USでSeason6を放送中のSupernaturalにハマっています。日本ではまだ未放送の部分についてのネタばれが満載ですので、未見の方は十分にご注意ください。記事を読まれる場合は、その点をご了解のうえ、お読みください。

2009/10/17

Supernatural Season5 Ep6 "I Believe the Children are Our Future" 感想もどき

ご注意ください!海外ドラマに関する日記では、常にネタばれしています。 ここからは、USのTV series Supernatural Season5についてのSpoilerが含まれています。ネタばれ禁止の方は十分ご注意ください。











Supernatural Season5 Ep6 "I Believe The Children Are Our Future"の感想もどきです。








初めは、すごく久々の正統派の事件のように見えたけど、実はテーマは"選択"って事。
間違った選択をしたSamが、Jesseには正しい選択をしてほしいと願う。
いろいろ間違いを犯すのが人間だけど、取り返しのつかない間違いを犯したSam。この先一生悔やんで生きていく事になるんです。Jesseには、そんな思いさせたくなくて、一所懸命分からせようとする姿は、彼の贖罪の証でもあったのかな。


いつもの通り念のため、わたしの訳には間違いや勘違いや萌えが大量に含まれている場合があります。おまけにかなりの意訳ですので、その辺りの事ご理解の上軽~い気持ちで読んでやってくださいね。よろしくです。それから、文中の訳の無断転記等は、おやめ下さいね。どうかお願いいたします。



冒頭、Amberちゃんは、Jimmyのシッターのために、たぶんご近所さんに来ているんでしょう。アルバイトです。何やら怖い映画?を見ているようですけど、ブラシで髪の毛を梳かしています。・・・これ、ひとん家のブラシだよね?普通使わないと思うんだけど、ま、そこはスルーしましょう。実はこれが悲劇の始まり。
悪戯盛りのJimmyは、つまんない事してAmberを呆れさせています。ベッドに行けって言われて、胸触らせてくれ~なんて、バカなこと言ってます。

そして、ここん家の両親がご帰宅。
旦那さんは、Amberを家に送って行こうと、ソファーで眠りこんでいるとばかり思っていた彼女を起こします。が、手には血が!動かしてみた彼女の頭が、大変な事になっています。
外で犬の鳴き声がしていたので、原因は犬かと思ってしまった・・・。



さて、本日のFBI、PageとPlant両特別捜査官です。
DeanとSam、先生に詳細はメールで送ったのに読んでないのか?なんてちょっと、怪訝な顔されていますが、サーバーの不具合で、とか何とか言い逃れます。
先生によると、最初、オオカミか何かにやられたかと思われてこの傷、実は、Amberが自分自身の爪で引っ掻いた事によるものだと判明したそうです。側頭葉から、彼女の剥がれたつけ爪が見つかりました。
・・・自分の脳ミソを引っ掻きだすなんて、要するに気が狂ったんでしょうと、先生の結論。時間はかかるし、物凄い痛みもあるけど、きっと何かの痒みに取りつかれたようになって、掻くことを止められなくなったんだろうと言います。幻の痒みに殺されたってことでしょうか。

次にDeanとSamは、Amberがシッターをしていた家に聞き込みに行きます。Samが両親に話を聞いている間、Deanは、Jimmyと話します。彼は、何かを知っている様子で、かなりオドオドして見えました。
"何か見たか?"と訊くDeanに、"何も!"って、Jimmy返事が早すぎます。"誓ってもいい"ってその言い方が、嘘バレバレだって(苦笑)
案の定、Jimmyは、ちょっとDeanに脅されると、Amberが使っていたあのブラシに、"Iitching powder"を振りかけていた事を、ゲロッたようです。

"Iitching powder"って、懐かしいですね~。
DeanもSamの下着にこれを振りかけてた事ありましたね。Season1 Ep16の"Hell House"だった。あの時は、それよりSamのスッゴイ体の方に瞬き出来なくなったけど・・・。

ま、そんなことは良いとして、Samは、その話を聞いても、信じられない様子。だって、いくら痒いっていったって、自分の脳ミソを掻き出す何てこと、あり得ない。でも、今はそれしか手がかりがありません。
そこへ第2の事件の連絡が。
さっきの先生、親切に連絡してくれました。
なんだか、先週といい、今週といい、ここんとこ2人は結構信用されているんでしょうか?

