黒魔術じゃないんだ。生贄も何もいらない。これは、科学なんだ、Dean。凄く、凄く怪しい科学だけど・・・”
“待て、待て、待て。何だって?お前、何を言ってるんだ。何を考えて・・・”
“Dean、おれ、出来るかもしれない。おれたちいろいろ試してきたけど、これ・・・この方法が答えかもしれないって思うんだ。これでDeanを救えるって”
“OK、それでその方法・・・”
“うん、まだわかんないことがあるけど・・・”

いつの間に忍び込んでいたのか、Doc Bentonが背後からクロロホルムを使ってSamを誘拐してしまいました。床に落ちた電話から、DeanのSamを呼ぶ叫び声が聞こえます。
しかしSamってば、3週連続で拉致られてますけど・・・。お兄ちゃんに助けられてばっかりだけど、そんなことで大丈夫なのか?

Samが目を覚ますと、Bentonのキャビンにいて台の上に縛り付けられています。テープで目を大きく開かされています。Bentonの狙いはSamの眼球ですね。パパが自分の心臓を取り出した時はすごく不便だったと恨み事を言っとります。Docがアイスクリームをすくう時に使うような道具でSamの眼をくり貫こうとしたとき、Deanが登場!Doc Bentonを撃ちます。動きを止めることは出来ましたが全然効いていないようです。Deanは弾き飛ばされて床に転がります。Docがゆっくり近づくとDeanは彼の心臓にナイフを突き刺しました。ナイフにはクロロホルムが浸してあったので、全身に麻酔が回ってDocは動けなくなり気を失います・

Docは、自分の手術台に縛りつけられています。
助けてくれと言いますが、Deanは今までそう言われて助けてやった犠牲者がいたのか、黙ってろと取り合いません。

“不死になる方法を教えてやる。若いまま、永遠に死なないんだぞ”

この言葉にグラグラしたのはSamの方です。

“Dean”
“Sam”

2人はその場を離れます。

“何だよ?”
“俺たち3週間地獄の事を話し続けるか、そうじゃなきゃ、新しい膵臓が必要だろ”
“ああ、でも、Kwik-E-Mart(The Simpsonsに出てくるApuが経営しているコンビニの名前)じゃ売ってないんだぞ”
“そりゃ、完璧じゃないけど何か良い方法を考える時間が必要だ。ただ時間が欲しいんだよ。頼むよ、考えてみてよ”

Deanは、ほんの少し考えて答えます。

“だめだ”
“Dean、生きたくないの?”
“あいつが生きてるって言えるか?これは単純なことだ”
“単純?”
“俺にとってはな、いいか?黒か白か。人間かそうじゃないか。見てみろよ。こいつはモンスターだろう?俺は嫌だ。こんな風になるくらいなら地獄に落ちた方がいい”

DeanはDocの口をクロロホルムで浸した布で覆いながらSamに言います。

“俺はこいつを始末する。俺を助けられるかどうかは、お前次第だ”

が~!この最後の台詞!Samにとってはすっごい重い・・・。
何も方法が見つからなくて、RubyもDeanを助けられないとわかった今、こんな異常なやり方でもいいからなんとかしたいと思っても仕方ないかもしれないけど、さすがにDeanはこんな方法受け入れられるわけないってはっきり言います。
Deanって本当にこういうところは、はっきりしてる。潔いって言えばそうなんだけど、人間なんだからもうちょっと迷いとかありそうでしょう?Samの方が人間臭い?いや違うか、Deanに対する執着心がSamをそう見せるだけだね。
間違った事してるってわかっててもやっちゃうのが人間だと思うんですよね。
ましてそれが、愛する人を救う方法だとしたら迷いに迷って・・・やっちゃう(笑)特に2人には時間がないんだからさ。
最初このEp見たとき、Samのことやばすぎるって思ったけど、なんか考えれば考えるほどSamの気持ちに傾倒しちゃって私もFreakって言われそうな勢いです。
今唯一Deanを失わなくて済みそうな方法を目の前にしながら、みすみすそれを封印しなくちゃならないSamの複雑な気持ちはこの時の表情に嫌ってほど表れてましたね。


