USでSeason6を放送中のSupernaturalにハマっています。日本ではまだ未放送の部分についてのネタばれが満載ですので、未見の方は十分にご注意ください。記事を読まれる場合は、その点をご了解のうえ、お読みください。

2009/10/10

Supernatural Season5 Ep5 "Fallen Idols" 感想もどき

ご注意ください!海外ドラマに関する日記では、常にネタばれしています。 ここからは、USのTV series Supernatural Season5についてのSpoilerが含まれています。ネタばれ禁止の方は十分ご注意ください。











Supernatural Season5 Ep5 "Fallen Idols"の感想もどきです。





笑えるEpかと思ってましたが、全然そんなことなかったですね。もちろん、要所要所には、おかしなところもあったけど、全体的にはここまでの纏めっつうか、兄弟の本当の意味での、"Make up"が、メインだったと言えます。
とにかく今SeasonのSamは、正直です。
自分の心の中身を、隠さずにDeanにわかってもらおうと努力してるのが、本当によくわかります。
Deanも、やっとこさ、Rubyという心の傷を乗り越えて、一歩進めたのがこのEpかな~と。


では、Paris出演のEp、いってみますか。


いつもの通り念のため、わたしの訳には間違いや勘違いや萌えが大量に含まれている場合があります。おまけにかなりの意訳ですので、その辺りの事ご理解の上軽~い気持ちで読んでやってくださいね。よろしくです。それから、文中の訳の無断転記等は、おやめ下さいね。どうかお願いいたします。








冒頭、何やら嬉しそうな男Calに連れられて、ガレージにやってきた親友のJim。目の前にはシートに覆われた車らしきものが。
それが何か気付いたJimは、信じられない思いで、興奮気味です。
男の人って、ほんと、Deanもだけど、車好きね~。
その車には、" Little Bastard "の文字が見えます。
これでわかる人もいると思いますが、正体は後にして、エンジンをかけるところを撮影しようと、Jimがビデオを取りに行っている間に、急発進の音とガラスが割れる音。
Jimが、ビデオを回しながら戻ってみると、そこには、フロントガラスに顔がめり込んだCalの悲惨な姿がありました。



で、この事件を調べる事にしたDean。
久々、Samを横に乗っけてImpalaを運転中です。

・・・やっぱり、こうでなくっちゃね。
Impalaの助手席には、Samが座ってないと落ち着きませんから。

でも、Samは、ちょっと納得できません。
こんな大変な時に、こんな事件を調べる理由が見つかりません。

S "で、どうしてこの事件なわけ?"
D "だってさ、止まってる車に正面から突っ込んだんだぜ。調べる価値はあるだろ?"
S "うん、そりゃそうだ・・・けど、おれたち、もっと大きな問題抱えてるんじゃなかったけ?"
D "これを片づけに行ってたって、Apocalypseは逃げやしないって"
S "・・・うん、でもさ、Coltが本当にどこかにあるんだとしたら・・・"
D "3週間も探した。俺たち何にも見つけられなかったろ。"
S "OK、Dean・・・でも、もしおれたちが、Devilを・・"
D "これは俺たちが、やることだ!いいか?!議論は終わりだ!・・・・・これは、俺たちがまた一緒にやってくって決めてからの、本当に初めての事件だ。俺は、急ぐべきじゃないと思ってる。補助輪付きでゆっくりやってくんだ"
S "・・・Deanは、おれに補助輪が必要だと思ってるんだ・・・"
D "違う!俺たちにだ!俺たち2人共に必要なんだ!お前と俺、チームとしての。OK?"
S "・・・OK・・・"

まだ納得していないSamに、Deanは言います。

D "なあ、俺は、本当にこれが新しい始まりであって欲しいと思ってるんだ・・・俺たち2人にとって"
S "・・・うん"


最後の一言、Sneak Peakでは、削られてました。
Samは、この一言でちょっと納得したみたいですよね。
Deanは、とても慎重になっています。
ま、仕方ないかもしれない。
一度壊れたものを、元通りにするのは無理です。だから違った形にしなきゃいけない。でもそれが、前よりもいい形になったら、何の問題もないです。




さて、いつものとおりFBIな2人。
今回は?誰?Bonham とCopeland?

