USでSeason6を放送中のSupernaturalにハマっています。日本ではまだ未放送の部分についてのネタばれが満載ですので、未見の方は十分にご注意ください。記事を読まれる場合は、その点をご了解のうえ、お読みください。

2011/05/08

Supernatural Season6 Ep20 "The Man Who Would Be King" 感想もどき

ご注意ください!海外ドラマに関する日記では、常にネタばれしています。 ここからは、USのTV series Supernatural Season6についてのSpoilerが含まれています。ネタばれ禁止の方は十分ご注意ください。 念のため:いつもの通り、わたしの訳には間違いや勘違いや萌えが大量に含まれている場合があります。おまけにかなりの意訳ですので、その辺りの事ご理解の上軽~い気持ちで読んでやってくださいね。







Supernatural Season6 Ep20 "The Man Who Would Be King"の感想もどきです。







・・・出るのは溜息ばかりなり・・・(涙)

Casが求めた物は、Freedom、自由だった。
解き放たれる事。
すべての束縛から。
Godからも・・・。
それを気付かせたのは誰?
Dean、Dean、Dean。

Casは、それを求めるあまり、気付かせてくれたDeanを裏切る事になるなんて、こんな皮肉なことある?
・・・ああ・・・さすがSupernaturalスタッフ、最近なりを潜めていましたが、やっぱり相変わらずの鬼畜っぷりですね~。



わたしの訳には間違いや勘違い、勝手な萌えが大量に含まれている場合があります。そのため、一般的な訳でない場合もあります。おまけにかなりの意訳ですので、その辺りの事ご理解の上軽~い気持ちで読んでやってくださいね。正確な訳をお望みの場合は、どうぞご自分で訳をお願いいたします。よろしくです。それから、文中の訳の無断転記等は、おやめ下さいね。どうかお願いいたします。



さて冒頭。
Casの告白の場面から始まります。
今回のEpは、彼がこれまでの出来事を「あの人」に告白するところからです。

この世の最初に海から上がって来たのは蛙だった!Casは、そんな昔の事も憶えてる。Babelの塔が倒れた時、人々は神の怒りだと言ったけど、37ftもの高さまで乾燥したクソを積み重ねるには無理があったんだって。
CainとAbel、DavidとGoliath、SodomとGomorrahなどなどの壮大な出来事よりも、Casにとってみれば、DeanとSamに会ってからの事の方が忘れがたい出来事となったようです。




先週のEpで、SamとBobbyの内に拭いがたい疑惑を残して消えてから、CasがDeanの前に現れたのはこれが初めてでしょうか?
Samの居ないImpalaのパッセンジャーシートに、いつものごとく突然の来訪。運転中のDeanにとっては、いい迷惑です。これまでも事故りそうになった事を多数経験して、ちょっとは慣れたかな。


C "ハロー、Dean"
D "!!・・・・・"
C "大丈夫か?"
D "・・・・ああ・・・大丈夫だ・・・。そっちは?"
C "・・・調べてるさ・・・"
D "何か言う事は?Satan Jrは生きてる、とか?"
C "・・・ああ・・・・信じてくれ・・・。私は、Crowleyが、どうやって私を欺いたかわからない"
D "ああ、あいつは狡賢いクソ野郎だ。どうやったかなんて重要じゃない。もし、やつが本当にまだ生きてるってんなら、見つけ出してその頭を捥ぎ取ってやるだけさ。クソくらえだ!!"
C "・・・お前は?・・・何か見つけたか?"
D "・・・いや、まだなにも・・・"
C "・・・Samは?"
D "あいつは忙しいんだ。OmahaでDjinnを追ってる。俺も向かってる途中だ"
C "私も合流出来ればいいんだが・・・"
D "ああ、いいさ。わかってる。気にするなって。・・でも、Cas、連絡しろよ、いいか?"
C "・・・・・・"
D "おまえが、本当にトラブルに巻き込まれた時は"
C "・・・・・・"


Casは、黙って消えてしまいました。
DeanもSamもそうなんだけど、Casも、どうして相談しなきゃいけない事を、相談しない?
Casの場合、事がでかすぎて、人間のDeanに相談してもしょうがないとでも思った?
いやいや、そうじゃないでしょ。どうにもならないと思ったとしても、内緒にしておくのはNG。でも、Deanが一番嫌がる「Demonと結託」という今の状態を告白するには、CasはDeanに嫌われたくないと思う気持ちが大きくなりすぎたのかな。
いやいや、でも、それでも、自分から白状した方が、まだ救いがあった気がします。
自分から言うのと、ばれるのとじゃ、全然違うもの。



