USでSeason6を放送中のSupernaturalにハマっています。日本ではまだ未放送の部分についてのネタばれが満載ですので、未見の方は十分にご注意ください。記事を読まれる場合は、その点をご了解のうえ、お読みください。

2010/05/08

Supernatural Season5 Ep21 " Two Minutes To Midnight " 感想もどき

ご注意ください!海外ドラマに関する日記では、常にネタばれしています。 ここからは、USのTV series Supernatural Season5についてのSpoilerが含まれています。ネタばれ禁止の方は十分ご注意ください。







Supernatural Season5 Ep21 " Two Minutes To Midnight " の感想もどきです。





いや~、どうなるんだろうか・・・来週・・・。
もうそれしか浮かばないよ。
思ってたよりは簡単に、Horsemenのリングがすべて手に入ったけど、
けど!!ですよね!
良い事と言えば、Casが戻って来てくれた事と、Bobbyの足が治った事ですが、それも諸手を上げて喜べる事じゃないし・・・。
まったく、いや~、ほんと、どうなるんでしょうか・・・。
あ、そればっかりになっちゃいそうなので、この辺でやめておきます。



さて、いつもの通り、
わたしの訳には間違いや勘違い、勝手な萌えが大量に含まれている場合があります。そのため、一般的な訳でない場合もあります。おまけにかなりの意訳ですので、その辺りの事ご理解の上軽~い気持ちで読んでやってくださいね。
正確な訳をお望みの場合は、どうぞご自分で訳をお願いいたします。よろしくです。
それから、文中の訳の無断転記等は、おやめ下さいね。どうかお願いいたします。






冒頭、病院でDr. Greenと呼ばれているのは、Pestilenceです。
具合が良く無くて、眠れないのという患者の額を彼が撫でると、みるみる赤く爛れた発疹が体に現れて、Pestilenceが4つ数える前に、緑の液体を彼目がけて吐き出し、絶命してしまいました。テング熱、日本脳炎、水疱瘡、あらゆる病気を思うままに操れるPestilence。勝ち目なんてあるの??と思いました。
が、救世主とは、こういう時にやって来るものです。



さて、この病院での場面の1日前、Deanは、Bobbyの家で、Samの"Genius Plan"を聞かされていました。



D"おまえ、どこか悪いんじゃないのか?!"
S"・・・Dean・・・"
D"「Dean~」じゃない!!おまえ・・・確かにおまえは、今までにいくつかバカな考えをやったけど、でも、これは・・・・。Bobbyはこれ、知ってたのか?!"
B"何を?"
D"Devilに「YES」って言って、奴をSamの中にすし詰めにするっていう、天才的な案をさ!"

この間Samに、電話でそのこと聞かされていたBobby。知ってたと頷きます。

D"な!?教えてくれてありがとうよ!!"
B"ヘイ!俺が言いだした事じゃないぞ"
D"ダメだからな!!"
S"みんなが賛成じゃないならやらないよ"
D"よかった!よし!議論は終わりだ"


Luciferが、自ら檻の中に戻ってくれるはずはないので、何か手立てを考えないといけない事は確かなんだけど、Samが「YES」という事は、ほんと、一か八かの賭けですからね。なるべくならやりたくない最後の選択肢ですが・・・。

そこへ、Deanの携帯に電話がかかってきます。
相手は行方不明になっていたCas!!


C"Dean"
D"Cas?"
S"大丈夫なのか?!"
D"おれ達、おまえが死んだと思ったんだぞ。いったいどこにいるんだ?"
C"病院だ"
D"大丈夫か?"
C"いいや"
D"・・・・"
C"・・・・"
D"!詳しく説明したいだろ?!"
C"わたしは、目覚めたらここだった。医者はかなり驚いたようだ。彼らは、わたしが脳死状態だと思っていたらしい。"
D"・・・そ・・・病院だって?"
C"見たところ、Van Nuysの後、わたしは突然現れたようだ。血だらけで意識不明のまま、Delacroixを出た小エビ漁のボートの上に。漁師は驚いただろう"
D"あ~、とにかく、タイミングが良かった。俺たち、Luciferを檻に戻す方法を見つけたんだ"
C"どうやって?"
D"話せば長い。でも、とりあえず今は、Pestilenceが先だ。だから、おまえがこっちに飛んで来てくれれば・・・・"
C"わたしは、どこへも飛ぶ事が出来ない"
D"・・・どういうことだ?"
C"バッテリーが切れたんだ"
D"何だって?Angelの力の外にいるって事か? "
C"・・・わたしの喉は乾いている・・・。そして頭も痛い。虫に刺された後が、どんなに掻いても痒いんだ。・・・つまり、わたしは今、信じられないほど「普通」になっている"
D"・・・・人間ってことか・・・"
C"・・・・・・"
D"ワオ・・。そりゃ気の毒に・・・"
C"問題はそこだ。わたしは、どこへ行くにも金が必要だ。・・・飛行機に乗るのも・・・食事にも・・・。それから、理想的には、たくさんの痛み止めのための薬"
D"わかった。心配しないでいい。Bobbyがいる。彼がおまえに現金を送るから"
C"Dean、待ってくれ"
B"俺が??"

