Supernatural Season4 Ep14 Sex & Violence 感想もどき

ご注意ください！海外ドラマに関する日記では、常にネタばれしています。 ここからは、USで放送中のSupernatural Season4についてのSpoilerが含まれています。ネタばれ禁止の方は十分ご注意ください。













Supernatural Season4 Ep14 Sex & Violenceです。

・・・いや～、まいった・・・。
この間のSpoiler読んだあとじゃ、このEp、めちゃめちゃきつかったです。
もうまっしぐらじゃないですか？
引きづりそうです。

どんな事があっても、DeanはSamに手をかけることはないと思ってた。
わかってる、わかってるよ。
SirenのSpellのせいだって。
確かに、Samも以前、Deanの事撃ったことあったけど、あの時と今じゃ、その事の意味の重さが違う。

・・・ああ・・・重い・・・。
どんどん重くなってくよ・・・。
わたし、ついて行けなくなりそうです・・・（泣）

USのテレビ業界はかなり業績不振。
視聴率が良いからって、安心してられない状態のようですよ、Season5。
その事も、不安です。
このまま、Dean VS Samの展開でSupernaturalが終了しちゃったら・・・、たぶん、立ち直れない・・・（涙）



グズグズ泣きごとを言うのはこのくらいにして、とりあえずEp14、行っときますか。


念のため：いつもの通り、わたしの訳には間違いや勘違いや萌えが大量に含まれている場合があります。おまけにかなりの意訳ですので、その辺りの事ご理解の上軽～い気持ちで読んでやってくださいね。








冒頭、肉叩きでお肉をバンバン叩く女のひと。
そこへ旦那さんが帰ってきます。
遅かったのね、と言われてチョイギレ。
土曜日に友達の誕生日パーティーに誘われたから、行くって言っといたわ、という奥さんにマジギレ。
そんなことで土曜の夜を無駄にしたくない！！
奥さんは、あなたが行きたがると思ったから行くと返事したけど、それなら断っておくと言います。あなた今日は変よ、と言う奥さんを後ろから肉叩きでいきなり殴り殺してしまいます。




場面が変わって、ベッドで寝ているDean。
Season4は、Deanの寝顔が多い気がする。
Deanが目覚めると、Samがこそこそ電話中です。
勿論、相手はRuby。
SamはDemonの兆候を探しているようですが、今のところ何も見つからない、何か見つけたらすぐ電話するように言って電話を切りますが、この時のDeanの態度が・・・。
あなた何でそこで、寝たふりするの？
ばっちり聴いてたぞ！
誰と話してたんだ？！
浮気してんのか？！（あ、違った）
って、問い詰めなさいよ！
そうしないから、話がややこしくなっちゃうんでしょ！

またまたSamはDeanに隠し事。
言えない気持ちはわかるけど、それがあと後大変な事になる。
やっぱり隠し事は良くない。
頼れる人間はお互いしかいないのに、その一方が隠し事、しかも大事な事を自分に隠してるって知ったら、不信感に押し潰されそうになるよ。
もう、この2人は・・・。

とにかくこのときDeanは、寝たふりしてSamに起こされます。
Samは、仕事を見つけたと言って、IowaのBedfordに向かいます。

奥さんを肉叩きで叩き殺してしまった男Bensonは、逮捕されて拘留中です。いつものようにFBIになって、話を訊きに行きました。

彼は、自分は妻を愛していたのに何をしているか理解して、彼女を殺したといいます。誰かに操られてるとか、コントロールが利かない、なんてことはなかったと。
Deanは、彼が奥さんにばれては困る事があって、彼女を殺したんじゃないかと訊きます。Bensonは、彼のBachelor Partyに呼ばれてやってきた、Jasmineというストリッパーに夢中になっていました。
彼女はPerfectだったと言います。
Samは、彼の奥さんが浮気を知ったので殺したのか訊きますが、そうではありませんでした。奥さんを殺した理由、それはJasmineのため。
彼女とずっと一緒にいるため。
でも、すべてが終わった後、JasmineがBensonの前に現れる事は2度とありませんでした。生きているかどうか、彼女のLast Nameさえ知らない、名前が本名かもわからないと。
警官にそれを言わなかったのかと訊くと、妻を殺したのは彼女じゃなく自分だと。判事が自分を死刑にしなくても、自分がそうすると言います。



