ご注意ください!海外ドラマに関する日記では、常にネタばれしています。 ここからは、USのTV series Supernatural Season5についてのSpoilerが含まれています。ネタばれ禁止の方は十分ご注意ください。
Supernatural Season5 Ep18 "Point Of No Return"の感想もどきです。
とうとうあのウザいZachariahをDeanが始末しちゃいましたね。Zacは良いキャラだったけど、ほんと、意地悪でこれでもかってくらいのHeelだった。嫌いって言いきれる貴重なキャラだったので、ちょっと残念な気もがあるのも確か。
Deanの地獄の底ままで沈み込んでた気持も、何とか浮上したし、来週からはまた元気なDeanが見られそうで嬉しいです。
さて、いつもの通り、
わたしの訳には間違いや勘違い、勝手な萌えが大量に含まれている場合があります。そのため、一般的な訳でない場合もあります。おまけにかなりの意訳ですので、その辺りの事ご理解の上軽~い気持ちで読んでやってくださいね。
正確な訳をお望みの場合は、どうぞご自分で訳をお願いいたします。よろしくです。
それから、文中の訳の無断転記等は、おやめ下さいね。どうかお願いいたします。
冒頭、どこかのバーで酒を飲む・・・・Zac?!
なんてことはない、先週のCasもそうだったけど、Angelもヤケ酒飲むのね。カウンターの隣に座ったStuartさん、Zacにクビになったのか?って。一目瞭然な感じのZacの落ちぶれようですか(苦笑)彼は仕事でただひとつ「YES」と言わせる事さえできなかったって。結果がすべて。世の中、Heavenもですが、ホント、キツイ時代ですな。
そんな愚痴を言い合っていると、突然の地響き。
地震かと思ったら、それはZacのBoss。
例のキ~~~~~ンという耳障りな音、ガラスがことごとく割れます。
バーテンと、Stuartさんは、その音と光に耐えられません。
どうやらZacのBossは、彼にもう一度チャンスを与える事にしたようです。さあ、仕事に戻るぞ!と元気いっぱいなZacの傍らには、両目は焼かれて倒れているStuartさん。お気の毒です。
さて、場面はDeanの元へ。
・・・ああ・・・何?この憔悴しきったDeanの顔。
酒を一口飲んで、Deanはいつも着ていたJohnの皮ジャンを段ボールに入れます。そして、Impalaのキーも。長い手紙を書き、愛用の銃と共にそれも箱に入れ、封をする。送り先はBobbyです。
Deanは、死ぬ覚悟なんですね。
Michaelは、DeanをVesselとして使った後も、彼がおかしくなる事はないと言ったけど、そんなこと関係ない。
自分の意思で行動する事が出来ないなんて、Deanにとって見れば死んだも同然なんでしょう。いっそ死んだ方がどれほど楽かって。
でも、Deanを諦められない人間がこの世にはいる。
Deanが、ただの器になるなんてこと、耐えられないよね?
S "誰かにキャンディでも送るの?"
そう言って現れたSamに、Deanは本当に驚いたみたい。
Deanが、Samの行動を推測できるように、SamもDeanのことわかってる。たったひとりの兄弟だもん。
Deanを探しあてたSam。
モーテルのドアのカギは、いつもの通りピッキングしたのね(笑)
D "・・・どうやって見つけたんだ?"
S "死ぬつもりなんだろ?そういう人間が立ち寄る場所を想像するのは、難しい事じゃないさ。Lisaは元気だった?"
Sam、ホントすべてお見通しです。
D "・・・俺は・・死ぬつもりなんかない"
S "ホントに?Michaelは、Deanを自分の操り人形にする気がないって?・・・・・一体全体どうしたって言うんだよ?これがすべてを解決する方法だって?・・・ただ・・・ここから出ていくのか?"
D "・・・ああ、そう思う"
S "何でそんな事が出来るんだよ?!"
D "どうやってだって?!おまえが、今までやってきた事は逃げじゃなかったのか?!"
S "おれが、何度も何度もやった事はみんな間違ってたさ!・・・・・・・なあ、頼むよ・・・今は。Bobbyが今、何か調べてる"
D "へえ、・・・何を?"
S "・・・・・・・・・"
D "・・・何も見つからない。わかってるだろ?"
