ご注意ください!海外ドラマに関する日記では、常にネタばれしています。 ここからは、USのTV series Supernatural Season5についてのSpoilerが含まれています。ネタばれ禁止の方は十分ご注意ください。
Supernatural Season5 Ep7"The Curious Case of Dean Winchester"の感想もどきです。
今回は、Old Dean。と思いきや、Bobbyのお話でしたね。
これまでHunterとして、戦ってきたBobbyは、自分の今の自由が利かない体の状況に苦しんでた。そんな時、目の前に差し出された魅力的な取引に、ふと魔が差したBobbyを責められないです。
普段なら絶対にやらない取引だったでしょうね。
そしてDeanはと言えば、Bobbyのためによりハイリスクな賭けに出ます。
結果は見てのとおり。すっかりおじいちゃんになっちゃって、階段上がるのも辛そうで・・・ちょっと笑えました。ゴメン。
それでは1週間ぶりのEp、いってみましょう。
と、ここでお知らせというか、お断りです。
実は、わたし明日から3日ほど、野暮用でManilaに行きます。
往復の飛行機のチケットだけを握りしめて(?)の、まったくのひとり旅です。
なんでManilaなのよって?しかも、3日間なんて強行軍で?
ま、人間生きてると、思わぬことが起こるもんです。まさか自分がひとりでManilaに行く日がこようとは、高校生の頃のわたしも思ってなかったです。
だって、Philippinesには、あんまり興味ないし・・・。まったく、野暮用としか言いようがない。
ホント不思議。
ところが、Philippinesには、今、タイフ~~~~ンが、上陸中!明日の飛行機はどうなるのか?!
無事、飛び立って、帰ってこられる事を祈ってください。
なので、もし、コメントをいただきました場合、帰ってきてからのお返事になると思いますので、ちょっとお待ちくださいね。よろしくお願いいたします。
いつもの通り念のため、わたしの訳には間違いや勘違いや萌えが大量に含まれている場合があります。おまけにかなりの意訳ですので、その辺りの事ご理解の上軽~い気持ちで読んでやってくださいね。よろしくです。それから、文中の訳の無断転記等は、おやめ下さいね。どうかお願いいたします。
さて、冒頭、愛しい妻の待つ我が家得帰って来たひとりの男性、物も言わずに2階のバスルームに駆け込みます。鏡に映った顔が、あれよあれよという間に老人に変わって、髪もごっそりと抜け落ちます。不審な物音を聞いた妻が様子を見に来た時には、時すでに遅し。
そんな事件を調べに来たDeanとSam。
CDCと名乗ったけれど、信用されず・・・。CDCがこんなに早く来るなんて、これまでなかったと言われ、Deanは政権が変わったからさ、何て言ってます。
とにかく、1984年生まれの25歳の被害者の死因は、老衰です。 あり得ない。
DeanはBobbyに電話します。
Bobbyは、これが事件だと考えて、DeanとSamに調べに行かせたんですね。他にはカップルが行方不明になっているらしいですが、この規模の町では別段変った事でもありません。関係あるかと思うかと訊くDeanに、Boobyはそんな気がすると言います。
で、Deanは、調子はどう?って。
Bobbyは、いまだに車いす生活が続いています。彼はそうやって人に心配される自分が情けなくてしょうがないみたい。つい憎まれ口聞いちゃう。
DeanとSamは、次に火曜日から行方不明の年配の男の人について調べます。奥さんによると、火曜日はいつも少し残業するけど、彼はまっすぐ家に帰ってくると言います。見せてもらった写真には、腕に変わったTattooを入れた旦那さん。ところが、Deanが書斎を調べてみると、上着のポケットから、"Golden Palace 金宮殿"のレシートが・・・。まったく男ってこれだから(苦笑)何の残業してんだか。
中国風の内装の金宮殿。その人は、毎週金曜日、同じ部屋、同じ時間を過ごす事に決めていたようです。
S"とにかく、習慣は変えない人だったんだね。毎週火曜に同じ部屋で同じ時間すごしてたんだから"
D"俺も見習いたいね、あの年でさ"
S"長生きできればね"
D"マジで"
S"で、あの中に何があると思う?"
