ご注意ください!海外ドラマに関する日記では、常にネタばれしています。 ここからは、USのTV series Supernatural Season5についてのSpoilerが含まれています。ネタばれ禁止の方は十分ご注意ください。
Supernatural Season5 Ep17 "99 Problems"の感想もどきです。
まさかここでLisaが出てくるとは思ってもみなかった。
Deanにとって、守るべきものは今は幸せな自分を思い浮かべた時に見る、LisaとBenとの3人家族。
Deanは、Michaelに「YES」という代りに、いくつかの条件を出すつもりのようですが、その中に、2人を助ける事も入っている。
それにしても、自分の人生の最後に際して、彼らを守ろうと思うなんて、Deanの中でこれほど2人の事が大きくしめてた事、今まであんまり気がつかなかった。
確かに、Deanの夢の中に出てきたりとかしたけど、3人での幸せな人生を考えたりした事があったんだね・・・。
そう思うと、そんなこととは程遠い人生を送って来たDeanが、気の毒でしょうがない。
もう待ったなしのようですが、とりあえず次のEpでは、まだDeanはMichaelに身売りする前のようなので、ひと安心。
ですが、次のEpの最後にどうなっているかが非常に恐いです。
さて、いつもの通り、
わたしの訳には間違いや勘違い、勝手な萌えが大量に含まれている場合があります。そのため、一般的な訳でない場合もあります。おまけにかなりの意訳ですので、その辺りの事ご理解の上軽~い気持ちで読んでやってくださいね。
正確な訳をお望みの場合は、どうぞご自分で訳をお願いいたします。よろしくです。
それから、文中の訳の無断転記等は、おやめ下さいね。どうかお願いいたします。
冒頭、DeanとSamはDemonに追われて絶体絶命の危機に陥っています。行く手は火の手で閉ざされ、追いついてきたDemon達に、Impalaの窓から引き摺り出されようとしています。そこへやって来た放水車。勢いよくDemonに放水された水は、聖水でした。そして拡声器からは、ExorcismのSpell。次々に倒れていくDemon達。
DeanとSamを助けてくれたのは、自らをSacrament Lutheranの民兵と呼ぶRob率いる町の人々でした。そして彼らは、Demonの事も、Apocalypseの事も、すべて知っていました。
DeanとSamは、Impalaのトランクに積め込んである、自分達の"商売道具"を彼らに見せて、同じ目的で動いていることを説明します。
理解した彼らについて行くと、拠点は教会でした。
中ではまさに結婚式の最中。
ここでは、町ぐるみでDemonと戦っているようです。
ある部屋では、大人も子供の武器を作っていました。岩塩の弾に聖水。そしてこの状況をみんなに理解させているのは、神父の娘、Leahです。
彼女は、Angelから話を聞いて、DeanとSamの事も知っていると言います。彼らの肋骨に刻まれているSpellの事さえ知っています。彼女がその気になったら、DeanとSamの居所をAngelに告げ口する事も出来るわけですが、何故かそれはしないようです。
Angelは、ExorcismのSpellや、Demonが現れそうなところをLeahに教えるのだそうです。Deanは、彼女がChuckのような預言者かと思います。
それにしても、このLeahの張り付いたような笑顔が恐いんですけど。なんか作りものみたいで、いや~~な感じがします。
その夜、超満員のバーで、SamはCasに電話しますが、留守電になっています。その応答メッセージが笑える。
C "何故、わたしは自分の名前を言わなければならないのか、理解不能だ"
ははは、そりゃそうよね。
特にCasに電話してくるのは、DeanとSam、ひょっとしてBobbyくらいしかいないもん。いちいち"こちらは、Castielです。ただいま留守にしています。御用の方は・・・・"なんて、メッセージ、必要ないな~(笑)
Samは、自分達が今地上のMinnesotaにいる事、連絡してほしい事をメッセージボックスにのこします。
・・・Casが電話に出ないなんて、まだ先週の事を引き摺っているんでしょうか・・・。
心配ですが、Deanも相当なもんでした。
D "・・・で、Casは掴まったか?"
S "メッセージ残しておいた。・・・で、どう思う?どうしてDemonはここを総攻撃してるんだろう?"
D "・・・さあな・・・カワイイ預言者を潰すためじゃないか?たぶん"
S "・・・・・・"
D "何だよ?"
S "・・Angelは、奴らの汚い仕事を町の人達にさせてるんじゃないかな"
D "・・・ああ、それで?"