2人が病院に行くと、感電死したらしい人が、運び出されていくところです。そして、目撃者のStanleyおじいさんは、ショックで呆然とした状態。
DeanとSamが話しかけると、"冗談だったんだよ"とおじいさんは言います。
握手すると、ピリピリって電気がはしる仕掛けの悪戯グッズ。
おじいさんは、それを持っていました。
またもや、悪戯グッズ。

モーテルで、何を始めるのかと思ったら、実験です。
重装備のDean。おじいさんから貰って来た、悪戯グッズで、大きな肉の塊にタッチ。肉はあっという間にローストされてしまいました。
そして食べる(笑)
悪戯グッズが、悪戯じゃ済まなくなっています。2人は、町に強力は魔女がいると考え、2つのグッズを売った、悪戯グッズ屋さん?に行きます。


Deanは、いわゆるブーブークッションを見つけて喜んでます。Samは、呆れ顔ですが、これがこの後、悲劇?喜劇?を呼びます。
さて、この店のオーナー、なんにも買わないで物壊しっぱなしの、子供達には頭来てますが、DeanとSamが考えたような、魔女じゃありませんでした。ただの善良な一般市民。働くおじさんです。Deanに、目の前でおもちゃの鶏をローストされて、本気でビビりまくっています。
その様子から、彼が魔女出ないと確信。
じゃあ、いったいなんなんだ?



あるお家で、乳歯の抜けた女の子に、お父さんが歯の妖精さんのお話をしています。抜けた歯を、枕の下に入れて寝ると25セント銀貨と交換してくれるって。歯の妖精さん、変な人が自分が寝てる間に、部屋に入って来て歯をもってくなんて、女の子には怖く聞こえたみたいで、その歯を、こっそりお父さんの枕の下に忍ばせます。

突然口をふさがれて目覚めると、ピンクのチュチュに羽根を付けたおっさんが、"動くな、ちょっと痛いかもしれないが"何て言いながら、ペンチで歯を引っこ抜きました。
・・・歯の妖精さん、思いっきりオッサンです。


病院で、看護婦さんをナンパするDean。
こういうの見た時のSamの反応が、昔と同じでちょっとニンマリ。

歯を抜かれた人に話を聞いたSam。
約1m78cm、350ポンド、ピンクのチュチュを着て羽根を付けたオッサン顔の歯の妖精にやられたと、彼は説明しました。
ちょっと、信じられない。

D "鎮痛剤のせいだろ?"
S"たぶん、でも、どこもかしこも戸締りされてたのに、アラームもならなかったらしいよ"
D"マジかよ?歯の妖精?"
S"枕の下に、32枚の25セント銀貨が置いてあったんだって、抜かれた歯の代わりに"
D"お前のために、いくつか言うと、上の階で2、3人子供が胃潰瘍で入院してる。ポップロックとコークを混ぜたせいで。・・・で、他の一人は、・・・・顔が固まったんだ"
S"どんなふうに?"

Deanは、一応周りを気にしてから、両手で口を大きく開いて眼は寄り目。
Sneak Seekでも出てた場面ですが、可愛いです。子供のまんま。

D"あんまり長くやりすぎて、戻らなくなった。形成外科医が行ってる"
S"・・・つまり、それを総合すると・・・・わかんないな~"
D"俺は、シーモンキーが本物だと思ってた"
S"・・・そうだよ、エビの一種だもん"
D"違う、違う。そうじゃなくて、コマーシャルで、シーモンキーの奥さんが夫のために、ポットロースト作ったり、子供が犬と遊んだりさ、シーモンキーの城で、本当に。俺、6歳で、本気で信じてた"
S"・・・で?"
D"要するに、たぶん、それが関係あるんじゃないか?歯の妖精、ポップロックにコーク、Joyブザー。全部子供が信じてるウソだろ"
S"それが現実化してる。全部が、新しく現実化されてる。まるで神様か・・・Tricksterだ"
D"ああ、9歳児のユーモアーセンスだけどな"
S"・・・・・・・ていうか、Deanの、だろ"


ははは、Sam、絶対昔やられたカイカイパウダーの事、根に持ってますね。やられた本人は忘れないし、あの時のSam、本当に痒そうだったもんね。でも、自分だってしっかり仕返ししてたじゃん。



そしてやっぱりSamがいろいろと調べものして、モーテルに帰ってくると、Deanは例のローストポークをサンドイッチにして食べてます。


S"なあ、マジで、またハム?"
D"しょうがないだろ、冷蔵庫ないんだから"

冷蔵庫無いの?このモーテル・・・。


Samが調べたところによると、一連の事件がおこった場所は、円形の2マイルの中で起こっていました。



D"で、その真ん中にはどんな爆弾があるんだ?"
S"4エーカーの農地と、一軒の家"
D"・・・ひょっとして、このモーテルって、その円の中か?"
S"・・・うん、・・・なんで?"

