ご注意ください!海外ドラマに関する日記では、常にネタばれしています。 ここからは、USのTV series Supernatural Season5についてのSpoilerが含まれています。ネタばれ禁止の方は十分ご注意ください。
Supernatural Season5 Ep10 " Abandon All Hope "の感想もどきです。
朝からもう1回見て、また泣いております。あ~Jo・・・・Ellen・・・・。
Supernaturalって、本当に女性が容赦なく殺されちゃう。不遇です。
いつもの通り念のため、わたしの訳には間違いや勘違いや萌えが大量に含まれている場合があります。おまけにかなりの意訳ですので、その辺りの事ご理解の上軽~い気持ちで読んでやってくださいね。よろしくです。それから、文中の訳の無断転記等は、おやめ下さいね。どうかお願いいたします。
冒頭、先週のEpでBeckyが教えてくれたColtを持っているというCrowleyを探していたCas、彼を探しあてその隠れ家も見つけます。
Crowleyと銀行家のおじさんの取引の様子は、見たままです。おじさんは、若くて綺麗な女の人が出てくると思ってたのに、男の人が出てきて戸惑ってます。だって、取引がKissで成立することを知ってたから。いや、マジで、この場面、必要??どうせならもっと綺麗なのを見せてくれればいいのに・・・。あ、それじゃシャレにならんか。
で、この時のCasが、なんだかスパイみたいでとってもカッコイイの。でも、行きついた場所には、壁にSpellが描かれていて、Casは中に入る事が出来ません。これは、Season4 Ep15 " Death Takes a Holiday"で出てきたのと同じですかね。
まず、Joが車が故障したと言って、助けを求めるふりで門を開けさせます。出てきた2人の男、これもDemon。
DeanとSamは、アッサリとそれを始末します。Demonは何人いるのかわかりませんが、とりあえず数を減らしとかないとね。
Crowleyが見ていた映画が突然切れます。
電気の配線を切ったんでしょう。
廊下に出てきたCrowleyを、待ち構えていたDeanとSamですが、カーペットを動かしたら、キチンと元に戻しましょう。カーペットの裏に書いておいたDevil’s Trapは、見破られてしまい、後ろから別のDemonに羽交い絞めにされます。
Crowleyの手には、Colt。
それを2人に向けるCrowley。
絶体絶命かと思われた時、Crowleyが撃った相手は何と、Demonの方でした。そして、話があると言います。
Coltをどこかに埋めてしまう事も出来たし、存在自体を消してしまう事も出来たけれど、Crowleyは噂や暗示によって、2人をここに導いた。DeanとSamが、自分を見つけてColtを手にするように仕向けたんです。
なぜ?
Luciferの頭にこれで穴をあけて欲しいから。
・・・なぜ??
このあたり説明文になっちゃうので、完全に要約します。
Crowleyが言うには、LuciferはDemonではない。彼は元はAngelです。人類への憎悪に満ちたAngel。そして自分たちDemonは、彼に作られた使用人でしかない。Luciferが、もし人類を皆殺しにしたとしたら、次に一掃されるのは自分たちDemonだと言います。Luciferさえいなければ、今まで通り楽しい日々が続く。
だから、彼を殺してほしい。
うん、ま、そうかもしれないし、そうじゃないかもしれない。
ただ、普通のっていうのも変だけど、Demonに取ってみたら、人間がいなくなれば取引も出来なくなるし、つまんないですよね、確かに。
愚かな人間がいるからこそ、自分たちも"仕事"が出来るわけです。
今までどおりでいいと思ってるDemonがいても不思議じゃないです。
一応納得したDeanとSam。
Samは、CrowleyからColtを受け取ります。
でも、Luciferがいるところを偶然に見つけるなんて事ありっこない、Samがそう言うとCrowleyは、親切にも木曜日にLuciferがMissouri のCarthageに現れると教えてくれます。何から何までありがとう。
Crowleyの額に向けたColtの引き金を引くSam。
でも、Coltに弾は入っていませんでした。
・・・さすがにそこは用心してたのね。
机の中から弾を取りだすCrowleyに、Deanはどうして自分の死刑執行書にサインするようなことするんだ、俺たちが失敗したらどうするつもりだと訊きます。
Crowleyは、どちらにしてもLuciferはすべてを絶滅させるだろうし、君たちが去った後、自分が長期休暇に行くってわけでもなし、そして、一番は君たちが失敗しなけりゃいいんだ!!わかったか?!バカもん!!と叫んで、弾を投げて寄こすと姿を消してしまいました。
このDemon、面白い。
肝が据わってるというか、きっとエリートなのね。
そんなわけで、苦労せずにColtを手に入れたDeanとSamは、Bobbyのお家に行きます。Bobbyの家には、Ellen、Jo、Casが集まって、EllenとCasはショットグラスに入れたウイスキー?ウォッカ?何だろう、とにかくキツイアルコールの飲み合い。どっちが強いのかと思ったら、Cas、目の前に並んだグラスを次々にあけちゃいました。
C "わたしは何か感じ始めてると思う"
何を??