D"シワシワでベタベタの死体"
ははは、Dean、変なところで尊敬してますね。男の人って、みんないつまでも"現役"でありたいと思ってるのかしら?
で、2人は、すでに男の人が死んでいると思っていました。ピッキングしようとしたところ、中から男の人の叫び声が聞こえ、2人はドアを破って飛び込みます。
そこには、女の子2人とお楽しみ中な若い男。
いや~、部屋を間違っちゃったかな~なんて思って出て行こうとしたSamは、その若い男の腕に見覚えのあるTattooを発見します。
そう、この人があの初老の男性、Cliffさん。
若返ってるじゃん!
Cliffかと尋ねられて、最初はしらを切りますが、Deanはブランケットを捲って(!)、奥さんから聞いていた痣を確認します。
女の子を返した後、Cliffは急に弱気になって、"妻には言わないでくれ!"って。どうなってるんだと聞かれて、最初は言えないと言いますが、奥さんにばらすと脅されて、Cliffは説明します。Gameをしたと。Samは、"X-BOX?"と訊きますが、実際は老人のCliff、X-BOXなんて知りません。彼がやったのは、ポーカー。しかも、人生を賭ける一か八かのポーカーです。バーでひとりの男に声を掛けられてやった。彼の名前は、Patrick。ポーカーチップの25渡されて、人生の25年を賭ける。勝てば、Cliffのように若返るけど、負ければ冒頭の男の人のように老いて死ぬ。
Cliffは勝って、痛かった腰も治り、眼鏡もいらなくなった。何より若いルックスを取り戻した。
マジで一か八かです。
Patrickは、ひとつのバーに長くいる事はなく、転々として賭けの相手を選んでいるようです。
原因が判明して、Deanは再びBobbyに連絡します。
数世紀前からの伝説では、ひとりの男が町へやって来て、彼をポーカーで負かすと、その人は自分の最高の年齢を取り戻します。けど、ほとんどの人が負ける。そして、年老いて死ぬ。Dean曰く、"Crunchy Corpse"になっちゃう。
DeanとSamは、数あるバーを手分けして捜索します。
何も見つからず、Deanは、Samに夕食を買ってモーテルに戻るように言います。自分のチーズバーガーには、ベーコン追加で、って。
そして、何も知らないと言い張るバーテンダーに100$を掴ませて、その場所を聞き出します。
そして向かった暗い裏路地のドア。
突然開いたそこから出てきたのは、なんと車いすのBobby!
D" Bobby?!こんなとこで何してるんだよ?"
B"デイジーを植えてるように見えるか?!事件を調べに来たんだ"
D"で、俺を出し抜いたのか?"
B"まあな、足より頭だ"
D"見つけたのか?"
B"ああ"
D"解決したのか?・・・・Bobby??"
B"・・・・・・そういうわけじゃない"
D"・・何したんだ?"
B"・・・・Gameをしたんだよ!"
D"・・・で?"
B"・・・負けた・・・"
D"!冗談だろ?!あんた、やったって・・・、その、男の魔法使いと?"
B"その言い方はやめろ"
D"あんたはバカか!"
B"俺の人生をどう使おうと、俺の勝手だ!!"
D"・・・どれくらい負けたんだ?"
B"・・・・・25年"
そう言ったBobbyの顔が、みるみる老けていきます。
D"・・・もういい!"