Deanの元を離れたCasがやって来たのは、Crowleyの元。
ああ、CrowleyはEveの死体を調べてる。
死んでもなお、何かを生み続けるEve。
そして彼女の脳を傷めつけると、彼女の子供も傷つく。
Crowleyは、EveがPurgatoryの扉を開ける事が出来ると、Casに言ったそうです。しかし、それはあくまでも生きていた場合。Deanが身を挺してEveを殺してしまった今、それも叶わず。
Crowleyは、DeanとSamが邪魔で邪魔でしょうがない。出来れば殺してしまいたいんですが、それを許さないのがCas。Eveを殺された事で、今後、Winchestersとは関わり合わないと同意したものと理解していたCrowleyは、CasのトレンチコートからImpalaの臭いがすると言って怒りが収まりません。
まるで、Casを挟んでの、痴話げんかのようです・・・。
この場合、本妻はDeanだと信じたい・・・。
冗談はさておき、Casは、Dean達が何を知っているか知る必要があったから、会って来たんだと言います。しかし、Crowleyは自分を殺すために追い詰めようとしているDeanと、いつまでも友達ごっこしているのが、気に入らない。
それにCas、Dean達の動向を探るのに、わざわざ姿を現さなくても良いんだよね?
姿を隠したまま、ずっと2人を探ってた事が、この後Casの行動で明らかにされますが、それを知った時の、Deanの気持を想像するとかなり落ち込みます。
でも、そんな矛盾する事をしながらも、Casはまだ自分がDeanとSamを守ってるんだと思ってる。

Samが、Luciferを自分の内に取り込んだ最後の決戦の時、Casが自分の兄達に歯向かった。Michaelに炎を投げつけ、その場から一端退かせた。そして結果、怒ったLuciferに木っ端微塵にされてしまった。
そこで終わったはずだったのに・・・。
Casは戻された。
地球最後の日は回避されたが、それには大きな代償が払われた。Deanを癒し、Bobbyを生き返らせ、そしてCasが次にした事は・・・。

SamをHellの檻の中から救いだす事。

そんな事が本当に出来るかどうかもわからなかったのに、その時のCasは自信過剰で傲慢だった。その結果、戻すことには成功したけれど、戻って来たSamの体には、魂がなかった。


CrowleyはCasに、DeanとSamを殺すように言います。しかし、Casの答えは「NO」。自分で殺すと言うCrowleyに、そんな事をしても自分が彼らを何度でも生き返らせると言います。共闘関係の2人ですが、DeanとSamの事に限っては、意見は平行線のままです。とにかく、Purgatoryを探すように言うCas。そして、DeanとSamはCrowleyを見つける事はないから心配するな、と。
という事は、Casが、DeanとSamからCrowleyを守るって事です。AngelがDemonをHunterから守る??信じられん状況です。
しかし、Crowleyとしては、ぐっすり安眠できる状況には程遠い。



その頃、SamとBobbyはDemonを捕らえて、Crowleyの居場所を問い詰めています。このDemonは、DeanとSamがやらされていたように、Monster、今回はVampを生け捕りにしてた。Crowleyに届けるためだと思われます。という事は、居場所を知っている可能性があると考えたんですね。しかし、Demon、Reddは、Crowleyは死んだと言うばかりで答えませんでしたが、Samの取り出したナイフを見て顔色が変わりました。そこへ戻って来たDean。
DeanがCasに、SamはOmahaでDjinnを追ってるっていうのは、嘘だった。
Casに疑いの目を向けているSamとBobbyから、口止めされたのかもしれませんが、DeanはCasを騙している事に苦しんでいます。