話しが見えず、突然現金を送るはめになったBobbyは、何で俺が?と不審顔です。そんな事とは知らずCasは、話しを続けます。とても大事な言葉。

C"おまえは、Michaelに「NO」と言った。わたしは、おまえに謝らなければならない"
D"・・・Cas・・・その事はいいんだ"
C"おまえは、わたしが思っていたような、奴の焼けて壊れた入れ物なんかじゃなかった"
D"・・・ありがとう。そう言ってくれて感謝するよ"
C"どういたしまして"


最後のやり取りは、Deanはきっとホントに嬉しかったんだと思う。でも、照れるよね。
I appreciate that. なんて、ちょっと硬いもん。
Casは、この後、Bobbyからお金が送られてくるのをじっと待つ事に。そして、Casが戻るのを待ってられないDeanとSamは、Bobbyに気をつけてな、と送られて、2人きりでPestilenceの元に向かいます。

やって来たのは、Convalescent Home。
ここでは、まさか誰も死ぬ事になるとは思っていないでしょうね。それなのに、Pestilenceはわざわざここをお楽しみのために選んだんだとしたら、相当嫌な奴です。
まず、どうやってPestilenceを見つけるかって事が問題です。見た目人間と変わらないんですからね。Deanは、警備員室に行って、Eunice Kennedyを探してるなんて言ってます。そして、可哀想な警備員さんを殴って気絶させます。モニター画面の監視。


Deanったら、退屈そうに寝ちゃってますが、Samに起こされます。

S"・・・それでさ・・・・ヘイ!・・・結局、おれ達、何を見つければいいんだよ?"
D"う~ん、奴はPestilenceなんだから、きっと病気っぽい奴を見つければいいんじゃないか?"
S"・・・・・ここにいる人は、みんな病気っぽいよ"


そりゃそうだ。
元気になりつつあるとはいえ、皆さん病気だからここにいるわけですからね。本当に退屈の虫に飽き飽きしてきた頃、モニター画面に変化が現れます。
ひとりの男の人の画像にだけ走るノイズ。違うモニターに代わっても、やはりノイズがついてきます。
DeanとSamは、彼の後を追います。
それに気づいたDemonが、Pestilenceに知らせに行ってしまいました。


そして、冒頭の場面。
可哀想な女性を殺したPestilenceの元に、Demonがやって来て、Winchestersがやってきたので、この場を去らなければならないと言います。なぜなら、彼らにはVesselを殺してはならないという厳しい命令が下されているからです。ところが、納得いかないのがPestilence。彼は、自分の兄弟が受けた仕打ちを許す事が出来ません。怒鳴られて、ビビっちゃったDemonをヨシヨシしながら、Pestilenceは指輪を回します。
すると瞬く間にその辺りをVirusが覆ってしまいました。
廊下にいたドクターを看護師さんも、あっという間に死んでいます。
DeanとSamも、最後の角を曲がる頃には、突然具合が悪くなります。視界はぼやけ、まともに歩く事も出来ません。Pestilenceに近づいている証拠です。Samは、ふらつくDeanを抱きかかえようとしますが、自分も一緒になって倒れてしまいます。何とか立ち上がって、ドアに近寄ると中からDemonがドアを開けました。

P "Sa~m!De~an!"