S "・・・・・それでも、おれがDeanを止めなきゃならないって、わかってるだろ"
D "ああ、やってみるのは良いさ。でも、忘れてないか?おまえは今、Demon Bloodでパワーを強めてるってわけじゃないんだぞ"
S "ああ、わかってる。・・・・だからおれ、助っ人を連れてきた"
そしてバサバサと翼の音。
Deanが振り返ると、そこにはCas。
Casは有無を言わさず、Deanのおでこに指を押しあてます。
行き先はBobbyの家。
無理やり連れ戻されたDeanの口から出るのは文句ばかり。
何で自分ができる事をやらせてくれないんだって、自分がMichaelのVesselになりさえすれば、多くの人を救えるのにって。Bobbyは、何かほかの方法を見つけようと言います。
ところがDean、あろうことかBobbyに"あんたは俺の親父じゃないし、俺の立場にも立ってない"と言います。Dean、それはあなた、ちょっと言い過ぎ。
Bobbyも、キレた。
テーブルの上に出された、銃と弾。
Bobbyは、毎朝考えるんだって、この球が自分の脳天を通過することを。でも、彼は決してそれをしない。理由はなにか?それはね、Deanと約束したから。戦うことを決して諦めないって。
Bobbyに怒鳴られて、Deanはどう思ったんでしょうかね。
でもまだこの時のDeanは、MichaelのVesselになる事を望んでた。
そんな緊迫した状況に割って入ったのが、Cas。
急に頭が痛くなったようです。そして何かが起っているとだけ言って、消えてしまいました。
相変わらず説明が嫌いなCas。
でも、この時は彼もまだ何が起っているのか、正確にはわからなかったのかも。
そしてやって来たのは寒々しい森。
木が倒れています。
ほら、Deanが復活した時とちょっと似てる。
Casは、地面が動いているのを見つけて、そこへしゃがみ込んだ途端、後ろから襲われます。Angelの襲撃です。
って、あのAngelを殺す事の出来る剣って、1本だけじゃないなかったのか!一杯あったら、ちょっとありがたさ半減しない?
ま、いいけどさ。
それよりこの戦いのとき、Casが剣を逆手に持ちかえる場面があるんだけどね、それがやたらカッコよくって、何回もリプレイしちゃいました。いや~、ホントカッコイイ!!こういうなんでもない動作が、やたらイタについてるなんて、このひともいいね~。
そして2人のAngelをやっつけて、うごめく地面からCasが引っ張り出したのは、なんとAdamでした。
そう、Winchester家の3番目の息子。
DeanとSamとは、腹違いの兄弟です。
う~ん、彼って、本当にJohnの息子だったの?しつこいようだけど、まだ信じてないのよね。結局さ、DeanとSamが、そうだと思ってる事が大事であって、本当に本当の兄弟かは問題じゃないのよね、話の流れ的には。
特に、DeanがAdamを弟だと信じてる事が、Zacとしてはつけ入るすきになる。もちろんまだこの時は、そんなZacの思惑には誰も気づいていないけど。
さて、CasはAdamを連れて、Bobbyの家に戻ってきます。
死んだはず、しかも、DeanとSamが荼毘に付したのに、いったいどうやって復活したのかって?それは、Angelの仕業でした。
Angelが、何かの目的でAdamを蘇らせた。
Casは、今は、Adamを隠さなくてはならないと言い、彼の肋骨にDeanとSamにしたようにSpellを刻みつけます。その痛みで意識を取り戻したAdam。
A "おれ、どこにいるんだ?"
S "大丈夫だ。落ち着いて、君は安全だから"
A "あんたたち誰なんだ?!"
D "ああ~、実際おかしな話だけど、俺たちは、君の兄弟だ"
S "本当だ。John Winchesterがおれ達の父親なんだ。おれはSam・・"
A "なら、そっちがDeanってわけだ。おれ、あんたが何者かわかってる"
S "どうして?"
A "やつらがおれに警告したから"
S "誰が?"
A "Angel。Zachariahはどこだ?!"
DeanとSamは、Adamを知っています。
実際は、彼の皮を被ったCreatureだったわけで、AdamにとってはDeanとSamという兄弟がいることなんて知らなかったはずです。一年に1回しか来ない父親に、他に家庭がある事は、うすうす気づいてたかもしれないけど、兄弟の存在なんて、実際に目にしてみなければ実感はわかないでしょうね。
Adamを蘇らせたのがZacとなれば、なんとなく話が見えてくる。
泥まみれの体を綺麗にして話しに続きです。
D "じゃあ、話してくれ。初めからな"
A "・・・ええっと、おれは死んでHeavenにいた。・・・高校のプロムみたいだった。おれ、女の子と良い感じで・・・彼女、・・・彼女の名前は、Kristin McGeeだった"
D "ああ、そりゃ、間違いなくHeavenだな。で?最後まで行ったのか?"
S "ゴホン!あ~、続けて"
A "えっと、そのAngelは、どこからともなく現れて、おれが、ああ・・選ばれたんだって言った"
S "何のために?"
A "世界を救う事"
D "どうやって?"
A "ああ、おれとArchangelは、大量のDevilを殺すんだ"
D "どのArchangel?"