バツが悪そうに見せたDeanの右手には、なんと毛が生えています。

S"な?!・・・まったく、なにやってんだよ?"
D"だって、暇だったし、あの看護婦、イケてたろ?"
S"目が見えなくなるって話も、知ってるよな?"
D"・・・5分待ってくれ。出かける用意するから"

Deanは、そう言って洗面所に毛を剃りに行きます。
Sam、その背中にひと言。

S"おれの、カミソリ使わないでくれよ!"


Dean、あの顔は絶対使ったな。
それにしても、Samが一生懸命調べものしてるときに、Deanったら何してるんでしょうか。これは、説明した方がいいのかな?
要するに、マスター○ーションしすぎると、それをするときに使う手に、毛が生えますよっていう、戒めなんです。Samが言ってるように、目が見えなくなるっていうのもあるんですね。毛の方でよかった。
あの毛を見た時の、Samのマジで嫌そうな顔。
だって、何・・・いや、どうやってたかまで、想像しちゃうじゃないですか。
ははは。



で、一軒家にやって来たDeanとSam。
恰好はFBIですが、Deanの右の腰にはナイフがあるし、Samはいきなりピッキング。すると、内側からドアが開き、男の子が顔を出します。
怪しい2人組に警戒する男の子。
名前を訊かれても答えません。
質問のため中に入れてほしいと言っても、なかなかうんと言ってくれません。凄くしっかりした子です。頭もよさそう。
可愛い笑顔で、何とかお家の中に入れてもらった2人。
両親は仕事で留守。
彼は自分でスープを温めて、夕食の準備中でした。
自分も、子供のころ自分で食事をつくったんだというSamに彼、Jesseは自分はもう子供じゃないといいます。そういうところが子供なんだけどね。

Deanが、Jesseが描いた歯の妖精さんの絵を発見。
あのオッサン妖精にそっくりです。おとうさんが、お話してくれたんですって。DeanがJohnから聞いた、歯の妖精さんのお話は一般的なお話ではなかったそうですが。
Jesseは、歯の妖精さん、カイカイパウダー、ポップロックとコーク、すべてを本当の事だと信じていました。そして、Deanが見せた、人間と、豚肉をローストしちゃったおもちゃも。Deanは、これがバッテリーさえないもので、死んだりしないんだと教えます。ただブルブルと震えるだけだよと。納得したJesseの前で、Deanは、それをSamの胸に押しつけます。
ブルブル。
驚くSam。
そりゃ驚くよね。
一瞬、ローストになっちゃうかと思って。


さて、一連の事件の原因が判明しました。
Jesseが、信じている事が、すべて現実になっているんです。
Samは、自分を実験台にしたDeanに文句を言っていますが、Deanは、JesseにJoyブザーが感電なんかしないと信じさせたんですね。だから、それは、元のただのおもちゃに戻った。でも、やっぱりちょっと怖い。もし、Jesseが、本当はまだ信じてたら・・・。今頃Samはローストです。

Jesseは、自分がそんなことをしている事も、そんな力がある事も知らない。いったいどうやってるのか、謎のままです。


Jesseの事を調べてみると、彼は養子でした。
出生記録に父親の名前はありませんでしたが、実の母親の記載があってDeanとSamは、そのJuliaに会いに行く事にします。

Juliaも用心深い人です。
ドアにはカギが沢山ついています。
でも、彼女の経験したことを思うと、それは至極当然のことだった。
訪ねてきたFBIだと名乗る2人組。
養子に出した息子の事を訊きに来たといいますが、その質問が、妊娠は普通だったか、何か変わった事はなかったか。
突然、Juliaは、その場を逃げ出します。
そして追い付いた2人に振りかけたのは、塩。

J"あなたたち、Demonじゃないの?"
D"なぜDemonについて知ってるんだ?"