元気いっぱいなPestilenceとは対照的に、ばったりと倒れ込むSam。Deanの方も倒れたまま動けません。Demonに引きづられて、部屋の中へ入れられます。DeanとSamは並んで床に倒れたまま、死にそうです。
Pestilenceは、スカーレット熱、髄膜炎、それに梅毒まで、あらゆるVirusを撒き散らしていました。病気とはそもそもとても純粋なもので、それに罹った人間が汚くなるだけだと言います。そして、それらは常に勝ち続ける。
ナイフに手を伸ばそうとしたDeanの手を踏みつけるPestilence。


P "・・・君達は、Godが何故、彼のすべての愛をそそぐか疑問に思わなければならない・・・とても汚い・・・そして、弱いものに!!・・・それは、バカげている。・・・私が出来るすべては、彼が間違っている事を明らかにする事だ。ひとつずつの伝染病の流行・・・。さて、1から10でいうと、君の現在の傷みは、どれほどだね?"


万事休すか!と思われたその時、ドアを開けて入って来たのは、Cas!!


D "・・・Cas・・・"


どうやって来たんだ?聴いたPestilenceに、Casはバスに乗ってきたと言います。・・・いやいや、そうじゃなく・・・ははは。相変わらず、ちょっとずれてるのね。そこが良いんだけど。

ところが!今のCasには、Pestilenceの猛毒Virusが効いてしまいます。血を吐いて倒れ込むCas。それを見たPestilenceは、CasにAngelの力がなくなっている事を悟ります。力のないAngelなんて恐くない、と油断したところを、落ちていたナイフを拾ったCasが、一気にPestilenceの指輪がはまった指を切り落としました。
DemonがCasに襲いかかりますが、倒れ込んだと同時に体にナイフが刺さって、死にます。
指輪を失った途端、PestilenceのVirusの効果もなくなり、元に戻る3人。Deanは、急いで指輪の嵌った指を手に取ります。


P "・・・それは重要ではない。もう、遅すぎる・・・"

そう言い残して、Pestilenceは姿を消しました。


ホント危なかったけど、Casの活躍で、何とか3つ目のリングは手に入りました。残るはDeathの持つリングだけです。でも、奴の居場所もわからない状態で、Bobbyの家に戻った3人は、この先どうすべきか頭を悩ませます。それに、Pestilenceが最後にい残した言葉が、どう言う事なのか。



B "とにかく、今回だけは上手くいってよかった"
D&S&C "・・・・・・・・・・・・・・・"
B "・・・なんだ?"
S "最後に、Pestilenceが言ったんだ。もう遅すぎるって・・・"
B "具体的には?"
S "何も言わなかった"
D "俺たちは、奴がどこかに爆弾を残したかもしれないと思うと、不安でしょうがない。・・・で、何か良いニュースがあったら、教えてくれよ"
B "・・・Chicagoは、荒廃しようとしている。千年に一度の嵐だ。天災が次々に起きているて、300万人は死にそうだ"
D "・・・は!・・・"
C "・・・わたしには、おまえの「よいニュース」の定義が理解できない・・・"
B "・・・・"

Casは、まだ、こういう会話を、そのまま受け取っちゃうから、話しがおかしいの。人間みたいになっちゃったて言っても、まだまだ感覚はAngelのままですね。


B "・・・とにかく、HorsemenのDeathは、そこにいるだろう。だから、奴が最後の嵐をおこす前に、俺たちが詰める事が出来れば、リングを手に入れられる"
D "ああ、随分簡単に言うんだな"
B "俺は、ただ良いように考えようとしてるだけだ"
S "・・・それはそうと、Bobby・・・、どうやってこの事を纏めたのさ?"
B "・・・・いや・・・ああ、ちょっと助けてもらった・・・"

そこへ現れたのはCrowley。

CR "謙遜しないでいい。私がほとんど助けたんだからね。やあ、みんな。会えて嬉しいよ"
D&S "・・・・・・・"
B "・・・・・・・・・"
CR "さあ、彼らに言えばいい。恥ずかしい事じゃない"
S "Bobby・・・?おれ達に、何を言うって言うんだ?"
B "・・・・世界は終わりを迎えそうだ・・・。なのに、魂ひとつで大騒ぎするなんて、バカみたいだろ"
D "魂を売ったのか?!"
CR "質入れしたってことだ。私はそれを返すつもりだよ"
D "じゃあ、返せよ!!"
CR "そうするさ"
D "今すぐだ!!"
S "・・・こいつとKissしたの?"
D "Sam!!"
S "ちょっと思っただけだろ"
D&S "・・・・・・・・・・・・"
B "・・・・・そんなわけあるか!!"
D&S "・・・・・・・・・・・・"
CR "ゴホン、ゴホン"