Doc Bentonが目覚めると、どこか狭い所に閉じ込められています。これが、冷蔵庫。Deanは彼を冷蔵庫に閉じ込めて、例の不死の方法が書かれた手帳ごと地中に埋めます。

“そこで永遠に楽しんでくれ、Doc”

そうなんですよね。死なないんですから永遠に冷蔵庫に閉じ込められたまま身動きも出来ず、ただそこにいるだけの気が遠くなるような時間を過ごさなくてはならないんです。考えただけで気が狂いそうです(恐)Deanって、人間じゃないものに対しては、本当に容赦ありません。(でも意識はあるんだよ~怖いよ~。)ここが、Samにないところですか?Season3に入って、Samもめっきり躊躇しない場面が増えてきたけど、やっぱりまだまだ甘いところがある。でも、Deanを失うかもしれないという恐れがSamを変えるかもしれない。



その日の真夜中近く、Belaは2人が泊まっているはずのMotel Erieの部屋に忍び込みます。そしてベッドに向けて有無を言わさず銃を発砲。
シーツを剥がしてみるとそこには、いわゆるダッ○ワ×フ??・・・・、Dean・・・なんでわざわざそういうものを置いておくかな?それに誰が買いに行ったのよ?Samのわけないよね。あなたたち2人ともどう見ても必要ないでしょうに、そんなもの。どんな顔して買ったのか・・・。

Belaが呆然としているところに当のDeanから電話がかかってきます。

“よう、Bela。お前が俺のポケットからMotelのレシートを盗んだのはわかってたぜ”
“あなたはわかってない”
“すべてお見通しだ。俺はお前のホテルの部屋のドアの上に面白いものを見つけた。ハーブ・・それの使い道はただひとつ・・・Hellhoundsを寄せ付けなくすることだ。で、お前が何をしたか、俺は戻ってお前の両親の死亡記事を見直した。彼らが10年前の今日死んだことをつきとめた。お前は自分で殺したんじゃなかった。Demonにその汚い仕事をやらしたんだ。お前、取引したんだな、そうだろ?Bela。そしてそれは今夜期限切れだ”


フラッシュバック
幼いBela、いえ、Abbyともう一人の少女がブランコに座っています。
“わたしはあなたのために彼らを始末して上げられるわ。そしてそれには何の見返りもいらない、10年間わね”
そう言った少女の瞳が赤く変わります。


“それがColtを盗んだ理由か、え?取引から逃れようと。お前の魂のために俺たちの銃を?”
“ええ・・”

Belaは泣いています。

“でもそれだけじゃダメだった。あいつらは取引の内容を変えたの。わたしがSamを殺すように”
“マジか?Demonって奴らは信用できないな。それをやるには時間が厳しいだろ。何時だ?ああ、見てみろよ。もうすぐ真夜中だ”
“Dean、聞いて。助けて欲しいの”
“それにはもう遅すぎる”
“私がそれに相応しくないってわかってるわ。”
“ああ、お前は正しい。お前がもっと早く俺たちに助けを求めてたらたぶん、助けられただろう”
“わたし、あなたの取引について知ってるの、Dean”
“誰に聞いた?”
“本人によ。彼女は私の取引も持ってる。彼女は自分があらゆる取引を持ってると言ったわ”
“彼女?”
“彼女の名前はLilithよ”
“Lilith?”