A "Michael。おれは、ああっと、彼の剣かVesselなんだって。よく知らないけど"
D "それは、正気じゃない"
C "そうとも限らない"
D "どう言う事だ?"
C "彼らは、おまえを諦めたんだ、Dean"
D "それじゃ話が通じない"
C "彼は、John Winchesterの血筋で、Samの兄弟だ。完璧ではないが、不可能でもない"
D "・・冗談だろ?"
S "どうして奴らそこまで?"
C "多分、必死なんだろう。多分、Deanは、彼らに耐えうるに十分勇敢だと、間違って考えた"
D "もういい!怒らせたいのか?Cas!"
S "待てよ!冗談じゃない!何だって言うんだ?!運命とか何とかいっときながら、突然、Angelは、プランBを持ち出すのか?・・・これが正しい事だと思うのか?!"
A "ああ~~、ホントに、離れ離れの家族の感動の再会だったけど・・・あ~、おれもう行かないと・・・"
S "ちょ、ちょっと待ってくれ。頼む"
Adamにしてみたら、2人に対する思いなんて、ないに等しい。とにかく、良い感情は抱いていないのがなんとなく伝わってきます。Samは、Angelが彼に嘘をついていると言いますが、Adamは信じません。なぜなら、彼らがAngelだから。
Angelの慈悲深さを信じていた頃が懐かしい。
Samは、自分を信じて欲しいと頼みます。
S "頼むから、おれを信じて時間をくれ"
A "信じるに値する理由は?"
S "それは、おれ達の血だ"
D "・・・・・・・"
A "あんたにそれを言う権利はない"
B "君はJohnの息子だぞ"
A "いいや!John Winchesterは、一年に一度、おれを野球に連れていくだけの人だった。おれに父親はいない。おれたちには、同じ血が流れているかもしれない。でもそれは、家族じゃない。おれの母親、それがおれの家族なんだ。そして、おれが自分がすべきことをすれば、また彼女に会えるんだ。・・・悪気はない。でも、彼女だけがおれのことを気にかけてくれるただ一人の人で、あんたじゃない"
D "・・・・・・・・・"
そうでしょうね。
一年に一度しか現れない男を、父親だと慕うなんて出来ないよね。写真の中のAdamは楽しそうだったけど、心の中は諦めの嵐が吹いていたのかもしれません。
Adamの言い分を黙って聞いていたDean。
彼は、どんな思いで聞いていたのか。
結局Johnは、どちらの家族も幸せには出来なかった。ちょっと厳しい言い方だけど、一年に一度の訪問も、結局は自分のためでしかなかったのかと思います。
一時だけでも、自分の運命から解放されたような気が出来たんじゃないでしょうか。
とにかく、何とかAdamをここで監視しなくてはなりません。
Adamは、隙を見て出て行こうとします。Bobbyは車椅子だし、彼だけなら振り切るは簡単ですが、Samがいます。Samは、Johnがこういう事からAdamを守ろうとしていたんだと言います。Adamは、自分を食べたCreatureのこと、憶えてました。ああ、気の毒。
彼はね、お母さんが看護師で深夜勤務をしてたから、どれくらい寂しくても、何でも一人でこなしたんだって。食事も、寝る事も。
弟がいる事を知ってたらね。でも、過去は変えられない。
そんなことわかってるけど、今のAdamにとって、お母さんとの再会の方が、突然現れた兄弟よりも大事な事は変えようがないです。
その頃Deanは、Panic Roomに入れられています。
Samと一緒にやってきたCasを、Deanは追い返しちゃいます。ウインク付きで。可哀想なCas。
DeanだけをPanic Roomに入れてた事に、彼は納得しません。今は、Adamだって狙われているはず。その彼を野放しにするのは、彼を犠牲にしかねない。
D "俺は、Adamを自分の弾除けにはしない"
S"Dean・・・"
D"マジでだ。・・・今まで、俺たち何人殺した?Mom、Dad、Jess、Jo、Ellen・・・。まだ続けるべきか?"
S"それは、おれ達が手を下したわけじゃないだろ"
D"俺たちがやったも同然だ。・・・・・もう疲れたんだ。俺がさせられているこの戦いに疲れた。"
S"なあ、気持ちを切り替えて、自分が犠牲になろうと思うのをやめろよ。おれ達、一緒にやれるだろ?"
D"・・・そうは思えない"
S"どうしてだよ?Dean、マジで、言ってよ。おれ知りたいよ"
D"・・・俺は・・・ただ・・・・・。俺は、信じられないんだ"
S"・・・・・何を・・・・・?"
