ご注意ください!海外ドラマに関する日記では、常にネタばれしています。 ここからは、USのTV series Supernatural Season5についてのSpoilerが含まれています。ネタばれ禁止の方は十分ご注意ください。
念のため:いつもの通り、わたしの訳には間違いや勘違いや萌えが大量に含まれている場合があります。おまけにかなりの意訳ですので、その辺りの事ご理解の上軽~い気持ちで読んでやってくださいね。
Supernatural Season5 Ep11 "Sam, Interrupted"の感想もどきです。
いや~、始まりましたね~。
嬉しい~~~!!
しばらく見ない間に、Samがまたでかくなったような気がしたのは、気のせいかしら??
今回は、Apocalypseとは、直接は関係ないお話でしたが、最後の最後、Samの不安を煽るような展開がやはり待ち受けていました。
その、不安に駆られたSamを、お兄ちゃんらしく宥めるDeanがカッコよかった。
全体的には、ニヤニヤする場面が結構あって、楽しませていただきました。個人的には、DeanとSamにチューした女の子が、羨ましかったりして・・・。へへへ。
では、久々、え~2カ月ぶりくらいの、感想もどきです。
勘が鈍ってそうで不安だけど、頑張ります!
ここで毎度のお願いです。
わたしの訳には間違いや勘違い、勝手な萌えが大量に含まれている場合があります。おまけにかなりの意訳ですので、その辺りの事ご理解の上軽~い気持ちで読んでやってくださいね。よろしくです。それから、文中の訳の無断転記等は、おやめ下さいね。どうかお願いいたします。
冒頭、精神病院で、患者のSusanはDr. Fullerと面接中です。
彼女が最近、処方された薬を飲んでいない事を聞いたDr. Fullerがその理由を聞いています。Susanは、薬を飲むと眠くなるから、眠ると"アレ"がやって来て殺されると言います。実際同室のAnnieが"アレ"に殺されたと言います。
Susanは精神分裂症です。
Dr.は、彼女がいもしないMonsterに怯えているだけだと言いますが、彼女はそうではないと言いはります。今、Dr.の後ろに見える、自分の死んだ息子が現実じゃない事はわかる、でも、Monsterは現実にいるんだと。
Annieの死は、自殺としてみんなに受け入れられているようですが、同室だったSusanはその真相を知っています。結局、Dr.は、彼女を信じません。この世にMonsterなどいないと断言します。
そして夜、ひとりになったSusanの病室に"アレ"がやって来ます。天井の通気口のふたのねじが外れて、彼女の言ったように"アレ"は壁の中から彼女を殺しにやって来ました。助けを呼ぶ声を聞いた向かいの部屋の患者は、Susanが部屋の奥へ引き摺られるのを目撃しますが、どうしようもありませんでした。
翌朝、両手首を切って死んでいるSusanが発見されます。
そして、DeanとSamの登場です!!
同じDr. Fullerと面接中。
2人はChicagoのDr. Babarの紹介という事で来たようですが、Dr.は、それと同じ名前の象が出てくる絵本がなかったかな、なんて言ってます。Deanは知らないと言ってますが、どうやらそこから名前を持ってきた?
Deanは、自分の弟がどうもおかしくなっちゃったみたいなんだと言います。
頭の横で指をくるくる回して、そっち系のオカシサを強調しています。
今回、2人の名前は、EddieとAlexです。
F "どんな気分か話せるかな?Alex"
S "気分は良いです。・・・まあ、ちょっと落ち込んではいますけど・・・"
F "それはどうしてかな?"
S"多分、おれがApocalypseを始めちゃったからだと思います"
F "Apocalypse?"
S "ええ、そうです"
Dr.が、横のDeanに視線を移すと、Deanは"ほらな?オカシイだろ?"と言わんばかりの表情です。
Dr.は質問を続けます。
F "それを自分が始めたと思ってるんだね?"
S "・・・あ~つまり、おれはLilithというDemonを殺しました。そしてそれは、予期したわけじゃないけど、地獄からLuciferを解き放ってしまったんです。で、今彼は地上にいて、おれ達は彼を止めようとしてるんです"
F "だ、誰が?"
S "おれと、彼。・・・あ、それからAngelがひとり"
F "ああ、それはAngelが君を見守っているという意味だね?"
S "いえ、いえ、違います。彼はCastielと言って、トレンチコートを着てます"
ここに来て、Deanが話に加わります。
D "どうです?Doctor? こいつは、ここ何カ月かこの事で打ちのめされてきたんだ。でも、Apocalypseは、こいつのせいじゃない"
この一言で、Dr.のDeanへの評価が変わります。
ひょっとして、2人ともクルクル?って。
F "彼の責任ではないと?"