せっかく来てくれたけど、もう事件は解決しているという保安官。犯人はCalの親友Jimだと言います。そんな~、どうやってあんな時速マイルでぶつかったみたいふうに殺せるんだって。とにかく犯人として拘束されているJImに、話を聞く事にします。

Jimは、誰も信じてくれないけど、あれをやったのは"車"だと言います。そして、それは呪いだと言います。どういう意味だと訊くDeanに、Jimは答えます。
それが、" Little Bastard "だと。
" Little Bastard "?!急に興奮するDean。
" Little Bastard "が何か分からないSam。
車への思い入れがこんなに違う兄弟、おかしいです。
" Little Bastard "とは、James Deanが、自動車事故で死んだときに乗っていた車の事。
若くして死んで、伝説になったハリウッドスター。
CalとJimは、長い間その車を探していました。そして漸く見つけて、・・・Calは車に殺された。
俄然やる気が増すDean。

"容疑車"である車を目の前にして、Deanは、その蘊蓄を語ります。Sanは、それが映画"Christine"みたいなものかと訊きます。
"Christine"、懐かしいですね~。あの映画は、" Little Bastard "が元になってたんでしょうか?

Deanの説明をかいつまんでみると、こうです。
James Deanが、事故で死んで、彼の整備士がその残骸を買い取り修理します。そして、彼は車に襲われて殺されました。それからもこの車には死が纏わりついて離れず、誰も触ろうとしなくなった。そして、1970年、それはトラックの荷台から消え去り、それ以来誰にも目撃されていなかった。

このあたり、わたしはJames Deanの事、詳しくないので、よくわかりませんが、呪われた車って事で、有名なんですね。
で、Deanは、これが本物なら、これまでにも人殺しをしていると、賭けてもいいと言います。それを調べるために、エンジンナンバーがいると言います。それは、車体の下に潜り込んでみないと、わかりません。
この綺麗な車、恐ろしく車体が低いので、ジャッキで持ち上げて潜り込まないといけないんだけど、"彼女"のご機嫌を損ねたら、大変なことになるのはわかってますよね。
Deanにとってこの手の車は、形容詞がすべて"Baby"になるわけです。

D "Baby、俺は君を傷つけるつもりじゃない。だから俺も、傷つけないでくれ"

Dean、結構本気で怖がってます。
意を決して、潜り込んだ車体の下、ジャッキがギシギシと音を立てます。突然、"ライトいる?"って、覗き込むSam。

D "いいから、あっちに行ってろっ。・・・しゃべるなっ。彼女を見る事もやめろっ。彼女が気に入らないかもしれないだろっ"

小声で怒鳴るDean。
手持無沙汰で立ってるSam。
笑える。


ドキドキしながらも、エンジンナンバーをなんとか写し取って、慌てて滑り出てくるDeanが、なんともかわいいです。
誰がこれまで所有していたか1955年から調べろとSamに押しつけます。大仕事だと文句を言うSamに、Deanは、午後の予定をつくってやったぞと言って、自分はバーで、可愛い女優志望のバーテンダーさん相手に、一杯ひっかけています。
何て偶然だ~俺、エージェントなんだ、何て言って名刺渡してます。嘘つきDean(苦笑)
そこへSamから電話。
ビリヤードの球の弾ける音で、バーにいる事がばれちゃいます。Samひとりに、調べ物を押しつけたDean、言い訳しなきゃ。

D"だって俺、さっきあんな恐ろしいChristineのスカートの中で過ごしたんだぜ。飲まなきゃやってられるかよ
S "実際は違うかったんだよ"
D "どういう意味だ?"
S "車の最初の所有者は、心臓外科医だった。で、Philadelphiaで、1972年に彼が死ぬまで運転してたんだ"
D "・・てことは・・・"
S "あのPorscheは、違うかった。これまでに人を殺したことなんてなかった。James Deanの車。あれは偽のLittle Bastardだよ "
D "・・・じゃあ、何で人を殺してるんだ?"
S"良い質問"


さて、どこかのHillさんのお家。メイドさんが仕事を終えて帰って行きます。でも、彼女実は目撃してたのね。Abraham Lincolnが、この家の主を、殺すところ。壁の宣誓書に激しく血が飛び散って、どうやら頭を潰されたようです。