D"・・・・・・おまえをだよ・・・"
S"・・・・・・・・・・"
D"つまり、俺は・・・・俺は、それが、Demon Bloodなのか、他のDemonなのか何かは、わからない。でも・・・・俺は、奴らがおまえを乗り回す方法を見つけるだろうと思う"
S"・・・それって、おれが耐えられないって言ってるのか?"
D"おまえは怒ってて、・・・自分だけが正しいと思ってる。・・・Luciferは、プロムにおまえを着るだろう。それは時間の問題さ"
S"そんなこと言わないでくれ、Deanだけは・・・他の誰が言ったとしても・・・"
D"俺だって言いたくない・・・。だが、これは真実だ。・・・そしてLuciferが、おまえを手に入れた時、誰かが奴と戦うためにそこへ送られる。そしてそれは、Adamじゃない。・・・・そう、・・・それは俺なんだ・・・"
う~~~~ん。
どうして信じてあげないの?
Deanと一緒にいさえすれば、SamはLuciferに「YES」なんて言わないよ。
確かに、これまでのSamは、自分だけが正しい事をしてる、自分が一番だって自惚れてた時もあるけど、そうじゃなくなろうと努力してるじゃん。
Deanは、Michaelに「YES」と言わず、SamがLuciferに屈してしまった時、Samの姿をしたLuciferと戦う事が恐ろしい。「The END」で、その場面を目撃したDeanは、自分がLuciferに勝てない事を知っている。それは、力が及ばないとかそんな物理的な事じゃなく、DeanにSamは殺せないっていう一言に尽きる。
例え何らかの手段があって、Luciferを殺す事が出来たとしても、Samの姿を前にしたら、Deanはきっと手を下せないんじゃないかな。だって、いくらLuciferになってたとしても、体の中のどこかにSamがいるんだよ。Vesselになるには、生きていることが前提だもの。
いくら「YES」と言ってしまったSamとはいえ、Deanに彼を殺す事は、実際不可能だと思う。というか、そう思いたい。
ああ、Samもツライです。
どうしたらいい?
Deanは、自分の運命に疲れ切ってる。
何人もの人の犠牲の上にある自分の運命を。
でも、Deanが、折れたらSamだって折れちゃうんだよ。2人一緒だから、何とか踏み止まれる崖も、ひとりになったら落ちちゃうよ!!
とにかく、一番信じて欲しい人に、信じられないと言われ、その心を奮い立たせてあげる事に出来なかったSamは、瞳に涙をいっぱいためて、その場は一端引き下がるしかなくなります。
Bobbyは、Deanはもちろん、Samの事も心配そうです。
Casは、Deanの様子を見に行きます。
すると、Panic Roomから、何か倒れる音。心配になってのぞき穴から中を見ると、テーブルがひっくり返って、Deanの姿が見えません。ドアを開けて中に入ると、自分を呼ぶDeanの声。振り向くと、そこにはAngelを遠くに吹っ飛ばすためのSpellが描かれていて、Casはあっという間に、どこかへ飛ばされてしまいます。
Dean、いくら脱出するためとはいえ、Casをこんな扱いするなんて・・・。Cas、すごいショックだったと思います。信じて、すべてを捧げてきたDeanにこんな扱い受けるなんて、思ってもみなかったでしょう。
後が恐ろしいわよ、Dean。
Casを飛ばして、Deanが逃げた事に気付いたSamは、AdamをBobbyに任せて、Deanを探しに出かけます。
その頃、Adamは、夢の中でZacに会っていました。
昔、お母さんと来た公園。
でも、お母さんの姿はありません。
Zacは、彼女はすぐに来る、DeanとSamはおまえの家族じゃない。信用するなと言います。そして、今の彼には一番大事なこと。自分を信用しろ、お母さんに会いたくないのかと。
一方Deanは、町の真ん中で、祈りを捧げている人に話しかけます。Angelが自分に話しかけてくると言っている人です。以前、こういう人たちとはかかわり合いにならないと言ったのに、今のDeanは一刻も早く自分をAngelに見つけてもらいたいんです。
D"へい、俺、Dean Winchesterだけど、俺のこと知ってる?"
M"おお、God"
D"それは、知ってるってことだよな。なあ、聞いてくれ。Angelに言ってくれ。俺がここにいるって知らせてほしいんだ"
M"我らが父よ・・・"
男の人は跪いて祈り始めます。
そこへ現れたAngel。
Deanが今会いたくない唯一のAngel、Casです。
C"おまえの祈りの声は大きすぎる"
そう言って、一瞬のうちに男の人を眠らせると、Deanを路地に引き摺りこみました。そして、殴る、殴る、容赦なく殴る!!
D"・・・!!気でも狂ったのか?!"
C"わたしは、こんな事のためにHeavenに楯突いたのか?!おまえが、彼らに屈するように?!"