D "違うんだ。RubyってDemonがいた。それが、こいつをDemon Blood漬けにしちまった。おまけに、最後はそれを一気飲みさ。・・・俺の弟は、悪じゃない。そう、こいつはただ・・・・・ハイになってただけだ。だから、また前みたいに、一緒に国中を旅しながらMonsterをHuntして回れるように、弟を治してやってもらえますか?"
それを聞いたDr. Fullerは、ちょっと待ってるように合図して電話を取ると、自分の今日のランチの予定をキャンセルします。
Deanは、良かったなというふうにSamの腕をポンポン(笑)
初めは、弟を心配して病院に連れてきただけかと思った兄の方も、実はおかしかったという訳です。もちろん、2人はちっともおかしくなんかないんだけど、一般の人からすれば、Apocalypseや、Angel、Demon、Monster、その他もろもろ、おかしいとしか思えません。で、見事にDeanも入院です。
看護師さんにメディカルチェックを受ける2人。
Deanは、またまた"Cuckoo's Nest"なんて映画を持ち出して看護師さんをナンパしようとしますが、相手にされません。おかしな人と思われているのでしょうがないです。
Samの方はと言うと、血圧測定の後、パンツを脱いで、と言われて焦ります。
なんで??
看護師さんの手には、ゴム手袋・・・・・。
あ~、かわいそうなSam(苦笑)
・・・想像して大笑いしちゃいましたが、かなり可哀想です。
Sneak Peekではわかりませんでしたが、この後の2人の会話で、Deanもやっぱり同じ目に遭った事がわかりましたね。
看護師さんは、ものすご~~く丁寧だったようです。
かわいそう・・・(苦笑)
さて、周りはおかしな人たちばかりです。
Deanは、Samがどうしてここへ入り込もうなんて考えたか理解できないと言います。Martinという元Hunterが、2人に助けを求めてきましたが、Deanは精神病院にいる彼を信じていないようです。
S" Martinは、凄腕のHunterだよ"
D"彼が凄腕だったのはAlbuquerqueでのケースまでだ!"
S"それに、おれたち、何かに没頭してた方が一番いい。それだけだよ"
D"何がどういいんだよ?"
S"別に・・・・。OK、あ~、ここ何週間か、Deanはおれを心配させたろ"
D"な、おい、Sam!やめろよ。だからって、俺たちが何で精神病院に入らなきゃならないんだ?そんなことあるかよ"
S" Dean・・"
D" EllenとJoは死んだ。ああ、確かにそれはメチャメチャツライことだったさ。でも、俺はだからって、その事にいつまでも浸ってるつもりはない"
S" Dean、でもそうだろ?忘れられるわけなんてないんだ"
EllenとJoの死で、DeanとSamはまた大きな重荷を背負った。
自分たちの大事な人たちが、死んでいくことに耐えられないはずだけど、それでも、残された人間は生きていかなきゃならない。いつも一緒にいるSamには、Deanの心の傷みが見えるんでしょう。自分も酷く傷ついているけど、お互いの傷の方がよりいっそう大きな傷に見える。だから今は、何か仕事に没頭してた方がいいと、Samは考えたんですね。
忘れてはならない酷い出来事でも、忘れている時間を持つ事は大事なことです。
Martinを見つけたDean。
話は一端そこで終わります。
見た目は元気そう?(わたしにはそうは見えないけど)な元Hunterさんによると、ここ4カ月で5人の患者が死にましたが、すべて自殺として処理されていました。何人かの患者が、"ソレ"を見ています。でも、その目撃した人間自体が信用できるかどうか、ここが精神病院なだけに怪しいとDeanは思っています。
でも、Martinはいいます。
2人が自分を、頭のねじが緩んだ人間だと思ってる事は知っている。でも、そうじゃない。ここに何かがいない限り、自分は2人に連絡しなかった。元凄腕Hunterの勘が、何かいると感じるんだと。
Samは、彼を信じると言います。
死体を調べたかと訊くと、Martinはそういった事はしていないと言います。まずは、それですね。
ところがここへ邪魔がやってきます。
Dr. Fullerです。
彼は、精神病院でよくあるグループディスカッションに出るように言います。
3人が立ちあがって行こうとすると、Dr.はDeanの前に立ちはだかりこう言います。
F "私は君には、午後のグループに入ってもらうつもりだ"
D"え?なんで?"