現場にやってきたDeanとSam。
困惑気味の保安官によると、銃で頭を撃たれていると言いますが、銃、硝煙反応、弾、何も残っていません。何か理にかなった説明を求められた保安官、マジ顔で"プロの殺し屋"の仕業だと言いだします。CIS、NSA、訓練を受けた暗殺者。だから彼らは、指紋も残さない。
いや、Ghostなんかより、この方がよほど現実的なんだけどね、DeanとSamの呆れ顔に納得しちゃう自分がおかしい。
目撃者の話を訊きたいと言うと、どうぞどうぞ、聞いたって意味のないこといってるので役に立たないし、おまけにスペイン語でわけわからんらしいです。


玄関先、メイドさんは一生懸命お話していますが、スペイン語なんてわかるわけないので、パス。英語でさえ怪しいのに(汗)
FBIバッチを出して、話を聞こうとしますが、彼女、スペイン語しか話しません。興奮してて、英語が出てこないのかしら。
でも、さすがSam。
ちょっとだけスペイン語、話せます!1年生のスペイン語。って、Deanは?

彼女が目撃したのは、背の高い、顎鬚の男。高さのある帽子をかぶった。
彼女は、Abraham Lincolnが、Hillさんを殺したと言います。
顔を見合わせるしかない、DeanとSam。
James Deanの次は、Abraham Lincolnです。
モーテルに帰って、調べものする2人。
Deanは、Calが殺された時のビデををチェックしていて、あるものを見つけます。
James Deanのような姿が、車に移っていました。
有名人Ghost。
Deanは、冗談じゃないと言いますが、Samは、有名人のGhostが結構いて、自分たちが今まで会わなかった方が不思議だと言います。
そして、有名人Ghostは、自分たちの大Fanを殺害しています。
Hillさんは、南北戦争オタクだったし、CalもきっとJames Deanの大Fanだった。17年もかけてあのLittle Bastardを探してたんですから。でも普通、Ghostは、自分がいたところに出るものです。

ここでDean "Muchos loco"とスペイン語を使って、Samに" Muchos じゃなく、Muyだよ"と、訂正されています。さっき、1年生のスペイン語、何て言ったわりに、やっぱりSamの方がスペイン語、出来ましたね。
ちなみに、"Muchos loco"だと、"たくさん気が狂ってる"になって、"Muy loco"だと、"すごく気が狂ってる"と言う意味になるようです。

で、何でこの町に出るのか、理由があるはず。
Samは、またまた調べもの頑張りました。
で、Found it!!
早速、何やら絶対に関係ありそうだと思われる場所に、やって来ました。


"Canton Wax Museum"


ああ、やっぱりここへ落ち着くのね。
蝋人形館です。
ParisとJaredが揃ったら、これしかない?
でも、みんなよく出来てる。
Deanは、Gandhiを見て、すげ~ちっちゃいって言いますが、Sam、おい、Gandhiは、偉大な人だったんだ、と反論しております。
閑古鳥が鳴いている蝋人形館の主に、トラベルマガジンのための取材だと言って、話を訊きます。
ここにあるLincolnの蝋人形の帽子は本物でした。
James Deanの本物のキーチェーン。
Gandhiの眼鏡、等々、なぜ、彼らのGhostが、この町に出たか理由がわかりました。生前身に着けていたものにも、Ghostは執着するんですよね。
館長さん、今は新しいコレクションを計画中で、また蝋人形館を盛り上げるんだって、のりのりです。頑張って。



Samは、モーテルの前に止めたImpalaのトランクで、武器を調整中。部屋に戻ると、Deanは、Bobbyと電話中でした。
James DeanにLincoln、Apocalypseが、これらのGhostを熱くさせてると、Deanは言います。Samが部屋に入ってきた事には気づいていません。そしてこう続けました。

D "ああ、それが誰のせいかってことはわかってる。ああ、本当に残念だけど、それが事実だ"