S "そして、そのうち、みんなバラバラになるよ"
D "・・・・なあ、俺たち全員死ぬんだぞ、Sam。・・・たぶん、1カ月か・・・2か月の間にな。俺が言いたいのは、つまりこれは世界の終りなんだってことさ。でも、この町の人達は、みんな自暴自棄になったりしてない。実際、彼らは冷静にこの状況から抜け出そうとしてるんだ。・・・その事のどこが悪い事だって言うんだ?"
S "・・・・・誰が、みんな死ぬなんて言ったんだよ?・・・人々を救おうと頑張って来たおれ達に、いったい何が起ったんだよ?"
ほんとにね、すっかりこの世は終わるんだって納得しちゃってるDean。Samは、そんなDeanに、どうして諦めちゃってるんだよ??って言いたいわけです。
Godに見捨てられたから?
でも、Deanは、初めはGodもAngelも信じてなかったじゃない。Samに、どうしたんだよ?!って言われても、返事も出来ないDean。
こんな弱気なDeanは、見ていてツライです。
そんな2人の静かな衝突が、教会の鐘の音で水入りです。
Leahに、何か新しいお告げがあったようで、みんな教会に向かいます。DeanとSamも行ってみることにしました。
教会から5マイルほどの所にDemonが集まっているようです。彼らは何人かでチームを組んで、それを退治しに行く事になり、DeanとSamもそれに加わります。それにしても、このEnochian、メチャメチャ短いですが、これにも理由がありました。後半に判明します。
無事にミッションをこなし、高校生くらいのDylanが、DeanにImpalaで帰りたいと言います。彼は、最初にDeanとSamを救ってくれたRobの息子です。一緒に来ていたMomのJaneは、先に町の人達の車で帰って行きました。Deanは、Dylanにもビールを投げて、3人で小さな祝勝会です。
ところが!Demonが一匹Impalaの下に隠れていた!
Dylanは、あっという間にImpalaの下に引きずり込まれてしまいます。Samが、Demonをやっつけ、DeanがDylanを助け出しますが、彼の喉元は、すでにぱっくりと大きな口開けていて、絶命していました。
この時のDeanの何ともやり切れない悔しそうな顔が、痛々しいです。
Dylanの亡骸は、教会へ安置されます。
Janeに、あなたのせいよと、責められるDean。
例え誰であっても、Dylanを助ける事は出来なかったと思いますが、母親としては誰かのせいにしなくては、とても自分を保てないのだろうと思います。
ところがその式の途中、Leahが突然床に倒れ痙攣します。元に戻った時彼女は、Dylanは戻ってくると言いました。彼女によると、この町の人々はAngelに選ばれたのだと言います。審判の日、すべての愛する人と共にいる事ができる。地上で楽園を与えられるのだと。その為には、Angelの戒律に従わなければならない。
Angelの戒律。
S "酒もギャンブルも、婚前交渉もダメだって?!Dean!それって、基本的にDeanの中の90パーセントがダメって事じゃん"
D"ああ、まったくな。郷に入っては郷に従え、だ"
S"・・・なあ、どうしてそんなに冷静なわけ?"
D"冷静なんかじゃない。違うさ。・・・冷静じゃない。・・・あ~、なあ、俺は預言者じゃない。ここの人間でもない。あれは、俺への言葉じゃない。・・・・・先に行っててくれ"
Deanは、とても動揺しているように見えました。
なんだろう、これまでありとあらゆることを犠牲にして、人々を救ってきた自分にではなく、何故この町の人々が選ばれるのか、彼には理解できないのかもしれません。
見返りを求めてやって来た事ではないけど、Godに見放された今のDeanには、Angelのやる事はどんなことでも、これまで以上に理解に苦しむ事でしょう。
Samを置いて、DeanはLeahの所へ行きます。
彼女は横になっていました。さっきのお告げで体力を消耗したようです。
Deanは、彼女に楽園がやってくると言う事が、本当だと思うか訊きます。
L"・・・激しい戦いがあって、それは最悪な事になりそうだわ。でも、私達がそれに勝った後・・・、私達は勝つ・・・。地上は選ばれた者の手に渡されるの。そしてそれは、最終的には平和な世界よ。Monsterも病気も死もない。・・・・ただあなたの愛する人と共にある"
D"それは、もしその戦いに勝ってゴール出来ればってことだけどな。・・・選ばれるって事が本当にいいことだと思うのか?"