Crowleyの咳払いに、彼の方を見ると、その手にはiPhoneに映った、証拠のBobbyとCrowleyのKiss写真(汗)

D&S "・・・・・・・・・・・・・"
B "・・・(怒)何で写真なんか撮ってる?!"
CR "そっちこそ、どうして舌を使う必要が?"
B "・・・・・・・・・・・"
D "・・・わかった、もううんざりだ。今すぐBobbyに魂を返せ!!"
CR "悪いが、それは出来ない"
D "出来ないのか?!したくないのか?!"
CR "したくない、いいか?これは保険だ"
D "どういうことだ?"
CR "君はDemonを殺す。それにそこのデカイやつは、気性に問題がある。しかし、この保険がある限り、君達はわたしを殺せない"
B "このクソ野郎"
CR "私はそれを返す。すべてが終われば、私は問題なく逃げられるからね。わかったかな?!"


そうだったんだ。
Crowleyは、Bobbyの魂を保険として利用したんですね。DeanもSam(Crowleyは、Samの事を「Gigantor=鉄人28号」と言ってましたが)も、いつCrowleyを殺すかわからない。ま、Bobbyの魂を握っていれば、これ以上安全な事はありませんから。
ちょっと、ほっとした。
所詮はDemonなんだから、油断は出来ないけど、とにかく今はこのままそっとしておくしかないようです。


Chicagoに出かけるため、Impalaの所で準備をするDeanとSam。Samは、何か言いたそうです。


D "当ててやろうか?俺たち、話し合いをしようとしてるんだよな?"
S "・・・なあ、Dean・・・、あ~、これまでの前科から、おれ、Deanの決定に従うよ。おれのことも。Deanは、おれがLuciferを獲り込むには、弱すぎると思ってるんだよな。・・・おれもさ。信じて欲しい、おれは自分がどれ程メチャメチャにされるかわかってる。・・・Dean、Bobby、Cas・・・おれは、その中でとるに足らないもんだ"
D "何言うんだ、Sam・・"
S "事実だよ。そうなんだよ。でも・・・おれ達、全部やってきたのに・・・。他に方法があれば・・・でも、おれ、何もないと思う。後は、おれだけだ。・・・だから、おれ、他に何をすべきかわからない。自分が出来そうだと思うこと以外には・・・"


ああ・・・もうそれしかないのか・・・。
Samは、Deanには、自分がメチャメチャにされるってわかってるって言うけど、それなのにどうやってLuciferをコントロールしようって言うんでしょう。
Deanも、実は、もうそれしか方法がないかもしれないと思い始めてるような気がします。
同じ「YSE」でも、口先だけの「YES」なら、本心から望んでLuciferのVesselになる気がないのなら、何とかならないもんでしょうかね。


そんな兄弟の元へ現れたCrowleyは、持ってきた新聞をSamに渡します。そこには、Niveus製薬が、豚インフルエンザのワクチンを水曜日に出荷すると書いてあります。Niveusとは、Bradyのいた会社です。Pestilenceはまず、豚インフルエンザを蔓延させました。そして、ワクチンと偽って、Croatoan Virusをばら撒く。Croatoan Virusは、あっという間に全国に蔓延する事になります。これが、Pestilenceの計画だったんです。もう、遅すぎるとは、この事だった。Crowleyは、今度の木曜日には自分たちはんみんな、Zombieの楽園で生きる事になると言います。・・・楽しくない。




Chicagoでは、美しい白い車から降りたDeathが、前から来た男とに肩をぶつけられます。どこを見てるんだ!と言った男の人は、数歩行った先で突然倒れ込み、多分そのまま死んだ。Deathとは、とても気位が高そうで、静かに微笑みながら恐ろしいことを平然としそうな感じです。



みんなが出掛けるための用意を手伝っているBobbyの元に、Casがやってきます。手にはショットガン。見るからに、やり切れなさそう。



B "どうした?"
C "とうとうここまで来た"
B "まさしく"
C "・・・こんな大事な時に・・・わたしは、役に立たない。・・・わたしにあるのは、このショットガンだけだ。わたしはこれをどうすればいいんだ?"
B "狙って撃てばいいんだ"
C "わたしが役に立てたなら・・・"
B "お前は、本当に不満を言うつもりか?この俺に?"
C "・・・・・・・・・・"
B "過去を振り返るのはやめろ。それからこれをトラックに乗せろ"
C "・・・・・・・・・"