D "Casに会った。2時間ほど前に来たんだ"
B "何を言ってた?"
D "別に。何も。ちょっとMonsterの話ししただけさ。あいつは、俺たちがCrowleyに迫ってるなんてこと、これっぽっちも知らないみたいだった。・・・・・・・なあ、あいつは俺たちの仲間なんだぞ。それなのに、俺たちはあいつを欺いてる"
S "Dean、それは・・・・"
D "Casは、間違った骨を燃やしたんだよ!それに講じてCrowleyはあいつを騙したんだ"
B "あいつはAngelなんだぞ"
D "そうは言ったって、あいつはHeavenのBalki Bartokomous(AmericaのTV Showのキャラ)だ。間違いだって起こすさ!"
B "まだ何も言ってないだろ"
D "2人は、CasがCrowleyと手を組んでると思ってんだろ?!あのCrowleyと!!"
B "いいか、だからわからんと言ってるだろ。そんな事を考える自分に嫌気がさすさ。だが、わからん"
D "・・・・・・・・・"
S "なあ、Dean、彼はおれ達の仲間だよ。おれは彼のために犠牲になれる。そうするさ。でも・・・・。なあ、もちろんおれ達が間違ってる事を祈ってるよ"
B "でももし、そうじゃなかったら・・・。可能性が限りなくゼロだとしても、俺達が親しくなりすぎて見逃してたら?SupermanだってDark Sideに落ちる時代だ。用心に越したことない。油断しちゃいかん。Kryptoniteを準備しとくってことだ"
D "・・・・・Loisのようにってことか・・・"
S "・・・・・・"
B "今は、Crowleyを見つけ出すのが先だ。あのバカがPurgatoryの扉を開けちまう前にな"


そういって、Reddに口を割らせる事に専念する事にした3人。
ところが、この会話を聞いていた人物、いや、Angelがいました。そう、姿を隠したCasです。
Casは、姿を隠したまま、こうやって今までもDeanとSamを見張ってたってこと・・・。ああ・・・何てこった。
そんなことDeanが知ったらどんなに傷つくか・・・。Casは、やっちゃいけない事をしてしまった。そしてそれを隠すために、また間違いを重ねてる。
嘘が大きくなりすぎて、それに身動きできなくされてどんどん行く手を狭めてるんだって、気づけない。自分の首を絞めてる事に。
でも、今のCasは、Deanの信頼を失いたくないという一点においてのみ、行動してる。
そのやり方が間違ってるって気付かないまま。
本当は、ただ一言、謝ればいいのに。
自分が間違ってたってすべてを告白して謝れば、Deanが手を差し伸べてくれたのに・・・。


DemonのReddは、直接Crowleyに会った事はなかった。間に仲介役のEllsworthというDemonがいて、仕事を割り振ってる。まるでBobbyのようにFBIの役もこなすDemon。
Ellsworthの事を聞いたCasは、先回りしてそこにいたDemon諸共始末します。
Ellsworthは、きっと口を割ってDeanとSamをCrowleyの元に導く。そうなればCrowleyは2人の心臓を引き裂く。

2人を守るためにはこうするしかない。
自分の身を守るためにもそうするしかない。

そう独白するCasが、なんとも哀れに思えてきました。
Deanに言いなさい!!
これまでの事を。
この状況がいつか壊れる事を自分だってどこかでうすうす感じてる。Casの綱渡りが続きます。


Dean達がやって来た時、Demonの死体は綺麗に片づけられた後でした。Casは、隠れて見守ります。そして、Samを檻から救いだした後、初めてHeavenに戻った時の事を思い出します。
Heavenとは、人それぞれ姿が違うっていうのが、Supernaturalでの決まり。この時Casが選んだHeavenは、1953年に浴槽でおぼれ死んだ男が繰り返す永遠の火曜日の午後。
出迎えたAngel達は、Archangelに背いてLuciferに木っ端微塵にされたCasが戻った事に驚きつつ、Godが彼を選んで戻したんだと理解します。そして、Casが自分達を導いてくれると思います。
しかし、Casの口から出た言葉は意外でした。

Freedom、自由、解放。

もう誰にも支配されず、自分の考えで行動し、自分自身の運命を選んで良い。何ものにも囚われる事のない世界。

しかし、それをAngelに理解させる事は、魚に詩を教える事のように難しかった。これまで、Godの言葉通りに生きて来たAngelには、自分の意志というものがなかった。それを突然、自由にしていいと言われても、何をどうしていいか戸惑ってしまったんですね。
そしてもうひとつ、厄介な事が。