Cas、なんだかスゴイカッコいいんだけど。
さて、一方のWinchester Boysは、2人でさっきの事についてお話し中です。
S"罠だよ、きっと"
D"Sam Winchesterは、Demonに信用があるからな。ま、遅くてもやらないよりはましさ"
S"ああ、で、いつも支えてくれてる事に感謝するよ"
D"どういたしまして"
2人で、じゃれ合ってるの、久々に見た気がする。
こういう軽い言葉の掛け合いって、最近なかったもんね。
D"罠でも、罠じゃなくても、俺たちは格好のチャンスを手に入れた、それをやらない手はない、だろ?"
S"・・・ああ、そう思う"
D"これを見ろ。Carthage は、クリスマスツリーみたいに輝いてる。兆しだ。それからこれ、行方不明者が6人。日曜から町で。俺には、Devilだと思えるね"
S "OK"
D "・・・いいか?お前もそう考えるなら、・・・・お前は残るんだ"
S "Dean"
D "いいか?俺はSatanにたてつこうっていうんだぞ。バカなことだけど、それはまあいい。俺たちはGameのピースを失くしたんだ。でも、もしお前がそこにいれば、俺たちはDevilのVesselをみすみす渡してやるようなもんだろ。それは、賢明な事じゃない"
S "これまで、おれ達はいつ賢明なことした?"
D "俺は、マジだ、Sam"
S "おれだってさ。・・・おれ達学んだろ?おれ達が何かするならいつも一緒だって"
D "・・・・・・OK、まったくどうしようもない考えだ"
Deanは、SamにウルウルPuppy’s Faceを向けられては、逆らえません。でも、確かに危険かもしれないけど、2人が離れ離れになる方がもっと心配です。どこに居たって、ダメな時はダメだと覚悟するしかない。
さて、笑い声にCas達を見ると、そこには美味しそうな女の子が。
そっか~、Dean、Joの事も、まだOKだったんだね。
わたしはてっきり、彼女の事は妹的存在になってるのかと思ってた。Deanは、そうじゃなかったみたいで、Joに誘いをかけますがからかわれてアッサリ玉砕。
Joは、地上最後の夜だからって、"自尊心"を失いたくないんだって。
でも、失くしちゃえばよかったんだよ、自尊心なんて。好きな人と、ひとつになれる事に比べれば、そんなものクソくらえです。
明日、自分に何が起こるかわかっていれば、Joはこの時どうしてたでしょうか?