Deanは、Bobbyに背を向けてバーに入ります。
さすがに年の功で、DeanとSamが歩き回っている間に、Bobbyはアッサリ目的の魔法使いを探しあてたんですね。そこまでは良かった。でも、ままならない自分の体の事を考えたBobby.普段の思慮深い彼なら絶対にやらないだろう、無謀な賭けに出てしまったんです。それを知ったDeanは、とても冷静ではいられなかったかも。だって、父親代わりのBobbyの顔がみるみる変わって、このままだと死んじゃうってわかってるんだもん。
そこまでBobbyが追い詰められてるって事、気づかなかった自分にも腹が立ったんじゃないかと思いますが、おもわずBobbyにバカって言っちゃう。
Bobbyの方も、このまま車いすで人生を終わるくらいなら、一か八かって思ったんでしょう。俺の人生だ、好きなように使う!何て言っちゃう。売り言葉に買い言葉です。
Deanは、Bobbyが大切だからこのままではいられません。
バーでは、Patrickがカップルに声をかけています。
Deanは、こっそり銃を見せ、その男とテーブルに着きます。テーブルの下では、銃が狙っています。
Patrickは、そうしても、Bobbyの人生は戻らない、戻したければ自分とGameをするしかないと言います。
Deanに選択の余地はありませんでした。
赤いボックスからチップをとりだしたPatrickは、Deanの前に25置きます。ところがDeanは、もう25、つまり50で勝負すると言います。並べられたチップの山。Patrickが、何やら呪文を唱えると、一瞬、黄色くそれが光ります。
そしてDeanは、そのうちの25を、勝負する前に換金すると言います。Bobbyの25年として。
B "Dean!!"
D "俺の人生だ。好きに使う"
さっきのBobbyの台詞を繰り返すDean。
大抵の人が負けるこの賭け。
自分のためにDeanが50年もの人生を賭けるなんて、ツライですよね。でも、Deanが引き下がるわけもなく、チップはPatrickの呪文とともに灰になり、Bobbyは元の姿に戻ります。
そしてGameの開始。
Deanに言われた夕食を買って、モーテルに戻って来たSam。
声をかけて現れた、知らない老人に驚いて、銃を構えます。
S "誰だ!!??"
D "おい、落ちつけよ。俺だって"
S "・・・Dean???"
D "・・・まあな・・"
S "何があったんだよ??"
D "・・・ああ、まあな、・・・見つけたんだよ"
S "・・・ポーカー得意なんじゃなかったの?"
D "そうだよ、黙ってろ。何だよお前、年寄りを撃つのかよ?"
Deanは、Samが買ってきた、ベーコン増量のチーズバーガーに齧りつきながら言います。
S "だって、誰かわかんなかったよ。自分で見た?別人だもん"
D "年取ったってんだろ、「Titanic」のネエチャンみたいにさ、黙ってろ!"
S "いや、Star WarsのPalpatine 皇帝みたいだって言おうとした"
そこBobbyが入って来ました。
B "John McCain と思ったか?"
S "どっちでもいいから、説明してくれよ"
D "Bobbyは、バカだ。起っちまった事さ"
B "誰も頼んでない!"
D "ああ、やらなかったら、あんたを死なせなきゃならなかっただろ!"
B "ああ、確かにな、でも、負けてくれなんてのも頼まなかったぞ!"
S "・・・ボヤキじいさんみたいだ"
楽しそうにそう言ったSamに2人のハモリ。
D&B "黙ってろ!Sam!"
D "あんた、いったい何考えてたんだよ?!あいつは魔法使いなんだぞ!あいつは俺たちがガキの頃からポーカーやってるんだ"
B "お前にはわからん"
D "いや、わかるさ、Bobby。あんたは時間を戻そうとした、その椅子から出るために。物凄い誘惑だったんだろ。想像できるさ"
B "いいや!お前には出来ん!"
D "そうかもな、俺は麻痺した事ないし。でも、俺言わなかったか?俺が地獄に行った事があるって。その上、Archangelが俺に言うこと聞かせようとしてるんだぜ!見ろよ!あんたより年いっちまって!あんたにクドクド言ってる、なあ?!"
