ご注意ください!海外ドラマに関する日記では、常にネタばれしています。 ここからは、USのTV series Supernatural Season5についてのSpoilerが含まれています。ネタばれ禁止の方は十分ご注意ください。
Supernatural Season5 Ep16 "Dark Side of the Moon"の感想もどきです。
これどんな話になるのかと思ってたけど・・・、なんだかずずず~~~~~んと、暗い気持ちになるEpだったわね。特にDean、Momに会ったりして幸せな思い出に浸れるのかと思ってたら、なんてこと・・・・。
彼にはなんの希望もないってことなの?
あまりと言えばあまりの仕打ちに、見た後は何にもする気が起きなかったじゃないの。
特に最後のシーンでは、落ち込んだなんてもんじゃないわ。
と言う事で、この感想もどきも今日は(も?)投げやりです。
その前にいつもの通り、
わたしの訳には間違いや勘違い、勝手な萌えが大量に含まれている場合があります。そのため、一般的な訳でない場合もあります。おまけにかなりの意訳ですので、その辺りの事ご理解の上軽~い気持ちで読んでやってくださいね。
正確な訳をお望みの場合は、どうぞご自分で訳をお願いいたします。よろしくです。
それから、文中の訳の無断転記等は、おやめ下さいね。どうかお願いいたします。
冒頭、ベットで気持ちよさげに眠っているDean。
このシーンは、Sneak Peekで出ていましたね。
目が覚めるとベットの足元にはショットガンを構えた男が2人立っています。隣のベットでは一足先に目覚めたSamが、やはりショットガンを突き付けられていました。
Deanは、自分の前に立っている覆面の男が誰かすぐにわかりました。HunterのRoyです。必然的にもうひとりは相棒のWalt。2人は覆面を取り、それが正しかったことを証明します。そして、ここでDeanとSamに銃を突き付けている理由。SamがApocalypseを始めてしまった事に、怒っているようです。2人を殺そうと狙っているのは、自分達だけではないと言います。
Samは、説明するから話を聞いてくれ、お願いだ、と言いますが、Waltには、Samの"Please"は、有効ではありませんでした。
躊躇なく引かれたショットガン。
Samは呆気なくこの世を去りました。
まったくいったい何回死ねば許されるのか。
本篇の前に、数々の死亡シーンが出とりましたが、いや~そこでも死んでたか~、あ!それも死んでた事になってたの?と、改めて2人の死にっぷりの多さを実感しました。
ここまで来ると、もうこの2人はどんな事があっても死なないと思うんですが、そう思わせておいて、最後、"Butch Cassidy and the Sundance Kid"のように、アッサリ殺されるんじゃないかと心配です。
とにかく今回も殺されちゃったSamを見つめるDeanの表情が・・・。
Royは、Apocalypseの原因はSam何だからDeanを殺す事はないと言いますが、Waltは納得しません。この後の人生を大事にしたいなら、ここでDeanを殺しておかなければならないと。
そりゃそうです。
ここでDeanを見逃したら、彼はどんなことをしてでも2人を見つけ出して、復讐する。
ここでのDeanの台詞が、何だか笑えるの。
ほんと、彼も、自分が死ぬことなんてないんだって、死んだって生き返るんだって思ってるのかと。
DeanはRoyに言います。
D"やれよ、Roy。さあ。でもな、言っておく。俺が戻って来た時・・・・、俺は絶対に許さないからな。やれよ!!!"
躊躇するRoyに業を煮やしたWaltは、代わりに引き金を引きます。
Impalaの中で目覚めたDean。
ひとりっきりです。
外に出て見ると、トランクから両手いっぱいの花火を抱えた幼いころのSamが、出てきました。戸惑いながらの、自分が夢を見ていると思うDean。
1996年の独立記念日、Samと2人で花火をあげた幸せな思い出です。ありがとうと言って、DeanにHugするSam。ちょっと照れながらも、嬉しそうな優しい表情になるDean。この時はまだ、幸せな時もあったんですね。
今は毎日が地獄のようだろうけど。
ところが、花火の音が直前のことを思い出させます。フラッシュバックのように脳裏に蘇る場面。一瞬にして花火も幼いSamも消えてしまいました。
Impalaに戻ると、何とラジオからCasの声。
この間はSamがImpalaになってましたが、今回はCas。もちろんCasは、音の出る機械を使ってDeanにコンタクトを取って来ただけですが。
C"Dean"
D"Cas??"
C"ああ、わたしだ"
D"俺の夢の中で勝手な事はやめろよ。俺だって自分の時間は必要だ"
C"良く聴くんだ。これは夢ではない"
D"・・・それでなんだよ?"