Deanにとっては、ツライ想い出になったでしょうけど。
そこへ、Bobbyの声。
写真を撮るって言いだしたのはBobbyだったのね。
Bobbyは、"お前たちのみじめな姿を憶えてるためにこれがいるんだ"って、嫌がるEllenに俺のビール飲んだだろって言って、みんなを並ばせます。そして自分もその中へ。
Casは、Bobbyは正しいと言います。
C "我々は明日、Devilと対決する。これは我々の、地上最後の夜だ"
みんなの顔沈み込んで、カメラのシャッターが下ります。
白黒の集合写真。
すべてがHunter。
そして運命の木曜日が、明けます。
Carthageの町に付いた5人。
辺りには、ひとっこひとりいません。
Casは、何故かEllenの車に乗っています。二手に別れて調べる事にします。
DeanとSamは、警察署を調べに行きます。車を降りたEllenとJo。降りてこないCasにJoは、"ドアハンドルって今まで聞いたことある?"って。でも、Angelには、そんなの必要なかったんですね。いつの間にか背後に立ってたCasが見たのは、とんでもない数のReaper。彼らは、大災害が起こった時などに、こんな風に集まったりするそうですが、なぜ、今、この町に集まっているのかわかりません。Casは、それを知る必要があると言って、行ってしまいました。そしてビルの中、Reaperのひとりを追って行くと、"やあ、兄弟よ"という声と共に、辺りは真っ白に。
通りでは、合流した4人。
駅も、どこもかも誰ひとりいなかった。
Ellenは、Casを見なかったかと訊きます。
彼が、Reaperを見て、どこかに行ってしまったと。
そのCas、気づくと例のHoly Oilの炎の中に捕らわれていました。そしてそこにはひとりの男。すぐにLuciferだとわかります。LuciferのVesselであるNickの体は、崩壊しつつあります。彼の体は、永遠にはLuciferを保つ事が出来ない。Luciferには、彼の完璧なVesselであるSamの体が絶対に必要なんです。そうはさせないというCas。Luciferは、なぜCasが自分に逆らうのか理解できないと言います。自分達は同じ側にいる。どちらも、Heavenにたてついた。そして、すべてのAngelは、自分が死ぬことを望み、Casは、Angelの新しい敵の先頭に立っていると。
L "私達は同じ側にいる。それを好むかそうでないかは別にして、なぜ、君自身のために仕えない?この場合、私のものという事だが"
C"わたしは、その前に死を選ぶ"
L"・・・・君はそうするだろうと思うよ"
Luciferとしては、Casは大きな手駒のひとつになると考えているでしょう。Winchesterに一番近いAngel。Casを手に入れられたら、この先の仕事がずいぶん楽になる。でも、Casには、全くその気はない。今回、CasとLuciferの遭遇で、エライ事が起こりそうな気がしていましたが、実質はそうでもなかったです。ホッと、胸をなで下ろしましたが、彼がいない間に、大変な事が起ってしまいました。
Casを探して町を回っている4人。ひょっとして、Luciferに捕らえられたのかもと心配していますが、その通りなんですよ。
その前に、Megが現れます。
Coltを持っているDeanは、彼女に照準を合わせます。
でも彼女、Hellhoundを連れていたんです。
4人には見えませんが、水溜りの動きや、唸り声、気配は感じる事が出来るようです。そして1匹じゃない。
Megは、Luciferが会いたがっているから一緒に来るように言います。もちろん断るSam。簡単に断れる状況かどうか。
4人は、一斉に走り出しますが、DeanがHellhoundに追いつかれ、飛びかかられて倒れます。助けに戻るJo。見えないHellhoundに向けて、ショットガンを撃ちこみます。Deanを襲っていた奴は倒しますが、横から飛びかかって来た別の1匹に襲われ、そして、脇腹を引き裂かれてしまいました。SamとEllenが、ショットガンでバックアップしているうちに、DeanはJoを抱き上げて、近くの店に避難します。
店に有った塩で、入口や窓を封印します。
Joの傷は、明らかに致命傷です。
まして、今すぐ医者に見せる事も出来ないこの状況です。床に座ったまま、痛みに耐えるJo。
ああ、何でこんなことに・・・。
Deanは、どうやら無線機を作っているようです。
D"彼女の様子は?"