Samは、バタンとドアを閉めます。
Deanは、またかけると言って、電話を切りました。

S "何なの?"
D "荷物詰めたか?"
S "うん、誰と話してたの?"
D "Bobby"
S "で?"
D "別に"
S "・・・それで、おれが今聞いた事、聞かなかったふりしろっていうのか?"
D "どっちでも好きなようにすればいい"
S "これは、新しい始まりだって思ってたのに、Dean"
D "ああ、同じくらい新しいさ。行くぞ"

それ以上言い返さなかったけど、悲しそうなSamの顔。
Deanの言った、"誰のせいか"って事。Deanが、Samひとりのせいだって意味で言ったのかどうか、わかりません。でも、Samにはそう聞こえた。わかってては居ても、DeanにはっきりApocalypseはお前のせいで始まったんだって言われたみたいで、ショックだったんでしょうか・・・。
まだまだ2人の間には、わだかまりがあると思わせるシーンです。



蝋人形館に戻ってきたDeanとSam。
館長さんには悪いけど、有名人たちの持ち物を焼いてしまうつもりです。

Deanってば、Lincolnの帽子を被って、ちょっとお遊びして、Samに窘められています。Deanは、James Deanのキーチェーンを取りに、部屋を出ます。
そして一人残されたSam。
このあたり、House of Waxを思い出さずには居られません。Lincolnをじ~~~っと見つめるSam。まるでその中に、人間が塗り込められているのを疑っているようです。
と、突然バタンと、閉じられるドア。白い息。Ghostの登場です。ショットガンを構えますが、それは弾き飛ばされ、背後から飛びかかって来たのは、Gandhi!!!
後ろから首を絞められて、ピンチです。そこへ飛び込んできたDeanのひと言。

D "それって、Gandhiかよ?!"
S"そう!"
D"そいつはイカレてる!・・"

Gandhiに対してその言い方は・・・。
でも、実際今はSamの首絞めてるので、許しましょう。
で、眼鏡を燃やすと、Gandhiは消えました。

D"お前さ、他に誰かFanは、いなかったのか?マジで?なんでGandhiなんだよ??"

確かに、よりにも寄って、Gandhi・・・。
Samってば、おかしいですね。



モーテルに帰っても、SamはGandhiが、通常とは違った事が気になっています。普通のGhostの消え方と違ってた。それに、Samは、Gandhiが自分を噛もうとしていたと言います。本物のGandhiは、菜食主義者ならぬ、果物主義者だったのにって。
Deanは、Samのヒーローが、おむつの背の低い果物主義者だってきいて、笑っていますが、Samはこの事件がまだ終わってない気がすると言います。


S "おれを、この町に引きずり込んで、今度は引きずり出そうって言うのか?"
D "お前がこのボートを操縦してるわけじゃないからな。さあ、行くぞ"

Deanは、Samの言う事を無視して、出て行こうとします。

S "・・・なあ、やっぱり出来そうにない"
D "何が?"
S "おれたち。おれと、Dean・・・一緒には・・・。おれ、出来ると思ったんだ。でもやっぱり出来そうにない"
D"お前が戻りたいって言ったんだぞ"
S"そして、Deanがおれに電話して、呼び戻してくれた"
D"俺は、まだ俺たちにはいくらか信頼を取り戻すことが要ると思ったけどな"
S"おれは、どれくらいこのダブルシークレットに耐えればいい?"
D"俺がいいって言うまでだ"
S"・・・ねえ、おれは自分が何をしたかわかってる。おれがやった・・・そして、おれはそこから這い上がろうとしてる。でも、それをDeanが難しくしてるんだ"
D"で、俺を言い訳に、責任を逃れようって言うのか?"
S"違う。そう思ってもいいけど、もっと悪い事。
Deanは、おれがおれ自身を罰するほどに、おれを罰しない、問題はそこさ。おれたちが、チームとしてやってくって言うなら、おれとDean、それはお互いがお互いに利益を与えあう関係じゃないといけない。"
D"で、俺たちは、昔に戻るのか?"
S"ううん、おれたち、前だってそんな関係じゃなかった。そんな風に仕事した事なかった。・・・・俺たちどうしてこんな事になったと思う?"
D"どういう意味だ?"
S"・・・Dean、おれが出てった理由、Rubyと・・・それは、Deanから逃れるためだったんだ"
D"・・・なんだって?"
S"それが自分を強いと思わせたから・・・。それが、Deanの弟じゃなく"
D"お前、それが俺の責任だって言ってるのか?"
S"違う。おれの責任さ。おれたちが一緒にやってくなら、おれが言ってるのはそれがすべてなんだ。今までとは変えなくちゃならない。これまでと同じようじゃ、ダメなんだ"
D"お前は、俺にどうしてほしいんだ?"
S "Dean、まずおれを、自立させなきゃならない"