C"わかってるはずだ"
Deanは、モーテルでの出来事を思い出します。
撃たれてベッドに倒れ込むSam、そして自分。
D "・・・俺、死んだんだ"
C "残念だ"
D "ここはどこだ?"
C "Heaven"
D "Heavenだって?・・・どうやって来たんだ?"
C "聴くんだ。この繋がりを保つのは難しい"
D "ま、待ってくれ!もしHeavenにいるなら・・・・Samはどこにいるんだ?"
C "・・・何が見える?"
D "何だって?何が見える?"
C "トンネルや川を見る者もいる。おまえは何が見える?"
D "別になにも・・・。車に乗ってて、道にいる"
C "・・・わかった、・・・道・・・。それはおまえのための道だ。そこを進むんだ、Dean。そして、Samを見つけろ。・・・・道に・・・・つづけ・・・・・・・・"
そこでCasの声は聞こえなくなります。
不安な表情のDean。仕方なく、前に続く道を進み始めます。
死んでもImpalaは、無条件で付いて来るのね。
そして一軒の家に辿り着きました。
中ではSamが、見知らぬ家族とThanksgivingの食卓についています。大きな七面鳥、家族そろっての団欒。でもそこに、Deanの姿はありません。
何だか嫌~~な感じがしたんですよね。
この場面ですでに。
Deanが気づいて最初に見たのは、数少ないだろうけどSamとの楽しかった思い出でした。でも、Samがいたのは、幸せな家族との団欒だけど、そこに本当の彼の家族は一人もいない。これってどういう事?
後々その事は出てきます。
現れたDeanに、Samは驚きます。やっぱり彼もこれを夢だと思ってたから。
D"マジで・・・ワオ"
S "おれの夢で何してるの?"
Samがそこにいなくても、まるでそこにSamがいるかのように会話は進んでいます。隣の部屋で、Casに聴いた事を説明するDean。
S"Heavenだって?"
D "そう"
S"おれ達どうやって来たんだろ?"
D"正しく生きてきたからな、うん"
S"いや、いや、あ~Deanはそうだよ、もちろん。でも、おれは?"
D"・・・?・・・"
S"多分、気がついて何かもしれないけど・・・・おれ、やっちゃっただろ、ちょっとしたこと・・・"
D"おまえは、正しい事だって思ってしたことだろ"
S"おれが、Heavenに行けるような良い道は用意されてなかったはずだ"
D"ああ、これが空の上のショッピングモールだって言うなら、ふざけてるよな。どこに必要なのもがあるっていうんだ?あいつらは何だ?"
食卓では家族団欒が続いています。
Samは、それを改めて見て、ある事に気付きました。
S"目の前に輝いてた時の人生が蘇るっていうじゃないか"
D"何だって?"
S"この家・・・これはおれの記憶だ"
D"・・・俺が気がついたのは、俺たちが原っぱを焼き尽くした7月4日だった"
S"多分、人生で凄く印象に残ってる場所が、Heavenに出てくるってことじゃないかな"
D"・・・おい、待てよ・・。じゃあなにか?おまえの人生最大の出来事は、歯科矯正具付けた子と、いちゃついた事だって言うのか?"
S"Dean、おれ、11歳だったんだ。これが人生で初めての本当のThanksgivingだったし"
D"何言ってんだ??俺たちだって毎年祝ったろ?"
S"・・・バケツ一杯のフライドチキンに、ソファーで酔っ払って気絶してる親父見るのがThanksgivingかよ"
Deanが、嫌味言いたくなる気持ちもわかります。
Samは、今でこそ今の自分を受け入れてるけど、昔は何とか普通の人生を送りたいと願っていた。そんな彼の幸せな思い出に、Deanは出てこない。
それってちょっと酷過ぎると思うのは、わたしだけでしょうか?
これまで、Deanの人生は家族、主にSamのために有ったわけです。それが、普通は見えないSamの心の中の大事にしてる部分を見ちゃったら、そこに自分がいなかったなんて、ハンマーで頭を殴られたようなショックじゃないかな?
この後もそんな事実が発覚して行きます。
突然部屋がガタガタ揺れ出して、明かりが消えたかと思うと、サーチライトが部屋を照らしだします。何かを探しているようです。
この場合、やっぱりとりあえず隠れるのが一番。何とかやり過ごして、DeanはCasに連絡しようと、部屋に有ったラジオをいじります。
D"Cas!!"
S"何してるんだよ?大丈夫か?"
D"前にこれでCasと話せたんだ。Cas!!"
Casは、意表をついて背後のテレビの中に現れます。画像は乱れまくっていますが、声だけよりはまし?