F"正直に言って、君と、君の弟の関係は、危険なほどお互いに依存しているように見えるので、少しの間2人が離れている方がいいようだ"
が~~~ん、このDoctor鋭い。
ま、あんなInterviewの後じゃ、そう思って当然でしょうか。まして精神科医ですからね。
という訳で、SamはMartinと一緒にグループディスカッションに参加します。
そこで、患者のひとり、Susanの向かいの部屋のTedが、手を挙げてMonsterについて話したいと言いますが、Dr.は、その事については2度と議論しないと厳しく言います。それはこのグループにとって良くない事だと。でも、Tedは、本当によくないのは、Monsterが、みんなの頭を喰いちぎる事だと言います。自分は、"ソレ"がSusanを殺したのを見たと言います。すると他の患者が、自分もロブスターの爪を持ったX-Filesのエイリアンのようなものを見たと言いだし、場は混乱します。
Tedは、そうじゃない、みんな死ぬんだと言います。
Dr.は、Monsterはいない、静かにしないと拘束するために用務員を呼ぶとTedに言って、彼を黙らせます。
その頃、Deanはひとりでゲームをしています。
そこへやって来た、女医のDr. Erica Cartwright。美人さんが自分の担当医だと知って、ラッキーだというDeanに、彼女も自分はラッキーだと言います。その理由はDeanの病状。
彼女はDeanの事を、宗教的精神病による妄想性統合失調症の自己愛性人格障害だと言います。稀な病状でしょう。Dr.としては興味深い事例です。
自分のことをそんな風に表現されて、眉をしかめるDean。
事実を知らない人間から見たら、Deanのような人間はこういうふうに説明がつくんですね。
お互いに質問がある2人。
C"何時間くらい寝むるの?"
D"2~3日ごとに、3、4時間かな。 君は、ここ最近の自殺について何か話せる事ないかな?"
C"あれは悲劇だったわ"
D"他には?何か気付かなかった?例えば、黒煙とか硫黄とか"
C"いいえ、なぜ?"
D" Demonのサインさ。俺は、DemonとかMonsterとか・・・そういうのをHuntしてるんだ"
こんなこと言ったら、こう聞きたくなるのも当然です。
C"あなた、週にどれくらいお酒を飲むの?"
D"さあ、眠らなきゃならないから・・・・・あ~、毎日かな。・・・病院内で、どこか寒気とか感じる場所はない?"
C"私が覚えてる限りではないけど、あったとしたら?"
D"それはGhostの兆候さ"
C"・・・OK。あなたが最後に人と長い関係を持ったのは、いつ?"
D"長い関係っていうのは、例えばどれくらいの期間の事だ?"
C"2カ月以上かしら"
D"一度もないね。・・・・"
C"・・・・・・・・・・・・・・・・"
D"患者から何か怪しいものを見たと聞いた事は?"
C"ここで?四六時中よ"
D"だろうな"
C"・・・さあ、あなたのお父さんの事について話しましょう"
その後、廊下を歩いているDeanの様子が何だか変です。
ボーっとして、顔色も悪い。何かに影響されているように見えます。
そこへSamがやってきました。
S" Dean ヘイ。・・・・・大丈夫?"
D"心理療法を受けさせられた・・・。大丈夫じゃない。何かわかったか?"
S"うん。Creatureを見た人がいた。彼に話を聞かなきゃ。1時間後にここでいい?"
D"ああ、早くやればそれだけ早くここから出られるしな。ここは、嫌な感じがする"
そう言って振り返ったDeanの前には、女の子。
彼女は有無も言わさず、Deanの唇を奪います。
美味しく頂いちゃうDean。
We"ハイ"
D"ハイ"
We"わたし、Wendyよ"
D"ああ、そう"
彼女はDeanのお尻をぽんと叩いて行ってしまいます。
D"ここも、そう悪いことばかりじゃないな"
S"ねえ、そうは言いきれないだろ"
D"・・・ん~、悩むな~"
わたしもSamの意見に賛成。
ここがどこか、忘れちゃダメだよ、Dean(苦笑)
その夜、Tedに話を聞きに行こうとしたまさにその時、当のTedが襲われます。早く開けろ。下がってろよ!なんて言いあいの後、やっとこさドアを開けると、時すでに遅し。Tedは、首を吊って死んでいました。でも、何かに殺されたのは確かで、2人は死体安置所にTedの死体を調べに行きます。
この時、なぜか2人ともTシャツ姿なんです。
Jaredのあの二の腕、見ました?
ちょ、ちょっと、涎が・・・・。ま、マズイ・・・。
よくぞここまで育ってくれました。
Jaredと並ぶと、どうしてもJensenが華奢に見えるんですが、実際はメチャメッチャ逞しいんですけどね。歩が悪いです(苦笑)
そんなことはさておき、丁寧に死体を調べていくと、首の横に何かに刺されたような跡を見つけます。Samが、そこに綿棒?を差し込んでみると、その穴は、まるで脳ミソがないかのように、どんどん入ってしまいました。
D"どうなってんだ?"
テーブルの上に電動カッターを見つけたSam。
S"調べてみよう"
D"マジかよ?"