Samは被害者の検死をしたCaraという検死官に話を訊きに行きます。
彼女二日酔いのようです。
これまで自分の妻を殺した3人の男。どの殺しも変わった事はなかったと言います。
夫の方はどうだったかと訊くSamに、Caraはもう1度バッチを見せるように言います。
もうね、すでにこの時点で雰囲気が微妙なの。
3人それぞれの血液中に、非情に高濃度のOxytocinが見つかったと言います。
出産、授乳、そしてSexのとき現れる、Love Hormone。

C "あなたも始めて恋に落ちたとき、その感じを経験したでしょう？骨抜きになったとき、自分の胸にその人のTattooを入れたとき。勿論それは色あせて、結局はその関係に困りはて、Tattooを消す時の痛みになるけど"

意味ありげに微笑む2人。
Love Hormone、溢れかえってるじゃないですか。
そこへ、遅れてやってきたDean。
すっかり蚊帳の外。
Caraは、Deanには全く興味なさそうです。
" Agentじゃ堅苦しいから、Deanと呼んでくれ"と笑顔で握手を求めるDeanに冷たい態度。
挨拶もおざなりで、すっかりSam狙いに徹しています。

帰り際、SamはCaraに脂っこい朝食が二日酔いに効くから試してみて、なんて言ってます。それは、自分がDeanに言われたことじゃん。そんな冗談ですっかり仲良し風の2人に、Deanは"俺を仲間はずれにしたな"と少々イジケ気味（笑）

SamがCaraと"Love Hormone"を作成している間、Deanは他の加害者に白状させに行っていました。みんなやっぱり"ストリッパーBarbie ちゃん"に自分の奥さんを殺すようにお願いされたと思いこんだようです。名前はそれぞれ違ってたけど、みんなHoney Wagonというとことにいたようです。
Love Spellに罹ってた。
で、おかしくなって奥さんを殺しちゃったわけです。

Deanは、とてもご機嫌。
だって、ストリッパーバーに大手を振って聞き込みに行く事が出来ますもんね。

S "上機嫌じゃない？"
D "ストリッパーだ、Sammy。ストリッパー！俺たち、ストリッパーの事件に関わってるんだぜ。とうとうな！"

ヤッホー！！なんて言いそうな感じです。


Deanが、ストリッパーの女の子に目を奪われながらも聞き込みしたけど全く収穫なし。
店のオーナーは、ここに来ていた3人の客が、3人とも自分の妻を殺すなんておかしいと思わないかと言われても、全く取り合いません。

Samは、Bobbyに相談していました。
BobbyはそれがSirenじゃないかと言います。

Siren

Greekの神話に出てくるSirenのような。
SamはDeanがOdysseyを読んでた事が意外そうです。確かにDeanとOdysseyって、結びつきにくいけど。
Sirenは通常孤独で、自分の顔を変えることが出来る。だからたぶんここで活躍してるSirenは一体だろうと思うけど、どうやって殺すかは今Bobbyが調べてくれているという事です。
でも、どうやって見つけるか・・・。
今どんな姿に化けているかもわからないのに。

この時、もうすでに別のストリッパーBelleになって、男Lennyを連れ出しています。
彼の家に帰った2人、Lennyはお母さんの面倒を見ながら暮らしています。そして、お母さんがいる限りわたし達は幸せにはなれないとそそのかすSiren。
鏡に映ったその姿の何と醜いこと！
Lennyはお母さんを殺してしまいますが、その途端そこから出て行くSiren。
愛する人を殺してくれたことで、もう用は無くなったんですね。
次のターゲットを求めて、姿を変えるわけです。