C"聞こえている"
D"Cas!ヘイ。・・・あ~、そうだ、Samを見つけた。でも、変な光が現れて・・・"
C"光の中に入ってはダメだ"
D"OK、Thanx。で、あれはなんだ?"
C"何ではなく誰か・・・Zachariahが、おまえ達を探している"
S"そ、それで、奴が俺たちを見つけたらどうなる?"
C"おまえ達が死んでしまっては、MichaelとLuciferに「YES」と言う事が出来ないので、Zachariah はおまえたちを体に戻す必要がある"
S"やった!問題解決だ"
C "いや、おまえはわかってない。これは貴重な機会だ"
D "何が?"
C "Angelを見つけるんだ。彼の名は、Joshuaだ"
D "なあ、気を悪くしないでくれ。俺たち手一杯なんだ。自分で見つけろよ"
C"出来ない。わたしは、Heavenに戻る事が出来ない"
S"・・・で、Joshuaの何がそんなに重要?"
C"噂では、彼はGodと話す事が出来る"
D"・・・それで?・・なに?"
C"!!我々は何としてもGodがどう言ったかを知る必要がある!!"
D"・・・なんだよ・・・機嫌悪いな・・・"
C"頼む。道を辿ってくれ"
S"どんな道?"
C"それは、霊魂の軸と呼ばれているHeavenを通り抜ける道。人によって見え方は違う。おまえ達には、2車線のアスファルトだ。それは、おまえ達をGardenに導く。そこで、Joshuaを見つけるだろう。そしてJoshuaは、我々をGodの元へ連れて行く事が出来る。・・・Garden・・・。頼む、急いでくれ・・・・"
そう言うとテレビは消えてしまいました。
Casが、今までないくらい焦ってるのが、事の重要性を物語っています。Deanに機嫌悪いな~なんて言われてるCasは、何だかどんどん言葉使いが悪くなっていますね~。
S"で、どうする?"
D"やるしかないだろ。Joshuaを見つける"
S"・・・・マジで?"
D"何だ?やらないつもりか?"
S"いや、そうじゃなくて、ちょっと驚いたんだ。だって、Deanは、Godの鼻っ柱を叩き潰したいって思ってたろ。今、Godが助けられると思う?"
D"Godは、それが出来るただひとりの人物だ。・・・Sam、俺たちは、完全に骨抜きだ。祈り・・・後のない男の最後の希望だ"
さて、2人のJoshua、しいてはGod探しの旅が始まりました。
表に出ると、そこに有った道はなく森になっています。仕方なく家の中に戻り、「道」を探すDean。Samは、家の中に「道」がクローゼットの中にあるの?何て言っていますが、ここはHeavenで、Casはテレビ中にいたし、クローゼットで「道」を見つけるくらいなんてことはないって。
そこでDeanはおもちゃの車とそれを走らせる「道」を見つけます。子供のころ持っていたおもちゃ。実際走らせてみると、辺りは一変。
どうやらどこかの子供部屋のようです。
そしてDeanは、カワイイくまちゃんのシャツを着ています。そこでDeanは気づきます。ここが自分の幼いころの部屋だと。そこへ聞こえてきたMomの声。ドアには、Momが立っていました。
M"ハイ、Dean。お腹すいた?"
懐かしさと愛しさで胸が一杯の2人。
Deanは、台所でMomにサンドウィッチを作ってもらいます。
M"耳は切った方がいい?"
D"・・・うん・・・その方が好きだ"
S"・・・Mom・・・"
Samが呼びかけてみますが、Momの反応はありません。
これは、Deanの思い出。
SamにMomの記憶はありません。
可哀想なSamです。
早く「道」を探しに行こうと言うSamに、Deanは強い口調でちょっと待ってくれと言います。
そこへかかって来たJohnからの電話。
この時2人は喧嘩中だったんですね。Deanは、この時のことを覚えていました。もう何も話す事はないわと言って電話を切ったMary。
S"この後何があったの?"
Deanは、席を立ってMomの元に行くと、彼女をそっとHugします。幼いころのDeanは、こうやってMomを慰めたんですね。
D"大丈夫だよ、Mom・・・Dadは、今もMonを愛してるから。ぼくも、愛してるからね。ぼくは、絶対にMomのそばを離れないよ"
M"あなたは、わたしの小さなAngelよ"
この時のDeanの表情が、本当に幼い男の子のように頼りなげで、思わず目頭が熱くなっちゃいました。数少ないMomとの大事な思い出なんでしょう。それがあるだけ、DeanはSamより幸せかと言うと、そうとも言い切れませんが。
その様子を見ていたSamが言った言葉もとても印象的です。
D"・・・何だ?"