S "ああ、まさに"
その時、心臓発作がDeanを襲います!って、実は違ってて、これは消化不良。年いっちゃった体が、ベーコン増量のチーズバーガーについていけません。
悲しげにバーガーを置くDean。
さて問題に戻った3人、どうやったらDeanを元に戻せるか。カギは、あのチップにあると考えます。そしてPatrickが唱えた呪文。まずチップを探すのが先決。
Deanは、Benjamin Buttonのように若返って、バーガーだ!!と、息巻きますが、Bobbyにまず服を着ろと、窘められています。
ルームキーピングのお嬢さんには、"うちのおじいちゃんみたい、可愛い"と言われ、"それに危険なんだ!"と言い返しますが、如何せん、やっぱりどう見てもおじいちゃん。様になりませんな、Dean。
Patricをバーの前で張っていると、出てきた彼は車にひかれます。首の骨が折れていて、慌てた運転手さんが、助けを求めに離れたすきに、車を乗り逃げ。
Deanは、"こいつ何だか好きだ"何てこと言ってます。
家を突きとめて、彼が出掛けたところを侵入しますが、エレベーターが故障中のため、Bobbyはここで断念。Deanも、年老いた体に鞭打って、階段を上がるはめに。Samの後を、やっとこさ追いかけます。
忍び込んだ部屋で、Deanは早々とチップが入っていそうな金庫を見つけますが、ダイヤル式のそれがよく見えず、あける事ができません。交代したSamがあっという間に開けて、"俺にだって出来たさ"と、負けず嫌いなDean。
案の定、金庫の中にはチップがあって、それを持って逃げようととしていると、あのバーにいた、カップルだと思っていた女の人が出てきて、片手でDeanとSamをギュ~っと一捻り。そこへ戻って来たPatrick、大丈夫だからと彼女にやめさせます。
そして、チップが欲しいなら持って行けと言います。それがただのチップだから。そして、古臭い手を使わず、他に方法があるとSamに話しかけます。止めるDean。当然です。
残りの人生を楽しんでくれと言って、Patrickは、DeanとSamに行っていいと言いますが、最後にSamにお土産を渡すことを忘れませんでした。
3回の拍手。何のことかは、すぐわかりました。
1階に下りてきたSam。
何だか痒くてしょうがない様子。
この場面、またまた、Season1 Ep16の"Hell House"を思い出します。どうしていつもそこなの・・・。可哀想なSamです。
大変な状況なのに、DeanはPatrickのそんなやり方が結構好きみたい。
翌日、坂道を自分じゃ上がれないBobby。
Samは、自分がGameをするしかないと言いますが、Deanはもちろん止めます。この上Samまで負けたら、取り返しがつきません。
Bobbyも反対。
でも彼は、Patrickの勝負の仕方を知っている自分が、もう一度勝負をすると言いだします。Deanは、残りの人生に余裕がないBobbyにも、反対します。でも、Bobbyは、もう十分だと言います。
S"いいや、負けたら死ぬんだよ!Bobby"
そう言ったSamに、Bobbyは大声で言い返します。
B"俺は何のために生きてる?!Apocalypseか?俺がこの椅子に座ってる間に、人が死んで行くのを見るのか?!俺には助けに行く事も出来ない!"