モーテルでSamが忘れていった携帯電話を見つめるDean。
めちゃめちゃ考え込んでいます。
何する気か、わかったよね。
Deanは我慢できなくなって、確認します。
この間のSamの電話相手。
勿論、Samが自分に隠れて連絡を取り合ってるのがRubyだってことぐらい想像ついたでしょう。でも、確かめずにいなれなかった。もしかして、自分の勘違いかも、って思いたかったのかも。もしかして、自分の取越苦労かもって、Samを信じていたい気持ちがあったんだと思う。
でも、電話に出たのはやっぱりRubyだった。
何も言わずに電話を切るDean。

あ～～～！！！
もう！はっきり言ってやればよかったのに！

"俺のSammyに関わるんじゃない！！"

今までは、言ってたじゃん。
何で言わないのよ。
・・・それほど、ショックだったってことだと思う。
ここまで、お互いに隠してきたこと一杯あった。でも、全部吐き出したと思ってた、自分もSamも。それなのに、Samがまた自分に内緒で、Rubyと何事かに足を突っ込んでる。
それを知った時のDeanの落胆っていったら、言葉では言い表せないと思います。

この時、Rubyは電話をかけ直してきませんでした。
彼女は、それがSamじゃなく、Deanだと気付いたんでしょうか？
わたしだったら気づくよ。
だって、気づいてないのなら、何かあったのかと心配してかけ直してきそうでしょ。
Samの電話でかかってきた電話が無言電話だなんて、そんなことするのはその電話の持ち主のPartnerだってピンときそうなもんでしょう？

そこへ帰ってきたSamにも、DeanはRubyの事を問い詰めません。どう言う事を言われるのか、怖がっているように見えた。Samにとっての自分の価値に、Deanはまた疑問を持ってるんじゃないの？地獄での事、楽しんで魂を拷問してたような自分を、本当はSamも嫌悪してるんじゃないかって。
Samは、自分たちの将来の事を考えて、今自分がなんとかしようと思ってる。そのやり方がDeanには許してもらえそうにないから内緒にしてるんだけど、そんなことしてたらどんどんお互いの心が離れ離れになって、取り返しがつかないことになるのに・・・。


Lennyの事件を調べてきたSam。
Belleというストリッパー、愛する人、この場合自分のお母さんを殺しちゃったこと、その後忽然と姿を消したBelle。SamはLennyもSirenの犠牲者だと思うといいます。
そこへ、Bobbyから電話。
この時、言い訳するようにお前電話忘れていったろって、いうDeanの表情が何とも言えず。一瞬Rubyがかけ直してきたって思ったのかもね。で、先に電話を手に取って誰か確認した？考えすぎかな？

Bobbyが言うには、Sirenは何か毒や悪意を相手に感染させて、その人を操るんだという事です。そしてその方法がSex。感染した人間の血が付いたブロンズの剣で背なかを攻撃することで、Sirenを殺す事が出来るといいます。
刑務所にいる加害者達（本当は被害者だけど）に近づくのは難しいというDean。Bobbyはもう彼らのSpellは解けていると言います。
考えがあるというSam。
Bobbyは、こいつは狡賢いやつで、何がお前たちにダメージを与えるか知っているから、くれぐれも気をつけるように言います。

Samは、Caraが保管している血液を手に入れようと、また彼女の所に行く事にします。今度は最初からDeanも一緒。
ところがここで、別のFBI捜査官と鉢合わせ。
彼はOmahaから来たNick Monroeと名乗ります。
2人のIDを確認しようとしたNickにSamが渡した名刺には、Mike Kaiserの名前。そこに書かれた番号に電話すると、何と電話に出たのはBobby。
彼の家には、電話が何本もひかれていました。FBIはもちろん、CDCやFED Marshalなど、選り取り見取りです（苦笑）

疑って悪かったというNick。
彼は自分が事件に通じるものを見つけたと思うと言います。
ストリップバー。
一緒に調べに行くかと訊かれて、Deanは断ろうとします。ところがSamは、DeanにNickのお守りをさせます。