L"・・・ねえ、Dean、あなたは選ばれるわ"
D"ああ・・・。呪いみたいなもんだけどな・・・"
L"・・・それは困難でなければならないわ。・・・HeavenのVesselになる事と、望みを持たない事"
先週のPamelaといい、Leahといい、Heaven擁護派が続きますな~。傷んでいるDeanの傷口がどんどん開いて、彼の心の揺れがあからさまになって来ています。
Heavenに従わないと考えるなんて、これ以上困難な事はない。それに従ってさえいれば、最後には平和が訪れると。
それにとことん反抗してきたDeanの心が、もうまさに崩壊寸前です。
Samは、バーに来ました。
あんなに満員だったバーは、今は閑古鳥が鳴いています。お酒を飲むことも禁止になったんでした。わたしは、とてもじゃないけどそんなこと守れない。Samはバーテンさんとウイスキーを一杯。バーテンダーさんは、ここまでも何となくそうかなという場面は出てきてたけど、やっぱりこれまでは教会何て行った事ない人だった。今も本当は変わってない。Samに、君は信じてるのか訊きます。Samは、信じてる。でも、Godはもう随分前に、我々を気にかけるのをやめたんだ、何て言ってます。
モーテル?に帰って来たSam。ちょっと足元がふらついてます。
D"どこに行ってた?"
S""飲んでた
D"へえ、反逆者ってわけか"
S"もっと飲もうと思ったけど・・・夜間外出禁止令に阻まれた"
D"なるほど"
S"電話の基地局を閉鎖したって聞いた?"
D"いや・・・あ~それは初耳だ"
S"ケーブルじゃなく、インターネット。「外界の腐敗」からの完全な隔離だ"
D"へえ・・・"
S"・・・何とも思わないのか?彼らは、このあたりを胡散臭い原理主義者集団の場所に変えてるんだぞ"
D"別に何とも思わないな"
S"ほんとに「へえ」だけ?・・・どうしたんだよ?"
D"いいだろ、俺には関係ない"
S"何だって??"
D"それで何が変わるっていうんだ?"
S"それは!!・・・いったいいつからそんなふうになっちゃったんだよ。Angelは彼らを操ってるんだぞ!"
D"それが、Angelの世界、Angelのルールだろ"
S"いつからそれを認めたんだよ?!"
D"Angelが、唯一の救命艇を、沈む運命の船に乗せた時からさ。・・・誰がこの世の人々を救うと思った?それは俺たちだって思ってた。でも、俺たちにはやれない"
S"・・な、何・・・Deanは、戦うのをやめたいのか?諦めるって?"
D"俺にはわからない・・・。多分そうかもな"
S"・・・・・・・・そんなこと言わないでくれ"
D"どうして?"
S"やめられっこない"
D"実際、俺はやめられる"
S"ダメだ、そんなこと出来ない。そんなこと出来ない、おれに対しても。・・・・・おれに、ひとつだけはっきりあるモノ、おれを動かし続けてるひとつのモノ。Dean、自分がおれを不安にさせる唯一の人間だと思わないの?おれは、他の誰も当てに出来ないんだ。おれ、ひとりじゃダメなんだよ・・・"
そう言われても、Deanの表情は暗いまま。彼も自分の気持ちをどうしていいかわからない。そして部屋を出て行こうとします。
S"Dean"
D"頭冷やしてくる"
S"夜間外出禁止だよ"
Samの言葉を無視して、Deanは出て行ってしまいました。
もう一度、"夜間外出禁止だよ"と呟いたSamが、本当に気の毒です。このDeanの気持ちの落ち込みを、この後どうやって浮上させるのかは、来週に持ち越しです。
その頃、Leahは、新たなメッセージをAngelから受け取っていました。それによると、一部の戒律を守らない人のせいで、彼らが楽園に行く事が出来なくなったと、Angelが怒っているというものでした。
そして、戒律を守っていない人物とは・・・・・。
一方Samの元に、Casがやってきました。留守電のメッセージを聴いたようです。
でも、何だか変です。
そう、Cas、明らかに酔っ払っています。
S "・・・酔ってるの?"
C "いいや!!・・・・ああ・・・"
S "何があったんだ?"
C "酒屋を見つけて・・・"
S "見つけて?"
C "それで、飲んだんだ・・・"
酔っぱらいの理屈です。
そこに酒があったから。
C "・・・何の用だ?"
ふらつくCas(笑)
大丈夫?と訊いたSamに、Casはわざわざ耳元に口を近づけて言います。
C "・・・バカな質問をするな"
ははは、Angelに対して、飲み過ぎの心配するのも変な話だけど、今のCasを見れば思わず大丈夫って訊いちゃいますよね~。
でも、何でそんなに接近するかな~(苦笑)
C "それで、何の用なんだ?"
S "えっと、Demonが攻撃してるんだ。どうしてこんなに大量のDemonがここにいるのかわからない"
C "Angelの兆候は?"