D"Cas!!・・・やめてくれ・・・"
C"わたしは、与えた。おまえにわたしのすべてを捧げたのに、そのお返しがこれか?!!"
だ~か~ら~、言ったでしょう。一途な男を裏切ると恐いって。
Casは、Deanのために、家もDadも兄弟もすべてを捨てたのに、そのお返しがこれじゃ、怒るのも無理ないわよね。結婚式場からトンズラされたようなもんよ。
そして、殴る、蹴る、ふっ飛ばす!!
ボコボコにされて、動けないDeanの顔と、Casの拳のアップ。
D"・・・やれよ・・・。さあ、やれよ!!"
でもね、CasがDeanにとどめをさすなんてこと出来ない。
初めての大喧嘩だったけど、たまにはこうやって感情を爆発させるのも良い。だって、普段Deanは、Casに甘えてるし、Casだってそれをよしとしているところがある。何やったて、許されると思っちゃいかんよ。自分の事を大切に思ってる人を、騙して裏切るような行為は、絶対にやっちゃいかんです!
とにかく、怒りにまかせてボコボコにしちゃったけど、これ以上やったらDeanが死んじゃうと気づいたのか、あるいはある程度気が納まったのか、Casは、Deanの肩に指を置くと彼を眠らせてしまいます。
そして、Bobbyのお家にお持ち帰りです。
もちろん、寄り道はしなかったと思いますよ。
Bobbyの家では、Deanを見つけられず帰って来たSamが、Adamがいなくなったと聞いて、焦っています。そこへ、ボロボロのDeanを連れてCasが現れます。
何があったんだと訊くSamに自分がやったと白状するCas。
Casは、Deanをソファーに転がしておいて、Adamが自分からAngelに居場所を教えたから、彼らが連れて言ったんだろうと言います。
どこへ?
それは、以前Deanも連れてこられた、待合室。
Adamの前には、ビールとハンバーガーがたっぷり、彼は美味しそうにそれを食べています。現れたZacは、ここで真実を明かします。
MichaelのVesselになると思い込んでいるAdam。
でも彼はやはり餌でしかなかった。
そう、Deanを釣るための餌。
Adamは選ばれたものではない、彼らが望んでいる人物の非合法に生まれた腹違いの弟なだけ。Winchesterには、ひとつの弱点がある。
「家族」
Adamは、ここで窮地に陥らことになる。
そうすれば、DeanとSamは彼を助けにここへやって来る。そして、兄弟を助けるために、Deanは、正しい事をする、今夜この場所で。
それが、Zacの書いた筋書き。
そして、Adamは、突然血を吐きます。Zacの仕業。
Deanは、気づくとPanic Roomで、手錠につながれています。そばにはSam。
S "気分は?"
D "・・・オタクのAngelを怒らせないようにするさ。・・・・で、状況は?"
S "・・・Adamがいなくなった。Angelと一緒だ"
D "どこに?"
S "AngelがDeanを連れて行った場所だって"
D "確かなのか?"
C "Casが調べた"
D "・・・で?"
S "で、そこには、うじゃうじゃ敵がいて、勝ち目はなさそう。まるで、一か八かの勝負みたいだ"
D "ああ、普通はそうだろうな。・・・で、どうするつもりだ?"
S "・・・とりあえず、Deanを連れていく事かな"
D "なんだって?"
Samは、Deanを繋いでいた手錠を外します。まさかそう来るとは思ってなかったDean。
S "奴ら数が多すぎる。で、Deanは、この町でほとんど唯一って言っていい手札だから"
D "・・・それって間違ってないか?"
S "・・・うん、CasとBobbyもそう言った。でも、おれにはよくわかんないよ"
D "2人は、正しい。これは、俺に「YES」と言わせるための罠だ。いや、罠とは言わないか。俺がどっちにしろ「YES」って言うんだからな。・・・俺は、そうする"
S "ううん、やらないよ。いざとなったら、Deanは正しい選択をするさ"
D "・・・・立場が逆なら・・・俺はおまえをここに腐るまで繋いでおく。ここにずっと繋いで置くぞ"
S "・・・・・おれ、そんなに頭良くないんだよ"
D "・・・なあ、俺、理解できないよ。・・・・Sam、なんでおまえこう出来るんだ?"