S"誰か来ないか見張ってて"
Deanが、扉の前で見張ってる間、Samは気の毒なTedの頭蓋骨を切断して脳ミソを取りだしますが、それはカラカラに乾燥したようになっていました。
Deanは、切断の時の音を聞いて、吐きそうになっています(笑)
そこへ人がやって来ます。慌ててSamに知らせるDean。
S"彼の脳ミソは、吸いつくされてる!"
D"そりゃ凄い、でも、誰か来たぞ!"
急いで片付けて、間一髪で死体の頭を切断した事は、気づかれませんでした。入って来たのは、最初に2人をメディカルチェックした看護師さん。当然2人は、ここで何をしていたか問い詰められます。
答えられない2人。
そして、Deanの取った行動は・・・・、パンツを下げる事・・・・・・。
D"プディ~~~ング~~~"
そう言いながら、腰を振ってみせます。
精神病院ならではの、切り抜け方ですか。
Deanは、自分の機転の聞いた行動に、得意げです。ははは。
調べた事をMartinに報告して、何か思い当たる事がないか聞いてみると、Wraithが人間の脳を餌にしている事に、Martinが思い当たりました。
亡霊というか、生霊というか、それはSilverで殺す事が出来、触ることもできます。でも、その姿は人間と一緒です。見ただけでは人間と区別がつきません。ただ、鏡の中だけは、真実の姿を映し出します。
Wraithにとって、精神病院は完璧な狩り場です。Monsterを見たと言っても、誰も信じず、患者は捕らえられたままその犠牲になる。
Deanは、病院内の鏡を見つめています。
そこへ、Dr. Cartwrightがやって来ます。鏡に映った彼女はCleanでした。何をしてるのかと訊かれたDeanは、ここにいるMonsterを探してるんだと言います。
C "どうしてあなたがやるの?他の誰かにやらせれば?"
D "・・・黙ってこれをやろうって人間を、俺は見つけられない・・・・。これは、俺の仕事さ。誰かがやらなきゃならないんだ。人々を守ることを。君も含めて"
C "何か見返りがあるの?いったい何人救わなければならないの"
D"全員さ"
C"全員?あなたは、すべての人を救おうと思ってるの?"
D"ああ、世界平和を願ってるんでね"
C"・・・どうやって?・・・信じて。あなたが何を言っても、おかしいなんて思わないから"
D"世界の終りが来るんだ。つまり、聖書で言うApocalypseさ。もし俺が止めようとせず、人々を助けようとしなければ、他の誰もやらない。そしてすべての人は死ぬ"
C"それは恐ろしいわ"
D"ああ、それについて言ってくれ"
C"つまり、Apocalypseかそうでないか、Monsterかそうでないか、そういう事じゃなく、それは、あなたの肩に懸かる圧倒的な重荷だわ。60億人の人々の命があなたに依存してるなんて・・・。ああ、なんてこと・・・。あなたは毎朝、どんな思いで目を覚ましてるのかしら・・・?"
D"・・・良い質問だ・・・"
う~、ツライね、Dean。
変わりがいないって事、変わってくれる人がいないってことは、本当にツライことです。ほとんどの人が、何かしら人に押し付けて生きているのに、Deanはこの事を誰にも押し付けられない。そうしようと思っても、出来事がそうさせてくれないんです。前に向かって進まなければ、追いかけてきた真っ黒なモノに、飲みこまれちゃう。
本当は、そうなった方が楽かもしれないけど、そう出来ないのがDean。
出来ないなら、前に進むしかないんです。
そんな結構重い話を吐き出し中に、目の前をDr. Fullerが通り過ぎます。何と鏡に映ったその姿が、Wraith!!
彼が、そうだったのか?!
その夜、Dr. Fullerは当直です。
DeanとSam、Martinは一気に片を付けるつもりで、SamはSilverの武器もナースステーションから掻き集めてきました。でも、Martinは自分には出来ないと言いだします。自分が最強だと思っていた昔、Albuquerqueでの出来事が彼を変えてしまったんです。そこで起こった何事かによって、彼は自分を精神病院に入れる事にした。彼は謝りながら、2人に背を向けます。
仕方なく2人でDr. Fullerを探しますが部屋にはいません。
二手に別れて探す事にします。そして、Samが最初に見つけます。襲いかかりますが、腕を切りつけたところで、雑務員の2人が助けに来ます。Samは、2人を殴り倒し、もう一度武器を振りかぶったところを、やってきたMartinに止められます。
Dr. Fullerの腕の傷口は、Wraith がSilverで遣られたときになるように焼けていませんでした。
病室のベッドの上で、Samはだらしなく座っています。そこへ忍び込んできたDean。
D "大丈夫か?"