彼女は、DemonにPossessされたんです。9か月もの間。それは、妊娠期間でした。
Possessされている間、Demonは人々を傷つけ、殺した。Juliaは、その体の奥にいて、それを感じていたんです。
赤ちゃんが生まれた時、彼女はひとりで、Demonは喜びのあまり笑っていた。物凄い痛みでしたが、それが終った時、Demonは疲れていたのか、Juliaは、自分をコントロールできるようになって、近くにあった塩を口の中に流しいれました。そして、彼女の体からDemonは逃げ出した。
残された赤ちゃんを見て、彼女の中の一部は、それを殺したいと思ったといいます。でも、出来なかった。Juliaは、その子を養子に出して、逃げた。
父親は?と訊いたDeanに、彼女は自分がVirginだったと言います。

J"・・・息子に会ったの?彼は、・・・人間だった?"
D"名前は、Jesse。Allianceに住んでる。とってもいい子だよ"


Juliaにとっては、忘れたい出来事だったでしょう。
でもきっと、一生忘れられない事。
息子がいい子だと聞いて、少しは救われたでしょうか?
あの時、殺さなくてよかったと思えたでしょうか?





モーテルに戻ると、Casが来ていました。
助けが必要だと考えた2人は、Casにメッセージを送っておいたんですね。


S"メッセージ聞いたんだ"
C"見つけられて幸運だった"
D"ああ、本当にラッキーだった。で、どうすればいい?"
C"彼を殺してくれ"
D"・・・・・Cas"
C"この子供は、半分がDemonで、半分が人間だ。それは、より強力になる。このハイブリっとは、Combionまたは、Katakoと呼ばれている。お前は、彼がAnti-Christだと知っているはずだ"

そう言って、Samの前の椅子に腰かけたCasを悲劇?が襲います。
悪戯グッズ屋さんで、Deanが買った、ブーブークッション。
その上に座っちゃったの。
Casの顔・・・。"わたしではない"って、わかってるから!
"誰がそんなとこに置いたんだ?"って、Deanが言ってますが、彼じゃないとしたら、後はひとりしかいないですよね。これ買った時、Samってば呆れた顔してたけど、実際は使ってみたかったの?Deanじゃなく、Casが引っ掛かったけど、しかも、かなり真剣な会話の途中で。それとも、とぼけてるけど、やっぱり仕掛けたのはDeanかしら?まったく、まさかここでブーブークッションが、活躍するとは、思ってもみなかった。
Cas、お気の毒さま。

S"とにかく、そんなこと出来っこない。Jesseは、Luciferの息子なのか?"
C"いいや、もちろん違う。お前のバイブルは正しい事より、間違った子事の方が多い。Luciferの子供、Anti-christはそうではない。それはDemonが生みつけたものだ。だが、それは悪魔のもっとも大きな武器のひとつになる。Heavenとの戦いにおいて"
D"じゃあ、Jesseが悪魔的な手榴弾だとして、彼はいったいNebraskaで何をしてるんだ?"
C"Demonは彼を失った。やつらは、彼を見つける事が出来ない。しかし、探している"
D"奴らは、彼を失った?つまり・・・"
C"彼の力のせいで。それは、今のところ、彼をDemonとAngelから隠している。"
D"そう、彼はそのフォースフィールドみたいなのを持ってて、それは大きいだろ。問題解決じゃないのか"
C"Luciferが復活して、この子供の力が増した。彼は、おもちゃを生き返らせる以上の事をする。Demonをひきつける何か。奴らは子供を見つけ出す。Luciferは、目的のためにこの子を思うままにする。そして、この子供はHeaven軍を壊滅させる"
D"いや、いや、待てよ。JesseがAngelにとっての核弾頭だっていうのか?"
C"我々は、それが起こるのを許す事が出来ない"
S"・・・ま、待ってよ。おれ達は善人だ。おれ達・・・、おれ達子供を殺したりしない"
C"1年前、お前はこの戦争に勝つためなら、どんな事でもしただろう"
S"状況は変わるんだ"

睨みあうSamとCas。
確かに、あの頃のSamならやりかねない。
実際、何の罪もない看護婦さんの血を飲んで、力を強化した。彼女がDemonにPossessされていたために、その血が必要だったから。Lilithを倒すためには必要だった。
でも、今は違う。
Samは、心を入れ替えた。
自分の間違いを認めて、正しい選択をしようと努力している。
そんな今の彼に、何も知らない子供を殺すことなんて出来るはずない。
割って入ったDean。

D"OK、いいか?俺たちは子供は殺さない。このままじゃ済まないって事はわかってる、Jesseもな。そう、俺たちは彼をBobbyのところへ連れて行く。彼ならどうするべきかわかるはずだ"
C"誘拐するのか?この町で起こっている事は、彼が幸せな時の出来事だから、これで済んでいるんだ。彼が怒った時、どんな事になるか、お前には想像できない。どうやって彼を留めておくつもりだ?彼は世界中のどこにでもいる事が出来る"
D"・・・そう、俺たちは・・・"
S"おれ達、彼に真実を話すよ!あんたは言った、Jesseのやる事はDark Sideに運命づけられる、でも、彼はまだそうしてない。そうだとしても、おれ達が彼のために努力すれば、彼は正しい選択をするかもしれない"
C"・・・・・・お前はしなかった。そして、わたしは、そのチャンスを逃す事は出来ない"

うつむくDean。
Casは、翼の音を残して去ってしまいます。

S"くそ!!"