S "理由は・・・・だって、Deanはおれの兄貴だからさ"
D "・・・・・・・・・"
Dean、Samはあなたのこと、ちゃんと信頼してる。
どんな事があっても、兄弟だもの。
Samにとって、Deanは、もうこの世で最後の砦なんです。彼が、本気で唯一頼れるのはDeanだけで、他には何もない。ひょっとしたら、自分さえ信じることが難しい時でさえ、Deanだけは信じられたと思う。だから、今、Deanが自分を見失っている今こそ、Samは彼を信じ続けてあげなきゃならないんです。
CasとDeanとSamは、CaliforniaのVan Nuysにやってきました。ここの工場の中に例の部屋があると、Casが言います。中には5人のAngelがいて、自分が彼らを一掃するので、2人はAdamを助けるように言います。それが唯一のチャンスだと。ネクタイを引き抜くCas。5人のAngelを相手にするなんて、自殺行為じゃないかというDeanにCasは言います。
C "多分、それはそうだろう。だが、おまえはわたしの失敗を見る必要はない。・・・・残念だ、Dean・・・。わたしには、Samと同じような、おまえに対する信頼がない・・・"
D "・・・・・・・"
ああ~、可哀想なCas。
Casは、Deanが「YES」と言わないとは、確信を持てないでいる。DeanとSamの間に入るには、まだまだですね。
そして取り出したカッターナイフ。
何に使うのかと思ったら・・・。
Casはひとり、倉庫に入って行きます。
中には小屋が。
そして現れた一人目のAngelを剣で刺し殺しますが、残りのAngelが現れ、取り囲まれます。Casは、剣を捨てて、かかって来るように言います。そして、彼らが近づいた瞬間、シャツの前を開くと、その胸には、Angelを吹っ飛ばす血のSpellが!!手を押しあてると、光に包まれて、Cas諸共、すべてのAngelが、掻き消えてしまいました。
外で、様子をうかがっていたDeanとSamが、中に入ります。そして、小屋の中へ。血を吐いて倒れているAdamに駆け寄るDean。抱き抱えて、助け起こします。
D "Adam!助けに来た!おまえは家族だ"
A "・・・Dean・・・罠だ・・"
D "ああ"
Z "Dean、お前は、本当にそんなに簡単に行くと思ったのか?"
D "おまえこそ"
後ろから、剣でZacに襲いかかるSam。
しかし、簡単に吹っ飛ばされてしましました。
D "Sam!!"
Z "私がこの間、何を学んだと思う?Dean・・・忍耐だ"
そう言って、手を翳すと、Adamはまた血を吐いて、床に崩れ落ち苦しみ出します。
D "Adam?!彼を、行かせろ!このクソ野郎!!"
Z "私は確かにリストラされた。しかし、私はボスを信頼しなければならなかった。彼が言ったように・・・まったく、ほら、お前の兄弟達は大出血している"
そう言って、今度はSamの方に手を伸ばし、その手を握り締めると、Samの口からも血が溢れだします。
苦しむ弟2人を前に、Dean顔が辛さで歪みます。
自分の体の傷みなら耐えられても、家族の苦しむ姿を彼が耐えられるはずない。それにもう、Deanの心は決まっていた。
Z "準備は出来たのか?我々が進む道。お前には他にどんな選択肢もない。けっしてないんだ"
D "やめてくれ!今すぐ、やめてくれ!!"
Z "何と引き換えに?"
D "くそ!Zachariah・・・。頼む、やめてくれ"
苦しむSamとAdam。
Deanはとうとう、Zacが待ちに待った「YES」を言います。
D "・・・俺はやる"
Z "すまない、何だって?"
D"・・・OK、YES・・・。答えは「YES」だ"
S "・・・Dean・・・"
D "聞こえたろ!!Michaelを呼べよ!!クソ野郎!!"
Deanの声は掠れて、今にも泣き出しそうです。
それを見るSamの悲しそうな顔。
Z "お前が嘘を言っていないと、どうやってわかる?"
D "俺が嘘を言ってるように見えるか?!"
ほんと、とてもそんな風には見えない。
Zacは、Spellを唱え、部屋が揺れ始めます。
見つめ合うDeanとSam。
この時まで、Deanは本気だったと思う。
でも、Samの目を見ているうちに、彼の中の何かが変わった。それは、ここに来る前のPanic Roomでの2人の会話のせいかもしれない。実際、最後まで自分を信じていてくれたSamの気持を、Deanも信じてみる事にしたんでしょうか。
何かに気付いたような表情の後、Zacが"彼が来る"という言葉を聞いたDeanは、突然Samに微笑みかけ、ウインクします。
何が起ったのかわからないSam。
Deanは、やっと手に入れた成功に喜んでいるZacに言います。
D "もちろん、2つ3つ、条件はあるけどな"
Z "なんだと?"
D "俺が「YES」という前に、何人かの安全を保証ししてもらう"
Z "ああ、もちろんだ。リストを作ってくれ"
D "だが、とりわけ、重要な事は、Michaelがお前を殺すまで、奴が俺を使う事は出来ない"
Z "なんだと??"