S"・・・ううん・・・ううん・・・大丈夫じゃ、ない。おれ・・・おれ・・・おれ・・・。すっごい!!"
D"・・・お前奴らに何か飲まされたのか?"
S"うん・・・いろいろ・・・。それって・・・すっごいんだ・・・ははは"
D"ああ、お前は、いつも幸せな酔っぱらいだな
S" Dean"
Samは、急にちょこっとだけ正気っぽくなって、Deanの腕を掴んで引き寄せます。
S"Dean、Dr.は、Wraithじゃなかった!"
D"ああ、でも、何で何だ?鏡で見た時、あれは人間じゃなかった"
S"か、幻覚を見たか・・・。多分、Deanは、オカシクなっちゃったんだよ"
D"俺は、オカシクなんかない"
S"だってさ、つまり~、Deanは長~い間~、少なくとも半分くらいおかしかったよ~。地獄から戻ってからか~・・・・その前からか~。で、今おれ達、精神病院にいる、はははは~~。多分、多分~Deanは壊れちゃったんだよ。たぶ、多分・・・本当に、本当にオカシクなっちゃったんだ"
失礼なことをまくし立てるSamの話を、Deanは根気よく聞きます。これって、多かれ少なかれ、Samが普段思ってる事。でも、それはお互いさまで、"兄貴ってばムカつく~おかしいぜ~"なんて、心の中で悪態付いてるんでしょう。
D"・・・俺は、間違っただけだ。正しいものを見つけるから"
S"OK、イヤ~、うん、うん、うん、わかってる。わかってるよ。大丈夫だから。おれを見て。Deanは、おれの兄ちゃんだからね。だから、オカシクなったとしても、ずっと愛してるよ。・・・うん・・・Boop!!"
そう言って、SamはDeanの鼻をちょっと摘まんで見せます。
・・・これ、どうよ・・・。
いや~、きゃ~、何だか妄想が形になったようなこのじゃれ合い。こんなLOVE LOVEシーンを見せられちゃ~、こっちはあてられっぱなしじゃないの!!
Deanは、メチャメチャ不機嫌だけど、Samはハイになってて、やりたい放題です。く~~~~、カワイイ~~~。あ~、ごちそうさまです。
さて、そんなラリっちゃってるSamは、使い物にならないので、とりあえずDeanひとりでもう一度病院内を探索します。そこへ現れたDr. Cartwright。彼女はDeanが今日のセッションをさぼったといいます。忙しいんだと言うDean。
C" Wraithを探してるの?"
D"人が死んでるんだ"
C"人は、いつでも死んでるわ"
D"なあ!君が俺に仕事をさせてくれたら、君の命を救うだろうと思わないか?"
C"私が心配なのは、私の命じゃないの"
D"ああ、まったく!俺は大丈夫さ。大丈夫なんだ"
そんなDeanを雑務係りの男の人が見ています
C"ねえ、あなた自身でさえ、そんなこと信じてないんでしょう?あなたが自分に課している、このプレッシャー、その罪の意識、それはあなたをダメにするわ。あなたは、すべての人を救えるわけじゃないのよ。そんなこと出来ない。結局は、あなたはだれも救うことなんて出来ないのよ、Dean!"
D"何言ってるんだ?"
D"真実よ、Dean。あなたは、EllenとJoをみすみす殺した。あなたは、Luciferを撃ったけど、彼を潰す事が出来なかった。あなたは、SamがLilithを殺すのを止める事が出来なかったし、ああ、そうだった、そう言えば、最初のSealを壊したのはあなただったわ。あなたがやる事は、すべて失敗するの。それが、本当のあなただと気がつかないの?Dean Winchester、高校中退の分際で、本当にLuciferを殺すつもりだったの?勘弁してよ、世界は燃え尽きるのよ。そしてそれを止めることなんて、あなたには出来ないのよ!"
D"・・・お前、誰なんだ?どうしてそんなこと知ってるんだ!?!?"
騒いでいるDeanに雑務係りさんが、落ち着くように言います。
D"お前誰なんだ?・・・彼女は誰なんだ?見えないのか?!"
そう、実はそこにはDean以外誰もいません。
Deanは、幻覚と話をしていたんです。
C"私は、現実じゃないの、Dean。私は、あなたの頭の中にだけいるのよ。あなたがオカシクなってるから"
ガ~~~ン。
なんてこと、とんでもない事になって来ました。
動揺したDeanは、その場を後にしますが、鏡に映る人がすべてMonster見えます。部屋に逃げ込もうとして、カギに阻まれたDeanは、とうとう廊下にしゃがみ込んでしまいました。
その頃、薬から離脱したSamは、Dr. Fullerに自分のやったことを謝っています。Dr.は、Samの怒りが2人の男の人と、自分を殺すところだったが、Martinに止められた後のSamが、まるで違う人間に見えた、何かに獲り付かれているようだったと言います。
Samは、もう一度チャンスをくれるように頼みます。Monsterなんてモノがいない事に気付いたと。
Dr. Fullerは、Samが談話室に行くことを許可します。ただ、もし今度、彼が怒りを爆発させた時は、彼を凶暴な患者を扱う設備に移動させると言います。
談話室に行くとDeanがいました。
S" Dean、ヘイ。どうした?"