S"どれほど長く、DeanがDadのゴタゴタを片付けてきたのか、おれは知らなかったよ"
幼いDeanに取ってみれば、もちろんそんなつもりはなかったかもしれません。でも、結果的に、彼はいつも家族の絆を守ろうとしていたのかもしれません。
さて、また「道」を探し始めたDeanとSam。
今度は引き出しから見つけたRoute66のプレート。
そして気付くと、小屋のような家の中。Deanにここの記憶はありません。ここは、Samが2週間家出した時の記憶です。そしてその時一緒だったわんことの楽しい思い出。ここでもSamの良い思い出の中にDeanは、いません。
この時、Deanは、必死でSamを探してた。ひょっとして死んでるのかと思って、どれ程心配したか。そしてきっと、DadにSamから目を離した事をどれ程叱られたか。Deanにとって最悪の思い出が出来上がっていた時、Samは死んでから思い出すほどの楽しい時間を過ごしてたなんて、何て皮肉なんでしょう。
謎の2週間の真相を知ったDeanは、怒って先に表に行ってしまいました。わんこの名前はBones、名残は惜しいけどこれ以上Deanを怒らせてもしょうがないよ、Sam。
後に続いて出てみると、そこは「道」。
本当にただの道です。
D"これはどんな記憶だ?"
S"さあ・・・。Dean、「道」、God、憶えてる?行こう"
D"・・・ちょっと待て、ちょっと待てよ・・・。・・・・ここ。・・・これって、おまえがStanfordに行くために、俺たちを捨てた夜じゃないか?・・これがおまえが考えるHeavenかよ?ワオ!これは、俺にとっては、人生で最悪の夜のひとつだったのに!"
S"おれは、この事を自分じゃコントロールできないよ"
D"マジかよ"
S"おれには、わからない。おれは、ひとりで、やっと親父から逃れられたんだ"
D"ああ、おまえが逃げたのは、親父からだけじゃないだろ"
S"Dean、ごめん・・・。おれ、ただ・・・"
D"ああ、わかってる!そんなつもりじゃないんだろ"
S"Dean・・・"
D"おまえのHeavenっていうのは、他人とのThanksgiving なんだよな?それが、おまえを自分の家族から救ってくれてた。どう言ってほしいんだ?"
S "ねえ、Dean・・・おれには、PB&Jの耳を切って貰ったなんて思いではないんだ。おれはDeanが思うのと同じように、家族を見ないだけだよ"
D"ああ!でも俺たちは、家族だ!"
S"もちろん、わかってるさ"
D"俺たちは、チームだ!俺とおまえは、全世界を敵に回してるんだよな?"
S"Dean、そうだよ"
D"・・・そうか?"
あたたた、Samにしてみれば、家族との良い思い出なんてないに等しい。でも、Deanにっとってみれば、ツライことばっかりだったからこそ、家族が一番大事だと思ってるし、一番繋がってなきゃと思ってるんじゃないかな。それなのに、Samの「良い思い出」は、家族とはかけ離れたことばかりで、挙句の果てには、家族を捨てた晩が、自分が解放されたいい思い出としてHeavenに出てくる。
ま、Deanとしては、やりきれないですよね。
でも、Samにしたって、Deanが持ってるMomとの想い出なんて全くない。きっと、Peanut butter and Jelly Sandwichの耳を切って貰ってるDeanなんて、想像もした事な勝手でしょうね。わたしもだけど。でも、子供の頃のDeanは、耳を切って貰った方が好きだったのね。かわいいな~。
話が外れちゃったけど、またしても兄弟の間に溝が出来そうな予感。
これで、Godが現れてくれれば、何とかなったかもしれないんですが、最後に衝撃の事実が判明して、Deanのテンションは、もう浮き上がれないんじゃないかと思いうくらい、深く深く沈みこんでしまうのでした。
それはちょっと後にして、兄弟げんかの真っ最中、Zachariahのサーチライトに見つかってしまします。ひとまず休戦して、逃げる2人。しかし、HeavenでAngelから逃げるなんて無茶です。見つかったが最後、逃げ切れるもんじゃありません。
Zachariahは、2人を地上に戻し、Deanに「YES」と言わせる事に、自信満々。もう捕まっちゃう!と言う2人の前に、メキシコのプロレスラーのようなマスクとマントの謎の男が現れて、助けてくれました。ドアに描いたSpellは、Angel除けでしょうか。
さて、謎の覆面レスラーの正体は、なんと、Ash!
なんて懐かしい!!