そう、Raphaelです。

Raphaelは、Ken Layの見るHeavenにCasを呼び出します。そして、GodやHeavenに、そして自分に歯向かったCasに忠誠を誓えと。
そしてこともあろうに、DeanとSamが、やっとこさくい止めたApocalypseを再び始めると言います。
そう、Hellの檻を解放して、LuciferとMichaelを解き放つと言うのです。
それがGodの意思だと。自分がそう思うのだから間違いないと。
そんなこと、自分も他のAngelも許さないと言うCasに、RaphaelはAngelとは兵士であって自由を求めてはいない。彼らは命令に従うためにいるんだと言います。
それなら自分がそんなことさせないと言うCasを、Raphaelは片手ひとつで捻り潰します。永遠の火曜日を送る男のHeavenで、血を吐いて倒れるCasにRaphaelは言います。

R "お前は私の前に跪く、Castiel。あるいは、お前と共にいる者はすべて死ぬだろう"

こうやって、CasとRaphaelの対立が始まったんですね。
Casが事あるごとに、Raphaelが勝つと、この世が終わるって言ってたのはこの事です。どうあってもこの世をまっさらにしたいと言うRaphaelチーム対DeanとSamが守ったこの世界を破壊したくないCas。
Deanから、自分の意思で行動する事を学んだCasは、なんとしても譲れない事が出来てしまった。




Dean達は、Ellsworthがいなくなって手掛かりを失ってしまった。Deanは、Casを呼ぼうと言います。この状況はCasに助けを求める場面だと。

D "Casを呼ぼう"
S "なんだって?"
D "この状況は、今までだったらCasを呼ぶ場面だろ?"
B "その事は話し合っただろ"
S "そうだよ、Dean"
D "違うね。俺は聞いてただけだ"
S&B "・・・・"
D "だって、Casだぞ!・・・俺たちがどうしようもない時、・・・・本当ににっちもさっちもいかなくなった時、あいつは自分の立場を無視したろ?俺たちのピンチに、何度俺たちのために血を流した?"
S&B "・・・・・・"
D "Casなんだぞ!!疑わしきは罰せずって事、Casにだって当てはまるだろ?"


Deanのその言葉に、Samは折れてCasを呼びます。Deanも。
でも、その場にいて彼らの話を聞いているにもかかわらず、Casは姿を現しません。
彼の独白によると「私は、行かなかった。私が答える事の出来ない質問を彼らがするとわかっていたので。私は恐かったのだ」そう言います。
何が恐かったって、自分の嘘や裏切りが、Deanにばれる事以上に、今のCasに恐いことなんてない。

現れないCasを忙しいんだと考え、3人は行こうとしますが、そこへ突然Demonが現れ襲われます。Crowleyが送り込んだ刺客です。Casは、Deanたちを助けるために、姿を現し、あっという間に3人のDemonを片付けます。


D "会えてよかった、Cas"
C "大丈夫か?"
S "いいタイミングだよ、Cas"
C "見つけられて良かった。・・・私はニュースを持ってきた"
D "ああ?なんだ?"
C "・・・Crowleyは生きている"
D "ああ、そう思うか?Kojak "
B "・・・・・"
D "さあ、Bobby、俺たちを助けてくれたCasになんていう?"
B "・・・謝らないといかんな"
C "なぜ?"
S "おれ達、ずっとCrowleyを探してたんだ。で、それをCasに隠してた"
B "俺達は、あんたがCrowleyと手を組んでるって、考えたんだ"
C "なんだって?"
D "だろ?それってあんまりだよな?"
B "あんたが、間違った骨を焼いたんだって・・・。いや、それはいいんだ。俺達は、とにかく俺達が間違ってた"
C "聞いてくれれば良かったんだ"
D "そうすべきだったよ。俺たち、おまえを疑うなんてどうかしてた。許してくれるか?"

再び信頼を取り戻したと思ったCas。
油断したのか・・・。
この後取り返しのつかない落とし穴にはまってしまいます。

C "・・・許そう"
D "ありがとう"
S "ありがとう、Cas"
C "しかし、それはあまりにもバカげてる"
B "そうだよな、まったく"
C "まあ、Supermanでさえ、Dark Sideへ落ちる時代だ"
D "・・・・・・・"
C "安心してくれ。私は、まだCastielだ"
D "・・・じゃあ、もうKryptoniteは、片付けていいな?"
C "もちろんだ"

憶えたての比喩を使ってみたかったんでしょう。
Casはこの時には、気づいていませんでした。自分の犯した失敗に。でも、この時、Supermanの例えを口に昇らせた時点で、すべてが終わっていたんです。
Deanの信頼をまた強固な物に出来た事が、余ほど嬉しかったんでしょう。でも、余計なひと言で、DeanはCasの裏切りを確信してしまった。