D"・・・それは、Demon Bloodのせいじゃない、Sam。それは決してそうじゃなかった。"
S"何だって?"
D"問題はお前さ。それは、いつもお前の問題だった。・・・嘘、お前の自惚れ。お前の魂のどす黒い部分・・・"
周りの患者もこぞってSamを責めます。全部彼のせいだと。Freakと。Samは、蹴散らそうと周りの人を殴ります。でも、実は、それもすべて幻覚で、周りには誰もいません。もちろんDeanも。ひとりで暴れるSamを止めに行った男の人達を、また殴ってSamは、連れて行かれます。
S"放してくれ!!おれを放っておいてくれ!!"
部屋の隅では、椅子に座ったままのDeanが、魂の抜けたような様子で"何が起ったんだ?"と、力なく呟いています。
DeanもSamも、この病院にいる何かにすっかり侵されてしまっています。
Deanは、Martinの元をこっそりと訪れています。
自分もSamも同じようにオカシクなっている事に、何か理由があるはずだと考えます。Martinの言った鏡を使うやり方では、オカシクなってしまった今では、見つける事ができません。病院の食べ物かと思いますが、それも違う。何かが自分たちを感染させた。
DadのGhostかもしれないなんて事まで言い出す始末。
Wraithに集中して考える。
それは、自分たちを、毒で犯した。感染。接触。自分と、Samが接触した人間。
毒液?唾液?
Wendy!!
Kissした女の子。
彼女しか考えられないと思いつき、DeanとMartinは、彼女の病室に向かいます。廊下で、Deanは、隙間を踏めないんだと言いながら、一歩一歩慎重に進んでいますが、そこに女の人の悲鳴。慌てて駆けつけて見ると、まさに脳ミソを吸っている真っ最中。でも、Wendyは吸われている方でした。吸っていたのは、最初に2人をメディカルチェックした看護師さん。彼女が、Wraithだったんです。
あの笑顔は、餌に困る事がないことへの嬉しさからだったんでしょうか?ワザとらしい笑顔が、今さらながら不気味です。
DeanとMartinは、Silverで攻撃しますが、やっぱり強い!壁に叩きつけられてしまいますが、MartinがWraithに何とか傷を負わせると、逃げて行きます。Wraithは、2人がWendyを襲って、自分にも攻撃してきたと男の人に言います。Wendyには、まだ息があります。でも、脳ミソ吸われちゃってどうなるんだ?
やって来た2人の男の人をMartinが止めている間に、DeanはWraithを追いますが、視界はぼやけて、足もとも定まりません。必死で、彼女の残した血の後を追います。
Wraithは、Samが拘束されている部屋に逃げ込みます。
S "おれを放せ!!"
W "あなた現実の世界に対して、いつも怒ってるのね"
そこにある鏡に映った姿は、人間ではありません。Martinは、彼女にとって脅威ではなかったけど、DeanとSamはそういう訳にはいかなかった。放っておけば自分が殺されると思った彼女は、早々にかたずける事にしたわけです。最初に2人にしたメディカルチェック、触るだけで毒する事が出来るわけ?
なんてEasy・・・。
ここはいわばWraithにとっては、5つ星レストランだそう。狂った脳はドーパミンやらアドレナリンやらいろんなホルモンで調理されて、より美味しくなるそうです。そう言って、Samの額に付けた指を舐める。Samの頭もおかしくなってるから、美味しいのよね。
S "お前がオカシクしたんだろ!!"
W "いいえ、いいえ、それはすべてあなた自身にあること。私がおかしくしたわけじゃない。私は、すでにそこにあるものに手を貸すだけ。あなたは、あなた自身で地獄を作り上げる。そしてあなたが熟した時、私は、あなたの問題をすべて解決してあげる"
そう言って、彼女は手のひらから気味の悪いストローを出します。
その時、間一髪。
フラフラになりながら、Deanが飛び込んできました。Samは拘束されたままなので、身動きできません。ストローを引っ込めて、Deanとの殴りあい。視界がぼやけてフラフラのDean。壁に押さえつけられて、また出したストローを突き付けられます。なんとDean、それをポキリと折ってしまいました!噴き出す血。怯むWraithに、DeanはSilverを突き立てます。
・・・呆気なく死んじゃうWraith。
その途端、Deanの視界も戻って、オカシカッタ状態も元に戻ります。
非常ベルが鳴り響く中、2人は病院を後にします。
Impalaにたどり着いた2人ですが、Samの様子が変です。彼だけまだおかしいわけじゃなかった。この間の自分の陥った状況に、Samは不安を抱え込んでたんです。
D "どうした?Sam、大丈夫か?"