Samは、いつまでもDeanに守られている自分に、我慢ならなかった。
対等に並んで生きていきたいと思ってた。
時には、Deanを助けて、心から頼りにされていると感じたかった。それが、間違った方法を取るきっかけになったわけだけど、弟ってそういうもんかしら。
結局、成長しなきゃならないのは、Deanの方なんです。Samは、もう十分成長してる。Deanが、いつまでもSamを可愛い弟として、手放したくないと思ってる所が、Samを辛くさせるんでしょう。
お互いがお互いに利益をもたらす関係。
さて、Dean、努力が必要だ。
Samを一人前の男として見てあげて。




Samの正直な心からのお願いに、ちょっと、考え込んで・・・・なれなかった。
電話での呼び出し。
保安官、結局FBIに頼ってます?
もうわけがわからなくなっているようです、気の毒に。
2人の女の子が、友達が連れ去られたと言っています。
Paris Hiltonに。
知ってる限り、Paris Hiltonは死んでないよな・・・。
DeanとSamもわけが分からなくなっています。


Samは、何か見逃しがあったかと、先の被害者を調べに行き、検死官並みの活躍(?)で、胃の中から、種のようなものを探しあてます。手洗ったんだろうなって(笑)
モーテルに帰って、調べてみると、Samの思った通り、この種はこのあたりの物じゃありませんでした。さすがにDeanにオタク扱いされるだけの事はあります。
東ヨーロッパ、バルカン半島のあたりの森もの物。
森を守る異教徒の禍の神。
どんな形にも変わる事が出来、崇拝者の血のみで鎮める事が出来る。
Ghostじゃなかったわけです。
変身する人物の、持ち物に触ってその人物に変わるようです。
なにかと厄介な事が多い、異教の神様。
どうやって殺すか。鉄の斧で首をちょん切る。実にシンプルです。



蝋人形館に三度やってきたDeanとSam。
裏庭のようなところで、囚われた女の子を発見。辛うじて生きていましたが、突然斧が飛ばされ、Deanは、殴りつけられます。姿、Paris Hiltonの異教の神様登場。
で、やっぱり強い。
Samも吹っ飛ばされて、気を失ってしまいますが、この時のSamの顔が凄くかわいい。申し訳ないけど、そんなかわいい顔で、気を失っちゃうから、守ってあげたくなるんじゃないの。
Deanの方も、倒れたところを足蹴にされ万事休す。
気がつくと、木に縛られて身動きできず。
Parisじゃなかった、Leshiは、ナイフで爪を研いでます。
Leshiは、森にユーゴの施設が建てられて、ぶらぶらしてたら誰かがApocalypseを始めちゃったって、食べ物を見つけるのに疲れていたけど、この小さな町を見つけて、たらふく食べる事にした。とかなんとか。とにかくその人の崇拝する者の姿になって、相手を食べちゃうこの異教の神様。
Deanは、俺を食べる事は出来ないと、自信満々です。

D"俺はParis Hiltonの永遠の親友じゃないからな。これまで、House of Waxも見たことない"
L"でも、わたしはあなたの心を読んで、それが出来るわ。Dean。あなたのヒーローが誰か知ってる。パパよね。当たったかしら?そしてこの斧は、彼が持ってたのよね?可哀想な小さなDean。あなたが望んだのは、あなたのアイドルに愛される事"


Leshiは、木に刺さった斧に手をかけて、"変身!!"と、いくところ、Deanは縛られていた縄を解いて、飛びかかります。
何としても変身させられません。
だって、JDMは、忙しくってSupernaturalには、帰ってこられませんから(苦笑)
止めたはいいけど、やっぱり殴り倒されるDean。
そこへSamも縄をといて、一目散に木の斧の元へ。Deanのやっとの反撃で転がったLeshiの首めがけて、斧を振り下ろします。5回も。
顔を血だらけにして、仕留めました。
Parisの首が転がってるんだけど、本当によく出来てます。