ちょっと前から、彼がこのSeasonに戻ってくるとSpoilされていましたが、まさかHeavenの住人としてだったとはね。そして彼が、2人を招き入れたのは、懐かしのRoad House。Ash共々、YEDにまる焼けにされちゃったけど、Heavenでは元のままの姿でした。
そしてここは、「AshのHeaven」。
彼が言うには、Heavenと言うのは、ひとつではない。Ashland、Winchesterland、その他大勢のLand。それらすべてを、Heavenと呼ぶのだそうです。そしてその中心にある魔法の国、「The Garden」。
Ashは、Heavenにパソコンがあるのかどうかは知りませんが、パソコンにしか見えないもので、Angelの声を拾っていました。Ashは、Angelの言葉、Enochianに堪能だそうです。彼らしいですね。そして、DeanとSamが、ここへ上がって来た事し知って、探してくれていたんですね。しかもそれは今回が初めてじゃないそうです。たしかに、2人とも何回も死んでますから、何度来ていてもおかしくありませんが、2人にその記憶はなく、どうやら今までは意図的に消されていたようです。
Samは、他に知っている人に会ったか訊きます。
例えば、Ellenとか、Joに。
でも、AshはEllenとJoには会っていませんでした。彼女達が死んだ事すら知らず、ショックを受けたようです。そして、Johnにも、Maryにも会った事はないけど、ひとり、彼らの知っている人物がいると言います。
で、彼が連れて来たのは、Pamela。
AshとSamが調べものをしている間、DeanはPamelaと差し向かいでお話し中。よくもわたしを殺したわね、とぺチンと頭をはたかれた時の、Deanの居心地の悪そうな顔。
気休めかもしれないけど、俺たちAshも殺したんだぜ、何て言ってます。
Pamelaは、ここが本当にいいところで、自分には平安があると言います。Deanは、ちょっと信じていません。何故Pamelaが、Heavenが良いところだなんて自分に納得させようとするのかわかりません。彼女は言います。DeanがMichaelに「YES」と言う事で起こる事は、本当に最悪の事なのか?多くの人が死ぬんだぞ!と言うDeanに、そして彼らはここへ来ると言います。それが本当に悪い事なのかと。そんなにその事で思いつめる事ないわ、わたしが言いたいのはそれだけよと。
そう言われても、すぐには納得できないわよね。
この世界がまるで本物のように見えても、本当に本当かは分からない。Deanの悩みは尽きません。
そこへ、Gardenへの道を見つけたと、Samが声をかけます。
出かける2人にお別れのHug。Samへはいつものお尻ネタ。Pamelaって、本当にSamのお尻が好きね~。ところが、同じようにHugしようとしたDeanは、唇を奪われてしまいます。なんだか、Pamela相手だと、奪われるっていう表現になっちゃうな~。ごめんね、Pamelaネエサン。
そして、Ashに、またすぐ会えると確信してるぜ、なんて言葉で見送られ、扉を出るとそこはまた我が家。そこへ、Momがやって来て、どうして起きてるの?と訊きます。
D "・・・愛してる、でもあなたは本物じゃない。時間がないんだ"
M"恐い夢でも見たの?話してみて?"
D"行かないと・・・"
M"わたしも悪夢をどんなふうに話すのかしら?Dean。わたしが燃えた夜の・・・。"
何だかMomの様子がおかしいです。
みるみる彼女のお腹のあたりが黒く染まって行きます。彼女が天井で死んだ夜と同じように。
D"・・・・Sammy、出よう"
M"あなたは、わたしから逃げない。わたしは、あなたを決して愛してはいなかった。重荷だったわ。繋がれてたの・・・。見て、わたしが何を得たか"
そう言ったMomの瞳がYEに!!
S"Dean・・・"
まずい状況だと、SamがDeanに声をかけた時、突然周りの色が落ちて、ドアや窓が煉瓦でおおわれ、逃げ道はなくなります。
M"最悪なのは、臭いだったわ。痛み・・・そう・・・あなた、自分の皮膚が泡立ってるところを説明できる?・・・でも、臭いは・・・。一瞬・・・わたしは、オーブンにローストを入れっ放しにしたのかと思ったの。でも・・・それは自分の肉だった。それから、わたしは死んだ。兆しはあったわ。最初のそれは、あなたよ。みんなあなたから去っていく・・・、Dean。気づいてた?・・・Mom・・・Dad・・・Samさへ・・・。自分自身に訊いてみたでしょうね、どうしてなんだって・・・。多分それは彼らのせいじゃない。多分それは、あなたのせいよ"
そこへ現れたZachariah。別のAngel達が、DeanとSamを羽交い絞めにして、動けなくします。そしてなんと、Momの首にKissして、言うに事欠いて!彼女を"MILF"と言った!息子2人の前で言うことか!!なんつうAngel!!