Deanたちと別れて、CasはCrowleyの所へ乗り込みます。
DeanとSamを仲間だと言うCasに、Crowleyはお前にはもう仲間なんていないと言います。仲間に大きな嘘をつき続けるCas。Demonは、いつも痛いところをつきます。
キレたCasは、Crowleyを壁に叩きつけます。壁がへこんでます。凄い力。

C "言いたい事はこれだけだ。お前が彼らの髪の毛一本にでも触るなら、我々の取引はすべてそこで終わりだ。私はまだAngelだ。お前を葬り去ることなど容易い"

何故こんな害獣と手を組んだのか自問自答するCas。そんなバカげたことを考えさせてしまうほど、その時のCasにRaphaelとの戦いに対しての勝算はなかったんですね。
でも、今は?
今のCasはHeavenの武器のおかげで、凄く強くなっているんじゃありません?Deanとの仲を脅かすCrowleyとこのまま手を組む必要があるんでしょうか?
それとも、やっぱり、Raphaelに勝つには、もっと強大な力がいる?その為には、魂が必要だって事なんでしょうか?

そして、どうしていいかわからなくなったCasが訪れたのは、Deanの元でした。
そう、Samを失くし、Hunterを辞め、LisaとBenと普通の暮らしをするDean。Casは、この時、姿を隠したまま、庭の掃除をするDeanを見て、彼を撒き込む事への罪悪感に襲われ躊躇しました。それがそもそもDemonに、Crowleyに付け込まれる隙を作ったんでしょうか?その時の状況を思い出してCasは考えます。

自分はバカではなかった。
Crowleyが何者で、どんなやつかも知っていた。
そして、自分はそいつより頭も良く、強かった。
そして今ならわかる。その時の自分がどれほど高慢だったか。そして、その時の自分がどれほど、バカだったか・・・。

連れてこられたのは、Crowleyが新しく改善したHell。ただ一列に並ぶ大勢の人。ただ並ぶ。いつの日か気の遠くなる時間が過ぎて、一番前までたどり着いた時、そこにあるのは・・・。
なにもない。
そしてまた一番後ろに並ぶ。
それの繰り返し。
・・・考えただけでゾッとする。

Crowleyは、Casに軍を率いてRaphaelと戦うように言います。Luciferのようになれと言うのか?というCasに、それは違う。大きな違いは、CasはGodのお気に入りだと。GodはCasが好き。CasもGodが好き。パパの問題を抱えていたLuciferとは大違い。Godのお気に入りの彼について来るAngelは沢山いるはず。
だがそれでも、Raphaelとの力の差がありすぎる。勝てるはずはない。
そこで、Purgatory。
使われていない力の源。
3000万?4000万?の魂。
長年にわたって、刈り取られる事を待っていた魂の油田。
でも、今まで誰も見た事がないその場所を、どうやって探しあてるのか?Crowleyは、専門家を必要とするといいます。
Dean。
しかし、Casは即座に却下します。彼は、引退した。もう関わらせない。すると、Crowleyは、Samuelじいさんを使うと言います。彼は自分達をMonsterの元へ案内する。そしてMonsterは、自分達をPurgatoryに案内する。
そんなに簡単に行くのか?
そんな口車に乗っちゃうの?Cas。
そして、その代償は?
魂の半分。
そして、Luciferがこのまま檻の中ですごす事。
それでRaphaelに勝つ事が出来るなら・・・。
しかし、その計画には、何カ月もかかる。Casには、今すぐに力が必要なんです。とても何カ月も待てない。すると、Crowleyは、自分がどれほど本気か見せるため、Casに力の前払いをすると言います。今すぐに5万人の魂をCasに与えられる。そしてそれを拒めば、CasはRaphaelに勝つ事は出来ず、DeanとSamが命をかけて救ったこの世が、地獄になる。それを救う事が出来るのは、Godに選ばれたCasだけだと言われます。

そして、Casは、決して選んではいけない道に踏み出した。
彼の背中を押したのは何だろう?
Godに選ばれた事への傲り?
Angel達の解放?
DeanとSamが、必死で守ろうとした物を壊したくなかった?
いやそれとも、守りたかったのはDeanとSam?