確かに、役に立てないつらさは、Bobbyが一番よく知っています。Casも、力がなくなっちゃって、歯がゆいんでしょうね。で、ついBobbyに愚痴っちゃった。Bobbyにしてみれば、自分よりはマシなんだから、って感じでしょう。重そうな荷物の重みを感じて、Casも前向きに現実を見てほしいです。



結局、やる事が2つ。Deathのリングを取りに行くDeanとCrowleyチームと、Croatoan Virusの阻止に向かうSamとCasチーム。


D "あ~、じゃあ、Zombieの蔓延を止められるよう祈ってる"
S "うん、そっちもDeathを殺せるように"
D "ああ"
S "・・・・おれ達が、WendidoをHuntしてた時のこと、憶えてる?アレくらい単純な事ってなかったよね"
D "そうだな"
S "・・・・それから・・・これ、必要かもしれないから"

Samはそう言って、ナイフを差し出しましたが、Crowleyはそれを止めました。そして、出して来たのは、小型の鎌。

CR "これは、Death自身の物だ。Golly、Demon、Angel、Reaper達を殺す。そして、噂ではDeath自身をも殺すらしい"
C "どうやって手にいれたんだ?"
CR "もしも~し?私を誰だと?Crossroardのキングだぞ。・・・さて行けるか?・・・Bobby、ずっとそこに座っているつもりか?"
B "いいや!ダンスに行くつもりさ!"
CR "女性の気を引きたいならそれも良いが・・・・"
D&S "・・・・・・・?"
CR "Bobby、Bobby、Bobby。君は、Crossroard Demonとの取引を無駄遣いしてるな。事実、君が正しく言葉を選んでいれば、もっと多くの物を得られる。・・・そう、私は、勝手に君のために、小さな契約を追加させてもらったよ"
D&S&B&C "・・・・・・・・・??"
CR "何を言えばいい?私は、利他主義者なんだよ。・・・そこに、ずっと座ってるのか?"


そう言われて、Bobbyは、車椅子からすっくと立ちあがります。

B "なんて奴だ?!"
CR "だろ?君の魂にはそれだけの価値がある。私は大した奴だ"
B "・・・ありがとう"
CR "感動のあまり涙が出そうか?さ!行こう"



驚きです。
Demonが、こんなことするなんてビックリです。まさかここでBobbyの足が治るなんて思ってもみませんでした。ずっとこのままって事はないんじゃないかと思っていましたが、まさかDemonの力で治るなんて・・・。
いや~とにかく良かった。
でも、これ、魂を返した途端、また元に戻っちゃう何てことないでしょうね?!


Croatoan Virusを止めるために移動中の車の中、SamはCasに、Luciferに「YES」という計画を話しました。このチームには、歩けるようになったBobbyも加わっています。


C "Luciferに「YES」と言って、そこへ飛び込む。・・・おもしろい計画だ"
B "これのためにある言葉だな"
S "で、今までで聞いた中で最悪の計画だって言ってくれ"
C "もちろん。おまえがそう言ってほしいなら、わたしはそれを言う事が出来て、満足だ"
S "・・・・・・・・・・"
C"だが、わたしはそうは思わない"
S "ほんとに?"
C "おまえとDeanは、わたしの予想をはるかに上回る。Deanは、Michaelに反抗した。・・多分、おまえは、Luciferに抵抗できるだろう"
S "・・・・・・・・"
C "だが、知っている必要がある事がある"
S "たとえば?"
C "Michaelは、別のVesselを見つけた"
S "なに?"
C "それは、おまえの兄弟、Adamだ。考えただろう?"
S "いや、考えてなかった"
C "・・・Sam・・・、おまえがLuciferに「YES」と言って、そして失敗したら・・・戦いが始まる。そして、巻き添え・・・それは非常に大きい"
S "・・・・・・"
C "それに、Demon Bloodの事もある"
S "なに?!何の事だよ?"
C "Luciferを取り込むには、おまえが今まで飲んだ以上のDemon Bloodが必要だ"
S "でも!どうして?!"
C "それは、Vesselを強化するためだ。それが、爆発しないために"
S "でも、今奴が入ってる・・・"
C "4リッターは飲まなければ"
S "・・・・・・・・・"
B "これのどこが、今まで聞いた中で最悪の計画じゃないって言うんだ?"