S"・・・・・・・"
Samは、答えられません。先がわかってるから。Joは、助からないって。
S"塩は大丈夫だ"
D"今のところ安全だな"
S"ああ、安全なのか、ネズミのように罠にかかってるだけか"
D"おい、お前、Megの話を聞いたろ。Luciferはここにいる。これは、俺たちのやるべき事だ、Sammy。なにがなんでも、俺たちはやり遂げないと"
確かに、Coltを手に入れた今が、絶好のチャンスです。Luciferがどこにいるかなんて、この先見つけられる保証もないし、その前にきっと地上は終わりを迎える。
だから何としても、やり遂げないとならない。
Bobbyは、連絡の取れなくなったDean達を心配して、イライラしています。車椅子の彼は、家に残ったんですね。その時、無線機からDeanの声が聞こえてきました。生きてたとわかってホッとしたのもつかの間、Joが大変な事になったと聞きます。
でも、先に進まなければなりません。このままだと、みんな死んでしまいます。
次にどうするか考えるんだと言われて、Deanは言葉に詰まります。さっき、Samにあんな風に強気で言ってみたけど、やっぱりDeanもJoのあの様子には、相当参っていたんですね。Bobby相手には、強気になれない。ほとんど泣きそうになっていますが、Bobbyに促されて、状況を整理します。
この時のJensenの演技が・・・。
ほんと、彼って何でこんななんでしょうか?
指一本の動きが、今のDeanの心の揺れを的確に表してる。こういう自然な動きが出来る人って、そうそういないでしょ。それが、このSupernaturalには、Jensen初め、Jared然りだけど、揃ってるんですよね。ほんと凄い事です。
Bobbyは、Casがいなくなる前に、どれくらいのReaperがいたと言ってたかと訊きます。数が大事かと訊き返すDeanに、Ellenがやって来て説明します。Casの目は、町のあらゆる場所を見ていたと。
ダース級の数のReaperが、町にいた。
それを聞いたBobbyの結論。
Luciferは、" Death "を解き放とうとしている。
そう、"The Horseman"、Reaperの親玉。
Deanは、Deathなんてそこらじゅうにある、実際自分だって死んだ事ある、といいますが、それとは違う。
死の天使です。
それは、600フィートの鎖で繋がれています。
それが前回解き放たれたのは、Noahが船を作っていた時代です。それが現れると、多くの人が死ぬから、Reaperが集まってるって事ですね。そして、"Death"が現れるのを待っている。
気が滅入るような話ばっかりです。
なぜ、Carthageなのか。
Devilが必要とするものがそこにあるから。
Bobbyは、Carthageについて調べていました。
"Death"が復活するのは、酷い虐殺のあった場所でなければならない。それが、Carthageにはあったんです。兵士達は、その場所を" The battle of hell-hole"と呼びました。現在は、William Jasper農場になっているところです。
Luciferは、今日の真夜中、そこで"Death"を復活させようとしているのです。
何てこった。
"Death"の登場ですか。
いったいどれだけ不利になればいいんだ、Winchester Boysは。
一方、囚われのCas。
Megが、Luciferに兄弟を捕らえた事を報告に来ます。彼らをどうするか聞くMegに、Luciferは放っておくように言います。放っておく事にもちゃんと理由があると。
Casには、考えを変える時間が与えられました。
次にやる事が見えた今、DeanとSamは、その手段を話し合っています。
D "Devilがどこにいるか、その時間も俺たちにはわかってる。そして、俺たちには、Coltがある"
S "ああ。おれ達は、見つからないように・・・たぶん8匹くらいのHellhoundに・・・そして、真夜中までに農場に着かないと"
D "町から、EllenとJoを出してからだ"
S "・・・簡単じゃない"
D "・・・ストレッチャーが要るな"
S "何かないか見てくるよ"
そんな2人の会話を聞いて、Joが止めます。
J "・・・待って、・・・2人とも、待って。・・・こんなの、現実的じゃない。・・・わたし、自分の足を動かす事も出来ないのよ。動けないわ。わたしの内臓、出てこないように包帯で押さえてる・・・。わたし達、やらなきゃ。わたし達は、わたし達の最優先事項を思い出さなきゃ。・・・・・・・ひとつ、わたしは、どこにも行かない"
E "Joanna Beth、そんなふうに話すのは、やめなさい・・"
J"Mom、わたしは、戦えない。歩く事も出来ない。でも、わたしにも出来る事がある。・・・わたし達には、プロパンガス、配線、岩塩、鉄の釘がある。わたし達に必要なすべて・・"
S"・・・・おれ達に必要なすべてって?"