そしてアッサリと、Momを消してしまった。
彼女が今言った事は、もちろんZachariahに言わされた事で、本心じゃない。それともあれは、Deanの心の中の想いが言わせた事なのか?何だかそっちのような気もしてきた。やっぱりみんなが、自分から去って行くのは、自分のせい何だって。この間のSamとのやり取りもあって、Deanの心が折れそうになってる気がする。
一方、Zachariahはかなりご立腹の様子です。Deanに「YES」と言わせられない無能な奴ということで、みんなにバカにされだしているようです。彼も、悲しき宮使えの身。このままだと立場ないでしょうね。Deanを殴ったくらいじゃ気は収まらないでしょう。
ところがそこへ突然の珍入者。
黒人のおじさん・・・おじいさんと言った方が正しいかな。
彼は、DeanとSamに話す事があると言います。そしてそれがBossの命令だと言い、もし疑うなら殺してみればいい、だが、自分はすぐに家に戻って、あなたは彼の怒りを買うだろうと。
半信半疑のままなのかどうか、とにかくZachariahは、その場は引く事にし、消えてしまいました。その後、DeanとSamはいつの間にか、Gardenらしき木々のある場所に移っていました。
そう、このおじさんが、探していたJoshuaでした。そしてここがGodとの謁見の場所、
J"Godと話す事が出来るんですか?"
J"主に、彼はわたしと話します"
S "おれ達、彼と話す必要があるんです。大切な話なんです"
D"どこにいる?"
J"地上にいる"
D"・・・何してるんだ?"
J"さあね"
S"どこで?"
J"悪いが、知らないね。必ずしも向かい合って話すわけではないからね"
D"・・・Godは、誰とも話をしないってことだけど、あ~・・・"
J"何故私とは話すか?・・・それは、私が時々同情する事が出来るからだと思っている。私は、彼が孤独であると思っている"
D"・・・俺の心は、彼のせいでボロボロだけどね"
S"ああ~、あなたは、おれ達のために、彼からメッセージを得る事は出来ますか?"
J"実はもうすでに貰っている。・・・「自分にかまうな」だ"
D"何だって?"
J"彼はすでに知っている。君達が言いたいこと、望む事を。彼はAngelがしている事も知っている。Apocalypseが始まった事もだ。彼はただそれらが自分の問題ではない思っているんだよ"
D"・・・・・彼の問題じゃないだって?"
J"Godはすでに君を救った。地上に戻し、Castielも戻した。彼は君にHeavenで救いを与えた。そして、君がした事のすべても後も、それは、彼が長い間にやって来た事よりも、もっと多くだ。彼は終えた。Magic Amuletも他の何も、彼を見つける事は出来ない"
D"でも、彼はそれを止める事が出来るだろ?彼なら、そのすべてを止める事が出来るはずだ!"
J"私もそう思うよ。だが、彼はやらない"
D"何故?!"
J"「何故彼は、Evilを許すか?」そんな質問は無駄なだけだ"
D"じゃあなにか?彼は、黙って世界が燃え尽きるのを見ているつもりなのか?"
J"私は、これが君にとってどれだけ重要なことだったか、わかっているよ、Dean。申し訳ない"
D"・・・・・ああ・・・忘れてくれ。・・・言い訳ばっかりの無責任な父親ってわけだろ?俺はそういうのには、慣れてるからな。人生台無しにされてばっかりさ"
J"君たち以外には、出来るなら知らせたくない。君達は、Evilを殺す事が出来ない。君は今、信頼と自分自身、君の兄弟も、失っている。Godは、君の最後の希望だった。私は、君に、何か違った事を話せていたらと願うよ"
S"どうして、おれ達がおなたが真実を言っているとわかるんです?"
J"君は、私が嘘を言うと?"
S"だって・・・あなたは、おれ達が会った初めてのAngelってわけじゃない"
J"私は君たちを応援しているんだよ。君たちを助けるために、何か出来ればと思うけど。できればとね。しかし・・・・わたしは、垣根の手入れをしなくては"
D"で?結局どうなるんだ?"
J"君達は家に帰る。残念ながら、今回が最後ではないだろう。この時・・・Godは君達に憶えていて欲しいと願っている"
まばゆい光に包まれて、場面はモーテルに戻ります。
ベッドで死んでいる血塗れの2人。唐突に息を吹き返すSamとDean。
Deanは、すぐさまCasに電話します。
すべてを聞いたCasは、まるで魂の抜け殻のようです、放心している。それでも、ひと言声に出して言ってみる。
C"きっと、Joshuaが嘘を言ったんだ・・・"
S"残念だけど、彼が嘘を言ったとは思えない・・・"
2人に背を向けて天を見上げたCasが呟きます。
C"・・・クソ野郎・・・信じてたのに・・・"
そして、取り出したAmuletをDeanに投げて寄こします。
C"・・・もう必要ない・・・。それは役に立たない・・・"
そう言って背を向け、Samが止めるのも無視して姿を消してしまいました。
後に残った、DeanとSam。Deanはじっと手の中のAmuletを見つめていました。
S"おれ達、何かほかの方法を見つけられるよ。おれ達まだ、これを止める事が出来るはずだ、Dean"
D"・・・どうやって?"