選択のチャンスはSamにもあった。
でも彼は間違った。Casは、2度と危険は冒せないと学んだんでしょう。そして、2人には任せておけないと、自分で手を下すことにしたようです。



その頃、Juliaの元には、Demonがやってきていました。
Jesseの事は見つけられないけど、Demonは、いつかJuliaが息子と接触するかもしれないと、見張っていたんですね。凄い根性です。でも、Demonには、大した時間じゃなかったんでしょう。そろそろ、息子に会いに行く時期だと言って、JuliaにPossessするとJesseの元へ向かいます。



Casは、背中にナイフを隠して、Jesseに会いに来ました。パパとママは、眠らせて明日の朝まで目覚めません。ナイフを振り上げたCas。そこへ、DeanとSamが飛び込んできます。

D"男が来なかったか?トレンチコートの"

Jesseの視線の先、床の上には、まさしくそのトレンチコートを着た男・・・・のフィギュアが!!
Cas、お人形さんにされちゃったよ。

殺されそうになって、ちょっと怒ってるJesse。そりゃそうでしょう。でも、そんなことより、目の前で起こった事が、信じられない様子です。自分が人形に変えちゃったこと。Deanは、彼を連れていくために、子供が信じそうな事をでっち上げます。


D"君は、スーパーヒーローなんだ"
J"ぼくが?"
D"そうさ!だって、誰が人をおもちゃに変えるなんてこと出来る?君は、スーパーマンさ。マントとブーツはないけどな。・・・・なあ、俺、・・・俺と相棒は、政府の機関で働いてるんだ。それで、特別な力を持った子供を見つけるのが、俺たちの仕事だ。事実、俺たちは、君をSouth Dakotaの秘密基地に受け入れるためにここにいる。君が、悪と戦うために訓練されるところだ"
J"X-Menみたいな?"
D"そう!まさしくX-Menみたいなさ!!・・・ま、俺たちが連れていく先にいる人は、車いすに乗っているんだ。君はヒーローだよ。命を救うし、女の子もGetだ。どうだ、楽しそうだろ?"


ははは、まさに子供だまし。今時の子が、信じるのかしら。でも、Jesseは、悪魔的な力を持ったけど、心は純真なんでしょうね。だからいろいろ信じちゃう。Deanの言う事も、素直に信じたようです。
でも、そこへ、JuliaにPossessしたDemonが入って来て、DeanとSamをいきなり壁に磔にします。強いわね~。
傷つけないわと言いつつ、Deanをあっちにこっちに叩きつけて、楽しんでいます。
そして、DemonはJesseに言います。わたしが本当の母親だと。目が父親に似ていると。Deanは、そいつがDemonだと叫びますが、ギュ~と壁に押し付けられ黙らされます。
Demonは、Jesseが両親だと思っている人が、嘘つきだと言います。愛しているというJesseを一日中放ったらかしにしているとも。そしてすべての人があなたに嘘を言っていると。心に訊いてみなさい。あなたは自分が他の人と違う事に気づいていたでしょうと言います。怒りを感じなさいと。

Jesseが怒りを感じると、部屋が震えだし、暖炉が燃え、写真が床に落ちて割れ、壁に亀裂が入ります。
自分だけが真実を言っていると言うDemon。そして自分と一緒に来るようにと。
Samは、Jesseに真実を話すと言います。
Demonは、邪魔しようと力を込めますが、Jesseの"やめて!聞きたいんだ"のひと言で、Samは磔から解放されます。Deanはそのまま。


JD"あなたの力、考えてたより強いわ"
S"おれ達、君に嘘をつた、ごめんよ。おれは、Sam Winchester、こっちは兄のDean。おれ達は、Monsterを狩ってるんだ"
JD"あなたが、Monsterじゃない時はね。そうでしょう?Sammy?"
S"そうして、まさにこの女性、彼女の名前は、Julia。君の母親だ。でも、彼女の中で、今話をしているのは、それはDemonなんだ"
J"Demon?"
JD"こいつは、あなたに会ったときからウソをついてたのよ。話を聞かないで。こいつを懲らしめなさい"
J"黙って座ってて!"