S "少し。町の人達は、預言者と話をしてる"
C "誰だ? "
S " Leah Gideonっていう女の子だよ"
C "その子は、預言者ではない"
S "彼女はそうだよ。・・・ビジョン、頭痛・・・いろいろそれっぽい事"
C "すべての預言者の名前・・・それらは、わたしの脳に焼き付いている。 Leah Gideonは、彼らの内の一人ではない"
S "・・・じゃあ、彼女は何なんだ?"
ほ~ら、やっぱり、彼女、正体不明。
どうもあの、目が笑ってない笑顔が、不気味だったのよ。
酔っぱらいでも、さすがCasはCas。
そして町では、反逆者としてバーでバーテンダーのPaulが攻撃の対象になっていました。そこへ、Deanがやってきます。
Robは、Paulに町から出て行くように言います。
彼がいる事で、町が危険に陥っている。Angelは、彼のせいで怒っていると。Paulは、ずっとこの町でみんな一緒に育ってきた、RobとJaneの結婚式でも、付添い人だったのに、その自分を町から追い出そうっていうのかと抵抗します。絶対に嫌だと。力ずくになって、止めに入ったDeanが思わずRobを殴ってしまいます。そして、みんながRobに気を取られていたその時、銃声が!
なんと、JaneがPaulを撃ち殺してしまいました。
彼女の言葉、"私が、私の息子と再会するのを、誰にも邪魔させないわ"・・・彼女にとっては、Paulの命より、息子と再会できなくなる方が、耐えられない事。その為ならどんな罪も背負うってことでしょうが、普通それは許されることじゃない。
モーテルに帰って来たDeanの手は、血で染まったままでした。心配するSamに、自分の血じゃない、Paulが死んだんだと言います。
S"何だって?!"
D "・・Janeが彼を撃ったんだ"
C"始まったんだ"
D "・・・?何が始まったって?・・・いったいどこに行ってたんだ?"
C "酒を浴びてたんだ!"
D "・・・Cas・・・酒浸りって言ったのか?"
S "そう、まだかなり酔っ払ってる"
C "それは、重要じゃない。我々は、ここで起こっている事について、話しあう必要がある"
D "・・・ああ、話してくれ"
S "まず、手始めに、Leahは、本当の預言者じゃない"
D "じゃあ、本当は何だって言うんだ?"
C "売春婦だ"
D "わお!Cas、マジであんたが何考えてるか教えてくれ"
ほんと、Casの口からそんな言葉を聞くなんて・・・、どんどんDeanに影響されて・・・いや、地上に適応して行ってるのか。
C "Luciferが復活した時、それも蘇る。そして、誤った預言を与える。このCreatureは、人間の形を取る事があり、心を読む。啓示の本はそれを「Babylonの売春婦」と呼ぶ"
D "で、それは魅力的か"
S "多分、本物のLeahは、数ヶ月前に死んでるんだ"
D "町を攻撃してるDemonはどうなんだ?"
C "それらは、それの支配下にある"
D "EnochianのExorcismは?"
C "偽りだ。それの実際の意味は「山羊の口で種付けしろ」"
D&S "・・・・・・・・・・・・・・・・"
C"・・・Enochianのジョークだ・・・"
D"で、Exorcism されたDemonがヤラセだったってのか?目的は何だ?"
C "おまえが見たモノ、純粋な血は、神の名で流された"
S "Deanだって聞いたろ?あれは、人々を操るんだ"
D "大量虐殺しておいて、元気に賛美歌を歌わせるって?何てこった"
C "奴の目的は、出来るだけ多くの魂を地獄に送り込むこと。そして、それは今始まった。奴は、この町全部を地獄に引き摺りこむつもりだろう"
D "・・・わかった。で、俺たちはどうやって、「Babylonの売春婦」のポン引きになればいい?"