S "彼と一緒に行って"
D "なんで？"
S "彼が邪魔しないようにさ"
D "なんで、俺なんだよ？"
S "おれが血液サンプルを手に入れるためだよ"
D "冗談だろ、なんで俺があいつと一緒に行くと思うんだよ！"
S "彼の目をストリップバーに向けておくためさ。ねえ、Dean、ちょっと裸の女の子を見てればいいさ。彼がそこにいることさえ忘れるって"
D " ・・・・・お前のためじゃないぞ。女の子のためだからな"

NickをImpalaに案内するDean。
"俺の車だからな、かける音楽には文句を言うな"と、釘をさします。ところがNick、Impalaを見て、とても感動した様子。67年型？3274-Barrel？なんて聞いて、おまけに"美しい"なんて言って、Deanをいい気分にさせます。

・・・当然2人は気づいていませんが、NickはSirenです。
なぜか男に化けてるSiren。
彼の今度のターゲットはDean。
ちょっと考えた。
Deanなら、綺麗な女の子にはすぐに喰いつくでしょうけど、きっと戴いちゃったらそこまで。心までモノにしようとするなら、やっぱりSamに取って代わらなきゃならないってこと、このCreature、良くわかってる。
ところで、SirenがSexで相手を支配下に置く、何かしらの毒素に感染させるっていう推理は、と～～～ぜん、間違ってたってことです。
じゃないと、DeanがNickとSexしないと、このあと感染したってことが矛盾しちゃう（爆）それはマズイでしょう。
と言うことで、あとで出てきますが感染は唾液を通してことでした。
あっ！これもマズイですね。別にこの後DeanとNickがKissするわけではないですよ！感染理由は、ウイスキーの回し飲みです。


Samが手に入れようとした血液サンプルは、消えさっていました。誰かが持ち去ったようです。


ストリップを見ながら、DeanとNickは盛り上がっています。
飲んじゃってるし。
おまけにNickは、Deanの音楽の趣味にもピッタリ付いてきます。Samとは決して分かり合えない部分。Nickはまるでそこを見透かしたようにDeanの内に入り込んできます。

完璧です。
Perfect。

Nickは今朝現場に行って見つけたと言って、花を見せます。連続殺人犯が残していく、印のようだというNick。Deanはこれを見た場所を思い出します。


Caraのオフィスで防犯Videoを見るSam。
そこには、あの花が。
2回見なおしたけど、何も見つかりません。オフィスにカギはかけないというCara。
今まで何も問題が起こらなかったから。

この後Samは、楽しみましょう、悔やまないように、なんて言われてSexになだれ込むわけですが、ここ省略していいですか？
ダメって言われても省略しちゃいます。ごめんなさい。
とにかく自分の酷い結婚生活の事とか身の上話なんか始まっちゃって、どんどん甘い雰囲気になってきます。
でも、Deanからかかってきた電話に出ないなんて、Sam、あなた何考えてんの？わたしは、これには、はっきり言って頭に来ちゃったわよ。何事か大変な事が起こってたらどうするつもりなの？まったく・・・。楽しむなとは言わないけど、電話には出なさい。