Deanは驚いてSamを見ます。
Lilithとは、Samの命を狙っているWhite Eyes Demonです。

“なぜ、お前を信じることか出来る?”
“そうだろうけど、これは事実よ”
“これではお前を助けられない。なぜお前はこのことを俺に?”
“あなたならたぶん、あいつを殺せると思うから”

Deanはそう言われて、一瞬押し黙りますがこう言って電話を切ります・

“地獄で会おう”

時計が12時になりBelaは窓の外にHellhoundsの唸り声を聞きます。





最後の地獄で会おうっていう言葉を聞いた時のSamの表情が・・・ああ~。
“Dean、おれがこんなに頑張ってるのに何言ってるんだよ!おれをおいて逝っちゃうつもりかよ!そんなこと絶対に許さない!”って思ってる?そうかもね。今回せっかく見つけた方法も(問題ありありとはいえ)、即却下だしね。
え~うん、Season3はすでに終了しているわけで、これのEpを最初に見た時はまだ確かDeanは実は助かるんじゃ?なんてちょっと思ってたところもあったんですが、見事にKripkeにしてやられたわけで、そんな希望を持ったばかりに辛さが増したんです。まさに臍を嚙むとはこのことです。悔しい~!

Season4については、あんまり考えすぎるとまたまた裏をかかれて“き~~!!”ってなっちゃいそうで怖いんですが、Kripkeあんまり酷いことしないでね。お願い。所詮私たちはあなたの手のひらの上をくるくると踊らされているだけなんですから(泣)

何か大事なことを忘れているような気がするんですが、とりあえずここまでということで。


***

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

yumiusa様。
こんばんは。細部にまで及ぶ渾身のエピガイ、お疲れ様でした。

評判悪かったBELAですが、じつは私、最後は涙でました。「なぜ、DEANを怒らせたの?本当に正直に言うべきだったのは、この人だったのに」って。不幸なことに出会っても懸命に生きていくDEANから、学ぶことで来たのに…。

さらに、私個人的には、このお話で、ますますDEANを好きになりました。
地獄にいくことよりも、手段を選ばず人を傷つけて生き延びることのほうがよほど苦しい。そのことを、DEANは知っているのだと思います。
自分がどんなに怖くても、最低限の約束は果たそうとする。この愚直さ、あきれるほどの潔癖さが、DEANの魅力です。普段のぐうたらぶりや情深さとの落差も、面白い。
ま、こんなにも両極端の要素持ってバランスとってる人って、現代には存在しないタイプかも。大昔の武将タイプというか…。
でも、私は大好きです。こういう人…。きっとDEANって、神様にも愛されると思うな。デーモンとの約束まで破ろうとしないなんて。しかも、自然の摂理も、決して犯そうとしないし…。

あの博士は、あそこで徹底的に、自分のしたことを反省していただけたら、と思います。

自分の志を全うしてして逝く者と、ズルして節理に逆らって生き続ける者、さて、どちらを地獄というのでしょうか…。
あ、長居しちゃって、すみません。ともあれ、詳細エピガイ、ありがとうございました。
私も、とろとろ追いつきたいと思います。

yumiusa さんのコメント...

maxy494様、こんばんは。

確かに渾身なんですが、内容の正確さには??がついております・・・。お恥ずかしい限りです(^^;

Belaね、彼女も本当は被害者なんですよね。幼いころにあんな経験をしなければ、もっと違う人生を送っていたでしょうに・・・。ひどい人間にしか会ったことがなかったのかもしれないけど、時には信じてみることが出来ていれば、あんな最期を迎えなくて良かったかも。彼女の言ったとおり、Deanなら助けられたかもしれないと思うと残念です。

Deanは、人としてどう生きるべきかを教えてくれているような気がします。今回Samがすごく追いつめられてグラグラと揺れる気持ちの中で、Deanはきっぱりとそれを否定しました。他人を犠牲にして歪んだ生き方をするくらいなら地獄に行くと。ほんと、これがDeanという人間なんだなと改めて思います。でも、Samの気持ち考えると可哀想で・・・。やっちゃいけないとわかっていても、それを口に出したSamを私は今回責めることができませんでした。

しかし、後悔先に立たずです。ゆくゆくはSamも思いとどまったことを良かったと思うはず。いつもちゃらんぽらんに見えて、本当は人一倍繊細で弟思いのお兄ちゃんは、その愛する弟が人として後悔しないように導いてくれているんですよね。

あ~しかし、閉所恐怖症の私は、あの博士の状況を思うたびに、恐ろしさで震え上がっています(泣)