なんてこった、ですね。
Luciferが復活すると、おまけがいろいろ付いてきますね~。
やっぱり、あのEnochian、短いと思ったら、Fakeだったんですね。あんな簡単なわけないと思いました。Casのジョークは、DeanとSamにはうけなかったけど。滑ったとわかった時の、居心地の悪そうなCasの顔が可愛かったです。
その頃、Janeは自分のやった事がAngelをより一層怒らせたのではないかと、Leahに泣きながら行っていますが、彼女は、それがみんなを助けるためになされた事で、Angelはわかってくれると言います。そこへやってきたGideon神父、人を殺した事は許されない大きな罪だ、他に方法があったはずだと言います。一般的な神父さんなら間違いなくそう言うでしょう。普通、人殺しを許すGodやAngelなんて聞いたことない。でも、この間のAngel達の所業を見ていると、何だかわからなくなったりもしますが。
Dadにそう諭されたLeahですが、悪を消す事は罪ではない、常々、我々には信仰心がなければならないと言ったでしょうと言い、彼を黙らせてしまいます。
Casは、どこからかちょっとカッコイイ形の杭を持ってきます。それがLeahを殺す事が出来る武器です。
C "それで、あの売春婦を殺す事が出来る。それは、Babylonの糸杉から作った杭だ"
D "素晴らしい。奴の肺に穴を開けよう"
C "それほど簡単ではない"
D "何が?"
C "それは、Heavenに本当に忠実な者によってだけ、奴を殺す事が出来る。おまえではない、わたしでもない。Samは、言うまでもない。・・・誰か適任者を見つけなければならない"
Samは、論外なんだね。
ま、そうだろうけどさ。Casの言い方って、ホント、身も蓋もない(苦笑)
Leahは、教会で町の人達に、今夜最後の審判が下されると言います。そして、その為に、自分たちにはまだ2、3のやり残したことがあると。それは、罪人の存在。彼女は、人々にその罪人を殺させようとしている。ざわめく教会内。Gideon神父は、Leahにみんなを恐がらせるような事はやめるように言いますが、彼女が言う罪人の一人は、当のGideonだったんです。
ま、そうでしょうな。
なんせ、神父さんですから。「Babylonの売春婦」としては、一番に殺しときたいでしょう。
その集会の後、ひとり道を歩いている神父さんの背後から突然現れたのは、Cas。
誰なんだと問われ、Angelだと自己紹介。
しかし信じてくれるはずもなく、Casは神父さんを拉致します。
一瞬のうちに、DeanとSamの元へ連れて行かれた神父さん。何が起ったか信じられませんよね。
すべてを説明されても、すぐには納得できません。
だって姿は、自分の娘なんだから、当然です。神父さんは訊きます。何故自分じゃなきゃならないのか。Casは、それはおまえが神の真実の僕だからだと言います。
G "あなたは天使だろ?"
C "・・・哀れな例外だ・・・"
ほんと、もうCasは、忠実な僕ではないんですね。神への信仰心はすべてなくなってしまったんでしょうか・・・。
表で、多分、初めての二日酔いの頭痛に襲われるCasに、Deanは、痛みどめを投げてやります。
C "・・・どれくらい飲めばいい?"
D "あんたが?・・・・さあ、多分ひと瓶全部かな"
C "・・・サンクス"
D "いいってことよ。自分を見てるようだ。俺は、無責任な親父の専門家だぜ。そう、あんたの気持はよくわかるさ"
C "・・・どうやって、折り合いをつければいい?"
D "・・・ある日、あんたも売春婦を殺すようになるさ"
ヤケ酒だったのね、Cas。
Godがもう自分達に手を貸してくれる事はないと知ってショックを受けたのは、Deanだけじゃなかった。Casにとって、GodはDadでもあるわけだしね。
だからって、酒呷っちゃうなんて、人間くさくなったもんだ。そんな彼が大好きですけど(笑)
Leahは、RobとJaneに何人かの町の人達を捕まえさせ、貯蔵庫に閉じ込め火をつけて殺すように命令しています。子供もいると、戸惑うJaneにAngelがそうしろと言った、あなたの息子もそうして欲しいと思っていると言います。息子に会いたい一心の彼女達は、その言葉に疑問は持っても、逆らう事は出来ません。言われた通り灯油を取りに行きます。
その間、別の部屋に行ったLeah。
鏡には、醜く歪む彼女の本当の顔が、一瞬映し出されます。
その時、クローゼットの扉の陰にから出てきたCasが、Leahを後ろから羽交い絞めにし、DeanとSamがGideon神父に、杭で刺すように言いますが、"やめてDaddy!!"と言われて一瞬躊躇した隙に、Spellを唱えたLeah。Casは呆気なくやっつけられてしまいました。苦しそうに床に倒れ込むCas。血が出ています。強いじゃん、Leah。
続いて神父さん、SamとDeanも吹っ飛ばされ、逃げられます。神父さんは、杭を持って後を追います。DeanとSamも続きますが、Casは倒れたまま。
Leahに彼らがDemonだと言って、他の人に助けを求めます。こうなるともう大混乱。貯蔵庫に火をつけようとするRobとJaneに手一杯のSam。神父さんも町の人に阻まれて、杭は床に転がってしまいます。
Deanは、Leahに倒されて馬乗りになられ、首を絞められます。何とか杭を取ろうと、必死で手を伸ばします。
L "あなたが、Heavenの忠実な僕ですって?ふざけないでよ!私達が勝つわ。あなたが偉大なVessel?あなたは、哀れで自己嫌悪の塊の信仰心の欠片もない人間よ!世界は終わるわ。そして、あなたは、それをただ黙って見ているしかないのよ!"