D" Bobby・・・"
B"いや!これは事実だ!・・・俺は年を取って・・・その上壊れてる・・・。俺には出来る事がない。もうHunterじゃないんだ。・・・・俺は役立たずなんだよ。・・・俺が臆病ものでさえなけりゃ、病院から帰った日に、銃を口に突っ込んださ"
これが今のBobbyの気持ち。
自分が、用の無くなった年寄りだと思ってる。Hunterとしての自分はもう終わったと。歩けないし、人を助ける事も出来ない。坂道を自分で登ることも出来ない厄介者だと。
それならいっそ、最後に何か意味のある事をって思ったのかな。
でも、また負けたら元も子もないし、Deanだってそんなこと望まない。
Samは、そんなBobbyの胸の内を聞いて、決意を固めます。
S"Bobby、2度とやらないでくれ。おれがそんなことさせない。何かほかに方法があるはずだ。おれがそれを見つけて見せるから"
そう言って、その場を後にします。
DeanとBobbyは、モーテルに帰って来ました。
ところがそこには、Patrickと一緒にいた女の人が2人を待っていました。彼女は、メモを渡して、それがPatrickがやったことを元に戻す、反転の呪文で、Deanを助ける事が出来ると言います。信用するしないは関係ない、それが真実だから。なぜ自分たちを助けるんだ?という問いに、彼女は、自分には自分の理由があるといいます。そして、胸のペンダントを触りました。ロケットのようです。自分達は明日この町を出るので、早くやるように言って、その場を後にします。
その頃、Patrickは、老人とGameをしています。そして彼は、ワザとGameを降りて老人を助けてやりました。そこへやって来たSam。Patrickは、普通の非情な魔法使いではないようですが、Deanの命を握られているSamは、やっぱり彼とGameをすることを選択しました。
この時、どんな作戦があるのかと思ってたんですが・・・。
DeanとBobbyは、呪文の材料を調達中です。
不確かな呪文のために、老体に鞭打って墓掘りをするDean。プランBを得られなかったんだから、文句を言わずにさっさと墓を掘れと言うBobbyに、Deanは、"ああ、肘が!ああ、腰が!"と文句タラタラです。
D"Bobby、わかってるだろうな、正式に俺の「始末する人間リスト」に載せたからな!"
ははは、神経痛が辛そうです。
Samは、Patrickとの一か八かの真剣勝負中。
Patrickは、お前の兄貴はお前がここにいると知ってるのか?そうは思わない。だってまだ子供扱いだもんな。でもお前はもう弟じゃない、自分で考えて行動する事が出来るんだ、とか何とか。
それからしばらくGameは続きますが、Samは負けています。
そこへ、例の彼女が入って来て、一端Breakになります。
その間に、彼が口にくわえていた楊枝を持って、表に出るSam。そこにはDeanがいました。
材料は全部そろったのか訊くSam。
後は、PatrickのDNAだけでした。
Samは、持ってきた楊枝をDeanに渡します。
S"早くしてくれよ、Dean"
D"わかった。ちょっと奴を引きとめておいてくれ。・・・それから、Sammy・・・負けるなよ"
Bobbyが呪文を読み、Deanは、楊枝を火の中に投げ入れます。が、何の変化もなし。それもそのはず、実はPatrickには計画がばれていて、あの楊枝には彼のDNAは付いていませんでした。
ズルは嫌いなんだ、といって、PatrickはSamに手を伸ばし、捻りあげます。絶体絶命のSamを救ったのは、あの彼女。
自分が彼らに呪文を教えたと言って、やめさせます。
何故だと訊くPatrickに、彼女は"あなたは、なぜかわかっているはずよ"と言います。
呪文はまともだったのに、なぜ効かなかったのか考えるDeanとBobby。多分、DNAだけが本物じゃなかったんだろうと、Patrickの部屋に彼のDNAを探しに行きます。また、階段を上るのかと、Deanは嘆きます。
部屋はあまりに綺麗で、DNAの付いたものなんか見つかりません。焦るBobby。
ポーカーは、心理戦です。
どれだけ自分がいい手を持っているように相手に見せるか、それがすべてです。そして相手が自ら勝負を降りるように仕向ける。この時のSamは、実に上手く相手を騙しました。
Patrickは、Samを褒めます。
P"素晴らしいはったりだ。時間さえあれば、良いプレーヤーになれるのに。・・・ただ、Deanには、そう言ってやれないな。・・・お前の兄貴はもうすぐ死ぬ。俺が言う「すぐ」っていうのは、「何分」って意味さ"
Samは、慌てて立ち上がろうとしますが、Patrickは許しません。勝負がつくまでSamはここから出られない。
でも、ここで勝つしか残された道はないんです。
このままだとDeanは、本当に死んでしまします。
Deanは、飲みかけのワイングラスを見つけます。しかしそこで彼を心臓発作が襲います。床に倒れ込むDean。
P"兄貴の事だと、お前はとても感情的になる。それが望みのないことだとしても"
S"地獄へ落ちろっ"
Deanは、虫の息です。
Samは、最後、すべてのチップを賭けます。
S"全部だ"
P"やめろ、Sam"
S"終わらなきゃ、ここから出ていけないんだろ。いいだろう、これで終わりだ。兄貴はどこだ?!"