D"何も言うなよ"
S "Dude、Paris Hiltonに叩きのめされちゃったね"
D "うるさい"


Samにからかわれても、うるさいというのが精いっぱい。かなり殴られて、すぐには立ち上がれないほどのダメージだったようです。
確かに、見た目Parisな女の子にやられたとは、ちょっと認めたくないわね。





これで一件落着。
あの保安官も、これでシンプルな生活に戻れます。
Deanの方はと言うと、昨日Samが言った事に、答えを出していました。
Impalaのトランクに荷物を詰め込んで、Deanは切り出します。



D"なあ、聞けよ。昨日お前が言った事、考えてみた。俺が、お前を縛りすぎたってこと。たぶん、お前が正しい。・・・なあ、俺は、かなずしも、無垢な人間ってわけじゃない。この混乱の中で、俺たち2人ともがだ。・・・俺が最初のSealを破ったんだしな"
S"・・・知らなかったんだからしょうがないよ"
D"お前だってそうさ。・・・Demon Bloodがいい方法だったって言ってるわけじゃない。・・・お前は、Lilithを殺した"
S"そして、Apocalypseを解き放った"
D"俺たちはどっちも見てない。つまり、Lilithを殺す事が、悪いことだなんて思ったか?要は、俺はお前のやること全部がすべてが心配で、お前が本当は何をしてたのかを見ていなかったんだ。・・・・だから、その事、悪かったと思ってる"
S"・・・ありがとう"

トランクを閉めて、Deanは尋ねます。

D"・・・・で、俺たちこれからどこに行く?"
S"おれはこれを乗り切る方法を見つけたと思う"
D"なに?"
S"たぶん、おれがDevilのデッキで、DeanがMichaelのそれって事、それを変える事は出来ないんだと思うんだ。"
D"それはやりがいになるさ"
S"おれたち、その事で悲嘆にくれる事ないんだ。おれたちは、目の前にあるすべての物をつかみ始めたんだから、蹴散らして、そして、戦い続ける"
D"・・・俺もそれに乗った"
S "OK。・・・でも、おれたち、同じレベルでそれをやらなきゃ"
D"・・・お前はもう、それを手に入れただろ。・・・・ここからいったいどんないい事があるって言うんだ?"
S"ほんとに"



Deanは、Impalaに乗り込もうとして、ふと立ち止まります。


D"・・・ヘイ・・・"


振り返って、手に持ったキーをSamに差し出します。


D"お前、運転したいか?"
S"マジ?"
D"ああ・・・出来るしさ・・・ほら、昼寝をさ"




Samの運転するImpalaで、本当の"新しい始まり"が、始まります。






Parisの出演するEpと言う事で、いったいどんな事になるんだろうと思っていましたが、こうきましたか。
彼女の役は、純粋なMonster。
異教の神様ってことでしたが、最後にさらわれた女の子がParisの大Fanだったもんだから、あの格好になったわけです。Parisの何に触ったんだろうか?説明あったけ?
で、Deanの場合はDadなわけね。
これは永遠に変わんないのかな?



さて、今回でこの兄弟、元の鞘に収まった?
以前と同じとはいかないけど、何とかあのキツイ緊張状態からは、抜けられたかしらね。
Samが言うように、Deanは、Samを一人前の男として見てなかった事が、原因の一端ではある。ただそれは、本当に彼がSamの事を、大事に思ってるって事が大元にあるだけで、決してSamを認めてないってことじゃないと思うんです。
Deanも認めたけど、Samのやること全部が心配で心配でしょうがない。見ているつもりで、一番大事なところが見えなくなってた。
Deanは、出来ればSamを箱に入れて持ち歩きたいと、思ってるんじゃないかしら。
でも、Samはもうすっかり大人です。
どちらかと言えば、"弟離れ"出来ていないのは、Deanの方。
Samは、守られるんじゃなく、自分がDeanを守ってあげる存在になりたい。与えられるだけでなく、自分もこの世で一番大事な人に、何かを与えたいんです。
片方からだけの愛は、とても重荷になる時がある。
お互いの想いの比重が合ってこそ、良い関係が作れるってもんです。
これまで、DeanはSamを思うばっかりで、見返りなんて求めた事なかった。当然それが、家族への愛だと思うけど、Samは、愛されてる分、自分も何か返したかったと思う。
お互いが本当の意味でお互いを必要とする関係に、これからはなってくんじゃないでしょうか?ま、Deanの過保護は、そうそう治るもんじゃないだろうけど(苦笑)
今回一応、自覚したみたいだから、大丈夫でしょうか?