J"爆弾を作るためのよ、Sam"
D"ダメだ・・・Jo、ダメだ"
J"他に方法がある?何かほかに方法が?・・・Hellhoundがいるのよ、Dean。・・・奴らは、わたし達の匂いを憶えてるわ。奴らは、あなたを決してあきらめない。・・・・・犬を入れるわ。あなた達は屋根から外に出て、このビルから避難して。わたしはその間ここで、ボタンを握って待ってるから。あの犬達を、引裂いてやる。少なくとも、あなたのために時間稼ぎくらいは出来るでしょ"
E"・・・ダメ!そんなことさせない・・"
J"何のためにわたし達はここにいるの?わたしが、Devilのために何か出来るなら・・・Dean、わたし達は、それをやらなくちゃ"
E"ダメよ!!"
J"Mom・・・これは、文字通り、わたしを大人として扱う、最後のチャンスかもしれないのよ。・・・そうしたいでしょう?"
Joは、そう言って、Ellenに笑いかけます。
もう、何度見てもこのあたりから涙が出て、画面が滲んじゃう・・・。
Joにこんな根性があったなんて、彼女を見くびっていた事を謝りたい。Bobbyも言ってた事だけど、厄介ものにだけはなりたくない。動けない自分を連れて逃げようとすれば、多分全滅するのは目に見えてる。今自分に出来る事は、これしかないって考えたんでしょう。上手くいけば、みんなを、Deanを助けられる。この後何が待ち受けているかはわからないけど、とにかく、彼がやろうとしている事に、自分が出来る最後の手助けがこれだって。
どうせ助からない命なら、愛する人達を危険にさらすより、役に立って死にたい。
こんな決心が出来る人間に育てたEllenは、本当に偉いです。
Joを大人の女性として認める唯一の機会がこんな事だなんて、本当に彼女にとってはつらい決断だったでしょう。でも、Ellenにもわかってた。Joが助からないってことは。だから、娘のした決断に同意します・
E"・・・聞いたでしょう?やって"
3人は、爆弾を作ります。これでもかってくらい。
DeanがJoの元に来て、起爆のためのスイッチをその手に握らせます。
D"OK、これだ。・・・向こうで会おう・・・たぶん、そんなに遅くはならない・・・"
J"・・・待ってるわ"
Deanは、Joの額に優しくKissします。
そして、やっぱり唇にKissせずにはいられなかった。Deanは、Joの気持を、本当はDeanが大好きだってこと知ってたんでしょうか。こんなに悲しいKissは、久しく見た事ない。まったく、やられました。
助からないとはいえ、Joを置いて行かなきゃならないなんて、こんなひどい事ないです。どんなに自分たちの運命を憎んだって、憎みきれないよ。
ふっきるように立ち上がるDeanと入れ違いにEllenが彼女のそばに膝まずきます。
そう、誰かが、ドアを開けてHellhoundを中に入れないといけないんです。そして、Joにはそれが出来ない。もうひとり、誰かが残らないと・・・。
E"誰かが奴らを入れないと。あなたが言ったように、あなたは動けないわ。Jo、あなたは正しい。これはとても重要な仕事よ。わたしは、あなたの側を離れないわ"
S"Dean"
E"すぐに行きなさい"
D"Ellen"
E"行けって言ったでしょう。それからDean・・・・やり遂げて・・・失敗しないで"
DeanとSamは、後ろ髪引かれつつもその場を後にします。
外では、Hellhoundの唸り声が聞こえています。Ellenは、ドアの鎖を解いて、塩のラインを足で乱します。そして、プロパンの栓を開けて、Joの隣に彼女を抱えて座ります。Joは、最後まで保ちませんでした。先に逝ってしまった娘を腕に、入って来たHellhoundに引導を渡すEllen。すぐ横で、Hellhoundの息遣いが聞こえています。
E"お前達は、まっすぐ地獄へ帰れるわ、この醜い犬!!"
DeanとSamが、ビルから少し離れた時、背後で爆発が起こります。燃え上る建物を振り返って見ますが、2人には時間がありません。悲しんでる暇も。
Ellenも凄いです。
迷いなく、スイッチを押した。この母娘は、正真正銘のHunterだった。
農場にやって来たDeanとSam。
町の人達が見守る中、Lucifer自ら力仕事しています。穴を埋めてるのよ。スコップで。
なんかおかしい、誰かにやらせればいいのに、自分でやらなきゃダメなんでしょうか?