ほんと、最悪中の最悪です。
成功するかもわからないし、LuciferのためにまたDemon Bloodをたらふく飲まなきゃならないなんて、考えただけで目の前が真っ暗です。
まったく、ちょっと光が見えたかと思ったのに、まったくそんなことなかった。足元には真っ暗で深~い闇が、ますます口を大きく開けて待っているだけです。



でも、今はとにかくCroatoan Virusを何とかする事の方が先です。Virusが保管されている倉庫についた3人、まだ配送には1時間あるはずだったのに、1台目のトラックがもう外に出て行こうとしています。仕方なく突入する事になります。Casが、トラックの運転手を殴り倒して車を止め、出入り口の門の電動開閉機を壊します。その時、クラクションがなっちゃって、中にいたDemonに気付かれてしまいます。SamとBobbyが建物の中に入ると、すでにCroatoan Virusに侵された人達が、そうでない人を襲っていました。向かってくる奴らを片っ端から銃で撃ち殺して行きます。普通に死んでくれるからまだDemonよりは楽ですね。
SamとBobbyは2手に別れます。



その頃DeanとCrowleyは、目的の場所につきました。CrowleyにはたくさんのReaperの姿が見えています。ところが、様子を見に行ったCrowley、戻って来たはいいけど、Deathがそこにいなかったって言います。なんてこと、そして今Deathがどこにいるかわからないって。このためにBobbyは魂を売ったんだぞ!何100万人も死ぬ事になるのにと、怒鳴るDeanですが、どうしようもなくとにかくここを離れようと言うCrowleyについて行くしかありません。

町中のピッツァレストランの中を覗き込むCrowley。どうしてかはわかりませんが、Deathが、ここにいることを突き止めたようです。そして、消えてしまいました。



SamとBobbyは、残っていた人達を助け出しています。ホッとしたところを、飛び出してきた感染者に倒され、首を絞められるSam。Bobbyは撃とうとしますが、弾切れです。
そこへ現れたのはCas.ショットガンで頭を吹き飛ばすとひと言。

C "実際、これも役に立つ事はある"

そりゃそうです。
そして、なんとか、Croatoan Virusの方は、阻止できたようです。




一方、Deanの方。
ピッツァレストランの中は、全員死んでいます。
ひとりを除いて。
死体の中でひとり食事をする男が、Deathです。
Crowleyから渡された、Deathの鎌を持って、そっと近づいて行きますが、その柄が熱くなって持てなくなり落としてしまいました。気づくとそれは、Deathのいるテーブルの上に。



DH "返してくれて感謝するよ。こちらへ、Dean。ピッツァは美味しいよ"

いつの間にか、外は嵐です。

DH "座りなさい。私を見つけるには十分長い時間だったね。私は君と話をしたくなっていたよ"
D "・・・・それについて、言いたい事はいろいろとあるけど、・・・そ・・・それで・・・どこで俺を殺す?"
DH "君は、自分中心に物事を大げさにするセンスがあるね。・・・私のようなもの、君のようなもの・・・バクテリアが君のテーブルにあったならどう感じるかね?そして、不機嫌になり始めたか・・・。これは、太陽系の中の小さな惑星だ。銀河では辛うじてその端に引っ掛かってる。・・・・私は年を取っているんだ、Dean。非常にね。私が君を連れて行くなんて、取るに足らない事だと気づくだろう
D "・・・・・・・・"
DH "さあ、食べなさい"


ピッツァ?キッシュ?をお皿に取り分けられ、勧められます。恐る恐る口に運ぶDeanですが、問題なく美味しかったようです。
Deanがビビってるんですが、ほんと、このDeath、ただの痩せた老人なんですが、不思議な威圧感があって、Deanなんてまだまだひよっこだって、ひしひしと伝わってくるの。それもそのはず。