ちょっと追記:えっと、つまり、もちろんSamも、世間一般から言うと、過ぎるほど兄を愛してると思うの。で、何が問題かって言うと、Deanがその事を自覚していない節があると、わたしは思っています。つうか、DeanはSamに愛されていないって思ってるんじゃないかと思う時さえある。あ、ここ変な日本語。でもそうなの。
そこがバランスが取れていない理由じゃないかな。
Samは、Deanに愛されている自覚が十分あるのに、Deanは自覚がない。
ここがもう少し改善されると、良い関係になれると思うんだけどな。
Deanは、もっとSamに甘えることを覚えたほうがいい。そうすれば自分がどれほど弟に愛されているかわかるはず。だって、Deanに甘えられたらSamは、イヤって言えないでしょう?
お互いの愛情の深さを自覚することが、この兄弟には必要だと思います。


漸くわたしの緊張も解けた感じです。
いや~、辛かったここまでのEp。
これから先は、なんだか楽しそうなEpが、盛り沢山じゃないですか?

あの、"くるみ割り"には、おもわず拭いた・・・。
どうして日本語???

楽しみが増えました。
ありがとう、Supernatural スタッフ。

ではまた、来週。




***

6 件のコメント:

amber さんのコメント...

こんにちは、yumiusaさん。訳ありがとうございます。
出だしからスムースではないけれど、二人揃ったインパラ車内にほっとしました。
>箱入り弟
ほんとに、S4のお兄ちゃんはSamが心配で心配でぐるぐるしてたんですねぇ。
ラストの兄弟会話がじーんと胸にきました。
しかし、この兄弟、部屋でゆっくり対話ができんのか、いっつもインパラを間に重要なことを立ち話…
そこがまた、兄弟らしくていいです。

千広 さんのコメント...

yumiusa 様

いつも訳に感想ありがとうございます!!!
今回、また”ふたり”で行動する姿が拝めて嬉しかったデス。
でも、ギクシャクしているふたりだったり、ディーンの言葉や行動に
傷つくサムを見ているのが辛かったです。

仕事も一緒、部屋も一緒、移動するときも一緒・・・
今更ですがすごいプライベートの少ない兄弟ですよね。
抱えたものも大きいし、何よりふたりきりの家族だし
だからこそ、気持ちが離れたままでふたりでいてほしく無かったので
歩み寄れた気がするふたりが嬉しかったデス。

>片方からだけの愛は、とても重荷になる時がある
本当にそうだと思います。
ディーンは過剰にサムを守ってしまうんだけど
でもブラコンなんだから仕方ないかなと(笑)
そういうサムだって、過剰なおにいちゃんこだし(笑)
だからお兄ちゃんに認めてもらいたくて必死なんだよなぁと・・・。
サムはもう守ってもらうだけの子供じゃないし、これまでディーンが自分を守ってくれた分
もっともっと自分がディーンにとって対等で必要な存在になりたいんですよね

Impala・・・
お互いが別れることをえらんだ時も、Impalaを譲ろうとしていたディーンでしたね。
あの時は自分が側に居られない代わりにせめてImpalaを・・って思っただろうディーンが
切なかったけど・・・
S3で自身の死を見据え、サムにインパラの整備を教える時のディーンも切なかったけど・・・
今回は、側にいて、Impalaを任せられる相手として、対等な相手としてサムを見ているって、
ディーンなりの愛情表現がこそばゆかったです♪
まぁ車に関しては子供なディーンだから、大人なサムもそうそうディーンの楽しみを奪うことは無いだろうけれど(笑)

そしてやっぱり、気絶したサミーは、本当に可愛いですよね♪
ブラコンブラザーズのこれからが楽しみでなりません。
長々とごめんなさい。

yumiusa さんのコメント...

amberさん、おはようございます。

久々の助手席のSam、本当にホッとしました。でも、やっぱりすんなりとは行かなかったですね。
Deanは、ほんと、Samの事が心配で心配でしょうがないんです。箱に入れときたいくらいね(苦笑)
一応、問題点を自覚したみたいなので、なんでも自分一人で抱え込まずに、この先はSamにもっと甘えてほしいです。

確かに、重要なことはいつもImpala越し(笑)家みたいなもんなんでしょうね、Impala最高!!

yumiusa さんのコメント...