D"何人かの町の人達に何が起ったか、想像できるな"
S"・・・OK"
D"OK"
S"言っとく事は?"
D"・・・・俺は、自分が大丈夫だって思う"
S"・・・ああ、おれも"
D"・・・行くしかない"
町の人達が立ちつくす中、現れたのはSamだけ。
S"ヘイ!!おれに会いたかったんだろ!!??"
L"やあ、Sam。君にその銃は必要ないだろ。私はこれまでに、君を傷つけた事などない。だろ?"
D"そうか?お前は俺を傷つけたろ"
突然横から現れたDeanが有無を言わさず、Luciferの頭を、Coltで撃ち抜きます。倒れるDevil。
・・・何呆気なく終わり・・・なわけないです。
この展開は、ある程度予測してた。Luciferには、Coltが通用しないだろうこと。
息を吹き返したLuciferの額には、ペンタグラムの印が刻まれていますが、"どこでそれを?"と言って、Deanを殴り飛ばした後には、すっかり消えてなくなっていました。
L"・・・で、何の話だったかな。残念に思わないでくれ、Sam。この世には、その銃でも殺せないものが5つある。そして、偶然にもそのうちのひとつが私なんだよ。ちょっと待ってくれ、もうすぐ終わるから"
そう言って、また穴に戻るLucifer。
Samは、Dean元に駆け寄りますが、彼は気を失っています。
L"君が今この場で「YES」というとは思わないが、この面倒な議論はやめないか?まったく無意味だ"
S"それは決して起こらない!!"
L"ああ・・・、Sam・・・私はそうなると思うよ。すぐにそうなる、6か月以内にね。そしてそれはDetroitで起るんだ"
S"よく聞け、おれはお前を殺す!おれの事をわかってるんだろ?おれは、お前の心臓を引き裂いてやる!!"
L"それはいい、Sam。君の野心を応援するよ。そういう鬱積した怒り、私はそれを必要とするからね"
S"何をしたんだ・・・お前はこの町で何をしたんだ?"
L"ああ、私はこの町を好きに使わせてもらったよ。すべての強靭な者のためのDemon"
S"ここにいる以外の人達は?"
L"ここさ"
そう言って、Luciferは、穴を指します。
そう、町のほとんどの人達を、Luciferはこの穴に入れたってこと。皆殺しです。
L"君が思うとおり、酷い事だ。だが、このHorsemenは、要求が多くてね。最初は女子供だった。・・・君が私の事をどう思ってるかはわかるよ、Sam。しかし、こうするしかないんだ。私はこうしなければならない。すべての人は理解しなければならない"
S"・・・どう言う意味だ?"
L"・・・私は息子で、君のような弟だった。そして愛する兄がいた。実際、盲目的に崇拝していたよ。そしてある日、私は彼のもとに行って、私と一緒にいるように頼んだ。・・・するとMichaelは・・・・・Michaelは、私に喰ってかかって、私を、異常者と呼んだ。Monsterと。そして、私を薙ぎ払ったんだ。私が他と違ったから。私には、自分の考えがあったから。・・・何とか言ってくれ、Sam。どこかで聞いた事があるだろう?・・・・とにかく、君は、私を許さなければならない。もう真夜中だ。私は、儀式を始める。どこにも行かないでくれよ。君がそうしたいと思っても、出来ないがね"
何やら呪文を唱えた後、繰り返してくれと言って、Luciferは儀式を始めます。彼の言葉を繰り返す町の人達。
そして次々と倒れて行きます。
意識が戻ったDeanと共に、呆気にとられて見つめるSam。
L"何か問題が?・・・ただのDemonさ"
ひえ~極悪非道です。
Crowleyの読みは正しかった。Luciferにとっては、Demonなんてただの駒、いや、それ以下かも。全く価値のないものなんですね。元Angelの彼に取って見たら、Demonなんて薄汚い生き物なのかもしれません。
忘れそうになっていましたが、Casです。
天井の配管のボルトを緩めています。
そしてMegに話しかけます。Megは、Luciferが復活して、彼がHeavenを手に入れそうな事を喜んでいます。Casは、揺さぶりをかけます。
C "奇妙だな。わたしがCrowleyというDemonから聞いたことと違う"
M "・・・あなたは、Crowleyを知らない"
C "彼は、Luciferが目的を達成すために、ただDemonを利用してるだけだと思ってるようだ。・・・そして、それが成された時、彼はお前達すべてを滅ぼす"
M "違うわ。Luciferは、私達の父・・・私達の創造主よ。あなたの神は、役立たずかもしれないけど、私達の彼は、自由よ"
その時、ボルトが外れて配管が外れ、それに弾き飛ばされたMegが炎の中に、Casの腕の中に飛び込んできました。すかさず、額に手を当てて、Megを殺そうとしますが、今のCasにその力はなかった。
M "Demonを殺す事が出来ないのね?あなたは、見放されたのよ。そして、Angel Juiceも貰えない。で、何か出来る事があるの?あなたは、不能かしら?"