S "ううん、・・・ううん、Wraith ・・・"
D"アレがなんだ?"
S"・・・彼女は正しかった"
D "いいや!そうじゃない。いいか、アレは死んだんだ。行こう、俺は何か飲みたい"
S "・・・隠そうと思えばできる。でも、おれは怒ってる。おれ、すべての事に対してすごく怒ってる。・・・おれ、Deanと親父に怒ってた。そして、Lilith、今はLuciferに。おれは、言い訳ばかりして、人のせいにして・・・Rubyとか、Demon Bloodとか・・・。でも、それはそんなのは、それのせいじゃないんだ。それのせいじゃない。ぜんぶおれのせいなんだ。問題は、おれの内側にある。おれ、いつも狂ってる。なのに、その理由が分からない・・・"
D "止めろ。止めるんだ・・・。だったらどうだっていうんだ?どうするって?ここから降りるのか?お前はLuciferにYESって言うつもりなのか?どうなんだ?!"
S "まさか!!おれは・・・"
D "だろ?!そして、それはお前が正にやる事だ!お前はそのうんざりするようなことすべてをやる事になる!そして、それを葬り去るんだ!!お前はそれについて忘れてるかもしれないが、それが俺たちが俺たちであり続けるための方法なんだ!!それが、俺たちがMartinのような終わりを迎えないための方法なんだ!!・・・お前は俺と一緒にいるのか?・・・おい!お前は俺と一緒にいるんだろ?!"
S"・・・一緒にいるよ"
D"よし、ここから抜け出すぞ!"
Luciferは、Samの心の内の鬱積した怒りや憎悪が、自分には必要だと言っていました。そして、それが多ければ多いほど、Samが"YES"という確率が高くなるんでしょう。
何度も言うようですが、Deanと一緒にいる限り、そんな事にはならない。
Deanがいない間に、Samは壊れちゃうんですから。
自分の制御できない内の怒りに、Samは愕然としたんでしょうけど、それを認められた事は良かったかも。
この先も、いろいろ悩む事が多そうですが、何とか乗り切って欲しいです。
また。例の力を使う事になるかもしれない、なんて事もチラリと読みましたが、ああ、どうなるんでしょうか。もし本当なら、その時のDeanの対処の仕方も、心配です。
しかしこのEp、2人の愛の告白合戦ですか?(苦笑)
Samはラリってたとはいえ、はっきり"愛してる"って言ってたし、Deanに至っては、愛してるとは言わなかったけど、"お前は俺と(一生)一緒にいるんだろ!!"なんて、プロポーズのような台詞をはいてました。
これ、"愛してる"より、強力ですよね?
え?違う?
いや、わたしにはそうとしか聞こえなかったもんで・・・、ははは。
ま、お互いの必要性とか、ひとりじゃまともに生きていけない事とか、Dr. Fullerに言わせれば、"危険なほどお互いに依存している"と言われてしまうんでしょう。
それでも、離れ離れになってダメになるより、一生仲良くひっついていてくれた方が、わたしの精神衛生上は良いです。
では、また来週を楽しみにしつつ、復活の感想もどきは、とりあえずこんなところでお開きです。
***
10 件のコメント:
yumiusaサマ。
こんばんわ!!
始まりましたよ!!そして、yumiusaさんの”もどき”も
再開だーい♪2重の喜びでございます…(ToT)
今回も不明な点が、yumiusaさんのおかげでクリアーに
なりました♪ありがとうございます!
これからもよろしくお願いします!!!!!
そうですよね、ほんと、愛の告白合戦でしたよね。
また、「幸せな酔っぱらいSAM」が登場しますように…。
そして相変わらず、かわいいJensenに乾杯!!!!
こんばんは、yumiusaさん、お待ちしておりました。さっそくの訳ありがとうございます。長い休憩でしたが、ようやく兄弟が戻ってきたのが、それも天使も悪魔もなく戻ってきたのがうれしいです。シカゴの先生は「象のババール」でしたか!意外に広いDeanの読書範囲(TVかも(笑))に驚き、またあのくるくるな指に(これって世界共通でしたか)笑い、最初からテンションあがりまくりでした。LOVE告白(笑)も聞けたし、with me?とwith youにも大満足、もひとつPudding!!も。
Kripkeの休み明け大サービスにやすやすと手玉にのった感がありますが、Winchester brothersが心から理解を深めていく様子を見るのはほろりとします。もう次回が楽しみでしかたないです、どうぞよろしくお願いします。
NO2407様、こんにちは。
久々の感想もどきですので、ちょっと緊張しました~。喜んでもらえて嬉しいです~・・・(^^)
ちょっとでもお役に立てたなら、良かったです。今週のEpも楽しそうなので、今からワクワクドキドキです!