DH "美味しいだろ?"
D "聞くけど・・・いったい何歳なんだ?"
DH "Godと同じほどかな。我々のどっちも、もう憶えてはいないが。命、死。鶏と卵。どちらが先だったか・・・。気にする事はない。最後には、私はまた彼を手に入れる"
D "Godを?あんたは、Godを手に入れるのか?"
DH "もちろんだ。Godも死ぬんだよ、Dean"
D "・・・・これは・・・俺の手には余る事だ"
DH "少しな"
D "・・・で?なんだ、俺はまだ息をしてる。あんたとここに座ってるにかかわらず・あ~、つまり、あんたは、どうしたいんだ?"
DH "私の首にある鎖をはずしたい。Luciferが、私に結び付けた。あるべきでない小さなSpell。彼が望む時、必要とする時、私は彼のそばにいる"
D "・・・・・・・・・"
DH "そういう訳で、私は君の元へ、行く事が出来なかった。君が来るのを待たなければならなかった"
D "・・・・・・・"
DH "彼は私を自分の武器にした。ハリケーン、洪水。私は、君が処理できるより強力だよ。そして、癇癪持ちの生意気な子供に囚われている"
D "・・・それであんたは・・・・俺があんたを解放する事が出来ると考えてるのか?"
DH "君のバカな虚勢がまたでたな"
D "・・!・・"
DH "もちろん君には出来ない。だが、君は私を助ける事は出来る。Luciferの銃から、弾を取り出してくれ"
D "・・・・・・・"
DH "これが望みだろ?"

そう言って、右手にハマった指輪を見せます。
なぜ、自分に指輪を渡してくれるのか、理解出来ないDean。でも、タダなわけないんですよね。タダより恐ろしいものはない。

D "・・・ああ・・・"
DH "私は、これを君に与えよう"
D "俺に与える?"
DH "そう言ったろ。"
D "でも、なんで・・・・Chicagoなんだ?"
DH "ここにとどまろうと私は思ったから。私はピッツァが好きだ"
D "・・・・・"
DH "・・・条件がある"
D "・・・OK、どんな?"
DH "君は、Luciferを檻に入れるためには、出来る事は何でもしなければならない"
D "もちろん"
DH "どんなこともだ"
D "それは計画か"
DH "いいや、いいや、計画ではない。今はまだ"
D "・・・・・・・"
DH "君の弟。彼は、Luciferを止める事の出来るただ一人の人間だ"
D "・・・あんたが言いたいのは・・・・"
DH "わかってる。そう、私は約束を必要とする。君は、君の弟にそれをさせる事になる。その火のような穴へ、彼を飛ばす事になる"
D "・・・・・"
DH "さあ、どうする?"

外した指輪を差し出して、Deathは答えを迫ります。Deanは、他に選択肢がなくて「YES」と言います。

D "・・・・OK・・・イヤー・・YES"
DH "そう、これは「YES」の方が良い、Dean。君は、この死を免れる事は出来ないと知っているな"
D "・・・・・・"
DH "さて、取り扱い説明書がいるかね?"



指輪を手に入れて、Bobbyの所に戻って来たDean。
4つの指輪は、近づけるとひとつにくっつきます。まるで磁石のように。
歩けるようになったBobbyは、それが夢じゃないかともうとちょっと恐いけど、今はいい気分のようで、Deanにビールを渡します。
Deanは、指輪がくっつくところをBobbyに見せます。Bobbyは、それを触ろうと手を伸ばしたけどやめます。



B "で?Deathは、人々に何をするかお前に話したのか?取引全部?"
D "ああ、キチガイじみてる。また大きな問題を抱えたよ"
B "本当か?どんな?"
D "Deathが奴に対してウソをついた人間に何すると思う?"
B "良いことなんて何もないだろ"
D "ああ"
B "何が言いたい?"
D "俺は、SamにLuciferを乗せさせる事になるって言われて、それに同意したんだ"
B "Deathが、SamがLuciferに「YES」と言うべきだと言ったのか?"
D "わからない。いや、そうだ。・・・つまり、そう言って、SamはLuciferのために働くんだ"
B "そう言いだすだろうと思ってたさ"
D "そしたら、それはお涙ちょうだいの話しになる。Samは死ぬんだ"
B "Samの死か・・・。もっと、全体を見てみろ"
D "マジで?"
B"俺が言いたいのは・・・"
D"やめてくれ!いったい何がこれに対して起ったっていうんだ?"
B"いいか、Samの事じゃない。しかし、"
D"しかし?!何が?"
B"Niveus製薬で。Samは、多くの人を救った。それは、けっして止められない。けっして悠長にはしてられない。・・・俺達は、あいつに厳しくしてきた、Dean。常にそばにいて。でも、その一方で、あいつはそうだった時から、燃える建物に飛び込んでいったろ"
D"・・・何度もな"
B"なあ、Samは、自分の暗い部分を知ってる。俺は、あいつがまた、そうしないとは言わない。だが、あいつはそれとは反対に、良い事もたくさん手に入れた"
D"・・・ああ、わかってる"
B"それにお前は、SamがDevilを倒すか、それを試して死ぬかっていう事も、わかってるだろ。それは俺達が得られる最高の答えじゃないのか?"
D"・・・・・・・・・・・"
B"だから、俺はお前に訊かずにはいられない、Dean。お前本当は何が恐いんだ?"
D"・・・・・・・"
B"負けることか?それとも、自分の弟を失うことか?"
D"・・・・・・・・・・・・・"