理由はどうあれ、それが正しい事だとしても、Casは、やり方を間違えた。
静かに暮らすDeanを巻き込みたくないと思った彼の気持ちは嬉しい。でも、Casはあの時Deanの前に姿を見せるべきだったと思う。



そして、とうとうその時がきます。
Deanは、Casを呼び出します。信頼を取り戻したと思っている彼は、すぐに駆けつけました。

C "やあ"
B "・・・ああ、早いな"
C "まだここにいたのか?"
S "ああ、死体を始末しなきゃならなかったしね"
D "それにウイスキーも見つけたしな。来てくれてThanks "
C "で、何をすればいい?"
S "ああ、おれ達、新しい考えが浮かんだんだ。Crowleyを探し出す方法をついに見つけ出したと思うんだ"
C "どんな?"
B "それは、お前だよ"

そう言って、Bobbyは床に火を投げます。あっという間にCasを囲む、Holy Fire。床にはHoly Oilが撒かれていた。Angelを閉じ込める炎。Casはそこから出る事は出来ません。

C "何をするんだ?!"
D "話しがある"
C "何を?!ここから出してくれ"
D "Supermanについて"
C "・・・・・・"
D "Kryptoniteについて"
C "・・・・・・"
B "どうやって俺がそう言った事を知ったんだ?"
C "・・・・・・"
S "おれ達の事、どれくらい見張ってたんだ?"
D "俺たちをスパイしてたのか?Cas?スパイだ!"
C "・・OK、待ってくれ。いったい何の事だか・・・"
S "ここのDemonの事は?そう、どうやって?"
B "どうやって、Crowleyはお前を騙したんだって?"
C "そ、それは理解しがたい事だ。説明するのは難しい。いいからここから出してくれ。出してくれれば、ちゃんと・・・・"
D "俺を見ろ。本当の事を言うんだ。何が起きてるのか、話すんだ。俺の目を見て違うと言ってくれ。Crowleyと手なんか組んでないって!"
C "・・・・・・・・・・・・"

そう懇願するように問い詰めるDeanに答えられるはずもなく、目をそむけるCasに、Deanは絶望したかのように呟きます。

D "・・・なんてこった・・・"
C "説明させてくれ!"
D "あいつと組んでたのか?おまえ、Crowleyと一緒にPurgatoryを?そうなのか?あ?ずっとだったのか?"
C "私はお前を守るためにそうしたんだ!お前達を守るためだったんだ!"
S "おれ達を守る?どうやって?Monsterlandが解放されたっていうのに?"
B "Samの言うとおりだ、Cas。一滴がすべての始まりだ。それがEveだよ。お前、それがダムを壊すとは考えなかったのか?"
C "魂が必要だったんだ!!それがあればRaphaelに勝つ事が出来る!!お願いだ、信じてくれ!!!"
S "信じろだって?!どうやって信じろっていうんだよ?"
C "私はまだ私のままだ。私はまだ仲間だ"
S "・・・・・"
C "・・・Sam・・・私はお前を地獄から引き上げたんだ"
D&B "・・・?・・・"
S "・・・なんだって・・・?"
C "・・・・・"
S "・・・そう・・・悪気はないんだ・・・。でも、それってかなりお粗末な仕事ぶりだよね"
C "・・・・・・"
S "・・・!ちょっと待てよ?!"
D "・・・・・"
S "それって、ワザとおれを魂の無いまま戻したってことなのか?!"
D "・・・・・・・・・"
C "何故そんな風に考えるんだ?"
S "おれ、今物凄くいろんなこと考えてるよ、Cas"
D "・・・・・・・・・"
C "聞いてくれ!Raphaelは、我々すべてを殺す。奴は世界を墓場に変えてしまう。私には他に選択の余地がなかったんだ!"
D "いいや、あったはずだ。おまえは間違ったんだ"
C "お前には理解できない。これは複雑なんだ"
D "いいや、実際はそうじゃない。おまえだってわかってるはずだ。間違ってないなら何でこの事を秘密にしたんだ?!"
C "・・・・・・"
D "こういう事が起れば、俺たちはそれに立ち向かうんだ!俺たちがやって来た事と同じようなクソ忌々しい事態。俺たちがやらない事は、Devilと取引しない事だけだ!!"
C "・・・お前が言うとそれはとても簡単に聞こえる・・・。私がそれを聞かなければならなかった時、お前はどこにいたんだ?"
D "俺はそこにいたさ。おまえこそどこにいたんだ?"
C "・・・・・・・・"