モーテルに帰って来たSam。
Deanはまだ帰って来ていません。電話するとDeanは、何で電話に出ないんだとおかんむり。当然です。

D "どこにいたんだ！？Sam "
S "Caraと一緒だった"
D "電話に出なかっただろ！"
S "血液サンプルが誰かに盗まれて、それを見つけようとしてたんだ"
D "ああ、俺は断言する"
S "どういう意味だよ？"
D "Nickが犯行現場で、花の花びらを見つけた。ヒヤシンスの"
S "・・・で？"
D "ヒヤシンスだぞ。それって、地中海だ。異常なSirenの神話が最初に始まった場所だろ！（ヒヤシンスの語源はギリシャ神話に出てくる少年ヒュアキントスから。彼はアポロンに愛されたんですよね）"
S "OK "
D "Sam！Caraはヒヤシンスを持ってたろ！"
S "CaraがSirenだと思ってるのか？"
D "彼女の事調べてみた。彼女はこの町に来てまだ2か月だ"
S "ああ、それで？"
D "彼女には夫がいたけど・・・、前の夫、Carl Robertsは死んだ、心臓発作のように"
S "じゃあ、心臓発作だったんだろ"
D "・・・冗談だろ？・・・"
S "だって、彼女だと思えないよ"
D "なんでそんなこと言いきれる？"
S "わかんないけど・・・何となく"
D "何となく？？？俺は、冷静にこの事実をお前に教えてるのに、何となくだって？？！！・・・・・・・・お前・・・彼女と寝たのか？"
S "・・・・・・・・・・・寝てない・・・・・・・・・"
D "・・・・・・・なんてこった！お前寝たな！！お前！Basic Instinct（氷の微笑）のSharon Stoneと寝ちまったんだぞ。Sam、今お前は彼女のSpellの支配下にいるんだぞ！！！！"
S "そんなことないって"
D "信じられるか。俺はそれを受け入れなれない"
S "何が？"
D "何でもない"
S "何だよ、言えよ！"
D "・・・ただ・・・最初はMadison、次はRuby、おまけにCaraかよ。お前ってどうしてそう似たようなMonsterとばっかりそういうことになるんだよ？"
S" Dean、言ってるだろ。Caraは違うよ。おれは大丈夫だって"
D "いいや、お前がやったって賭けてもいい"
S "Deanは、おれのこと信用しないもんな"
D "違う、これが魅力的なSirenかもしれないからだ"
S "ねえ、どこにいるんだよ、そこに行くからさ。それで解決するだろ"
D "・・・・・・・いいや・・・・・・"
S "マジで？"
D "そうじゃないことを願ってる。Sam、俺はこれを一人で片づけないと"

Deanは、電話を切ります。
切られた方のSamは、怒りにまかせて携帯を壁に投げつけてしまいました。凄く怒ってます。

Deanは、BobbyにSamが大変な事になったから、これを聴いたらすぐ連絡をしてくれるように留守電に入れます。
そして次に電話した相手はNick。


Pubに入っていくCaraを見張るNick。
その車に乗り込むDean。
まるで見た目が違うのに魔法みたいにみんな同じ女の子だって言うのか？と訊くNick。そりゃ信じられませんよね。Deanは説明するのは難しいけど、自分には自分なりの理由があって君は俺を信じなければいけないと言います。
素直にOK、そう思うと言うNick。
それを聞くのは気分が良いというDean。

Samが反抗ばっかりするから、こう言われることに飢えてる？自分の事を信用してくれてる人に出会うこと。

ここで、DeanはNickにウイスキーを勧めます。勿論素直に飲むNick。Deanもこの後それを飲みます。
間接Kiss。これで感染完了。
Nickは、仕事に取り掛かります。
バックミラーにはあの醜いCreatureの姿が映っています。

どうやって被害者はその毒素に感染したかと訊くNickにDeanは肉体的な接触だろうと言います。

N "あるいは、唾液とか・・・。それを飲む前に拭かなきゃいけなかったな、Dean。・・・・・・わたしは君の弟だ。Sam・・・君は彼を信用できない。わたしを信用するほどには。実際、わたしは彼が君にとって邪魔だと思う。わたし達が兄弟でいるために・・・永遠にね"
D "・・・・・ああ・・・・、あんたは正しい・・・"




Deanを探しに行ってた？Samがモーテルに帰ってくると、そこにはNickがベッドに座っていました。何してるんだと訊くSamは、突然背後からDeanに羽交い絞めにされ首にナイフを突き付けられます。

NickがSirenだったと悟ったSam。
お前が醜いストリーパーだったんだなと。

N "たぶんな、でも、わたしは自分が本当に欲しかったものを手に入れた。Deanを手に入れた"
S "Dean、これは本当のDeanじゃない。こいつと戦うんだ。放してくれ"
N "なぜその首をちょっと切ってやらない？"