C "わたしはこうする事が出来る"
"Impotent sap "が頭にきたわけではないでしょうが、CasはいきなりMegを炎の上に倒して、その上を踏みつけにして脱出します。そして、駆けつけたのはもちろんDeanとSamのもと。Luciferが振り返った時には、すでに3人の姿は消えていました。
が、彼は一番目の目的を達成してしまいました。
L "おお・・・やあ、Death・・・"
ぎゃ~、恐い、恐すぎます。
こんな強敵ばっかり増えちゃって、DeanとSamは、どうなっちゃうんでしょうか。
阻止できなかったDeathの復活。
そして、大切な仲間を2人も失った・・・。
テレビでは、大災害の様子が映し出されています。犠牲者は半端じゃない。
Bobbyの家の暖炉の前。
最後の写真。
Boobyは、きっと、すべてが終わった後、またみんなで集まって、ああ、あの時は、センチになってこんな写真撮ったんだったなって、笑いたかったんだと思う。
だから、本当に最後の写真になった今、それを持っている事はとんでもなく辛すぎるんだよね。冗談じゃなくなった"最後の写真"を、暖炉にくべて燃やすBobbyと、それを黙って見つめるDeanとSam。
自由が効かない体で、最後にやるべきことをやって立派にHunterとして逝ったJo。それを最後まで支えたEllen。2人の様子を聞いて、Bobbyは、何を思ったでしょうか?
でも、今回、Bobbyがいた事で、Luciferの目的も分かった。彼にはまだまだDeanとDamの助けになってもらわないと。頑張って欲しいです、Bobby。
とんでもないEpだった。
とにかく久々に大泣きさせられたし、Luciferの極悪非道ぶりにやっぱりか~って、妙に納得したり、いろいろでしたね。
Luciferのあの言葉。
6か月以内にSamはYESと言うって、何であんなに自信満々なのか。
それに、Michaelとの対立。DeanとSamを自分達に重ねてる、あれ。
冗談じゃない。
Michaelがどんな奴か知らないけど、Deanと一緒にしないで欲しい。DeanのSamへの想いは、あんた達とは比べられないのよ。Deanは、決してSamを蹴落としたりしない。堕ちそうになってるなら、絶対に引き上げるんだから。
まったく、都合のいいように、2人の関係を使わないで欲しいです。
と、ちょっと憤慨してみたり。
爆弾で吹っ飛んじゃったJoとEllenは、この先復活する事もない。そう思うと、また悲しくなってくる。でも、カッコよかったな~Harvelle母娘。
そして来年まで放送はお休み、どうやってこの2カ月を乗り切ればいいのか・・。出るのは溜息ばかりなり。
Ep11の精神病院ネタ、どんな事になってるんでしょうか。
気になって、しょうがないです。
なんかまだウダウダ書き足りない気がしますが、しつこくなるのでとりあえずここまでで。
***
4 件のコメント:
こんばんは、yumiusaさん。訳ありがとうございます。
細かいことはわからなくても、Ellenの親心には心から泣かされました。結局、最後にスイッチを押すことになり、なおのこと、残った意志に意味がありました。製作サイドのドラマ作りのうまさには参ります。
Joも気高かった(泣)
冒頭、クロスロードの男悪魔とのkiss、そういえばジョンパパも黄色い目の悪魔とkissしたのかと…ちょっと不謹慎な想像をしてしまいましたが、呼び出し方が違うのでそうではないかもしれません(笑)
Luciferの話はすごく怖い内容だったんですね(デトロイトしか理解できなかった(笑))
それで次回は、病院といってもそっちの病院なんですか!待ち遠しいーーー。
(蛇足。シカゴコンのJensenがS4フィナーレのSamへの偽電話を忘れてた話が好きです。俺はそんな電話知らないというDeanみたいでJensenはほんとにお兄ちゃんそのまま。S5でそれに関するエピソードが出てきたらうれしいですね。)