Deanを撒き込みたくないと姿を見せず、その場を去ったあの時のCas。でも、本当にそうだったのか?本当にDeanの事だけ考えての事?ひょっとして、姿を見せて拒否される事が恐かったんじゃないのかな?
あの時、Deanに相談してれば、こんなことにはならなかった気がして・・・。
後悔しても後悔しきれない。

D "助けを求めに俺たちの所に来るべきだったんだ、Cas"
C "・・・多分・・・でも、もう遅過ぎる・・・"
D&S "・・・?・・・"

そこへ、Demonの黒い煙の塊が近づいてくる音が。

C "もう引き返せない。出来ないんだ"
D "遅くなんかない!Cas!!俺たちは修復できるって!!"
C "Dean、壊れてなんかないんだ。逃げろ!とにかく今は逃げるんだ!!逃げろ!!"

ドアを出る寸前、Casを見つめるDean。
見つめ返すCas。
Deanの気持を思うと、何ともやり切れない。
Casの裏切りを知ってなお、Deanは彼にやり直せると言った。Cas、いったいどうするつもり?

それとは別に、Samを戻したのがCasってことは、Samuelじいさんを戻したのは?あれはCrowleyのやった事なの?Monster探しのために?
う~ん、わからんな~。
それに、Samの魂の件ですが、あれ、Casがワザとそうしたっていう事じゃないよね?が~~~、誰かないって言って!!!


後に残されたCasの元に来たのは、にっくきCrowley。炎を消してくれたのはありがたいけど、おしゃべりが過ぎます。
いったい本当のところどうしたいんだ?と聞かれたCas。ほんと、いったいどうするつもり?




その夜、CasはBobbyの家で眠るDeanの元に現れます。Angel除けのSpellが描かれていましたが、若干の誤りがあったようです。

D "何しに来た?"
C "わかって欲しいんだ"
D "ああ、わかってるさ。Raphaelに勝たなきゃ、とか何とかんとか~だろ?"
C "お前のためにした事だ、Dean。私はお前のためにやってるんだ"
D "・・・俺のため、ね。ああ。まったく冗談だろ"
C "お前は私に自由と自由に生きる事を教えた・・・"
D "お前は子供かよ!わかってんのか?!やっていい事と悪い事があるんだよ!!"
C "自分がやってる事くらいわかってる、Dean"
D "理屈じゃないんだ、いいか?俺は理由なんか聞いてない。ダメだって、それだけなんだ"
C "わからない"
D "いいか?Samを見ろ。おまえとBobbyは、俺が持ってる兄弟っていう家族に一番近いものなんだ"
C "・・・"
D "その俺が、おまえに、止めてくれって頼んでるんだ!"
C "・・・"
D "俺を信用しろ"
C "・・・そうしなかったら?"
D "・・・俺は、おまえを止めるためにやる事をやるだけだ"
C "無理だ、Dean。お前はただの人間で、私はAngelだ"
D "・・・そうかな・・・。大物を連れてるかもしれないぜ"
C "・・・残念だ、Dean"
D "ああ、こっちこそ・・・"


Angelの石頭は、今に始まった事じゃないけど、Cas、もういい加減にしなさいよ。Deanここまで言わせて、それでも考え直さないなんて、あんたホント救いようのない大バカもんです。ああ、でもDeanは、きっとCasを見放さないんだろうな。いや、見放さないであげて欲しいんですけど、お願い。
それにしても、このDeanとCasの会話、狙ってるよね?Supernaturalスタッフ。




そして、Casは、ひとり尋ねています、父に。
Godに。
自分がしている事が正しい事なのかどうか。
自分がやらなければならない事がなんなのか。

しかし、父からは相変わらず、何の返事もありません。
項垂れるCas。
答えをもらう事は出来ないのか?
自由でありたいと願ったAngelは、今、父からの言葉を待っています。




いや~~、Cas、八方塞です。
Demonなんかと手を結ぶとロクな事にならない。
そんな自分をも嫌悪しなきゃならないし、Deanには呆れられるし、散々です。でも、今心を入れ替えれば、Deanはきっと許してくれるって!!
Cas、目を覚ましてくれ!頼むよ~。
それにしても、Samを檻から引っ張り上げたのが、Casだったなんて・・・。ちょっとびっくりした。それなら理由は要らない。CasはSamを救いたくて、それが出来たからやったってこと。魂レスの件は、わたしはワザとじゃないと思うんですが、どうでしょうか?だってそんなの意味ないし。ああ、わたしもまだCasが本当のBadassになったとは思えないです。
Casは、ただDeanを失いたくないんだって、それだけなんだって信じたい。





おお!とうとう後2話!
それに来週は1週休みで、最終週はEp21と22の2本立てですよ。
ひえ~、いったいどうなるんでしょうか?