千広様、おはようございます。

Deanは、このEpで吹っ切れましたかね?今回、Samが可哀想でした、わたしも。
新しい始まりって言われて、納得したものの、やっぱりDeanの態度が自分を責めてるように感じたんでしょうか・・・。

確かに、プライベート少ないですよね。すべて一緒、Impalaでの移動時間も多いでしょうし。大きな不安も一緒に抱えてる。そこは1人より2人の方が断然いいと思います。
やっとこさ、元の鞘に戻ったっぽい2人、来週からは安心して見られますかね?

本文にもちょっと追加したんですが、Samの"お兄ちゃん大好き"は、世間一般からするとこちらもブラコンの域ですよね。そこんとこ、Deanが分かってないところがこの2人の問題。なんだかDeanの方に、Samに愛されてる自覚がない気がしてしょうがないです。
これまでも散々、"Samは自分がいなくても生きていける"みたいな言動や行動の数々。そんなことないのに。Samは、Deanがいないと壊れちゃうんです。生きてはいくかもしれないけど、それは生きてるとは言わない状態になると思うんですよね。
今回、Deanは自分がどれほど愛されているかは、まだよくわかってないと思うけど、とにかくいろいろと、Samに甘えることを覚えてほしいです。事件の調査を押しつけるだけでなくね(苦笑)

Impalaは、Deanにとって一番安心できる場所で、Samの次に大事なものでしょうね。お前の事認めてるっていう表現が、Impalaの運転を任せる事っていうのは、至極Deanらしいです。だってね、彼には究極に大切なものは、SamとImpalaしかないんだもの。
そのImpalaさえ、未来のDeanにはどうでもよくなってた・・・。結局、Deanにとって、この世で執着するものは、Samだけなんだな~とこのところのEp見て思いました。

で、気絶したSamの可愛さにご賛同くださってありがとう!!
わたしも、2人のわだかまりが無くなったようで、今後のEpがまたまた、楽しみになりました。

千広 さんのコメント...

Impala・・・
>そのImpalaさえ、未来のDeanにはどうでもよくなってた・・・。
>結局、Deanにとって、この世で執着するものは、Samだけなんだな~

そういえばS1のPILOTでも、サムがImpalaを空き家に突っ込ませた時もまずディーンが心配したのってサムのことでしたよね。
お父さんの死のことで悶々としてサムと口論した時も、修理中のImpalaを自らにぼこぼこにしてたし・・。

これからもより絆を深め、快調にImpala飛ばしてご機嫌な兄と、助手席で居眠りしている弟くんでいてほしいです♪
yumiusa 様の解釈は本当に楽しくてツボで読んでいて、SPNの好きな気持ちが膨らんでいきます。本当にいつもいつもありがとうございます!

yumiusa さんのコメント...

千広様、こんばんは。

そうそう、そうでした!
"彼女を傷つけたら殺すぞ!"なんて言っても、Sam以上に大事なものなんて、Deanにはないんですよね。Deanは、Samのためなら、大事なImpalaさえ迷わず犠牲にするでしょう。

だからこそ、千広さんのおっしゃる通り、Impala運転してご機嫌のお兄ちゃんと、その横で口開けて居眠りしてる弟であってほしいです。なかなか近頃はそれが許されませんが、この先、そんな場面がみられる事を願わずにはいられません。

わたしの書くことは、その時々、思った事を正直に書いてるって言うか、あんまり考えて書いてないって言うか・・・(汗)
その時々で、考えも変わります。
でも、DeanとSamへの愛だけは変わりませんので、そこのところご賛同いただけたなら、とても嬉しいです。
どうぞこれからもよろしくです(^^)