Bobbyの問いに、Deanは何も答えられませんでした。
自分の弟を失うのが恐いがために、この世界を救えるかもしれない選択肢を選ばないなんて、果たして正しい事なのか?
多くの人を救うためには、犠牲はつきものなんじゃないのか。
でも、そうはいっても、こればかりは割り切れるもんじゃないです。
世界が滅んでも、愛する人を失いたくないと思うのが、人間ってもんです。が、そうなると、生きて行く世界そのものがなくなっちゃうんで、結局はどうしようもないんですが。

究極の選択ですが、もう選ばないわけにはいかない状況です。
来週のSneak Peekで、DeanはSamの選択に同意する事にしたところが出ていましたが、
恐すぎます。
まったく、どうなっちゃうのか、泣いても笑っても来週で、Finaleです。みなさん、心して挑みましょう。


いろいろ言いたい事はありますが、今日はこれからお出かけです。
訳も、最後はバタバタになっちゃったけど、とりあえずここでUPしますので、また後でひょっとしたら、加筆修正するかもしれません。
ではまた。


*5月9日、加筆修正しました。

***

4 件のコメント:

MORI さんのコメント...

めちゃくちゃ久しぶりでございます。
MORIです。

やっとPCが治りSPNを一気にE21まで
見ました。
なんかすごい事になってきましたねぇ
いやぁ~おもろいですわぁ

ほんまSeason6でどうなるのか?
来週のE22もめちゃくちゃ気になります。

最後までDeanもSamも生きていてほしいです

では、またおじゃまします

yumiusa さんのコメント...

MORIさん、お久しぶりです。

PC、壊れてたんですか?
それは大変でしたね。PCないと困ります~。
21まで一気見、お疲れさまでした。
もう、大変なことになってますよね。Ep21で、Samが、昔MonsterをただHuntしてた頃が懐かしい、なんてこと言ってましたが、ほんとその通りです。あの頃、まさかこんな事になろうとは、思ってもみませんでした。

次のFinaleで、DeanとSamがどうなっちゃうのか、すごく心配ですが、もうこちらは待つだけです。
とにかくわたしも、2人に生きていて欲しいです。

amber さんのコメント...

こんばんは、yumiusaさん、訳ありがとうございました
CrowleyとBobbyのキスシーンはまたまた大笑いでした。あのイヤそうなBobbyの表情と上目なCrowleyの迷演!
今回は、なによりSamのことが心配で心配でしようがないDeanの心が痛いほど伝わってきました。疲れ切っていたS4-21の時とはまた違った感じの弟への心配ぶりですが、Samのほうがあのときより安定してるので、まだ余裕を持って観ていられます。
Horsemenは全員キャスティングがすばらしく、Deathもほんとに怖い。なんだか急に集まったリングですが、取扱説明書が欲しいですね(笑)
ファイナルは濃い内容になりそうで、もう無心に観ます。と言いながらもSam死なないで!!

yumiusa さんのコメント...

amberさん、おはようございます。

とうとうFinaleがやってきますね!
張りつめたワイヤーが切れそうな緊張の中、BobbyとCrowleyのKissシーンは、唯一笑っちゃった場面です。魂を質入れさせられたBobbyにとっては、踏んだり蹴ったりでしょうが・・・。

確かに、Season4の時とは違って、Samは安定していますね、今のところ。自分が撒いた種を自分で刈り取るつもりなんでしょう。そのためには、自分が犠牲になる事も、もう納得しているような落ち着きようです。それが怖い(泣)Deanやわたし達の心配は尽きませんね。なんとか、2人とも生き残って欲しいです。
Supernaturalの共演者のキャスティングは、ほんといつも素晴らしいです。今回のDeathも秀逸でしたね~。Deanが、ひよっこに見えました。
残り1Ep!わたしも今週末は、無我の境地で挑みます!