Deanの手が、やっとこさ杭に届きます。
そして、それをLeahの胸に突き立てます。
D "絶対なんてこと、この世にはないんだぜ、売女!"
杭が刺さったところからは、黒い煙が溢れだし、彼女の顔は醜く歪みます。そして、炎が弾けて、それは動かなくなりました。
・・・その杭で「Babylonの売春婦」を殺せるのは、真に信仰心のあるHeavenの僕だけのはず。なのにどうしてDeanに彼女を殺す事が出来たのか。
マズイ、マズイ、非常にマズイぞ~~~、この状況は~~~!!
Leahが、Godの預言者ではなかったとわかって、唖然とする町の人々。
どうやって楽園に行けばいいのか?そんなこと誰にもわからない。
DeanとSamは、傷を負ったCasとGideon神父を連れて表に出ます。
S"Dean、いったいどうやったんだ?"
D"何が?"
S"どうやって、奴を殺したんだよ?"
D"俺の運も、結構なロングランだな"
S"おれ達、確認したろ。奴を殺せるのは、Heavenに忠実な僕だけだったはずだ"
D"俺に何て言えっていうんだ??俺は、見たモノを使っただけだ"
2人をImpalaのバックシートに放り込んで、Samは屋根越しにDeanを問い詰めます。
S"バカなことするつもりじゃないだろうな?"
D"・・・例えば?"
S" Michaelのことだよ!"
D" Sam、勘弁しろよ"
そうは言ったけど、Casをモーテルのベットに休ませて、Gideon神父の傷の手当てをし、トランクから包帯を取って来ると言ったDeanは、そのまま、Impalaで行ってしまいました。見事に騙されて、"Dean!!クソ!!"と、悪態付きながらSamが追いかけようとした時には、すでに遅し。
そして、Deanが訪ねたのは、なんとLisa。
そう、Season3 Ep2の"The Kids Are Alright"で、出てきたDeanの昔の彼女です。DeanにそっくりなBenという息子と2人で暮らしている。彼女は、BenはDeanの子供ではないと言っていました。多分本当なんでしょうけど、Deanにとっては、もし自分が普通の暮らしをしていたらって想像した時に思い浮かべるのは、LisaとBenと自分の姿なのかもしれませんね。それ以外に、想像する材料がない。
でも、ここで彼女が出てきたのは、私には本当に唐突に感じられました。前に一度、Season3 Ep10 "Dream a Little Dream of Me"のDeanの夢の中で出てきたけど、この2人がDeanにとって、何か大きな大切なものだとは、思った事なかったな。
とにかく、前とは違うところに引っ越してたLisaの家を、見つけ出したDean。ノックするかどうか、ちょっと扉の前で揺れるDeanの拳が、とても切ないです。扉を開けたLisaは、本当に驚いたようでした。
Li "・・・Dean?"
D"やあ、Lisa。電話番号知らなかったから・・・ごめん・・・。"
Li "いいのよ、そんなこと・・・。ただ・・・・驚いただけ"
D" Benは元気か?"
Li "ええ。野球に行ってるわ"
D"引っ越したんだね。良い家だ"
Li " Dean・・・まさか、家の話をしに来たんじゃないわよね?・・・・あなた、大丈夫?"
D"・・・いや、大丈夫でもない"
Li "・・・・・・・・"
D"・・・・なあ、俺は、幻想なんて抱かない・・・。俺は、自分の人生ってものを知ってるから。それがどんなふうに終わるかもわかってるつもりだ。それはそれでいいんだ。・・・・・ただ、君には知っていて欲しいんだ。俺が自分自身の幸せを思い浮かべるとき・・・それは君と共にある。そして、Ben・・・。"
Li "・・・・・わお・・・・・・"
これって、ホント、プロポーズの言葉です。
普通ならね。
でも、この後のDeanの言葉は、幸せとは程遠い。
D"君は、何も言う必要ないんだ"
Li "いいえ、わたし・・・わかってるわ。わかってる。わたしだって・・・。中に入って。あなたのためにビールを用意するから"
D"そう出来ればどれ程いいか・・・。体に気をつけて、Lisa"
そう言って、行こうとするDeanをLisaは慌てて止めます。
Li "いいえ!待って!あなた、そんな爆弾だけ落として行ってしまうつもりなの?"