Jesseがそういうと、椅子が動いて、Julia Demonを座らせ、黙らせます。本当に、この子の力はすごい。

S"・・・戦争、Angel、Demon、君はその一部なんだ。"
J"ぼくはただの子供だよ"
S"君が望むなら、彼女と一緒に行く事が出来る。おれには止められないし、誰にも出来ない。でも、もし君がそうするなら・・・・何百万人もの人が死ぬ"
J"彼女は、僕が半分Demonだって言ったけど、それって本当なの?"
S"・・・本当だ。でも、半分は人間なんだよ。君は正しい選択をする事ができる。君は選べるんだ、Jesse。でも、間違った選択をすれば、一生後悔することになる"
J"どうして僕にこんな話するの?!"
S"誰かは、正しい選択をするって信じたいから、おれには、出来なかったけど・・・"

Jesseは、選択をしました。
正しい選択。

J"彼女から出てけ!"

そういうと、Juliaの体から、Demonが追い出されて、暖炉から逃げ出して行きました。その途端、磔から解放されたDean。
どうやったんだと聞きますが、Jesseは、ただやっただけとしか答えられません。
本当にすごい子供です。
彼が正しい選択をしてくれて、本当によかった。



Deanが、床に転がっていたCasの人形を拾い上げて、彼は本当はいいやつで、ちょっと混乱してただけなんだ、元に戻してやってくれないかと言いますが、僕を殺そうとしたのに、とまだ許してくれません。


J"これからどうするの?"
D"・・・とりあえず、安全なところに行って、鍛えないとな。君が戦うには簡単だろ"
J"僕が戦いたくなかったら?"
S"・・・Jesse・・・君は強力だ。物凄く強い、俺たちが今までに見たどんなものより。それは時に・・・"
J"異常者・・・"
S"何人かの人は、そう見るだろうね、たぶん。でも、おれ達は違う。おれたち自身、普通じゃないしね"
J"僕はここにはいられないの?"
D"ああ、Demonは、君の居場所を知って、君を捕まえに来る"
J"・・・僕は、お父さんとお母さんなしなんて嫌だ"
S"もし、君がご両親を一緒に連れていくって言うならそうしよう。おれ達は君の選択に従う。でも、君は理解しないといけない。それが彼らも危険にさらすことを"
J"どういう意味?"
D"俺たちの親父・・・、親父はどこにでも俺たちを連れて行った"
J"今どこにいるの?"
S"死んだんだ。Demonに殺された"
D"いいか?Jesse。一度この戦いに飛び込んだら、2度と抜けられない。勝つか、負けるかだ"
J"僕はどうすればいいの?"
S"おれ達には答えられない。君の選んだ道だ。フェアじゃないのはわかってるけど"
J"・・・両親に会える?・・・その・・・さよならを言いたいんだ"
D"もちろん"




Jesseは、2階に上がって、Casに眠らされたままのお父さんとお母さんを見つめて、自分の部屋に入るとベッドに転がります。そしてまた起き上がって、壁に張られたAustraliaのポスターをじっと見つめていました。

なかなか戻ってこないJesseの事が心配になって、DeanとSamは2階に上がってみますが、そこにはもう彼の姿はありませんでした。
そして、唐突に現れるCas。
元に戻してもらえたんですね。
Jesseは、行ってしまったと言います。

ベッドの上には、書置きがありました。
両親を守るためにこうしなければならなかった、彼らを愛しているので、そしてごめんなさいと。

D"どうやって探す?"
C"彼の力のため、探せない。彼が見つかりたくないと思っている限り"



Impalaを走らせながら、Deanは今回の事で一番感じた事、Samに話します。

D"Jesseは、大丈夫だよな?"
S"そう願ってる"
D"・・・真実を話すことで、俺たち、あの子の人生を奪っちまった"
S"他にどうしようもなかったよ、Dean"
D"ああ。何で親がポップロックとコークが悪いことだなんて、自分たちの子供に嘘を教えるのか、なんとなくわかったような気がする。・・・彼らを本当の悪から守ってるって、彼らが大丈夫だって感じて眠るためだって。それが嘘をつく理由だって言うならそれはそれでいいさ。・・・・それについて考えれば考えるほど、親父が俺たちに嘘をついてくれてたらって思うよ"
S"・・・おれもそう思う・・・"