D "Michaelが、この俺を欲しいなら、奴はお前を炭に変える必要があるってことさ"
Z "ははは、お前は彼がそれをすると思っているのか?"
D "誰が今、奴にとって、より重要だと思う?・・・・お前・・・それとも俺?"
Z "よく聴け!!お前など、虫に付く蛆虫のくせに!!私が誰かわかっているのか?!私がお前をMichaelに引き渡した後・・・"
D "使い捨てだろ"
Z "ははは、Michaelは私を殺さない"
D "多分な、・・・でも、俺がやる"
そう言った、Deanの右手にはAngelを殺す事の出来る例の剣。
Deanは、Zacの喉を剣で突き上げます。真っ白で強烈な光に包まれて、絶命するZac。倒れた彼の周りには、Angelの翼の跡がくっきりと付いていました。
吹っ飛ばされたDeanは、Adamを助け起こしておいて、Samのもとへ駆け寄ります。そして、本格的に揺れ出した部屋には、例のキ~~~~ンというAngel Voice。
Samの肩を抱いて、急いで部屋を出ます。その時、Adamの前で、突然扉が閉まってしまいました。助けに戻ろうとしますが、ドアノブは掴めないほど、高温になっていて、中にはいる事が出来ません。
叫ぶAdam。
振り返った彼は、Michaelの姿を見た?
そうだとしても、彼の瞳が焼けつく様子は、感じられませんでした。それに、彼、あのキ~~~~ンって音にも反応なくて、ひょっとして、Adamは、Angelの声や姿を見る事が出来たんでしょうか?だとしたら、やっぱり彼も半分とはいえ、Winchesterの血を受けついて、不思議な運命を背負っていたのかもしれませんね。
そしてすべてが静かになって、溢れていた光も納まり、ドアも元に戻ります。Deanが開けてみると、そこの様子は一変していて、ただのがらくたばかりのうす汚い部屋に変わってしまっていました。そして、Adamの姿は跡かたもなくなっていました。
どこかで調達した車の中、2人はBobbyの家に向かっているんでしょうか?
S "・・・Adamは、大丈夫かな?"
D "どうかな・・・。Casも・・・。でも、見つけよう"
S "・・・・・・・で?"
D "・・・なにが?"
S "おれ、Deanの目を見た。「YES」って、本気だったろ?そう・・・何が、気持ちを変えさせたの?"
D "・・・正直・・・凄い事・・・。世界は終わる。俺たちの前には、壁が立ちふさがって・・・、おまえには、俺が終わっちまったように見えたろ。俺が考える事が出来そうなのは、おまえが「このバカがおれをここに引きこんだくせに」って思ってるってことくらいで・・・"
S "・・・・・・"
D "ただ・・・おまえを、失望させたくなかった"
S "・・・・しなかった。・・・危なかったけど・・・でも、失望させなかったよ"
D "・・・俺、おまえに謝らないとな"
S "やめてくれよ。そんなことしなくて良い"
D "いや、言わせてくれ。・・・俺、それが兄貴だからかどうかは、わからない。でも・・・。おまえは、いつも俺が面倒を見なきゃならない子供だった。俺は、もうそうじゃないんだってこと、理解しなきゃな・・・。つまり、おまえが俺を信頼してくれる事が出来るほど、もう十分大人なら、俺が出来るせめてもの事は、その信頼に答える事だけなんだ"
S "・・・・・・・・・・"
D "・・・・そして、運命に立ち向かう。俺は、俺たちが奴らと戦うと誓う。それが俺たちの向かう道だ"
S "・・・良いね・・・"
うぎゃ~、今回どんだけ、ヒヤヒヤしたことか!
ここんとこ、ず~~~とDeanの気持が折れてて、とうとうMichaelに「YES」と言っちゃいそうになって、毎週毎週、胃が痛かった。
Samは、Deanはいざとなったら正しい事をするはずだって信じてて、結局のところそれが正しかったってこと。
いろいろと、消化不良が続きましたが、Deanさえやる気になってくれれば、道はおのずと開けます。来週からは、本格的にLuciferに対抗する策を見つけないとね。それにはどうやら、Horsemenのリングがカギを握ってそうです。
さて、今回、CasのDeanへの深~~~い愛情が溢れていましたが、彼、どうなっちゃったんでしょうか?自分諸共、吹っ飛んじゃいましたが、大丈夫かな?心配です。
Cas、自分はSam程、Deanを信じられないと言っとりましたが、なんのなんの。Deanのためなら何だってやってのけるんだから、十分です。
それからAdam。
彼はこの先、含みを持たせた感じの、退場の仕方でしたね。
そうも彼はほんと、Angelの姿や声を聞く事の出来る体質なんじゃないかと思えて仕方がない。でも、わたしは、今後彼が出てくる事には、あんまり賛成しかねるっす。
Winchesterは2人兄弟が良いよ。
DeanとSamの間には、血の繋がった兄弟といえども、入って欲しくない。ちょっと、説明が難しい、複雑な気持ちなんです。
えっと、今日はこの後、ライブに行く事になってて、あんまり時間がありません。
いろいろ書きたい事はありますが、ここでUPいたします。仕事も忙しいので、追加で何か書けるとは思いません。ちょいと残念。
でも、Dean復活の記念すべき100th Ep!!