D"・・・わかってる。・・・ごめんよ。でも、俺にはこうするしかないんだ"
Li "ええ、あなたはそうするの!あなたは中に入って、わたしが用意したビールを飲むのよ。わたし達話しあわなきゃ"
D" Lisa、待ってくれ。・・・事態は本当に悪くなってる。"
Li "どんなふうに?・・・あなたの仕事のことみたいな?"
D"・・もっと悪い事だ。この後、TVで見る事になるかもしれない、気がおかしくなるような、恐ろしい事だ"
Li "・・・・・・・・・・・"
D"でも、君は心配しなくていい。俺が、君とBenのために手を打っておくから"
Li "手を打っておく?"
D"例え何が起っても、君達は大丈夫だから"
Li "どう言う意味?あなた、何の事を言ってるの?"
D"・・・俺がこれから会う奴らは、俺のいくつかの要求に同意しなきゃ、俺からは何も得られない"
Li "・・・・・いいから、ちょっと中へ入って。お願いよ。そして、あなたが例え何をしようとしてるとしても、それをしないで"
D"・・・やらなきゃならないんだ"
Li "とにかく、ちょっとだけ待って。せめてBenにさよならを言ってちょうだい"
D"・・・それはしない方が良い"
そしてDeanは、優しくLisaのこめかみにKissします。ただ事でない雰囲気のDeanを前に、Lisaの頬には涙がこぼれています。
D"・・・・じゃあな、Lisa "
玄関先に立ちつくすLisaを置いて、DeanはImpalaに乗り込みました。
もう、完全に決心したとしか思えないDeanのこの行動。
Heavenに忠実な僕しか殺す事の出来ないモノを殺したDean。Lisaに、君とBenの事は守ると告げに来たDean。縋るものがないと、思い知らされたDeanのこの行動は、目を逸らす事も無理なほど、「YES」に傾いています。
Michaelに「YES」と言うって決心したから、「Babylonの売春婦」を殺せたんだよね。
来週の100th Ep、どうなっちゃうんでしょうか?
Sneak Peekでは、みんなに散々説得されてたけど・・・。とにかく、始まりはまだDeanは「YES」と言ってない様子でした。当然だけどさ。
でも、Official Descriptionによると、決心したDeanにAngelは、もうそんな必要はなくなったと言いだすらしい。で、エゲツナイ計画を新たにたてたってことでした。
それにこのEp、Adamが出るんだよね。
これって相当重要っぽい。
第3のWinchesterだよ。
わたしはAdamは、本当の兄弟かどうか確信なかったけど、ここでもう一度出てくるって事は、やっぱり本物だったってことかな。
Title通り、ポイントになる事だけは間違いないEpだと思うんですが、ああ、どうなっちゃうのか、早く見たいです!
Casにあんなに殴られてるのも可哀想だけど、絵的には世界中のFangirlに悲鳴を上げさせてるんでしょうな~。まったく、やってくれるわ、Mishaったら。彼の場合は、絶対に確信犯だ(苦笑)
どんどん、追い詰められて後がないDean。
何とか気持ちを奮い立たせようとするSam、Cas、Bobby。
Deanは、再びMotivationを立て直す事が出来るんだろうか。いや、そうじゃないと困るんだけどさ。
もうまったく!1週間の長い事よ!!
***
6 件のコメント:
こんばんは、yumiusaさん。訳ありがとうございます。追いつめられるDeanの気持ちがよくわかりました。
私達はヘンだヘンだと思いながら見ていても(笑)当事者のDeanSamには目の前に起こっていることを信じる他はなく、AngelにもDemonにもいいようにたぶらかされている二人がほんとに気の毒。
やはりそんな時に信じられるのは兄弟のみだと思うので(+Casも?)Samの告白(笑)>おれは、他の誰も当てに出来ないんだ。おれ、ひとりじゃダメなんだよ・・・"はいいですね、宝物の箱に取っておきたい(笑)
それなのにLisaとは。というかLisaしか思い浮かばないDeanがかわいそうですが、あくまでpictureであって欲しいですよぅ。
意地悪なようだけれど、あれはたまたまBenがよい子だったから、夢を見たのであって、Deanだってそれを理解してたのに…(もうただのジェラシーです(笑))
yesと言う取引をするための拠り所にしたいLisaとBenでしょうが、なんちゅうはかないプライド。Samがいなきゃ生きていけないといったのは誰だ!と叫びたいけれど、やはりどんなDeanも愛おしい!!!