Jesseにとっては、可哀想な事になってしまった。
あの子がこれからも、正しい選択をして行ってくれる事を、願わずにはいられない。
Samは、自分が出来なかった事、誰かは出来るんだって信じたかった。そうやって、正しい選択をする人間の存在を、確かめたかったのかもしれませんね。あんなすごい力を持っちゃったら、道を踏み外す事もあるでしょう。特に人間は、誘惑には弱い。創世記から。
Jesseは、最強最悪の力を授かったけど、彼の心は純粋で、慈悲深い。自分の選択で、何百万人もの人が死ぬなんて嫌だし、戦い自体嫌だって。
これでよかったと思うしかない。
彼の人生を変えてしまったけど、それがDeanとSamにとって、正しい選択だったと思うしかないです。とにかく彼を殺さずに済んだしね。



今回、思った以上にDeanとSamの関係が昔みたいで、懐かしい気がしました。この調子で行って欲しいです。
来週は1週お休みで、次の放送は29日。
Old Deanですね。
今日は、ちょっとアッサリめで終わります。
ではまた。



***

8 件のコメント:

NO2407 さんのコメント...

yumiusaさま。

 こんばんわ。お久しぶりです!!
yumiusaさんもお忙しい…みたいですね。
そんななか、毎回の感想もどき、楽しみにしております!!!
 今回、先に放送を見て、yumiusaさんの翻訳をみたんですが、「おお!!そういう事だったのね!!!」と、おおいに笑いながら読ませて頂きました。ありがとうございました!!!!
 最近FBIネタおおいですね〜。前回のネクタイ色違いには笑いました。どこまで仲良しなんだ、この兄弟…。
 そして、Jimmy PageとRobart Plantだったんですね!!!ああ、どこまでツボなんだ、このドラマ…最高です!!

 放送スケもありがとうございます!!ワタシも12月はまたまたツアーなので、たぶん12月はあっと言う間にすぎそうです。東京にもまた行きそうなんですが…今回はどうなるか…。

 新型がまたまた猛威をふるっているようですね。お互い気をつけましょう!!

 最近、日本酒飲んでます…えへ。

amber さんのコメント...

こんばんは、yumiusaさん。6話の訳ありがとうございます。
数々の現象でしたが、Deanの右手が一番でした!(笑)
教えていただかなかったら、なぜ毛が生えるかわかりませんでした。いゃあ、Deanの日常のクセがわかって最高です(爆笑)
サムにばれても、たいして恥ずかしそうでもないとこが、また男兄弟らしく久々に兄弟の普段の様子がみえて、うれしいです!

yumiusa さんのコメント...

NO2407さま、おはようございます。

いや~忙しいっちゃ~忙しいんですけどね。なんだかんだ言っても、こればっかりは辞められず・・・。
楽しんでいただけているなら良かったです。

今回も要所要所にDeanの可愛い様子があって、癒されました。手に生えた毛には、わたしもSam同様、ゲッって思いましたが(苦笑)

>前回のネクタイ色違い
キャ~!ほんとだ~、気づきませんでしたよ~。・・・まったく、ほんと、どこまで仲良しなの。こういう服を買いに行くのは、きっとSamが行ってると思うんですけど、・・・SamったらネクタイまでDeanとペアルック(死語?)にしたいんですね。

で、最近良い感じのFBI、今回はDeanの大好きなLed Zeppelinでしたね。結構いろんなバンドのメンバーの名前が出てきて笑えます。

年末もお忙しそうですが、新型!気をつけましょうね。お互い。でも、周りで罹ってる、又は、罹った人がいなくて、今ひとつピンと来ていませんが、油断しちゃだめですね!
2か月近くもSupernaturalなしかと思うと、かなりへこみますが、ここは日本酒でも飲んで!頑張りましょ~(笑)  
VIVA 日本酒!!

yumiusa さんのコメント...

amberさん、おはようございます。

そうですか、あの右手の毛の理由、ごぞんじなかったですか、やっぱり。
いや、たぶん普通の女性はご存じなくて当然なんだと思います。
まさかそんなことで毛が生えるなんて思いませんよね(苦笑)
いや、ウソなんですけどね、ははは。
それにしても、Deanの記憶力の良さには、感心です。頭の中の看護婦さんだけで、そんなに毛が生えるほど・・・・いやいや、これ以上は止めときます(汗)
男同士の兄弟ってこんなものなんでしょうか。Samのあの嫌がり様が、おかしかったです。
とにかく、お役に立てて良かったです(笑)

キョウ さんのコメント...