S"わからないけど。でも、見つける。2人で。おれ達は、見つけるさ"
力強くそう言うSamを見るDeanは、すべての希望を失ったように見えます。
荷物を持ってドアに向かったDeanは、そこにあったゴミ箱に、持っていたAmuletを落とし込み、ドアを開けて出て行ってしまいました。それを見ていたSamの口からは、大きな溜息がひとつ漏れ、希望を根こそぎ削がれたDeanに、掛ける言葉もない様子でした。
確かに、Joshuaが言ったように、そしてDean自信が言ったように、GodはDeanにとって最後の希望だった。そのGodが、すべてをわかっていてなお、この事は自分の問題じゃないと思っている。そして、救いを差し伸べる気もないとわかった今、もう何もかもどうでもよくなってしまったとしても、しょうがないかも。これだけ自分達が、何とかしようとしているのに、何とか出来る者が、まったく関心を示さないなんて、いったいどうしたらいいのかね。
Godって、いったいどんな奴なんだ?
この先出てくるらしいけど、どうなる事やら・・・。
それにしても、このDeanの落ち込みようは恐いです。
それから、Casも。
心底信じていた者に裏切られたって気持ち、Casは初めての経験かもね。
この2人を浮上させなきゃ、この後お先真っ暗なんだけど、一筋縄じゃいかなさそうですね。
Godの事もだけど、Deanにしてみれば、他にも落ち込む事は一杯あったからな~。
また彼が、例のウザいくらいの自己評価の低さを、発揮するんじゃないかと思うと、ちょ~~とブルーになりますな。最後にSamが、おれ達2人で見つけるんだって言った時も、な~~んだか、信用してないって言うか、"おまえは本当は俺なんか必要ないんだろ"、的な雰囲気が出てたような気がして嫌です。
それにさ、いくら役に立たなくなったって言ったって、あのAmuletを捨てる事ないじゃん。あれって、何だかSamを捨てたようでとっても胸が痛かったんですが。そう、自分にとっては一番大事だと思ってきたSamにとって、向こうはそうじゃなかったのかって、思い知らされた気になったのかもしれないけどさ。これまであんなに大事にしてきたAmuletを捨てちゃうなんて・・・。
ほんと、Deanの落ち込みようが、心から心配です。
という訳で、今回なんだかエラクしんどいEpだったな~。
来週はどうなるんでしょう。
このところ、仕事が非常に忙しく、Supernaturalで現実逃避してる節があります。次回Epも元気で見られますようね。
***
8 件のコメント:
yumiusaサマ。
こんばんわ!待ちに待った、epi16♪
...なーんてものでは全くなかったですね...。
もう、yumiusaさんと同じ状態になりました...。
本当に、なんだかSPNを見始めて初めて、こんな
スッキリしない気持ち...何とも言えない...。
それもこれも、Jensenの演技がよすぎるから...なんて
無理に茶化しても全く効果無し。ほんと、叩きのめし
ますよね、SPN製作陣...。これで本当にSeason5の
終わりがわからなくなっちゃいました。
想像する気もなくなりそう...。こうなると、GodはDad
か...。次回、どうなるんだろう...。
お忙しい中、更新ありがとうございます!毎回yumiusaさんのもどきに助けられてます♪次回もよろしくお願いします♪
どうなっちゃうんでしょう...Dean...。
こんばんは、yumiusaさん。長い休み明けの第2弾はとんでもなく辛いエピですね。うつ伏せに眠るかわいいDeanを楽しむ間もなく、殺されてしまうとは!(それにしても、枕の下に手を突っ込んで眠るDeanは絶品(笑))
Deanの夢は分かりやすかったですが、Samのは日本語訳のおかげでようやく意味がわかりました。いつもながらありがとうございます。これはSamばかりのせいじゃなく、angelの謀略でしょうが、あんなにもDeanを打ちのめすなんて、かわいそすぎます。
どれだけ絶望させればと思わせた、最後のAmuletのごみ箱行き!だってあれは効果がないというより、なによりSamからのクリスマスプレゼントじゃないですか。
天国での(アレが天国なら…)ことは全部Zachariahのたくらみで、Joshuaさえ出てくれば大丈夫だと思わせてファンをおおきく裏切る鬼くりぷき先生の高笑いが聞こえそうです。
また兄弟が絆を深く結べるように心から願います。はやくImpala越しのSam&Deanが見たいです。
とりあえず今回の最後にSamが捨てられなくてよかった(苦笑)
ママの所へかけよるDeanの子供っぽい走り方にJensenの演技力を感じました、ほんとに子供に戻ってましたよね。
お忙しい中、訳ありがとうございました。
NO2407さま、おはようございます。
まったく、Supernaturalスタッフってば、やらかしてくれますね~。
これでもかってくらいにDeanを痛めつけて、わたしたちがず~~~んと落ち込むのを見て、してやったり!ってことでしょうか。
毎度毎度、翻弄されっぱなしです(泣)
とにかく、Jensen、今回も良かったですね!!Momに会った途端、子供にかえっちゃうあたり、もう唸るしかありませんでした。歩き方から違うんだもん!