落ち着け、私ですが、次回がほんとうに待ち遠しい。
こんばんわ〜
いや〜相変わらず、なんとも。。。な展開ですね。
キャプテン・バギー的妄想なんですが、Season6はまたSeason1の時のような感じというのを、こちらかどこかで読んだ気がするので、yesと言ってしまってDeanじゃなくなったDeanをSamとHuntingしながら取り戻す・・・なんて事になりゃしないだろうかと、頭の中で専らの噂です(笑)
あ、Lisaなんですが・・・
Benも出てきて欲しかったぁぁぁ〜というのが正直なところ。(笑)
Benカワイイから。
まー何はともあれ家族以外の人のところに、本心で駆け込んだのはDeanとしては非常に進歩なんじゃないかな〜と思ったエピソードでしたね。
いつもいつもyumiusaさんの意訳に感謝しております。
amberさん、おはようございます。
そうですね。わたし達には、彼らの見えないところも見えるときがありますが、彼らはそうじゃないですからね~。本当に、良いように振り回されていますね。可哀想です・・。
Samは、ここんとこのDeanの様子に、危機感をつのらせていたはず。今頃あせっているでしょうね。もし、Deanが自分の知らないうちに「YES」って言っちゃったら、Deanを失うことになっちゃいますから。
で、おれひとりじゃダメなんだ~って言ってみたけど、先週の事も引きずってるだろうDeanには、もうひとつ心に届かなかったのかな~?Samも可哀想です。
Lisaが出てきた事には、わたしも「え??Lisaなの???」という、唐突な感じがぬぐえませんでした。自分の信じてきた「家族」というものに裏切られた気がして、「他人に」救いを求めたんでしょうか?Deanは、何気に子供好きだしね。ほんと、Benは良い子だし。夢を見てもしょうがないかなと。ただ諦めて、Michaelに「YES」というには、Deanのプライドは高すぎるのかもしれないですね、ほんと。
でも、結局のところ、WinchesterにはWinchesterしかないんだと思います。Deanは、Samのところに戻ってきます(断言!)Michaelに「YES」とも言わない(またまた断言!!)
そう信じて次回Epに臨みます!
あ~、待ちきれませんね!!
キャプテン・バギーさま、おはようございます。
>Season6はまたSeason1の時のような感じというのを、こちらかどこかで読んだ気がする
これは、わたしではないと思います。わたしも、Season1&2の展開が大好きで、そうなってくれてもいいな~という気持ちはありますが、昔の展開に戻るという事を信じられるSourceで読んだ記憶がありませんので。
Season6が、どんな展開になるのか、HeavenとHellのこの話の後、今更Huntだけのお話に戻る事は、たぶんないと思うので、Sera嬢がきっと何か隠し玉を出してくるでしょうね。
Lisaが出てきた事は、意見が分かれるところでしょうね~。(苦笑)わたしは、ただただ唐突な感じがして、何だか取ってつけたようだな~と。DeanがMichaelに「YES」と言うための、言い訳のような気がしましたね。そんな事にしか意味を見つけられないほど、追い詰められてるのかと思うと、可哀想ですが、結局Deanは「YES」とは言わないと信じています。
Ep18でそれもはっきりすればいいんですが、この先も気が抜けない日々が続きますね。
yumiusaさま。
お久しぶりです。
なんだかすっきりしない展開ですねー。
Dean、なんだかもう、私の好きだったDeanじゃないわ!
これはもう次回、私の鬱憤と一緒に、Casにぶん殴ってもらうしかない!!
あ、adamですか〜、ここにきて!復活させて、DeanのかわりにMichael、Adam使うんじゃないでしょうね〜!!!
おおありな気がして、ああ、それも大変!!
って、一喜一憂ですけど、のこりが5話?!!!!
えええーっ!それも困る!!!
お忙しいなか、yumiusaさん、本当にありがとうございます!今週も、...わー!どうなっちゃうんでしょう!
仕事にてがつかない!!
NO2407さま、おはようございます。
Dean、大丈夫ですかね~。いや、大丈夫だと思うんですが、このEpは、先週に続いていや~な感じでした。Kripkeは、どうあってもDean虐めをやめない気ですね!!まったく~、こっちはおかげで、胃が痛いです(涙)
そしてAdam。
肉体のない彼も、Angelにかかれば復活なんて簡単なことなんでしょうか?それにしても、Angelのエゲツナイ新プランって何なんでしょう?
そ!そう!残り5話なんですよね!何だかあっという間です。今週は記念すべき100話目!もう待ちきれませんね!!
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