そう言われてDeanは、Samの首をちょっと傷つけます。

N "Deanのすべては、わたしのものだ。
S "おまえは、彼を毒で侵しただけだ"
N "いいや、わたしは彼が欲しがったものを与えただけだ。それはストリッパーなんかじゃない。それは君だよ。彼を尊敬する弟。彼は信じることが出来たんだ。そして今、彼はわたしを愛している。わたしのためにどんなことも厭わない。君に言わなければならない、Sam。献身・・・誰かがあなたのために人を殺すのを見ること・・・それはこの世で最高の感覚だよ"
S "それがお前が町でだらしない女を演じる理由か？
N "ああ、でもわたしは退屈するようになった・・・みんなのように。わたしはまた恋に落ちたい、何度もね"
S "おれは、なんども薄汚いくそ野郎と戦ってきたけど、お前はただの貧しい哀れな敗者なだけだ"
N "すぐそんな風には思わなくなるさ"


そう言って口をくわ～～～っと開けたNickはピュッと唾液をSamの口元に飛ばして、彼も感染させてしまいます。生き残った一人が永遠にNickと居ることが出来る言います。
ゲロゲロ～～です。しかし、このEp、やっぱりなんかエロチックだわね。



向かい合ったDeanとSam、本音のぶつかり合いです。
口火を切ったのはDeanでした。

D "それがいつ起こったかなんてわからない。たぶん、俺が地獄にいたときだろう。たぶん、俺がお前を見続けていた時。でも、俺が知ってるSamは、いなくなった"
S "へえ、そう？"
D "それはDemon Bloodでもなく、Psychicなんてクソみたいなことでもない・・・それは、ほんの小さなもの・・・嘘や秘密・・・"
S "へえ？どんな秘密？"
D "一つはRubyへの電話だ"
S "おれは、電話するのにいちいちDeanに了解を取らないといけないのか？"
D "問題はそこさ。お前は、俺に隠し事をする。お前、他に俺に何を隠してるんだ？"
S "知ったことか"
D "俺の言ってる事わかってるか？俺たちは今までずっと一緒にいた。お互い支え合ってきたんだ！！"
S "いいだろう、素晴らしい。おれがどうしてRubyの事話さないか知りたいの？おれたちどれくらいLilithを追いつめてる？あんたが、彼女を倒すにはあまりにも弱いからさ、Dean。あんたは、おれを躊躇わせる。おれは強くて賢い。おれは、あんたが認めるのも怖いDemonの力も使うことが出来る"
D "そんな戯言"
S "あんたは引き籠ってばかりだ。可哀想に思うよ、あんたが地獄で拷問した魂の事でグズグズ泣きごとを言うのを。ブー"

ここで、殴り合いになります。
マジです。
容赦なしの殴り合い。
・・・ああ・・・もう辛い・・・こんな2人を見るのは・・・・・（涙）
いくらSirenのSpellに罹っているとはいえ、言ってる事は本音でしょう、これ。
Sam、あんたDeanのことそんな風に思ってたの？
いったい誰のためにDeanがそんな辛い思いしてると思ってんの？
全部あんたのためでしょう？
この世で一番大切な弟を助けるためにやったことで、君曰く、そんな泣きごとを言うはめに陥ってるっていうのに、その言いぐさはないんじゃない？

おまけに
"もうおれの邪魔はさせない"
なんてこと言っちゃって・・・。

体ごとドアをブチ破って、廊下に倒れこんだ2人。
Samは立ち上がれません。
廊下の緊急用の斧（どこのモーテルにもこれが常備されてるかどうかは知りませんが）を、とりだしたDeanにNickは、自分のためにやってくれと言います。

一瞬躊躇してたDean。

D "俺がどれくらい弱いか、もう一度言ってくれ、え？Sam！躊躇う必要があるか？！"