LisaとBenが戻ってくるようですが、Promoを見る限り、大変そうです。Lisaってば、DemonにPossessされちゃってんの?ああ、Deanどうするんだか。
Samの壁も壊れちゃうって話しだし・・・。
Casの事も心配。
ひょっとして、噂通り、すっごいクリフハンガーだったらどうしよう、と、今から戦々恐々です。


今度は、すべてが終わって後、お会いしましょう。
では、また。



***

4 件のコメント:

メリ さんのコメント...

こんばんは。来来週で最後なんですね!寂しい。
復活サムのことは、回れ右したのを「ディーンのとこに戻らないのかな?」って顔で見てたので、魂無しとは気付いてなかったと思いたいです。
キャスは悪にはなれない素直な子だと思う。孤立無援で必死な姿が可哀想だったので、ディーンの口調が、怒るより説得っぽかったので、ちょっとホッとしてます。サムが関わってるから、もっと絶望的に怒るかと思ってビクビクしてました。きっと和解してくれますよね。
しかし、ディーンのほとんど泣き声のさのばびっちには、胸キュンでしたー。

yumiusa さんのコメント...

メリさん、おはようございます。

そうですよね!
わたしも、魂レスSamは不可抗力だと思います。Deanに頼まれて調べて見て、魂が無い事に気づいてビックリ!だったんだと・・・。
Casは、ホント彼の言葉通り、Deanのためにやってるんだと思います。この世界が無くなっちゃったらDean自体がなくなっちゃう。Casにとっては、耐えがたい喪失なんだろうと・・・。
でも、家族と同じというDeanの最高の信頼の言葉を受け入れなくどうする?!
何とか眼を覚まして欲しいです。「ゴメン」って一言で、Deanはきっと許してくれるはずだから。
わたしも、あのDeanの絶望の声にはグッときました。さすがJensen!
もう残りわずかですが、最後まで楽しみましょう!

oruka さんのコメント...

yumiusaさん、こんにちは。
今回もお疲れ様でした(*´∇`)ノ。

とうとう残り2エピとなってしまいました。早く見たいし、シーズンが終わってしまうのは寂しいし・・・悩むとこです。

今回、(私の中では)能天気なオトボケ天使の印象しかなかったキャスが、実は不器用な悲しいやつと知ったエピでした。

そしてセリフがもう、Deanに対する告白だらけですよね(笑)。
ラストのシーンなんか特にそう思います。
せっかくDeanに家族、兄弟同様とまで言ってもらえるようになったのに可哀想なキャス・・(涙)。

Deanは嘘と隠し事が大嫌い。だからこの際Deanにちゃんと全部話して、「ごめん、Help」と言えば、私もDeanは許してくれると思います。。
決して見放してはいないと思うんです。

ラスト2つにはほとんどのキャラが出てきますね。どんなクリフハンガーが待ってるのか期待と不安でドキドキです。

次は2話分ですね。がんばってくださいませ
(^◇^)

yumiusa さんのコメント...

orukaさん、おはようございます。

とうとうあと2話!ほんと、寂しいような早く見たいような・・・複雑ですね。

このEpは、CasのDeanへの告白大会のようなものでしたね(^^)いや、知ってたつもりだけど、思ってた以上にCasのDeanへの愛は深かったです。
自由という概念をCasに説いたのはDean。
それゆえにCasは、その思いを大事にしたかったというのはわかりますが、越えてはいけないラインを越えてしまったんですね。
まったくAngelとはなんと融通のきかない・・・。とにかく、Deanへの思いが本気なだけに、Casが哀れに思えました。

今はとにかく「ごめん」と謝る事が最上の解決策!もうそれっきゃない!Deanは、きっと許してくれますよね!orukaさんもうそう思うと言って下さって嬉しいです(涙)

最後の2話は、どんな事になるのやら・・・。また誰か死ぬんでしょうか??クリフハンガー??
もうまな板の鯉と化して待つのみです!