P"これは、自殺行為だ"
S"手札を見せろ"
Patrickは、よほどいい手なんでしょう。
Deanに電話で呼びかけるBobbyですが、Deanはもう返事も出来ません。彼の瞳から光が失われて行くように見えます。
テーブルにはカードが並びます。
A、4、4、7、9
Patrickの手札は、Aが2枚。
Aのフルハウスです。
Patrickは、勝ったと思ったでしょうね。彼女もそう思った。
S"泣いてくれてるんだね。魔女のわりに、君はいい人だけど、それは本当のところちょっと気味が悪いよ。でも、大丈夫だ。・・・でかい手だった。・・ただ、最高ってわけじゃない"
そう言って見せたSamの手札は、4が2枚。
そう、何と!!4のフォーカードです!
ひえ~、ここでこのカードを引いてくるなんて何て強運の持ち主なんでしょうか。普通、Aのフルハウスには、勝てっこないよ。
Sam、痺れちゃったよ。
S"Deanのために換金してくれ"
P"喜んで"
Bobbyは、車の中でDeanに呼びかけていますが、いっこうに返事がなくもうダメかと思っていました。そこへ、元の若い姿で足取りも軽く、とび跳ねながら現れたDean。心底嬉しそうです。
B"・・・バカもんが・・・"
だって、心配したもんね。
Samが居なくなった後のPatrickと彼女。(彼女、名前出てきたっけ?)
ポーカーの勝負です。
Patrickは、勝ちたくないと言います。
でも、彼女は、今の自分の状況に、終止符を打ちたいと願っていました。愛する娘を亡くした。そしてそのなきがらを葬った時、その姿は、ロケットの中の老婆のようでした。自分の娘より若い姿のままの自分。こんなことは不自然だと言います。
自分がいなくなってもあなたはやっていける。これまでも長い間そうだったもの、そう言って、彼女は自分のチップをすべて賭け、そしてほとんどの人のように負けます。
あっという間に年老いていく彼女。
老いて行く彼女を前に、Patrickはどんな事を思ったんでしょうか。
モーテルでは、BobbyがSamに訊いています。
B"じゃあなんだ、トリックじゃなかったってことか?真剣勝負で、勝ったのか?どうやって?"
S"ただラッキーだっただけさ"
そこへDeanが待望のチーズバーガーを食べながら帰って来ます。出かけるSam。
S"じゃあ、後で"
D"どこ行くんだ?"
S"・・・あ~、別に・・・・・ブースターショットだよ。何も言わないでくれよ!"
2人きりになって、DeanはBobbyに謝ります。
彼のことバカって言った事。そして年を取るってことは悪い事じゃないって。でも、Bobbyは同情されたくなんかないって言います。
Deanは、そうじゃない、そんなことじゃないんだと。
D"あんたは役立たずなんかじゃない、Bobby"
B"OK、良い話だ"
D"ちょっと待ってくれ、話を聞いてくれ。・・・あんたは、この先も兵士なんだ、あんたが戦いで負傷したから。いい?あんたがどんな姿でいようとも、肝心なのはそこさ。あんたは家族だ。俺とSam以外、俺たちには、多くのものは残ってない。俺は、あんたなしじゃやっていけない。出来ないんだ。で、あんただって、ここから抜けようなんて事思ってないだろ。俺はあんなこと2度と聞きたくないんだ"
B"・・・・OK"
D"OK、よかった"
B" Thanks。・・・・・俺達わかりあえたよな。俺達が女々しくなる前にこの部屋を出たいだろ"
D"・・・ああ、行こう"
Bobby、ツライですね。
いつまで車いすなんでしょうか?