振り上げた斧を振り下ろすDeanを止めたのは、Bobbyでした。そして、躊躇うことなくDeanの肩を短剣で刺します。逃げるNick。Bobbyはその背中に向かって、短剣を投げつけ見事命中。その途端、2人はSirenのSpellから解放されました。
呆然と廊下に座り込み、Deanを見上げるSam。
それを見つめ返すDean。
2人の戸惑った、表情。
言葉もない。
Spellが解けた途端、全て忘れてしまえたら良かったのに・・・。そんな都合のいいことは起きません。
全部覚えてる、傷つけた言葉。
殴り合った体の痛み。
そして、互いの本心。
どうするんでしょうか？
言った言葉は消せない。これ先週も書いたね、確か。
これは、引き摺る・・・。
2人の間の溝は、狭まるどころか今や、天の川より広がっちゃったかもしれません。





Bobbyに運転するだろ？と言われてビールでなくソーダを渡される2人。
大丈夫か訊かれる2人。
全然大丈夫じゃなさそうです・・・。
でも、そんなこと言うわけない。

じゃあまたな、と言って車に乗り込む前、Bobbyは振り返って言います。

B "Sirenは、汚いモンだ。そいつがお前たちの所にいた。あの事に罪悪感をもつ必要はないんだからな"

Bobbyが去った後、Caraに挨拶してかなくていいのかって訊くDean。

S"いい、関心ない"
D"本当に？"
S"何が言いたいの？"
D"さあな、お前を見て・・・・、愛して、去って行く・・・"
S"・・・Dean、なあ、これには何の意味もないって、わかってるよね？言わされてたってことだ、な？あれは、SirenのSpellに言わされてったってこと"
D"もちろん、俺もそう思う"
S"それで・・・・・それで、おれたち大丈夫だよね？"
D"ああ、俺たちは大丈夫さ"





全然大丈夫じゃないんですけど！
こんなんで、3週間も休みに入っちゃうなんて、辛すぎる・・・。
この2人の間に確実に残ったこのシコリは、なかった事には出来ないですよ。どうなっちゃうの？2人は・・・。

Samの言うことって、本当に容赦ない。
もう邪魔はさせないって、あんた、Deanがいなかったらあなたはもうとっくの昔に、人間じゃなくなってるわよ。わかってないんだから・・・。自分にとってDeanがどれだけ大事か、失くしてみて分かったんじゃなかったの？だから何とかしようと思ってるんだよね？そのやり方がちょっと、マズイだけで。
わたしも、アレはSirenが言わせたことだと思いたい、けど、違うな。多かれ少なかれ、あの言葉には本音が混じってると思います。
DeanはDeanで、小さな嘘や秘密を重ねるSamに失望してるというより、Samにとっての自分の価値に疑問を持ってるんだと思う。
そんなこと言うとまた、Samにグズグズ言うなって思われるかもしれないけど、それほどDeanが負った心の傷は深いってことなんだと思う。
今までにもまして、自分の生きてる意味に疑問を持ってる。
なのに、Samにまで否定されたら、Deanには何にもなくなっちゃう。Sirenは、見事にDeanのそんな心に入り込んだわけだけどね。

Deanの求める理想の弟像。

でも、そんなの本当じゃない。
自分の思う通りの弟。恋人。友達。
そんなの本物じゃないよね。
まして、血の繋がった兄弟が、自分にとって辛いことを言うのは、その裏の思いがあるってことだと思うから、と言うか思いたいから、そう考えれば今回のSamのキッツイ指摘も、Deanは前向きに捉えないといけないのかもしれませんね。
でも、きつかったな～（泣）


Season4の最終3話は、Dean VS Samだってこと、とうとう出たかって思ったけど、実際どんな対立になるのか？今回みたいなの？それとももっと別の対立かな？
でも、今回ある程度相手の考えが、自分の中で理解できたわけじゃないですか？その辺りで、なんとかなりません？いや、希望なんですけど、なんとかなって欲しいけど、無理か・・・。
Kripkeがそんなこと許してくれるわけないよね。

しかし相変わらず、Jensen、上手いね。
それに、やっぱりJaredのあのDarkな感じの演技、ゾクゾクきます。

ああ～、とにかくしんどいEpでした。
精神力をすべて使い果たした感じです。
バッタリ行きそうです。
いつも以上に、誤字が多そうですが、どうぞご容赦を。

ではまた。



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