amberさん、おはようございます。
あの状況で、EllenがJoを置いていくとはとても思えませんでした。ちゃんと理由もあったし、成るべくして成った事とはいえ、本当につらい展開でしたね。
今回は、Harvelle母娘にやられちゃいました。作り手側としては、してやったりってところでしょう。
Demonとの取引には、Kissが不可欠か否か。赤目の場合は必至ですよね。YEDは?Maryは、Kissしてましたね。Lilithにいたっては、Kissだけじゃすまない、なんてこと言ってた。う~ん、そうなるとやっぱりJohnも??・・・考え出すと抜けられなくなりそうです(汗)
だんだんとLuciferの極悪非道ぶりが明らかになってきましたね。彼はもともとはAngelですから、他のAngelたちを見てもわかるように、自分の目的を達成するためなら、周りの迷惑は気にしないのかもしれません。本人にとって見たら、悪いことだってあんまり思ってもみないかも・・・ああ、恐。
Conでの、Deanの偽電話の話は、わたしも笑っちゃいました。Jaredは、途中で思い出したんですよね。でも、質問には、"だってそんな事どうやって知るのさ。おれは、本物のSamじゃないのに"って言ったら、Jensenが、"アクション!!"って声をかけて、JaredをSamに変身させてた(笑み)
結局、答えは出なかったけど、あの本物のメッセージの方は、是非、Samに聞かせてあげたいですよね。
yumiusa様
おはようございます、issuです。第10話のレビュー、ありがとうございます。
EllenにJo、ほんとに2人のシーンは悲しかったです・・・Joはシーズン2の時あまりFanから受け入れられなかったように記憶していますが、個人的にはけっこう好きなキャラクターでしたのでショックでした。
この先兄弟には、こんな最期でさえマシだと思えるような過酷な運命が待っているのでしょうか。そうでないことを願っています。
ところで、みんなで写真を撮るシーンで、ボビーが"usual suspects"って言ったように聞こえたので、容疑者どもはそこへ並べって言ってるのかな?こんなときまで、ボビーはジョークを忘れないなあなんて、勝手に思ってしまいました。
今回が今年最後ですか・・・続きが待ち遠しいような、怖いような・・・いや、やっぱり早く観たいですね!
issuさま、おはようございます。
Season2の時、わたしはJoの事が嫌いだったうちのひとりです(汗)Deanには何の責任もない事で、彼を責めたJoの事が、どうしても受け入れられなかったんです。Alona自身はとてもCuteで、その様子をConなんかで見てからは、わたしのJo嫌いも治まってました。今回、こんな事になってしまって、本当に悲しいです。JoとEllenの、Hunterとしての死に、涙が止まりません。
大事な仲間が次々と死んでしまって、DeanとSamに残っているものは、本当に少ないです。この先、彼らが笑いあえる日が来るのか・・・。
写真の場面Bobbyは、"Usual suspects, in the corner."と言っていますね(笑)
感想もどきの中でも書きましたが、本当はみんな無事に帰ってきたときに写真をネタに、"こんな写真撮ってバカだったよな"なんて笑いあいたかったと思うんです。それなのに、本当に最後の写真になってしまって・・・(悲)
今年はこのEpで終わりです。
思ってた以上にツライ展開でしたし、"Death"の復活という大問題も持ち上がりました。早く続きが見たくてしょうがないです。
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