あ、そう言えば、昨日か、読んだJimのInterviewで、BobbyがEp14だかに出るって行ってたような気がします。
じゃあ、Ep10で死ぬのは、Bobbyじゃないのか?
それとも、復活か?
う~~ん、どうなんでしょうか。
今回、Bobbyの胸の内の苦しさが明かされて、ちょっと切ない気がしました。年取ってくると、人間何かと気弱にもなるし、体もままならなくなるし、Bobbyの場合は、戦いで受けた傷で、突然自由が利かなくなったわけだから、もっと深刻ですよね。
強い人だと思ってただけに、"銃を口に"って聞いた時は、DeanとSamもショックだったんじゃないでしょうか。
治ってくれるといいんですけどね。
今回は、アッサリめで。
さてさて、まだ出かける準備を何もしてないので、今から荷造りします。といっても、2泊3日なんで、大した準備はないです。
とにかく、飛行機が飛んでくれなきゃどうにもならないんですけどね。
***
4 件のコメント:
yumiusa様
こんにちは。第7話のレビュー、ありがとうございます。Old Dean、よかったです!電話の持ち方まで・・・あ、Deanだな、と思える部分があちこちに・・・
ですが、やはりBobbyの台詞が悲しかったですね。役立たずだなんて、そんなこと絶対にないのに・・・また来週から元気を取り戻して、いつものBobbyおじさんになってくれると良いのですが。
そしてyumiusaさん、なんとマニラですか!どうかお気をつけて。無事に帰ってきてくださいね!次回も楽しみにしてますので。長々と失礼致しました・・・いってらっしゃいませ。
yumiusaさん、こんばんわ!
このエピ、タイトルと違って、Bobbyのお話でしたね。
それに敵が倒すべき相手じゃなかったっていうのも異例な気がしました。
BobbyとDeanの絆って、やっぱり特別。
Samには入り込めない何かがありますよね。
久しぶりに、Deanの儚さを見た気もしますし、Bobbyの気持ちも複雑で。
これでBobbyがあっさり今の状況に納得できたとも思えないですが、Deanがいる限り、Bobbyもどうにもしようがないんじゃないかと。
そうだといいのですが。
Old Deanもなかなか良い感じでした。
なんだかJensenがものすごくお疲れ気味に見えたのですけど、気のせい?
このエピで少し休めたなら、いいなぁ。
issu様、おはようございます。
お返事遅くなりごめんなさい。
Ep7、なかなか良かったですね。Old Dean、"Dean"を研究なさったんでしょうね。面影が~なんて思いながら見ました。
そしてBobbyの、今のツライ胸の内、あんなこと考えてたなんて、悲しいです。これまで、Hunterとして生きてきた人間にとって、自由の利かない今の体は、歯がゆいでしょうが、もし、この先も、車いすのままだとしても、知識でDeanとSamを助けてあげて欲しいです。それだけの素晴らしい経験をBobbyは持っていますものね。
ほんと、元気になってほしいです。
それから、ご心配くださり、ありがとうございました。マニラからはこの通り、無事に帰ってまいりました。Deanと同じで飛行機だ苦手なので、それだけが心配でしたが、台風の影響のなく、心底良かったです(ホッ)
LICCAさん、おはようございます。
お返事遅くなってごめんなさい。
確かに、Titleと違う(笑)思いっきり、Bobbyでしたね。
最後の、Deanが泣きそうになりながらBobbyに話すところ、ちょっとしんみりしました。Bobbyはまだなんだか、考えてるみたいですけど・・・。元気になってほしいですね。
自殺なんて事だけは、もう考えないでほしいです。そんなこと、考えただけでツライです。
Old Deanの方は、ずいぶんDeanを研究されたのでは?似ているところがあって、笑えましたね。
Jensen、お疲れ気味でしょうか?このEpは、出番が少なかったから、休めましたかね?これまで、こんなにJensenの場面が少ないEpは、なかったんじゃないでしょうか?Jaredは、たびたびありましたけどね。
クリスマス休暇までもう少し、体には気をつけてほしいですね。
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