でも、ほんと、希望を失ったDeanは、この後どうするんでしょうか・・・。すごく心配です。何とか次の光を見つけて欲しいけど、そう簡単にはいかないでしょうね~。Samとの関係も微妙だし・・・。そういえば、先日のLA Conで、Jensenが、DeanとSamにちょっとした衝突?が有ったんだって言ってたのは、この事だったんでしょうか??
今度のEpでも、Deanはいじめられてるようだし、しばらくはツライEpが続きそうですね。
わたしも仕事が急上昇で忙しくなってきたので、せめて、週末はDeanとSamに癒されたいです・・・。ああ、幸せな彼らを見たいな~。
amber様、おはようございます。
ツライEpでした・・・。
油断してたし、見終わった後は、ちょっとCasのような放心状態でした。
罪のない顔で眠るDeanは、カワイイです。安心して眠れる日が来るのは、まだまだ先でしょうね~。ていうか、来るのか??
Samの夢の方は、やっぱりZacの策略が絡んでますかね。そう言われても、Deanが受けたショックは、しばらく引きずりそうですね。Godさえちゃんとしててくれれば、Deanのショックも帳消しに出来たかも知れないのに、そうは問屋が卸さないところが、Supernaturalですね。最後にドカンと大きなのを落としてくれましたよ。
まったくいいように踊らされていますね。
希望を失ったDeanはどうなるんでしょう。Samとも分かり合えるかな~、ああ、出るのは溜息ばかりです・・・。
それにしても、Jensen、歩き方から、話し方から、後ろ姿まで子供にかえってて、ああ、この人って本当にすごいな~って、感動しました。あの、Jensenの演技は、可愛くて、そして切なくて、ちょっとぐっときましたね。
次回Epも、油断ならない様子なので心して臨みたいと思います。今後も、DeanがSamを捨てる事がありませんように!心から祈ります!!
yumiusaさん、こんにちわ!
やっとこ追いつきました(苦笑)
ですが、これからこの感想書くとなると、めちゃくちゃしんどい・・・。
元々思い出ネタには涙腺弱いのに、このどーん沈み込むようなエピは何なんでしょうかね。
Godのメッセージの為のエピだったのは分かりましたが、それ以外がキツすぎて、ホント、どーんです。
でもガンバって書かねば。
LICCAさん、おはようございます。
キツイEpでしたね。
ジワジワ後を引きそうでイヤな感じです。
それにしても、Godっていったい何なんでしょう??自分が作ったものが壊されちゃっても、気にしないのかな~。
この後も、しんどいEpが続きそうで、覚悟がいりそうですね。
yumiusaさん、こんばんわ。
花火の思い出に心奪われたかと思えば、ディーンの手でAmuletが捨てられてしまうなんて!!!
悲しいラストでした。
ディーン自身も大切にしていたし、ディーンが地獄にいた間も、サムがその胸にかけてたAmulet・・・。サムがディーンを大切に思っている証のように感じていたので、いくら絶望したとはいえ、捨ててしまうなんて(泣)
サムはゴミ箱の中からそっと拾ったりはしてないでしょうか・・・。
いつかまたディーンの胸で揺れてて欲しかったです。
千広さん、こんにちは。
Amuletは、どんな事があってもDeanがSamと繋がっているって証のような気がしていました。Samがそばにいない時も、家族に反発しているときも、本当はDeanの事大切に思ってるんだって。
このEpで、DeanはSamの中の幸せとは、家族以外のところにあると感じてしまったのかもしれませんね。たとえそれがAngelの策略だとしても・・・。
Godに拒否されたDeanには、イタすぎる出来事でした。
でも、わたしも、きっとSamが後でこっそり拾ってると信じたいです。いろんな事が、片付いたとき、またSamからDeanへ贈って欲しいな~と。
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