2人の告白合戦、キャ~でしたね~。もう!酔っぱらった時にしか、本音を出せないなんて、Samったら可愛い奴だな~(^^)
そして、オドオドして妙に可愛いDeanを見られて、幸せでした!
amberさん、こんにちは。
お久しぶりです~。
今回久々の兄弟、しかもおっしゃる通り、Apocalypseとは直接関係のないお話でしたね。いろいろと、お楽しみがあって嬉しかったです。Pudding!とか(苦笑)
Deanの雑学?の深さには、時に驚かされますね。頭クルクルって、ほんと、世界共通ですか?笑っちゃいます(^^)
2人には、この先もずっと一緒にいてほしいです。なんせ、"危険な依存関係"ですので!
確かに、Kripkeのサービスだったのかもしれないですね。じゃあ、この後の展開が恐ろしいです。あのKripkeが、このまま幸せな気持ちのままで、居させてくれるわけないですもんね。今週のEpも楽しそうなので、わたしももう待ちきれないです!
yumiusaさん、こんばんわ!
過去記事にコメントでスミマセン。
このエピ、私かなり好きです。
なんというか今までよく分からなかった事が分かったり、だってDEANが思いのほか、あの女医さんに素直にしゃべるから、それに兄弟のジャレ愛(笑)もありましたし、何より精神病院ってところがドキドキしたので。
久しぶりに見終わった後、脳が痺れてました。
DEANが女医さんが幻覚だって気づくシーンは、もうすっかりヤラれました。怖くなりましたよ。
それと、SAMがあんなに大騒ぎしているのに、それを見れなくて怯えているカワイイ(!)、基い、可哀想なDEANに、心がきゅんきゅん言いっぱなしで。
SAMの場合、あのDr.にかなり心理分析されていた印象なのですが、是非DEANの方もして欲しかったなぁ、と思ったりもしました。
どうなんでしょうかね。
エピが気に入れば気に入るほど、感想書くのがしんどいのは、いつもの事なので、うんうんうなりながら何とか書き上げました。
楽しいけど、しんどいですね。
あぁ、この感覚、やっぱり病みつきです(笑)
LICCAさん、おはようございます。
長いお休み明けのEpとしては、十分満足のいく内容だったと、わたしも思います。
Deanの心の内も、わたしたちには計り知れない所で、ボロボロになってるんだな~とか、必要以上に課した自分への重荷には、やっぱり地獄での自分の所業を悔いているのかな~とか・・・。
そんな中でも、兄弟の"ジャレ愛"は、見てて嬉しかったです。Samは、ずいぶん失礼なことをDeanに言っていましたが(苦笑)
Jared、良い仕事してくれてます!
わたしも、Samが暴れてるとき、部屋の隅でオドオドしてるDeanには、萌えてしまいました~。く~~!!カッワイイ~~~!!
今週のEpは、Sam(中身の違う)の暴走が見られそうで楽しみです。
早く見たいですね。
出来のいいEpが続くと、確かにメタメタにやられる確率が高くなるので、お互いに要注意ですね。
深呼吸して乗り切りましょう~。
分かってて、あえて萌え方向で書かれてるならすみません。
Are you with me?
って、「理解できてる?」とか「(話に)ついてきてる?」って意味の慣用句だと思うんですが。
特にこの会話の流れなら、「わかったか!」か「俺の言ってる事わかるよな?」みたいな意味になると思います。
mogetaさん、はじめまして、ですよね?
もちろん知っています。
慣用句。
ゴメンナサイ、脳ミソが腐ってるもんで、おっしゃる通り、どうしても萌えちゃうんです。
初めのお断りのもあるように、わたしの訳には「勝手な萌えが大量に含まれている場合があります」お嫌いな方は、どうか無視しちゃってください。
よろしくです。
正確な訳をお望みの方は、どうかご自分で訳してくださいね。ゴメンナサイ。
すみません、釈迦に説法だったようで。
自分もある意味/なんで、萌え目線は楽しませてもらってます。
mogetaさんへ。
釈迦に説法などとは恐れ多い。
Samは、Deanと一緒にいさえすれば、Luciferに"YES"という事はないとういうわたしの思い込みもあって、この場面は敢えてこういう訳となりました。
どうかご容赦を。
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