大変良かったです。
来週のEpが、楽しみでしょうがないです。
では、また。
誤字脱字、いつも以上にチェックしていませんが、どうぞご容赦を。
***
6 件のコメント:
こんにちわ〜ライブ楽しんできてくださいね(笑)
Deanのウィンクで一瞬ですが、Season1,2の兄弟が戻って来たかな??って感じました!!
キャプテン・バギー的妄想のようにならなくて良かったデス(笑)
来週は一杯神様が出てくるやつですね〜楽しみっ!!
こんばんは、yumiusaさん。訳ありがとうございます。いやぁ、Deanは本気で死ぬ覚悟だったんですね(泣)ちっちゃい字の手紙がなんだかカワイイと思ってましたが、深刻だった。
100エピらしく、説教するBobby、思いの丈を訴える(そんな感じでしたよね)Cas、極めつけは土壇場になると発揮する弟力!など、見せ場がたっぷりでした。
一見Adamの方が具合悪そうだったけれど、Samに肩を貸して助け出すDeanがいいですね、兄ちゃんはこうでなきゃ(笑)
Adamがどうなったのかや、Michaelが出現したかどうか、など疑問も多いですが、Winchester兄弟(二人っきりでいいです!!)さえ信じ合えば切り抜けられる。
ありがとうスタッフ、Jensenをすばらしく引き立ててくれて、ファンを気持ちよく上昇気分にしてくれました。
とかいって安心してると、この後どうなるかわからないので、ワクワクしながら見ていきます。
キャプテン・バギーさま、こんにちは。
そうですね、ちょっと懐かしい感じでした。
「YES」と結局は言わなかったDeanに、心底ホッとしました。良かったです~(^^)
Ep19、なんだかちょっと、面白い場面もありそうですかね。Web Clipでは、ゾウが出てました。あれは、Ganeshですね。
楽しみです~。
amberさん、こんにちは。
マジで死ぬ気だったんですね、Dean。あの段ボール見たときは、ほんと、あ~~~って思いました。あの手紙には、何が書かれていたんでしょうか?・・・知りたくないです。
Bobby、Cas、そしてSam。誰もDeanを失いたくないでしょうからね(涙)
いや~、良いEpでした。
そうそう、確かにAdamの方が長い間苦しんでましたしね(苦笑)でもやっぱり、Deanにとっては、Samの方が大事ってことでしょうか・・・。ああ、Adam、本当に踏んだり蹴ったりですね。いろいろ疑問もありますが、とにかく、Deanさえヤル気になってくれれば、またSamと2人でどんな困難も乗り越えてくれると信じます。
久々に、ホッとできるラストで、良かったです。Deanのウインクを2回もみられたし!
残りは4Epなので、油断は禁物ですが、さすがにもうこの後はDeanのネガティブ攻撃もないでしょう。つうか、これ以上は正直ウザイです。次からは、ポジティブDeanが見られることを期待します。
いつも和訳ありがとうございます!
ウィンクするディーンとってもかっこよかったです。
ディーン復活ってか、兄弟の絆復活って感じでした。
一旦は目を背けたサムが、それでも必死でディーンを見つめるあの僅かな瞬間に、ディーンが手離したくなかったのは弟の信頼だったんだなぁって・・・感動です。
そして、ディーンはやっとサムが守るべきだけの存在ではなく共に肩を並べて戦ってゆける相棒でもあるって気付いてくれた。
サムガールな私にとって、そんな究極のパートナーがいることに気付いたディーンの横顔は、はじめてお兄ちゃんディーンではなく、戦う男ディーンに見えました(笑)
千広さん、おはようございます。
いや~、長かったですね~。これ以上Deanの気持が沈んだままだったら、暴れてたかもしれません(苦笑)DeanとSamは、2人一緒である事が大切なんだと思います。今回、Deanが、Samを一人前の男と認めたってこと、本当に良かった。何でもかんでもひとりでしょいこまず、今後は少し、Samに甘えることも憶えて欲しいです。お互いの比重が均等になってこそ、最強のパートナーになれるはずだと思います。
この後は、怒涛のFinaleに向かって待ったなしですが、これで少しは希望が見えてきたな~と思える、いいEpでした。
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