Yumiusaさん、こんばんは!
感想もどき、読ませていただきました。
すごい…殆どの台詞を訳してらっしゃるのでは?!!すばらしいです!もどきではなく、立派な感想だと思います。もどきは私の方です〜;;;

もとい!!
今回から、またいつもの兄弟が戻ってきたようで、嬉しいですね♪
キャス君のボケも健在(笑)あのシーンでやるか〜!?と、スタッフの英断にどう反応していいか迷いましたが。
後半は重たいテーマで、観た後はしばらく考え込んでしまいました。まったく、油断できませんね。SPN!!

ところで、Yumiusaさんの感想のおかげで、Jensenのアノ顔芸が例の…Jensen自身の幼少時のスナップ(イーッてしてるやつです)のパロディなのでは?…と勘づくことができました。違うかもしれませんけど…。
重ねて、ありがとうございます!♪

また、たくさんのプロモのリンクもありがとうございます〜v
7話が楽しみ…って、1週お休みなんですね(泣)Old Dean、どんなエピか楽しみにしていただけに、残念です。
座して待ちます〜。

日毎に寒くなってまいりますね。風邪にはどうかお気をつけて!

takada さんのコメント...

yumiusaさん、こんばんは。

久しぶりに投稿させていただこうと張り切って1行かいたとたん、変なボタンを押してアップしてしまいました。
一つ前の削除コメントは私です。ごめんなさい!

今回も細かい訳をありがとうございます。
私の英語力は耳だけでは理解できないので、わからないところは字幕をダウンロードしてせっせと訳していたのですが、season5は仕事の関係でまったく時間が取れません。
だから、もう、yumiusaさんのこのブログがホントに、ホントに!ありがたいです。

兄弟二人がいい感じに戻ってきましたね。
Deanがかわいいおバカさんで、それを呆れ顔で見るSamを見るのはホントに久しぶりで、幸せです~~~。
でも、幸せ~~って思ってると、後半どかんと来るんですよね。
今回も途中で「え?シ…シリアなのね」って、驚きました。おかげで予想以上に中身が濃くておもしろかったです。

これからもびっくりするようなことがいっぱいおきるんでしょうね。
私も心してみます。

yumiusaさん、お忙しい中大変だと思いますが、また頼りにさせていただきます。
お体には気をつけて下さいね。

yumiusa さんのコメント...

キョウさま、おはようございます。

いやいや、ヘッポコ訳でお恥ずかしい(汗)
何とか、兄弟の会話の部分だけでも、頑張ろうと思ってるんですが、英語って難しいです・・・(悲)

今回、久々に懐かしい兄弟の感じが戻ってきましたね!わたしも嬉しかったです。
そしてCas!
可哀想というかなんというか(苦笑)
ほんと、Supernaturalスタッフ、あそこでやるか??って。Angelさんは、あの悪戯、気にいっちゃったりして・・・。

それから、Deanの"い~~~"顔。
わたしもちょっと思いました!Jensenのあのかわいい顔と一緒だ~って。ちっちゃな男の子って、よくこういう顔しますよね。
とにかくカワイイ。Jensen、ちっちゃいころと同じです。

今週は悲しい事に1週お休みですね。
来週からの再開を楽しみに、週末はゆっくりします。キョウさんも、インフルなど、流行ってるみたいなので、お気を付け下さい。
お時間があれば、年末にでもぜひお会いしたいです。

yumiusa さんのコメント...

takadaさん、おはようございます。

良くあります。変なとこ押しちゃう事(笑)
削除しておきましたので、お気になさらずに。

さて、こんなヘナチョコ訳でも、お役に立っているなら、嬉しいです。まだしばらくは、DeanとSamへの愛が消えそうにないので、続けていけそうです。良かったらまた読んでやって下さいね。

このEpは、何気に重い話でしたが、兄弟の雰囲気が、懐かしい感じで、ちょっと癒されました。Deanの子供っぽいところが、久々に見られて嬉しかったし、ブーブークッション見つけた時の顔は、メチャメチャカワイイ!!
Samが、Deanの手の毛を見たときの顔とか、すっごい好きです(笑)

Season後半に向けて、今年放送のEp10では、なんだか大きな事が起きそうです。またまた、ゲゲって言わされそうで、今から怖いですが、とにかく楽しみです。

takadaさんも、お仕事お忙しいという事ですが、お体には気をつけて、これからもSupernaturalを一緒に楽しみましょうね~。